日常生活で体をよく動かす人ほどがんになりにくいことが、厚生労働省研究班の大規模疫学調査で分かった。米国の疫学専門誌に10日までに発表した。研究班の井上真奈美国立がんセンター室長は「活動的な生活ががん予防の一端を担える可能性がある」としている。
研究班は1995年と98年、全国10地域の45〜74歳の男性約3万8000人、女性約4万2000人を対象に、身体活動の時間を(1)肉体労働や激しいスポーツの時間(2)歩いたり立ったりする時間(3)座っている時間(4)睡眠時間−に分けて調査。2004年末まで追跡したところ、この間に男性2704人、女性1630人ががんになった。
代謝の問題なんでしょうかねぇ。生き物である以上、動くほうが自然で、その自然さにマッチしない人には異常細胞が出来やすくある?
男性3万8000人のうち2700人が、女性4万2000人のうち1600人が10年のあいだに癌になってしまうんですね。いやー、ホント、癌は国民病ですねぇ。かかるリスクが大きい以上、できるだけリスクを減らすような生活を心がけたいところです。
その手始めの一歩が、「よく動くこと」。
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