看護師の資格を持ちながら仕事に就いていない「潜在看護師」などが、訪問看護の現場で活躍できるように支援する民間団体「日本開業看護師会」が、近く発足する。
会の結成を呼びかけたのは、神奈川県藤沢市の訪問ボランティアナースの会「キャンナス」代表の菅原由美さん。賛同した看護師や医師ら約50人が発起人となり、7月19日に東京・芝の「女性と仕事の未来館」で発会式を開く。
看護師や保健師などの資格を持ちながら業務に就いていない「潜在看護職員」は、全国に約55万人もいる。菅原さんによると、出産・育児で現場を離れた看護師や、定年退職した自治体の保健師などは、自分の技量に不安を感じたり、医師やケアマネジャーらとの連携の仕方がわからなかったりして、現場復帰に二の足を踏んでいるという。
日本開業看護師会では、そうした悩みの相談にのり、開業などの支援をする。また、質の高い訪問看護を目指して、研修を開き、互いに情報交換を行う。
菅原さんは、「会を通じてネットワークを築き、多くの看護職員が、訪問看護ステーションを開業して、知識や技術を生かせるようにしたい」と話す。
高齢社会で、訪問看護ステーションの利用者は年々増えており、厚生労働省によると、2006年は約28万人。00年より約8万人増えている。
その一方、看護職員は不足しており、全国訪問看護事業協会の調べで、訪問看護ステーションの4割が、新しい依頼を断ったり、必要な回数分の訪問ができなかったりしたことがあるという。
医療って日々進歩していきますし、進歩していないものでも病院によってやり方や器具が違ったり、また、看護の仕方や、医者との連携問題、同じ看護師との連携問題、色々あります。
要するに専門性が高すぎて1,2年離れていただけでも復帰するのは厳しいです。
今までは。
しかし今は空前の看護師不足。全国どこの病院でも看護師は大歓迎状態です。看護師として復帰してくれるのであれば、諸手を挙げて歓迎ムードでしょう。よくぞ戻ってくれたという感じです。全てイチから教えますから戻って下さい、潜在看護師の方々。
一度病院と連絡をとってみて、どんな感じで復職までサポートしてくれるのか聞いてみるといいと思います。思っているより楽に戻れると思いますよ。
関連
医学処:引退した看護師の再就職を促進しよう
医学処:看護師不足が深刻化しているので配置基準を見直して下さい
医学処:医療従事者同士で、感謝の言葉を伝え合おう。