柏市の東京慈恵会医大柏病院(久保政勝院長、640床)で6月、糖尿病患者の70代女性に、有効期限が1カ月半過ぎたインスリン製剤を自己注射させていたことがわかった。女性に健康被害はない。病院は女性と家族に謝罪し、柏市保健所に報告した。
同病院によると、女性は当時、同病院に入院中で、6月14、15日の2回、看護師の指導で計0・12ミリリットルのインスリン製剤を自分で注射した。同16日に別の看護師が使われた製剤容器の使用期限の記載を見て、4月末に期限切れになっていたことに気付いた。
期限切れ薬剤は、病院の薬剤部が病棟から回収している。4月末、このインスリン製剤を内科病棟から回収した際、薬剤師が伝票に「期限切れ薬品」と記載しなかったため、再利用するため保冷庫に保管。5月16日、薬剤部から再び病棟に送られたという。
イージーミスですけれど、医療にeasyはないですからね。特にインスリンのように、効果がなければ命にかかわるようなものは厳重に扱わないと。
他の病院の人たちもご注意下さい。
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