2008年07月13日

カラーコンタクトレンズで目に障害が起きる被害が相次ぐ

カラーコンタクト規制、健康被害続出で

 おしゃれ用のカラーコンタクトレンズで目に障害が起きる被害が相次いでいるとして、厚生労働省は10日、雑貨品扱いを改め、販売規制する方針を決めた。

 薬事法の政令を改正し、視力補正用コンタクト同様、医療機器として品質や販売方法を規制する。

 おしゃれ用カラーコンタクトレンズは瞳の色合いを変えられ、医師の処方なしで購入できる。韓国やシンガポール製が多く年間約500万枚が販売されている。薬事法の規制対象になると、販売業者は都道府県知事の許可を受ける必要があるほか、店舗に管理者を置き、危険性の説明をすることが義務付けられる。

 おしゃれ用のカラーコンタクトレンズによる目への影響について、独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)は10日、過去2年半に少なくとも167人が障害を起こしていたとする調査結果をまとめた。

 NITEが全国の眼科医約1万3000人を対象に調査したところ、145人の医師からしか回答がなかったにもかかわらず装着で目に障害が起きた患者数は重傷21人、軽傷146人に上った

 NITEが、10銘柄を、視力補正用コンタクトの承認基準と照らし合わせたところ、厚さが基準を満たしていなかったり、同じ銘柄でもカーブの度合いや直径がばらばらのものもあったりしたという。NITEでは「回答した医師が少ないので、実際の被害はもっと多いはず」としたうえで、「販売の際には説明義務を課すなど、視力補正用コンタクトと同様に規制すべきだ」と、厚生労働省に提言している。



 いくら外見のためとはいえ、こんな得体の知れない危ないものをよくぞまあ眼球の上に乗せられるなぁ、というのが本音です。

 カラーコンタクトも医療機器とするのは、いいんじゃないでしょうかね。眼科はもっと忙しくなりそうですが…。

関連
医学処:経済省&厚労省が、カラーコンタクトの規制を検討中
医学処:MRI検査を受ける際の注意点。


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posted by さじ at 23:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 眼科
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