約3分で食中毒の原因となる細菌やインフルエンザウイルスなどを検出できる、超小型装置を福岡市のベンチャー企業が開発した。従来の検出装置は大型で数千万円前後したが、手のひらサイズで価格も150万円までコストダウン。食中毒防止や医療分野での活用が期待される。
開発したのは、バイオテクノロジーの研究開発を手掛ける「IBC」(釘宮雄一代表、福岡市)。福岡県久留米市の久留米リサーチパークで、同県の育成事業の支援を受け研究を進めた。
金属製の薄い膜の表面に光を照射すると、特定の角度で光が吸収される「表面プラズモン共鳴」(SPR)が起きる。この原理を適用し、「小型SPR検査装置」の製品化に成功したという。
縦5センチ、横約10センチ、高さ5センチで、重さは約300グラム。乾電池でも駆動する。従来、菌の検出には約24時間かかって寒天培養していたが、小型SPRは約3分で可能。爆薬や麻薬など化学物質の検出も可能という。
同社は「学校給食や病院食の現場に導入すればその場で測定でき、食中毒の防止につながる」と話している。
これ欲しい。笑
どの程度の性能なのでしょうか。ディスプレイに「サルモネラ菌です」とか表示されるんでしたら、全学校に導入される気も。笑
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この内容に実質的機能成分のレベル確認に不明ですが、魅力を感じています。
食中毒の原因検知器として以外に、今何かと問題になるが続いている「消費者庁」設立案件へシフトし出した、「食品偽装事件」の問題で、賞味&消費期限切れ確認に使えないか?。
またアレルギー食品や有害物が表示成分どおり、製造過程で入れられてないか?など、チェックできる物、もっと価格が下がるなら一般家庭でもほしくなりますね。
ただ電池が電源なので血圧計みたいに、電力パワーの低下で機能も低下する物だと、ちと困るかも。