2008年09月01日

顔面移植後、社会復帰が可能なレベルにまできている。

顔面移植、大きな問題なく社会復帰も可能=研究チーム

 これまでに世界で3例が報告されている顔面移植。研究者らが21日発表した論文では、移植を受けた患者は仕事をすることも可能であり、移植された部分が大きな問題なく長持ちする可能性が示された

 中国とフランスで行われた移植の例を2つの研究チームがそれぞれ医学誌ランセットで発表した論文によると、移植後最初の1年は組織の拒絶反応があったが、2人とも新しい顔を受け入れる心理的な問題はみられず、社会復帰も可能になっているという。

 世界初の顔面移植は2005年11月、犬に襲われて顔面に大けがを負ったフランス人女性のイザベル・ディノワールさんに対して行われた。担当医師団は昨年、ディノワールさんがゆっくりだが確実に回復していると報告していた。

 2例目の移植はクマに襲われた30歳の中国人男性。2006年に手術を行った中国の医師団によると、手術後は拒絶反応による合併症がみられたが、現在の経過は良好だという。

 西京病院の研究チームは「激しく損傷した顔面の再建には移植が選択肢になり得ることや、移植によって患者が速やかに社会復帰できる可能性を示している」と述べた。

 また、2007年にフランスの医師団が実施した顔面移植のケースでは、男性患者は術後13カ月で仕事を始め、移植された鼻や口やあごなど組織の拒絶反応も少なかったという。アンリ・モンドール病院のローレン・ランティエリ博士らは「われわれのケースでは、特定の損傷の修復には顔面移植が外科的に実現可能で、効果的であることが確認された」としている。



 顔がないまま過ごすか、免疫抑制剤などのリスクはありつつも顔を移植するか…。

 顔がない、って社会で生きていくためにはなかなかツラいですからね。拒絶反応ゆえに不可能といわれていた顔面移植も、何例か順調にきているようです。命と直接関わりない移植とはいえ、その人の人生を左右する事柄ですから、やる意義は十二分にあると思います。

関連
医学処:中国で世界2例目の顔面移植に成功
医学処:英国で、世界初の全顔面移植術を近く実施する予定
医学処:顔面移植をしたフランス人患者の経過は良好である。


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posted by さじ at 00:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 移植
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