2013年03月31日

重度の栄養失調の子供に抗生物質が有効かもしれない

栄養失調の治療に抗生物質が有効、米医学誌

 食事療法に安価な抗生物質を加えることで、急性栄養失調の子供たちの多くを救えるかもしれない――1月31日発行の米医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル」に米ワシントン大学医学部が研究結果を発表した。

 この調査は、アフリカ南東部マラウイ共和国の生後6か月から5歳の子供のうち、重度の栄養失調と診断された約2700人を対象に行ったもの。まず子供たち全員に、同国のような貧困国での食事療法として一般的なピーナツ主体の高栄養サプリメントの投与を行った。

 このサプリメント投与に加えて、さらに対象を無作為に三つのグループに分け、それぞれに抗生物質のアモキシシリン、セフジニル、偽薬を7日間にわたって投与した。その間、家族や研究者には、どの子供にどの錠剤を与えているかは明らかにされなかった。

 この結果、抗生物質を与えたか否かにかかわらず、食事療法(サプリメント投与)は大半の子供に有効で、いずれのグループでも85%以上の子供に症状の回復がみられた。ただし、抗生物質を与えたグループの回復率の方が、偽薬のみのグループを大幅に上回った。

 言い換えれば、偽薬投与のグループと比べて抗生物質を与えたグループでは、回復がみられない子供の割合は、アモキシシリン投与が約25%、セフジニル投与が約40%低かった。 また死亡率も抗生物質を投与したグループの方が低く、アモキシシリンでは約30%、セフジニルでは約45%、偽薬摂取のグループを下回った。

 一方、1月30日発行の「USジャーナルサイエンス(US Journal Science)」誌に発表された別の研究結果では、重度の栄養失調を起こした子供の中には、不十分な食事、あるいは栄養価の低い食事が原因ではない場合もあることが示された。

 同じくマラウイでワシントン大学のチームが行ったこの研究では、特に双子の一方だけが栄養失調の一形態、「クワシオルコル」を発症した場合に着目し、約400組の双子を出生時から3歳まで追跡調査した。その結果、子供が腸内に持つ細菌の違いが、栄養失調の程度に影響していることが示された。クワシオルコルは腹部膨満や肝障害、皮膚潰瘍の形成、食欲減退、衰弱といった症状を伴う。



 アフリカの飢餓の写真などで、小さい子供がやけに膨らんだ腹をしていること、ありませんか。あれは腹水が溜まっているからで、あれこそがクワシオルコルです。

 栄養失調だけが原因かどうかはわからないけれども、抗生剤を加えたほうが良さそうな結果ということですかね。食べ残しが出る一方で命に関わるほど食事を摂る事ができない国もあるっていう現実は何十年経とうが、2013年になろうが、変わらんのですね。資金援助じゃ解決しないし、何か抜本的な方法はないものでしょうかね。
posted by さじ at 23:41 | Comment(0) | 小児

2013年03月28日

日本人はアイコンタクトをとられると相手を警戒する。

日本人はアイコンタクトをとられると「近づきがたい」と感じる - 東大など

 東京大学(東大)は3月14日、日本人と欧米人(フィンランド人)を比較したところ、アイコンタクトをとられるとその相手に対し「近づきがたい」「怒っている」と感じやすいことを示し、アイコンタクト行動が文化的慣習に起因する可能性が示唆されることを発表した。

 ヒトが行うアイコンタクトは、生後2〜5日の赤ちゃんでも見られることから、生まれながらにして備わっているものとされている。しかし、そのとり方には文化差があり、日本人の場合、欧米人に比べ、その頻度が低いことがこれまでの研究から報告されている。こうした報告は、アイコンタクトへの敏感さはヒトが生まれながらにして有するものながら、その使用は環境の影響を受けることを示すものであるが、どのような生理・心理メカニズムにより、そうした文化差が生じているのかについてはこれまで検討されてこなかったという。

 そこで研究グループでは今回、日本人とフィンランド人を対象に実験を行ったという。具体的には、それぞれの国の人の顔を実験刺激として、電動液晶シャッターを通して実際にヒト(モデル)の顔を提示。モデルの視線方向として、正面向き、よそ向き、また、目を閉じている条件を用意し、そのモデルの顔を見ている間の心拍数変化の測定や、さまざまな心理評定を行ったという。

