自動体外式除細動器(AED)の電源が入らなくなる恐れがあるとして、医療機器輸入販売会社「日本メドトロニック」(東京都港区)は29日、全国の公共施設や医療機関などに販売した2万682台を自主回収すると発表した。
国内に設置された12万9475台(2007年末)のAEDの1割強にあたり、都によると、AEDの自主回収としては過去最大規模。
一般に広く普及してきたAEDですが、まだまだ使い方という面でいうと、認知されていないのが現状だと思います。
まず基本は「胸骨圧迫心臓マッサージを出来るだけ長く続けること」です。1分間に100回のリズム(ドラえもんのEDの『あったまてっかって〜か』のリズムなど)で30回強く押し、人工呼吸を1秒に1回のペースで2回吹き込むこと。
たとえAEDを身体に設置するときでも、移動させるときでも、心臓マッサージを止めてはいけません。ここポイント。10秒以上マッサージを止めないように動かないといけないのです。
さて、AEDに関してですが、まずは到着したら電源を入れます。そしてパットを身体に貼ります。体が濡れていたらパットを貼る部分だけ水を拭きます。貼り薬があったら取ります。
パットを貼ったらコネクターをAED本体につけましょう。コネクターをつける前にパットを貼るのがポイントです。すると心電図を勝手に解析してくれます。この一連の動作の間はマッサージを続けること。
心電図解析のために「体から離れてください」とアナウンスされてからはじめて、マッサージを止めます。
ショックが不要、とアナウンスされたら、すかさず心臓マッサージを行います。救急隊が到着するまで、これをずっと繰り返すのです。
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医学処:救急蘇生法に人工呼吸は不要。心臓マッサージだけで良い。
医学処:一般人がAEDを使う際にためらいが生じる可能性も