山梨県富士吉田市立病院は今月から、患者の呼称を「様」から「さん」に変えることで院内統一した。医療もサービス業との考え方から、平成13年5月の新病院開院と同時に患者名に「様」をつけて呼んできたが、院内では「違和感がある」との意見があり、患者や職員にアンケートを行った結果、互いに親しみが持てる「さん」にすべきだとなった。
病院関係者によると、国立病院機構が「様」で呼んだことが全国傾向となったという。市立病院でも7年間にわたって「様」を使ってきたが、患者と医師の間に上下関係があるように認識され、アンケートでは患者、職員とも6割が「様」より「さん」の方が聞きなれていて、親しみを感じると答えた。
そうなんですよねぇ。
一時期、医者が偉そうだという意見が出て、医者側も態度を改めるように、となって、そこまではいいんですけれど、サービスとして過剰になってしまった。
でも良い医師患者関係があると、結局友人のようになったりもするんですよね。調子どう?いや先生この前からちょっと胸が痛くてさー。みたいなノリでね。
それを否定してしまっては、良好な関係が築けるはずもない。○○様、はじめまして。ワタクシ、○○病院○○科の○○と申します。宜しくお願いいたします。まず始めに確認のためにお名前をフルネームでお伺いしても宜しいでしょうか?なーんてセリフからはじまっては、堅苦しいことこの上ない。距離を感じますよね。患者にとって医師は距離を感じたほうがやりやすい?いやそうではないでしょう。心の底では、「信頼できる医師」を求めているはずです。
なんか一時期「医者は背もたれのあるいい椅子にふんぞりかえっていて、患者が丸いすなのはおかしい」という意見がありましたけれど、患者は常に動くわけですからね。医師は9時間近く同じ体勢で外来をこなし続けるわけで。。。そもそも聴診やるときに背もたれあったら不便でしょうし。
過剰な医師バッシングから10年、そろそろお互いが妥協したところに落ち着いてもいいはずです。思いやる気持ちがあれば、円滑な医療を行えると思います。
医者が偉そうに云々、確かにそういう医者いますよ。
>医者がふんぞりかえっていて、患者が丸いすなのはおかしい」という意見がありましたけれど
患者さまは体調が悪くて来ているのです。また老人の方は丸椅子では後ろにひっくりかえるのではないかと、心配になることがあります。
私自身も診察中は疲れる時が多々あります。
病院もサービス業ですよ。
ご意見ありがとうございます。
>丸椅子では後ろにひっくりかえる
そういう方をサポートするのは、病院なら当たり前のことですね。看護師も医師も、そういう点には気配りしていると思いますよ。
ただ一期一会の関係ではない以上、患者さま、という呼び方に違和感を覚える患者さんも少なからずいると思います。私自身、患者として受診して、馬鹿丁寧な口調で診察されると、なんだかなぁという気になります。
病院はサービス業、なのでしょうか。サービスを提供するのは当然のことですが。
そういう心無い医師がいるだけで、医師全体に悪いイメージを与えているところが、何ともやるせないところです。
受付の人からなら”さま付け”でもいいけれど、
先生からは”さん付け”の方を希望したいです。
患者の立場としては、こちらに問題が
あるなら遠慮なく言ってもらう必要があるから。
例えば、歯医者なら、まずい歯磨きの仕方を厳しく補正してくれた方がありがたい。
”さま付け”だと、どうしても踏み込んだ言い方がやりずらくなるのではないかと危惧します。
さま付けを使うサービス業の方は、(例えばホテルマン)お客にとって空気のように振舞うのが理想とされているから、距離を置くことばである
さま付けでしっくりくるのだと思います。医者と患者の関係は、そのようなものではないと思う。