 この結果、文化(国)に関係なく、正面向きの顔はよそ向きの顔と比較し、心拍数の減少を引き起こし、心理評定の結果から覚醒度が高まる感じがすることが示されたという。これは、アイコンタクトをとられると、文化に関わらず注意が高まると解釈されると研究グループでは説明しているが、一方で日本人は、フィンランド人と比べて、正面向きの顔をより「怒っている」「近づきがたい」と感じることが示され、アイコンタクトに関する文化差が心理評定において見られたとする。



 人種差があるのは面白い。

 日本人の一般的な反応として、会話する時に視線をちょっとでも反らされないと、圧迫感を感じるとされています。皆さんもそうだと思うんですが、例え仲の良い人であっても、会話中ずっと相手の目をみて話したりはしませんよね。やってみると、ドッと疲れるはずです。
posted by さじ at 01:38 | Comment(0) | 精神

脳の慢性炎症で統合失調症が発症するかもしれない。

統合失調症は脳の慢性炎症が要因の1つの可能性がある - 生理研など

 統合失調症は、あらゆる人種や地域において、総人口の約1%で発症するが、未だに十分な予防・治療法が確立されていない精神疾患であり、近年、その原因遺伝子探索に向けた大規模な「ゲノムワイド関連解析」が実施されている。その結果、統合失調症は単独の遺伝子変異で引き起こされることはごくまれで、多くの場合は複数の小さい効果を持つ遺伝子多型による遺伝的要因とさまざまな環境要因の組み合わせによって発症するものであると考えられるようになった。

 今回の研究では、Shn-2 KOマウスは、野生型マウスに比べて作業記憶(状況の変化や作業の進行に応じて、必要な情報の処理と保持を行う一時的な記憶機能)が悪くなっていたほか、「プレパルス抑制(PPI)」の障害、社会的行動の低下、巣作り行動の障害、快楽消失など統合失調症とよく似た行動異常のパターンを示すことが網羅的行動テストバッテリーによる解析で明らかにされた。

 PPIは、強い刺激、例えば大きな音をヒトや動物に突然与えると驚愕反応が引き起こされるが、その刺激の直前に微弱な刺激(小さな音)を提示すると驚愕反応が抑制されること現象であるが、統合失調症の治療薬として使われている「ハロペリドール」の投与で改善することが確認されたとのことで、同マウスで見られた一連の行動異常が統合失調症患者で見られる認知障害や陰性症状などに相当するものと考えられたことから、行動レベルで統合失調症患者にそっくりなマウスを同定することに成功したことが示されたこととなった。

 そこで、このShn-2 KOマウスの前頭皮質の遺伝子発現変化を「ジーンチップ(ガラスや半導体の基板の上にDNAを貼り付けたもので遺伝子がどのように発現しているかを網羅的に調べることができるチップ)」で調査を行い、遺伝子の発現パターンをバイオインフォマティクス的手法で解析した結果、Shn-2 KOマウスの脳で発現量が変化している遺伝子の多くは、統合失調症患者の死後脳(前頭葉)でもほぼ同様に変化していることが確認された。これは、同マウスの脳と統合失調患者の死後脳の遺伝子発現パターンの間には類似性があることが示されたことを意味する。

 さらに同マウスの脳を調べたところ、「パルバルブミン陽性細胞(パルバルブミンは細胞内シグナル伝達に重要なカルシウムイオンに結合するタンパク質の1つ)」の減少、「GAD67(グルタミン酸脱炭酸酵素の1つで、この酵素の働きにより、グルタミン酸からγ-アミノ酪酸(GABA)が作られる)の発現低下」、「大脳皮質の薄化」、「脳波の内のガンマ波の低下」など、統合失調症患者の脳で報告されている特徴が多く見られ、特徴という点においても統合失調症患者と似ていることが確認された。

 加えて、同マウスの海馬歯状回の神経細胞が、発達期に一度、成熟細胞マーカー「カルビンジン」を発現しながらも、その後、成育するに従ってほとんど発現しなくなり、逆に未成熟細胞のマーカーであるカルレチニンの発現が増加し、電気生理学的な性質も未成熟な神経細胞に似ていることも明らかになったという。これは、同マウスでは、成育するに従って再び未成熟な細胞の特徴を持つようになり(脱成熟)、成体ながら歯状回全体がいわば未成熟な状態(未成熟歯状回)であることを示すもので、統合失調症の発症が青年期以降であることと一致するとする。ちなみに、統合失調症患者の死後脳で海馬の歯状回が未成熟な状態にあることはすでに研究グループの別の研究から明らかにされているという。

 このほか、同マウスの脳では、神経炎症の特徴の1つである「アストログリア細胞」の活性化が顕著であることが確認されたほか、発現が変化している遺伝子群と、炎症を引き起こす典型的な状態で発現が変化する遺伝子群に高い共通性が見られることが確認された

 研究グループでは、これらの遺伝子群の変化は、典型的な炎症で変化する場合と比較すると小さいことから、同マウスの脳では、慢性的で軽度な炎症が起こっていると考えられたことから、抗炎症作用を持つ薬物である「イブプロフェン」と「ロリプラム」を同マウスに3週間にわたって投与。その結果、海馬歯状回で増加していた未成熟細胞マーカーのカルレチニンの発現が低下し、正常な状態に近づいたことが示されたほか、作業記憶の障害と巣作り行動の異常も改善することが確認されたという

 これらの結果から、研究グループでは、同マウスでは遺伝的な要因によって脳内に慢性的な軽度の炎症が生じ、それが海馬歯状回の脱成熟を引き起こすことで、統合失調症に似た行動異常の内作業記憶の障害や巣作り行動の異常を引き起こしているのではないか、その考えを示しているほか、ヒトでも何らかの遺伝・環境要因により脳内に慢性的で軽度な炎症が起こることで、海馬歯状回の脱成熟などの現象が生じ、その結果として統合失調症が発症するというモデルが想定されることから、同モデルに基づく新たな予防・診断・治療法が開発される可能性が出てくることが期待できるとしている。



 統合失調症のみならず、幻覚妄想状態を引き起こす疾患の参考というか、治療になりうるかもしれない。

 覚醒剤や脱法ドラッグの使用歴があって、統合失調様の症状が残存している人が時折いますけれど、そういう人の脳の変化という点でも興味深い。

 いろんな角度からアプローチが進んでいますが、単純に「脳の疾患」と理解されることで、偏見やらもなくなるといいんですけどね。
posted by さじ at 01:35 | Comment(0) | 精神

再生医療用の細胞を扱う施設・医療従事者の認定制度を設けるかも

再生医療、医師や施設に認定制度 学会が声明

 日本再生医療学会(理事長・岡野光夫東京女子医大教授)は23日、横浜市で開催中の総会で、人工多能性幹細胞(iPS細胞)など再生医療用の細胞を扱う施設や医師、技術者の認定制度を新設することなどを盛り込んだ声明を発表した。

 声明では、「一日も早く安全で有効な医療を患者に届ける」との決意を表明、一部の医療機関が「再生医療」をうたい、安全性の確認されていない治療を行っている現状を問題視した。事故が起きて再生医療の分野が信頼を失う事態を招かないよう、学会として施設や人員の質を確保するとした。

 国会では、iPS細胞などを使った再生医療を推進する法整備が進んでいる。



 臨床応用に向けて、でしょうね。

 いまのところ何でもありなぐらい可能性を秘めているiPS細胞ですが、だからといってやりたい放題やってしまっては、後の副作用や癌化といった焦点がぼやけてしまうのでしょう。
posted by さじ at 01:26 | Comment(0) | 再生

COPDの増悪に寛容するたんぱく質Singlec-14を理研が発見する。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)の増悪に関与するタンパク質を同定

 慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、別名「肺の生活習慣病」と呼ばれる呼吸困難を伴う疾患です。喫煙など外的要因と遺伝的要因によって発症するといわれています。細菌やウイルス感染により症状が急激に悪化(増悪)することがありますが、増悪時の治療法は現在のところ吸入ステロイド剤などに限られ、新しい治療法の開発が待たれています。

 理研と日本医科大学の共同研究グループは、自然免疫細胞で作られる糖鎖を認識するタンパク質「Singlec-14」がCOPD増悪に関わる細菌と結びつくことや、Singlec-14タンパク質をコードするSIGLEC14遺伝子には2種類の型があり、祖先型は Singlec-14タンパク質を作り、欠損型は作らないことに着目しました。

 これが COPD患者の「増悪しやすさ」に影響するかどうかを検討するため、COPD患者135人についてSIGLEC14の遺伝子型を解析し、1年間の増悪の回数を調べました。

 その結果、 Singlec-14タンパク質を持たない欠損型患者は、このタンパク質を持つ祖先型患者に比べ年平均の増悪頻度が4分の1以下であると分かりました。また、Singlec-14タンパク質を持つ自然免疫細胞と持たない自然免疫細胞のモデルを作りウイルスで刺激したところ、持つ細胞は持たない細胞より強い炎症性反応を示しました。

