京都民医連中央病院(京都市中京区、吉中丈志病院長)で27年前、同市内の当時21歳の男性患者を手術した際に体内にガーゼを置き忘れ、男性は今年6月、別の病院で摘出手術を受けていたことが28日、分かった。同中央病院は男性に謝罪するとともに賠償交渉を進めている。
同中央病院によると、男性は1981年9月1日、同病院で十二指腸潰瘍の手術を受けた。昨年8月、京都市内の別の病院での検査で胃の裏側に腫瘤があることが分かり、今月11日に摘出手術を受けたところ、直径約6センチのガーゼが出てきたという。
酷い話ですな。
腹部の手術って、全然簡単じゃなくて、どんなに医療が発達したとしても侵襲性はありますし、患者さんに大きな負担がかかります。
それを、ガーゼ忘れという医療ミスで、身体は何ともないのにもう一度行われるなんてなぁ。
まぁ今ではちゃんとガーゼカウントしたりしてますし、手術終わった後にレントゲン撮って確認したりしてますから、ガーゼ忘れはほとんどなくなっているんでしょうけれど、それでも二度と起こらぬように注意しなければなりませんね。
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