AP電によると、米映画「ロレンツォのオイル」のモデルとなった男性、ロレンツォ・オドーネ氏が30日、肺疾患のため米南部バージニア州の自宅で死去。30歳。父親のオーグスト氏が明かした。
6歳の時に難病の副腎白質ジストロフィー(ALD)にかかり、医師から2年以内に死亡するとの宣告を受けたが、両親が自力でオリーブ油などによる治療に効果があることを発見。実話を基に映画「ロレンツォのオイル命の詩」(92年)がつくられ、世界中に感動を与えた。
ロレンツォのオイル。懐かしいなぁ。もう16年も前の映画なんですね。
あらすじとしては「副腎白質ジストロフィーになった息子を救うために、何も医学的知識のない素人の両親が、論文や学術書を読み漁り、なんと副腎白質ジストロフィーに効果のある特効薬を突き止めることに成功した」という、ウソのような実話を元に作られています。
副腎白質ジストロフィーに効果のある、菜種油とオリーブオイルの主成分を抽出し、「ロレンツォのオイル」と名づけました。
ロレンツォ自身は、投与されるのが遅かったため、症状が回復することはありませんでしたが、2年しか生きられないといわれていたにもかかわらず、30歳まで生きるという効果。しかもロレンツォのオイルを投与された他の副腎白質ジストロフィーの患者は命を救われ、元気に遊べるようになったとか(映画のエンドロールで実際に命を救われた人たちが登場しますが、まさに感動ものです)
あー、書いてたらまた観たくなりましたね。十数年ぶりに。
参考:ロレンツォのオイル