79年に始まったテレビアニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデル「ガンプラ」の最新作が26日、発売される。縮尺100分の1では7代目。首、脚、腕、腰などを相当な範囲まで動かせる。最終話で見せた真上にビームライフルを放つポーズなど、アニメでの動きをリアルに再現できるという。
こんな話を聞いて胸を躍らせた人は、ガンプラで脳の活動をアップさせる可能性があるかもしれない。
諏訪東京理科大の篠原菊紀教授が論文にまとめた実験だ。男子学生にガンプラを15分程度作らせ、その後、単純な計算問題を解かせたところ、何もしなかった時と比べ、1〜2割程度計算にかかる時間が短くなった。脳内の血流などを調べる装置を使ったところ、ガンプラを作っている間、前頭葉が活性化していることがわかった。
完成形をイメージしながら作る模型などでも似たような成果が期待できるが、この実験ではガンダム好きの学生の成績アップが顕著だった。篠原教授は「好きなものを作るのでモチベーションが上がる。それに、ガンダムは単なる模型ではなく、背景に、アニメなどで描かれる膨大な物語があり、そうしたことをプラモデルを作りながら想像することで、更に脳が活性化するのだろう」と話す。
へぇ。
日本の歴史モノが好きな人は壮大な城プラモを作ることで脳が活性化されるかも。
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