ベトナムで不妊治療を受けた59歳の女性がパリで3つ子を出産したことが分かった。病院のスポークスマンが8日、明らかにした。
フランスでは、自然な妊娠出産が不可能な年齢に達した女性に不妊治療を提供することは違法とされており、この女性の妊娠が発表されて以来、国内メディアでは非難の声が広がっていた。
8日付パリジャン紙は、「この点に関しては科学の進歩は人類にとって好ましくない」とするカトリック教会のアンドレ・バン・トロワ大司教のコメントを掲載した。
スポークスマンによると、女性は6日夜にパリ市内の病院で帝王切開により、それぞれ体重2.3キロと2.1キロの男の子と、同2.4キロの女の子を出産。母子ともに健康状態は良好という。病院側はこれ以上の詳細を明らかにしていない。
イタリアの不妊治療専門家セベリノ・アンティノリ医師が63歳の女性の出産を手掛け世界的な物議を醸した1994年以降、さまざまな国では50代後半から60代の女性による出産例も報じられている。
まぁねぇ。難しいですよねぇ。例えば技術的に80歳での出産が可能になったとして、でもその女性は子供が20歳になるまで生きている可能性は結構低いわけで、それは育児の責任としてどうなんだ?という話にもなってきます。
子育てに関しては、全責任を親が負わなければいけないわけで、「自分の勝手でしょう」というわけにはいきません。
もうすぐ還暦なのに三つ子。ちゃんと育て上げて幸せにすることが出来るのでしょうか。いささか不安ですね。個人個人の考え方はあるのでしょうけれど、産むのならやはり「生殖可能な年齢」のうちに。
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