医師不足の現状を認識してもらうことを目的とした「医師を増やし、地域医療を守ろう!6・7県民のつどい」が7日、甲府市内で開かれ、医師や医学部生、県職員ら約400人が参加した。
県内の医療関係者や自治体首長らで作る準備会が主催。つどいでは、済生会栗橋病院(埼玉県)の本田宏副院長が「医師不足と深刻化する地域医療崩壊」と題した講演を行った。本田氏は、「日本の医療費は先進国で最も安いレベルで、質の高い医療が提供できていない」と国の医療政策を批判するとともに、医療に係る予算拡大を要求。さらに「勤務医は32時間連続で勤務するなど過重労働を余儀なくされている」として、医学部の定員増などで、医師不足を解消する必要性を訴えた。
また、山梨大医学部の学生は、学内で行った進路希望のアンケート結果を公表した。産婦人科と外科では「希望しない」が「希望する」を上回り、「厳しい労働環境を実習で目の当たりにするからだろう」と分析している。参加した医師らは県医務課の担当者に対して、「勤務医の過酷な労働環境を把握し、勤務医の減少を食い止めて欲しい」「県内の医師について年齢層別に、数や平均労働時間について調査して欲しい」などと要望した。
山梨Good Job。医学生もやる気があっていいですねぇ。
確かに産婦人科や外科は底抜けに忙しい。正直お金を稼ぎたいだけならもっといい職など腐るほどあります。
しかし職場には、とてつもないほどの「やり甲斐」があります。もうここだけですね。この1点のみ、ですが、人が生きて死んでいく過程で、やり甲斐のある仕事をして人生を真っ当できたら、これほど幸せなことはないとも思います。
確かに実習であまりの過酷さに「駄目だ」と思ってしまう学生も多いかと思いますが、その反面、「非常に面白い科だ」「自分もできることならやってみたい」と思った学生も多いんじゃないでしょうか。
興味をもった若い芽を育てるためにも、労働環境の整備をお願いしたいところですね。
医学生を1.5倍にするという案が一番「現実的」ですけれど、医学生1人あたりに何千万という補助金が国から出るわけですからね。国としてもお金使いたくない一心なのではないでしょうか。変な保養施設とか道路とか作るぐらいなら、医学生に『投資』したほうが国の将来のためだと私は思いますけどね。