筑波大は11日、同大付属病院(茨城県つくば市)で、抗がん剤の過剰投与から、茨城県内の40歳代女性患者が急性腎不全になるなどの医療ミスがあったと発表した。
抗がん剤の副作用が重く、女性は入院治療中という。同病院によると、女性患者は7月、内臓のがん切除手術を受けた。その後の治療で、1日だけ投与すべき抗がん剤を4日間連続で同量投与された。担当の医師が誤って、投薬回数などをコンピューターに入力した可能性があるという。
女性は抗がん剤投与後に退院、8月上旬に体調不良を訴えて再入院し、ミスがわかった。投薬については、医師と看護師がダブルチェックすることになっており、同病院は調査委員会を設置し、原因などを調べる。
山田信博院長は記者会見で、「患者や家族の皆様の信頼を裏切り、おわび申し上げる」と謝罪した。
電子カルテだと逆に見つけやすいと思うんですけどもね。容量オーバーとか出なかったんでしょうか。強力な薬ほど、投薬する場合は厳重に。
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