2008年07月31日

被虐待児の心のケア「あまえ療法」について。

「あまえ療法」を発表へ

 県内乳児院の「あまえ療法」実践などが8月1日、横浜市で開催の乳幼児精神保健学会世界大会で発表される。

 おんぶや添い寝で、被虐待児に心のケア。



 あまえ療法、どんな療法なのでしょう。

思春期やせ症の家族療法 佐賀大学医学部小児科 藤田一郎

 子どもの心身症が増加しているが、その原因には家族、学校の機能不全と心身症に取り組む小児医療の不足がある。思春期やせ症は、自分らしく生きることができずに苦しんできた児が最後に逃げ込んだ砦であり、治療には親との愛着関係を深める家族療法が必要である。早期発見が望まれるが、不健康やせの指標として成長曲線(急な体重減少)、肥満度(-15%以下のやせ)、徐脈(60/分未満)、無月経(3ヶ月以上)のチェックが役に立つ。

 家族療法が有効であった早期発見症例を紹介する。10歳女児、3ヶ月で7kgの体重減少があり、肥満度-24%で当科に入院。親子の信頼と情緒の交流を育み直す「あまえ療法(育て直し療法)」を行い、母親はできる限り病院で子どもと過ごして添い寝や食事介助を行った。行動療法や経管栄養は行わなかった。-30%までやせてパニック状態も生じたが、徐々に母子関係が親密となり本音が話せるようになった。自宅外泊を契機に食欲が回復し始め、入院53日目、肥満度-18%で退院。家庭と学校でのストレスが原因と思われるが、母親に甘えることにより心理状態が落ち着いて食欲が回復した。退院後5ヶ月の肥満度は-5%である。母親の理解協力が得られれば効果的な方法と考える。


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posted by さじ at 01:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児
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