2008年08月14日

ビタミンCを直接体内に投与することでがん細胞に効く。

がん:ビタミンC、マウス大量投与で増殖半分に 米研究所

 ビタミンCをマウスに大量投与することで、がん細胞の増殖を半分に抑えることができたとの実験結果を、米国立衛生研究所(NIH)の研究チームが米科学アカデミー紀要(電子版)に発表した。

 チームによると、約30年前にビタミンCががんに有効だと注目されたが、その後の実験で否定された。今回は、効果が否定された経口投与ではなく、体内に直接注入。「副作用もなく、人間への適用も可能だ」としている。

 実験ではまず、43種類のがん細胞と5種類の通常細胞に、ビタミンC(アスコルビン酸)の溶液を加えると、通常細胞に変化はなかったが、がん細胞のうち33種類では細胞の半分以上が死滅した。

 次に、腹腔内にそれぞれ子宮がん、膵臓がん、脳腫瘍の細胞を植え付けたマウスに、体重1キロ当たり4グラムという大量のアスコルビン酸を毎日投与すると12〜30日後に、投与しなかった場合に比べてがんの重さが41〜53%に抑えられた。副作用もみられなかった。

 アスコルビン酸から発生した過酸化水素ががん細胞に作用したとみられるという。



 昔と違って、今ではがん細胞に直接特定の物質を入れることも可能になってきていますからね。もしかするとビタミンCの有効性も再検討されるかもしれません。

 ビタミンCを多く摂取すれば、がんに効くというわけではないかもしれませんけれど、日常的に多く摂れば、健康に良いので。定期的に摂取したいところです。

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posted by さじ at 02:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん
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