2008年07月10日

醤油に含まれる醤油多糖類が花粉症を抑える。

しょうゆ 花粉症抑える成分判明

 醤油に含まれる「醤油多糖類(SPS)」に、ハウスダストなどに反応する通年性のアレルギー体質を改善、花粉症などの症状も抑える効果があることが、ヒガシマル醤油研究所(兵庫県たつの市)の最近の研究で分かった。

 SPSは、大豆と小麦に麹菌や乳酸菌を加えて発酵させる「本醸造しょうゆ」に特有の成分で、しょうゆ100ミリリットルあたり約1グラム含まれる。通年性アレルギーの人がSPSを1日600ミリグラムずつ4週間摂取したところ、摂取しない対照食に比べ、症状全般が有意に改善。スギ花粉症の人が8週間摂取した場合(摂取開始3週間後に花粉飛散)も、症状が抑えられた。

 人の免疫細胞には、細菌などに対処する「Th1細胞」と、花粉などアレルゲンに対処する「Th2細胞」がある。両者の分泌物は互いに働きを制御し合っているが、アレルギー体質の人はTh2細胞が過剰に働く。古林万木夫・同研究所上席研究員によれば、SPSはTh1細胞を活性化してTh1/Th2バランスを保つほか、かゆみなどアレルギー症状の原因となるヒスタミンの放出も抑制するという。



 さすが伝統の発酵食品。その健康効果はまだまだ未知で、人間のほうが追いついていません。

 高血圧には醤油のような塩分の多いものは倦厭されるでしょうけれど、まぁ適度に使う分には問題ないので。ってか日本食食べてたらアレルギーも起こりにくくなるのでは?

関連
医学処:アイスクリーム専用の醤油がひそかな注目を集めている。
医学処:血圧が正常な人が減塩食を食べるとかえって心臓に悪い。
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posted by さじ at 23:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 耳鼻
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