2008年07月15日

産科医療補償制度、来年元旦に生まれた子供から対象に。

出産事故で脳性まひ、補償3千万円 来年元旦から新制度

 出産時の事故で重い脳性まひになった子の救済制度は、来年1月1日に生まれた子から対象に始まることが14日決まった。補償額は、一時金600万円と子が20歳になるまで毎年120万円で、計3千万円になる

 制度を運営する財団法人・日本医療機能評価機構が同日、産科医療補償制度運営委員会を開き、方針を決めた。

 補償対象は、原則妊娠33週以降に体重2千グラム以上で誕生した子。医師の過失の有無にかかわらず支払われる

 染色体異常など先天的な要因の場合は補償を受けられない。また出産した施設が、損害保険会社6社共同で扱われる「産科医療補償責任保険」に加入している必要がある。同機構は加入施設にシンボルマークの掲示を求める予定。

 保険料3万円は、妊婦が支払う出産費用に上乗せされるとみられる。このため厚生労働省は、健康保険の出産一時金を引き上げる方針だ。



 いよいよ始まりますね〜。

 結局、根管としては妊婦さんが支払うことになったんですね。まあどうなんだろうコレって感じではありますが。

 妊婦さんとしてはこの保険に加入しているところでお産をしたいんでしょうか?出産に保険があったほうが良い?まぁ一生に1,2度ですし、3万円上乗せ程度ならいいか、と考えるか、命の誕生という神秘さに保険とはどういうことだと憤るか、反応はそれぞれだとは思いますが。

 再三言ってますけれど、この問題に関しては、小説「ノーフォールト」が非常にオススメです。何故こんな保険を作らなければならなくなったのか、今の産科医療の現状はどうなっているのか、など、大変分かりやすく興味深く描かれています。

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posted by さじ at 23:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生殖
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