2008年08月17日

医療ヒヤリハット、過去最高の20万件を超える。

医療ヒヤリ・ハット20万件…昨年、過去最多

 国立病院や大学病院など主要240医療機関で2007年に、医療事故につながりかねない「ヒヤリ・ハット事例」が計20万9216件起きていたことが財団法人「日本医療機能評価機構」の調査でわかった。

 06年を1万3607件上回り、統計を取り始めた05年よりも2万6318件増えている。

 同機構は国の医療事故報告制度に基づき国立病院などから、ヒヤリ・ハット事例の報告を受けている。

 事例を発生場面別にみると、薬の種類や処方量を間違える「処方・投薬」が4万6056件(22%)とトップで、「ドレーン・チューブ類の使用・管理」が14・5%、「療養上の世話」が9・2%などだった。

 原因別では、薬の名前などの確認が不十分だったことが24・5%。病室の見回り時などの観察が不十分も12・7%と初歩的ミスが目立った。



 ヒヤリとしたことや、ハッとしたこと、総称して「ヒヤリハット」です。

 数が増えたことが問題なのではなく、今まで内密に処理されていたヒヤリハットを、こうしてデータ化することが出来たのは大変誉れです。ミスしてしまったことを責めず、むしろどうしたらミスしないのかを皆で考え、その結果を各病院ごとに共有することで、ミスを事前に食い止めることができるようになります。

関連
医学処:医療のヒヤリハット、1年間で19万6000件も発生。
医学処:医療の事故防止キャンペーンを開催。
広告
posted by さじ at 00:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック