精神科専門の県立鶴岡病院は、12年度に鶴岡市茅原に移転し「県立こころの医療センター(仮称)」として新たにスタートする。県の計画では、救急病棟を充実し、県内初の子供の精神疾患やうつ病を治療する専門病棟を設置する。一方、慢性期病棟の100床削減も盛り込んでいる。
統合失調症などで症状が急変した救急患者を受け入れるスーパー救急病棟(48床)は、従来1人だった地域復帰を支援する精神保健福祉士を、専任の2人に増やす。「子ども・ストレス病棟」は、自閉症や引きこもりの子どもを受け入れる子どもユニット(15床)と、うつ病の治療に当たるストレスユニット(33床)を設ける。
一方、病床数は、350床から220床と大幅に減らす。150床ある慢性期病床の削減が中心で、入院患者に社会復帰の訓練を行い、退院を促す。10年以上入院する患者もおり、受け入れ先が懸念されるが、病院は「地域でケアする体制を整え、どこに行ってもらえばいいか、しっかり検討する」としている。
また、殺人などの重大事件を起こしながら心神喪失状態で罪に問えない患者の治療に当たる「医療観察法病棟」を15床設ける。岩手県の国立花巻病院に次ぎ東北で2例目だ。
素晴らしい病院。
特に子供のうつ病や引きこもりなどに対応した「病院」としてもかなりの高ポイントではないだろうか。
やっぱりね、ヤレ根性だとか、バカなことを言うまえに、心をケア
できる良い精神科医と、苦しんだときに来ることのできる専門病院ってのは、必要ですね。
あとは患者の親になりうる一般人の「理解」だけ。
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