国内3病院が、クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)患者の手術で使った器具を、特別な消毒をしないまま、ほかの患者計55人の手術にも利用していたことが9日、厚生労働省の調べで分かった。
CJD患者の手術はそれぞれ2001、02、06年に行われており、同じ器具で手術を受けた患者のうち存命中の45人が二次感染していないか、各病院が追跡調査をしている。
厚労省は「通常の消毒だけでは、CJDの原因とされる異常プリオンが残存する可能性を否定できない」と判断しており、03年以降、CJD患者の手術後に器具を特別な方法で消毒するよう求めている。
ただ、今回の3病院のケースで、最初の患者がCJDだったと判明したのは、いずれも器具を二次使用した後だった。
同様の報告は昨年までに計5件あり、患者40人が経過観察の対象になっているが、現時点で二次感染の報告はない。
器具を二次使用した後だったか〜、これは仕方ない、のかな…。
患者全員、ヤコブ病か調べるわけにはいかんでしょうしね。脳波検査や髄液検査をやるってわけにも。。。難しいところです。他の病院はどういう対応をしていたんでしょうか。
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