2008年07月10日

若者離れの進むバナナ。

バナナ 若者を引きつけろ

 東京みやげの銘菓「東京ばな奈」は、バナナが東京名産だから商品化されたのではない。製造販売元のグレープストーンは、「すべての世代が親しみを感じ、嫌いな人がいない」と選んだ理由を説明する。実際、多い日は20万本以上が売れる。それだけ庶民の生活に根ざした果物なのだ。

 昔は違った。大卒初任給が1万円前後だった昭和30年代、1房(5〜6本)で250円もした。メロンと並ぶ高根の花。病気見舞いなどでバナナが届くと、子供たちは喜んで食べた。

 それが今は、初任給が約20万円に増えたのに対し、価格はほとんど変わっていない。

 バナナは100年ほど前に本格的な輸入が始まり、戦後しばらくまで持ち込まれるのは台湾産のみだった。1963年に貿易が自由化され、南米エクアドル産が台頭したが、貴重品に変わりはなかった。

 状況が変わったのは、70年代に入り、米国などの果物生産会社が日本市場開拓を目指し、フィリピンで自社生産したバナナの輸出を本格化してから。輸送費が安く、品質や鮮度に優れていたため急速に普及し、競争が激しくなり、値下げに拍車がかかった。フィリピン産は現在、9割近いシェアを占める。

 日本市場で34%のシェアを握る最大手のドールは、レギュラータイプの「ボビー」や、より甘みのある「スウィーティオ」、小ぶりな「セニョリータ」など、常時6種類を取り扱っている。1房の価格はボビーが198円、スウィーティオでも298円程度と安い。

 「でんぷんやブドウ糖が時間差で働き(エネルギーが)持続するほか、カロリーが低い。手軽に食べられ、季節を問わない点も理想的。それでいて安い」とエグゼクティヴマーケティングスペシャリストの大滝尋美さん。食品価格の値上がりが家計を圧迫するなか、これほどありがたい食べ物はない。

 だが悩ましい問題もある。

 全体の消費量が増えているとはいえ、消費の中心はありがたみを知る高年齢層。単身者が多い20〜30歳代は房ごと買う機会が少ない。果物が少ないコンビニの普及や外食の増加も、若い層のバナナ離れの要因となっている。

 そのためドールは、今年がフィリピン産バナナの輸入開始40周年ということもあり、市場の盛り上げに力を入れ始めている。

 4月には、若い層を中心に人気があるタレントの香取慎吾さんをイメージキャラクターに起用し、テレビCMの放映を始めた。

 CMの反応は上々。「半月ごとの好感度調査で食品分野の1位を2回もとれた。CMを見て買いたいという人も多い」と大滝さんは若い層の人気獲得に自信をみせる。



 個人的には昔からバナナってあんまり好きじゃないんですよね。化学の実験やったことある人なら分かると思うんですけれど、あの芳香族系のニオイが、駄目なんですよねぇ。半分食べたらもうイイかなって感じです。自分からは買いませんね。

 といいつつ先日朝忙しい時に「朝バナナ」っていう、あの、ウイダーインゼリーみたいなゼリー飲料を何の気の迷いか(まぁ本来、偏見を持たず1度は体当たりで接してみるという自分自身の性なのだが)買ってしまったんですけれど、これがなかなかにおいしくってね。バナナの強烈なニオイが駄目なだけで味そのものは別段嫌いではなかったんですよね。

 あの漫画家の水木しげる先生は、戦後の極貧時代に「腐ってないバナナを買うこと」が当時の目標だったとか。

バナナなどの果物類は同じ重量で比較すると野菜などよりはカロリーが少し高いですが、穀類・肉類・魚介類などよりはかなりカロリーが低くなっています。

バナナの中の糖質は、ブドウ糖・果糖・ショ糖・でんぷんなど多様なのでエネルギーが長時間持続できます。
バナナには、ビタミンB1やB2、ナイアシンなどのビタミンB群が豊富に含まれている。

またバナナに含まれるカリウムの含有量は果物の中でもトップクラスで、血中のナトリウム(塩分)を排泄する働きがあり、カリウムを十分に摂ると血圧を下げる効果が期待できます。

さらにバナナには、マグネシウムや食物繊維も他のフルーツに比べ豊富に含まれており、食物繊維は便秘を解消し、大腸がんなどの病気を予防します。低カロリーでビタミン、ミネラル、食物繊維たっぷり、抗がん作用もある優れたエネルギー源であるバナナを、毎日の食生活に取り入れたいですね。


参考:バナナのカロリー

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posted by さじ at 23:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生理
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