熊本市の私立開新高校で昨年7月、空手道部の練習中に脳振盪で倒れた当時1年の男子生徒(17)が直後に走り込みをさせられ、翌日に急性硬膜下血腫で倒れ意識不明の重体になった問題で、熊本北署は24日、空手道部長(顧問)の男性教諭(40)を業務上過失傷害と暴行の疑いで熊本地検に書類送検した。
調べでは、教諭は07年7月10日夕、生徒が練習中にあご付近に突きを受け脳振盪を起こして倒れた際、救護措置をとらず練習を続けさせた疑い。また、翌11日の練習前、職員室を訪ねて体調不良を訴えた生徒を突き飛ばすなどした疑い。教諭は容疑を認めているという。
県警や同校によると、生徒は7月10日、突きを受けて倒れた後、グラウンドでタイヤを引いて30メートルの距離を数回全力疾走した。11日は、職員室で頭痛と吐き気を訴え「病院に行きたい」と話したが、教諭は認めず、道場へ行くよう促したところ倒れた。学校からの119番通報はその約40分後だったという。
生徒は重い障害が残ったため、3月に自主退学し、4月から佐賀市内の養護学校に入学したという。両親が業務上過失傷害などの疑いで教諭を県警に告訴していた。父親(46)は「地検には、なぜこのようなことが起きたか調べ、二度と起きないようにしてほしい」と話している。
空手道部は熊本県高校総体で優勝するなどの強豪。田中満生校長は「厳粛に受け止め、地検の判断を仰ぐ。事故当時から生徒と保護者には申し訳ないと思っていた」と話している。生徒の入院費や介護のための自宅改装費などは学校側が全額負担したという。
信じられない。
これはもう殺人と同じくらい酷い事件ですよ。教師がこういうことをしては絶対にいけない。顧問の男性教師は裁かれて然るべきです。
脳振盪を起こして、安静が必要なのにもかかわらず、無理に練習させ、最終的には急性硬膜下血腫。硬膜の下の、脳の血管が破れてしまい血腫が出来て脳を圧迫してしまう状態です。
入院費や自宅改装費は学校が負担したということですが、この男性教師が全額支払うべきです。一生をかけて。
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