市販の日焼け止めクリーム5製品中4製品に、紫外線から肌を適切に守れないなどの問題がある――。米国の非営利組織(NPO)環境ワーキング・グループ(EWG)がこんな調査結果を発表した。
EWGは約1000種類の日焼け止めクリームについて、紫外線を適切に防げるか、潜在的に有害な物質が含まれていないか、表示に偽りはないかなどの独自基準に照らして調査。その結果、41製品を「不合格」と判定した。
不合格とされた製品には、コパトーン、ニュートロジーナ、バナナボートなど米大手メーカーの製品も含まれる。コパトーンはCNNの取材に対し「製品はすべて厳格な検査を実施」し、安全かつ効果があることを確認していると反論した。
ニュートロジーナは同社の日焼け止めの効果について「皮膚科医にも消費者にも定評がある」と主張。新技術の「ヘリオプレックス」はさまざまな波長の紫外線を防ぎ、日焼けによるダメージから肌を守れるとアピールした。バナナボートのメーカーにもコメントを求めたが返答はなかった。
紫外線には肌を日焼けさせるUV−Bと、肌を褐色に変化させるUV−Aがあるが、米食品医薬品局(FDA)が日焼け止めクリームに対し義務付けているのはUV−B対策のみ。これに対しEWGは「さまざまな紫外線を防げなければ日焼け止めの効果はない」と指摘する。
また、多くの日焼け止めに含まれている紫外線吸収剤のオキシベンゾンも問題視した。FDAはオキシベンゾンの安全性を認めているが、EWGによれば、肌に染み込んでホルモン異常やがんなどの健康障害を引き起こす恐れがあるという。一方、日焼け止めメーカーの業界団体はオキシベンゾンの有害説を否定、今回の調査結果公表は消費者に無用な不安を与えるものだと反発している。
日焼け止めの効果をめぐってこうした論議はあっても、どんな日焼け止めを使うかと同じくらい、日焼け止めをどう使うかも大切だとする専門家の見方は一致している。皮膚科医は、外出の30分前に肌の露出部分すべてに日焼け止めを塗り、2時間ごとに塗り直すのが望ましいとアドバイスしている。
海外の製品の話とはいえ、日本でも同じことがいえると思います。
とはいってもこういう商品に関しては、日本のクオリティは世界有数ですので、あまり心配もいらない、かな。あまり悪い話を聞いたこともありませんしね。
今念入りにケアしておくことで、何十年か先の自分の肌が守られているわけです。今年の夏も、油断しないようにいきましょう。
関連
医学処:アルビノの馬は毎日日焼け止めクリームを30本使う
医学処:日焼け止めクリームの人気商品について。
blog読ませてもらいました(^^
もし よければ私のblogも見にきてくださいね♪