 これらの結果から、Singlec-14タンパク質を持つ患者は炎症性の反応が強く、増悪の頻度が高くなることが分かりました。つまり、SIGLEC14の遺伝子の型を調べれば憎悪の起こりやすさを特定できることを示しています。これにより、医療の個別化(オーダーメイド医療)を実現できます。また、Singlec-14 を起点とした炎症性の反応経路を遮断すれば、増悪の治療や予防につながると考えられます。



 和田アキ子も煙草をやめ、COPDの理解の普及につとめているようですが

 煙草を吸うことでの害として肺がんは周知されていますが、このCOPDの辛さというものは。呼吸が苦しいって、生きて行く上で代え難いほどしんどいらしいです。予防を徹底するのが重要ですが、発症した場合の治療法の確立に一役かいそうなニュース。
posted by さじ at 01:24 | Comment(0) | 呼吸

記憶を忘れさせる神経細胞AWCを九大&名大が発見する。

記憶の忘却促す細胞を発見 九大と名大、線虫で実験

 九州大と名古屋大の研究グループは線虫を使った実験で、記憶を積極的に忘れさせる働きをする神経細胞が見つかったとの研究結果をまとめた。21日、米オンライン科学誌に発表した。

 九州大の石原健教授によると、情報を記憶したり、保持したりする仕組みは解明されているが、忘却のメカニズムは詳しく分からなかった。研究グループは単純な神経回路を持つ線虫を使い、においの記憶の忘れ方を調べた。

 その結果、忘却を促す作用をしていると分かったのは、頭部にあるAWCと呼ばれる神経細胞。近くにある嗅覚神経細胞に忘却を促す物質を放出し、においの記憶を約4時間で忘れさせてしまうという。



 記憶してしまうというのは、メリットもあればデメリットもあるわけで、人間は忘れられるからこそ、ストレスから身を守っているといっても過言ではないですね。

 羽生名人の長所は、自分で忘れることにあるとか何とか、10年ぐらい前に目にしたことがあります。

 欧米の、記憶を全く無くさないテレビのプロデューサーは、忘れられないことの苦悩が著しいとも。フォトグラフィックメモリーも、忘れる能力があるからこそ生きてくるのかもしれません。
posted by さじ at 01:20 | Comment(0) | 脳神

iPS細胞で特定の白血球の大量培養に北大が成功する。

iPSで白血球培養=院内感染治療など期待−北海道大

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って、細菌の増殖を抑える特定の白血球を大量に培養することに、北海道大大学院の若尾宏准教授らの研究チームが成功した。薬が効かない院内感染や多剤耐性結核の治療法につながる可能性があるという。米科学誌セル・ステムセル電子版で22日発表した。

 研究チームは、結核菌の感染から体を守るヒト白血球の一種「マイト細胞」に着目。この白血球はそのままでは培養できないため、いったんiPS細胞に変えて大量に増やした上で、マイト細胞に分化させた。免疫不全のマウスに移植したところ、細菌の増殖を抑える効果が確認できたという。

 iPS細胞を作る際には遺伝子を傷つけない特殊なウイルスを使うため、移植後がんになる危険もないとしている。

 院内感染の原因となるバンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌(VRSA)や多剤耐性結核菌など、薬剤では治療が難しい病気で治療に活用できるという。若尾准教授は「iPS細胞で新たな細胞治療を実現したい」と話している。



 計り知れないiPS細胞の応用。

 白血球大量に作れちゃったら、点滴で新たな治療法が確立されるかもしれません。

 従来の治療だと、白血球の産生を促すような薬しかなかったですからね。
posted by さじ at 01:17 | Comment(0) | 再生

2013年03月25日

第107回医師国家試験 学校別ランキング 総計編

 おまたせしました。


 第107回医師国家試験学校別ランキング 総計編


 総計編では新卒に加え、既卒者、すなわち昨年までの国家試験浪人生を含めたランキングになっています。

 新卒編はこちらから
第107回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編

 あのー、何年もコレやってると、「大学別ランクで大学の学生の質は評価できない」と、毎年言われるんですが、今回も重ねて、重ねて言いますが、それは重々承知だ、ということをご理解いただきたい。読んでいただいている方の中には何故こういうことやってるかお分かりな方もおられるようですので、少し安堵していますが、、、

 医師の出身大学で差別したりするのは阿呆の所行だというのは、誰しもが思っていることです。それは、私もそうです。ほぼ全ての大学の出身者と知り合いですが、ひとついえるのは「どの大学を出てもあんまり差がない」ということです。これは当然でしょう。大学受験での選別なんて、医師としての質に違いがあるわけがないからです。当たり前の話ですよね。

