公明党は、「障害者」ということばの「害」の漢字にはマイナスのイメージが強いとして、ひらがなで「がい」と書く表記に変えるよう、政府や地方自治体に働きかけていくことになりました。
公明党は16日、政調全体会議などの会合を開き、「障害者」ということばの「害」の漢字について、障害者の関係団体から「マイナスのイメージが強く、漢字で表記する必然性はない」などという意見が寄せられていることを受けて、ひらがなで「がい」と書く表記に変えるべきだという認識で一致しました。
これを受けて公明党は、党内で使用する印刷物では、今後ひらがなの表記に変えることになりました。
また、政府や地方自治体にもこうした変更を働きかけていくことにしており、将来的には「障害者」ということばの出てくる法律の表記を改めるための法改正も求めていきたいとしています。
前も似たようなのを取り上げたので、別の視点からアレしたいと思うんですけれど。(今でも「障がい」という言い方のほうにこそ差別的意図が感じられますし、以前取り上げた時にコメントして下さった障害者の方も、私と同様でしたので)
その、こんな下らないことにご多忙であろう政治家の労力を費やしていることの無意味さについて、ふと不思議に思ってしまったんですよね。
障害だろうが障がいだろうが、はっきりいってどうでもいい。健常者だけでなく障害者も「どうでもいい」と思っていることでしょう。健常者だろうと障害者だろうと政治家に対して思っていることは「ちゃんと働け」ってことだけだと思います。
「障害」か「障がい」か表記について、法改正までしようとしていますけれど、そんなことを議論する時間があるなら臓器移植法改正についてさっさと審議しろと。臓器移植法改正案は、有志議員によって作られて以来、何年も審議されず、廃案の繰り返しです。解散するたびに廃案、廃案で何も進んでいません。
まぁ議論が進むであろう臓器移植法改正案ですが、それに比べると「障害or障がい」法案など楽ですよね。議論もクソもないです。政治家達ですら「どうでもいい」と思うでしょう。それを通した公明党は「私たちは障害者に理解がある政党だ」と主張できるだけで、実質何もかわりゃしません。通しやすいところからクリーンなイメージを売る作戦ですかね。
なーんてことを思ったりしました。いや医療関係のことばかり政治家に求めているわけではないのですが、そろそろ臓器移植法改正案も議論に議論を重ねてもらいたいところですからね。いつまでも無視したままでいられる問題ではないですよ。
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政治家が政治をするには支持率が必要なんで、
今回の様な馬鹿な法案も、馬鹿な国民が支持するだろうと見越して作られたものでしょう。
国民が総じて馬鹿だから、
馬鹿向けの政治をするんですよ。
自民なんか、マスコミにかなり叩かれていますが、
まともな方だと思いますよ。
日本がここまで発展できたのは政治のお陰。
同時に出来てしまった社会の歪みを直すのは
これからの我々の務め。
私はそう考えますが、どうでしょう?
民主からカリスマ性のある人が出てきたら、民主優勢になると思いますけどね。
ただあまりにも歪んだまま進んでしまったから
直すなら、政治家の選出の仕方、マスコミについて正さないといけないかもしれません。