2008年09月08日

歴史医療漫画「JIN―仁」が100万部突破。

歴史医療まんが「JIN―仁」 幕末の庶民描き人気

 「六三四の剣」や「龍―RON」などの作品で知られるまんが家・村上もとかの「JIN―仁」(スーパージャンプ)が連載9年目を迎えた。あまり例のない歴史医療まんがだが、このほど単行本の12巻が刊行され、累計も100万部を突破。人気が広がりつつある。

 主人公・南方仁は東都大付属病院の脳外科医局長。タイムスリップで日本の幕末に流され、コレラや梅毒などに苦しむ江戸の人々を救うために奔走する。西郷隆盛、坂本龍馬、一橋慶喜ら、歴史上の人物も登場するが、「物語の中心となるのは、あくまで病気に苦しむ当時の庶民たち。そこに飛び込んだ現代の医者が何ができるのか。それを描きたかった」と村上は話す。

 物語の魅力の一つが、抗生物質であるペニシリンの抽出など、史実では江戸時代にできなかったはずの医療行為を、仁が創意工夫を重ねながらやり遂げてゆく点だ。「当時の時代環境の中で、どの程度のことまでなら可能なのか、一つ一つ医療の専門家の方に確かめています。ただ、仁は本来、脳外科が専門なのに、研修医の頃の記憶などを頼りに、必要なら帝王切開までやってしまう。その意味では、ものすごい医者なのかもしれません」

 村上は51年生まれ。「赤いペガサス」(77年)で、当時まだ珍しかったF1の世界を描き、剣道まんが「六三四の剣」では、小学館漫画賞(84年)を受賞した。

 だが、戦前から第2次大戦を舞台にした前作「龍」以来、歴史ものに力を注ぐ。「小伝馬町の牢屋敷の格子の幅まで調べました。ただ、そのまま描くと、中の人間の顔が見えなくなってしまうので、作品では少し広めにしています」。細部まで表現された吉原や江戸の湯屋などの描写は、まるでそこにいる気分になるほど。

 そんなこだわりが評価されたのか、30代までの読者が多い「スーパージャンプ」の中で、50代以上の読者からのファンレターが目立つという。

 このほど出た12巻では、仁は長崎に赴き、暴漢に襲われた英国商人トマス・グラバーの手術を担当する。「物語はこれからがクライマックス。仁は政治に巻き込まれ、歴史にどこまでかかわるべきかで思い悩む。そのあたりをきっちり描いていきたい」



 私も愛読しております、歴史医療漫画の「JIN(仁)」です。名作です。スーパージャンプというかなりマイナー雑誌ゆえにあまり見かけませんでしたが、最近は書店へ行くとかなり大きく取り上げられています。

 村上もとか氏が非常に細かく取材しているというのが分かるほど、この漫画ではリアルな時代背景を見ることが出来ます。その時代の流れの中で、現代医学を学んだ南方仁が人々を助けていきつつも歴史の流れに葛藤する様が非常に面白いです。

 医療面に関していえば、よく医療漫画にありがちな「手術シーンは派手に見せて終わり」というものではなく、淡々と手術のプロセスを解説しながら描かれている点が非常に高ポイントです。手根管症候群の手術のやり方などをここまで描いた医療漫画は存在しないでしょう。歴史だけでなく医療においても圧倒的な取材力に脱帽です。

 なんか最近また医療漫画ラッシュが続いておりますが、中でも「医龍」とこの「JIN -仁-」は誰にでもオススメできる漫画です。
 
参考:仁 -JIN-

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posted by さじ at 00:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 脳神
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