 ただ、私が会った人たちというのは、全員国家試験に合格しているのです。

 何故か大学別の国試合格率を出すと、「医師として○○大学だとダメだ、と言っている」ように誤解されている方がおられる。今まではスルーしてましたけど、あまりにもそういう方が多いようですので主旨が何なのか、ということを改めて確認したい。

 前提としてあるのが、医師国家試験は医師になるためには合格して当たり前のことということです。もしこの合格率が全く評価に値しないのであれば、何故毎年、合格率に偏りが生じるのでしょうか。モチベーションや教育などが反映されていないというのなら、国試対策をしていないはずの国立大学が安定して上位にいることが多いのは何故なんでしょうか。

 危機感をもっていただきたい。それだけです。今年も総計編では、WORST13を取り上げますが、別にその大学出身者が劣っているとかそういう話ではない、今年の国試についていけなかった人の多い学年だ、ということです。その大学に該当する学生、特に新6年生は、そのままやってたら危ないんだ、と認識していただきたい。それが唯一の意図です。

 と毎年書いてるつもりなんですが、何故か私立disとか言われます。そういわれたくないなら、私立も国立も、合格率が均等になればいいだけの話です。「合格率が悪い、だから何?」で、本当に良いのですか。国試対策がどうとか、そういう話ですか。はっきり言って、学校をあげて国試対策をするしないなんてどうでもいいんですわ。医師国家試験に合格して医師となるためには、最低限必要な知識を問うてるだけなんですよ。もっと別に医師としての資質を教育すべき?当たり前です。何度もいいますが、最低限の知識なんです。医師国家試験で問われている内容以外の、医師として必要な知識や技術や考え方、他者への接し方など、そちらのほうが大事なのは当然です。毎年の合格率が8割以下って大学が異常信号を発してるんです。(国試対策をしていないはずの国公立が、少なくとも下位に入らないのは何でなんですかね)

 勿論、体調が悪かったとか、緊張で、というのはありますけど、そのマイノリティに目を向けて意味はあるんですかね。その人は運が悪かった、と、それだけじゃないですか。別に国試に落ちた人1人1人をバッシングする意図はないです。でも大学としてそういう傾向があるのは、おかしくないですかね。

 前置きがまたしても長くなりましたが早速みてみましょう。総計編は新卒+既卒、すなわち昨年の国試留年者も含めての合格率です。特に国試浪人生は、1年間国家試験に向けて熱心に勉強されたことでしょう。そのがんばりも反映されてのランキングになっています。

 新卒編同様、出願者、受験者、合格者、合格率の順で記載しています。

第100回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第100回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第106回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第106回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第107回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編




第1位



 自治医科大学   108  107  106   99.1%


 新卒編で第4位だった自治医ですが、昨年の国試浪人生2人が2人とも合格され、パーセンテージを99.1%に伸ばし見事総合1位を獲得。


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 この大学は天しか知らないのか。

 もし国試対策をするとするなら、自治医のやり方を見習えば全体のレベルも上がるんでしょうか。自治医の場合は絶対に落ちられないという切迫感も勉強のモチベーションに繋がっているのかもしれません。

 このまま突き進んで、優秀な医師を送り出していただきたい。おめでとうございます!



 以下、総計ランキングです。

2 名古屋市立大学医学部  78  77  76  98.7% 
3 日本大学医学部  122  117  115  98.3% 
4 埼玉医科大学  103  101  99  98.0% 
5 産業医科大学  101  100  98  98.0% 
6 順天堂大学医学部  99  99  97  98.0% 
7 福島県立医科大学  87  87  84  96.6% 
8 東京医科大学  112  112  108  96.4% 
9 筑波大学医学専門学群  108  107  103  96.3% 
10 東京慈恵会医科大学  95  95  91  95.8% 
11 横浜市立大学医学部  66  66  63  95.5% 
12 和歌山県立医科大学  64  64  61  95.3% 
13 旭川医科大学  111  105  100  95.2% 
14 千葉大学医学部  105  104  99  95.2% 
15 慶應義塾大学医学部  100  100  95  95.0% 
16 藤田保健衛生大学医学部  121  114  108  94.7% 
17 東京大学医学部  111  108  102  94.4% 


---公立大学平均の壁--- 計  699  695  653  94.0% 


18 日本医科大学  100  99  93  93.9% 
19 新潟大学医学部  115  113  106  93.8% 
20 昭和大学医学部  127  121  113  93.4% 
21 福井大学医学部  110  106  99  93.4% 
22 金沢大学医学部  108  105  98  93.3% 
23 岡山大学医学部  105  103  96  93.2% 
24 名古屋大学医学部  118  116  108  93.1% 
25 島根大学医学部  102  102  95  93.1% 
26 滋賀医科大学  115  112  104  92.9% 
27 佐賀大学医学部  113  111  103  92.8%
28 札幌医科大学  108  108  100  92.6% 
29 三重大学医学部  109  108  100  92.6%  
30 浜松医科大学  97  95  88  92.6% 
31 弘前大学医学部  117  117  108  92.3% 
32 東京医科歯科大学医学部  89  89  82  92.1% 
33 大阪市立大学医学部  76  75  69  92.0% 
34 京都府立医科大学  110  110  101  91.8%
35 九州大学医学部  121  121  111  91.7%  
36 群馬大学医学部  110  108  99  91.7% 
36 奈良県立医科大学  110  108  99  91.7% 
38 防衛医科大学校  82  82  75  91.5% 
39 大阪大学医学部  105  105  96  91.4% 
40 神戸大学医学部  106  105  96  91.4% 
41 杏林大学医学部  107  102  93  91.2% 
42 大分大学医学部  105  100  91  91.0% 
43 岐阜大学医学部  79  78  71  91.0% 
44 香川大学医学部  111  110  100  90.9% 
45 北海道大学医学部  120  119  108  90.8% 


---国立大学平均の壁--- 計  4626  4557  4131  90.7% 


46 東海大学医学部  134  129  117  90.7% 
47 京都大学医学部  119  116  105  90.5% 
48 山梨大学医学部  116  115  104  90.4% 
49 秋田大学医学部  115  113  102  90.3% 
50 鳥取大学医学部  82  82  74  90.2% 
51 富山大学医学部  101  101  91  90.1% 
52 広島大学医学部  101  99  89  89.9% 


---全国平均の壁---  8798  8569  7696  89.8% 


53 徳島大学医学部  96  96  86  89.6% 
54 愛媛大学医学部  107  105  94  89.5% 
55 山形大学医学部  96  95  85  89.5% 
56 愛知医科大学  124  113  101  89.4% 
57 獨協医科大学  119  111  99  89.2% 


---私立大学平均の壁--- 計  3380  3225  2868  88.9% 


58 兵庫医科大学  117  107  95  88.8% 
59 山口大学医学部  113  113  100  88.5% 
60 宮崎大学医学部  117  117  103  88.0% 
60 東京女子医科大学  117  117  103  88.0% 
62 長崎大学医学部  123  123  108  87.8% 
63 東北大学医学部  114  112  98  87.5% 
64 関西医科大学  123  120  104  86.7% 
65 信州大学医学部  102  102  88  86.3% 
66 鹿児島大学医学部  113  109  94  86.2% 
67 琉球大学医学部  119  118  101  85.6% 


 以上、第107回医師国家試験総計編でした!



 ・・・とはいきません。

 ここからはWORST13をみていただきたいと思いますが、辛辣なコメントが嫌だという方はそっと閉じて下さい。批判していただくのは全く構いませんが、まずこの記事の上記内容を読んでから言っていただけると有り難いです。


第68位

   大阪医科大学        115  111  95  85.6%


 図をみたほうが早いですが、

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 昨年まで比較的良かったんですよね、しかし先祖帰りしてしまった。しかもWORST13にまで逆戻り。

 新卒も13人落ちましたが、昨年の国試浪人者も7人中3人が不合格と深みにはまっています。国試浪人になると一気に多浪化してしまうのが医師国家試験の特徴ではありますが、来年はこの13人も新たに加わるという不遇。来年の順位も期待できなさそうですが、新6年生には「落ちてたまるか」という気概で頑張って勉強していただきたい。



第69位

  近畿大学       108  101  86  85.1%


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 最高でも43位という下位を走っている大学です。これでもまだ69位というのが、下のグラフをみると「まだマシなのかもしれない」と思うあたり、悲痛ではありますが。

 近畿大学も、国試浪人生16人中7人が不合格という大量不合格者を出しています。大学で国家試験対策を施していてばらつきが出るのは分からないでもないですが、国試浪人生は国家試験の予備校に通っていますよね、それでいてこれだけ不合格になるってことは、大学で培った基礎がなってないってことに他ならないのではないですか。しかしワースト10を脱出した点を評価したい。来年度の6年生に期待します。



第70位

  熊本大学       119  112  95  84.8%


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 不思議なことに、国家試験対策をしていないはずの国立大学といえど、ばらつきが生じます。熊本大学も悪い意味で安定して下位なんですが、そこにはどういった違いがあるんでしょうか。

 新卒も102人の受験者のうち89人が不合格で87.3%と全国平均を下回っています。国立大学が大学受験の中で差がないとすると、それは教育がダメなのか、それとも熊本大学に入ると医学以外のことに傾倒してしまうのか。



第71位

  東邦大学       125  115  97  84.3%


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 8人留年させてこの合格率。しかし熊本大学とくらべるとグラフ的には悪くないんですよね。新卒編でも書きましたけど、私大の合格率のバラツキは大きい。かなりの上位をとることがあれば、昨年、今年のように非常に悪いときもある。今回の結果をふまえた上で、教育側も熱心に指導するでしょうし、学生側も危機感を抱いて勉強するのでしょう。おそらく来年は結構合格するんじゃないですかね。



第72位

  北里大学        118  108  93  86.1%


 昨年は何だったのか・・・。

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第73位

  帝京大学       121  115  95  82.6%


 今年の帝京は、頑張ったほうだと思う。

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 新卒は、よくやった。しかし過去の負債か、卒業生19人中10人が不合格という見事なまでの足のひっぱりが、73位という結果に。

 しかし徐々にではありますが、新卒の合格率が上がっているのも事実。このまま上昇してくれれば昔のような事態にはならないので、来年度にも期待したいところです。



第74位

  聖マリアンナ医科大学       130  122  100  82.0%


 ここから新卒合格者がガクッと落ちます。聖マリアンナは対照的に、既卒者の合格率は非常に良い。しかし新卒の18人落ち、というのが響き過ぎです。7人留年させた挙げ句、新卒18人落ちとは、一体どのような教育をしているのでしょう。もっと若い学年で何とか医学を教えることが出来なかったのですか。下位1割が落ちる試験にもかかわらず2割近く落ちているというのは尋常ではないでしょう。

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 良いときもあったんですがね、しかしここ数年は下降の一途。来年度持ち直すことはできるのか。いや、してもらわないと困ります。



第75位

  川崎医科大学       154  129  105  81.4%


 出願者数の154人って。一体どれだけ不良債権抱えてるんですか。

 今年の新卒も133人の出願者のうち108人しか受験させてもらえなかったということは、来年は更に受験者数が多くなるのでしょうか。そして合格率はどうなってしまうのか。こういうダメなスパイラルに陥ってしまうのはよろしくないですね。そういう意味では帝京大学は徐々に脱却出来ているといえます。

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 103回がそびえ立つ山のようだ。また頂を目指して精進していただきたい。



第76位

  久留米大学医学部       115  112  91  81.3%


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 21人の不合格者をだし、76位。どうもこの大学も安定しません。特にここ数年は下位争いが激しい。持ち直しかけたと思うと急落してしまっています。まぁ上がっている時期があるだけ良いのかもしれませんが、新六年生にとってはどちらに転ぶか分からないので戦々恐々といったところでしょう。



第77位

  福岡大学       135  126  102  81.0%


 福岡大学は最下位でなかっただけ褒めたい。

 新卒は74位とまぁまぁ頑張ったと思います。まぁまぁ、ですが。既卒の10人不合格が効いてますね。

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 縮れ毛のようだ。こう、毎年同じように下位ってのは、毎年100人の医学生が誕生する大学としては、よろしくないんじゃないと思います。福岡大学は、ほかの大学と同じように国家試験対策をしているんですか?していないんですか?国家試験対策をしてコレなら、1年からの教育を見直すべきですし、していなくてコレなら、もっともっと危機感を持っていただきたい。



第78位

  岩手医科大学        107  98  78  79.6%


 なんとワースト3から全てが80%割れ。

 90%が合格する試験で、この合格率は「無し」でしょう。

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 グラフまでくたびれてしまっています。近年の不出来っぷりは凄まじい。

 既卒は16人中12人が合格しているという、下位大学ながらも健闘しているのですが、新卒がゴッソリ落ちてます。テコ入れ、必要です。



第79位

 高知大学医学部       101  100  76  76.0%


 国立の高知大がブービー。

 昨年の第106回医師国家試験総計編ワーストの福岡大学77.9%をも下回る76%

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 見ていただけると分かるように、もともと真ん中よりちょっと下ぐらいで安定してたんですが、新卒88人中18人不合格で新卒のみでも79.5%とかなり低く、更に国試浪人生12人のうち半数が再度不合格という結果でした。


76 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2013/03/19(火) 17:45:07.49 ID: ???
高知はなぜ敗北したのか


78 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2013/03/19(火) 17:47:25.91 ID: ???
>>76
高知だからさ・・・


86 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2013/03/19(火) 17:54:04.87 ID: ???
高知の場違い感半端ない。
AO入試のせいだろうな。
責任者、これ切腹ものだろ。


98 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2013/03/19(火) 18:15:42.82 ID: ???
高知の伝説は今年始まったばかり
来年以降これが定位置になるだろう


110 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2013/03/19(火) 18:27:54.31 ID: ???
高知は県内人を大量に入学させだしたからかな


111 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2013/03/19(火) 18:28:33.82 ID: ???
高知88人でそこそこ絞り込まれてるのに、これってやばくね。
新6年は、卒試が厳しくなるだろうな〜


197 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2013/03/19(火) 22:14:16.70 ID: ???
高知の中の人なんだが、今の六年は模試でも悪かったから心配してたんだが、
ここまで悪いと流石に恥ずかしい。

今の六年が旧カリキュラム最終学年で、今の五年から新カリキュラム。
ついでに今の五年から今の二年までが入試が「問題解決能力試験」。
今の六年はカリキュラム変更に伴う措置で、あまり留年者を出さずに
進級していて、今の五年以下から進級が厳しくなってる。
今の五年・今の四年はCBTの結果が、1月上旬実施という時期的に
早い実施にも関わらず、かなり良い点数だった。

国民の皆さん、来年の高知大を見ていてください。来年以降は、良い結果を
お見せいたします!



 国家試験の勉強が全てではないというのは当然ですが、今までそこそこ出来ていたことが出来なくなっている、というのは大学としての危機感をもったほうがいいです。歯車が乱れているだけなのであれば見直せばいいだけの話なので。



最下位(第80位)



金沢医科大学    119  114  85    74.6% 


 久々ですね、これだけ酷い数字も。

 第100回の福岡大学73.9%、第101回の帝京大学66.7%と今まで酷い数字は出ていましたが、それに匹敵する74.6%。ちなみに第102回〜第106回までの最下位はこれ以上の数字でした。

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 ホント、昨年は一体なんだったのか。


221 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2013/03/19(火) 22:35:03.35 ID: /ksOlQKQ
金沢医科www
新卒74%ってwww
既卒に負けてんじゃねーかwww



 そう、金沢医大は、国試浪人14人中11人が合格して79%と、結構頑張ったんです。昨年のツケはほぼカバーされているどころか、総合合格率を上げるのに貢献してくれているほどです。

 新卒の26人落ちという点が凄まじい。


283 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2013/03/20(水) 02:16:19.23 ID: ???
金沢医大も8割余裕で切ってるのに安定すぎてあまり騒がれない



 高知大のインパクトが強すぎてひっそりとお通夜状態になっている金沢医大ですが、思うに、国試対策云々ではなくて、1年生、2年生、3年生と、基礎の医学を学ぶところで、ちゃんと教育すべきなのではないですか。詰め込み型の知識ではなくて、病気がどうして起こるのかとか、何故そういう症状が出てくるのかとか、それを知るにはどうしたらいいのか、という基本的なところをしっかり抑えないと、医学生を教育する学校としては不適切だと思います。このパーセンテージをみると、そういったところに問題があるとしか思えません。



 今年は国試ガイドライン改訂1年目の年なので、問題の傾向など掴みにくかったところもあると思います。それでも、皆が合格している試験です。今年合格した知り合いの学生は「去年までの過去問をやっていれば普通に受かる試験だった」と評価しています。学校が国試対策を施しているならそれをやってもいいでしょうけれど、やはり最後は自分の勉強量です。たとえ人間性があっても、誰にも負けない医学への情熱があっても、国試に合格しなければ臨床に出ることは出来ないのです。自分が合格しなければ、今後出会うであろう患者に貢献することも出来ないのだと肝に銘じて下さい。



 また、今年不合格となった方々。色々な事情があったから落ちたのかもしれません、単に勉強不足だったと猛省している方もおられるかもしれません。悔しさは3月で洗い流しましょう。4月から気持ちを入れ替えて、頑張って下さい。医師になってしまえば、国浪も何も関係ありません。患者を受け持つ医師となるだけです。焦らずコツコツと、1つ1つの疾患を学んでいけば間違いなく来年は合格すると思います。医師になるべく頑張る方を、我々は応援しています。


第100回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第100回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
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第106回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第106回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第107回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
posted by さじ at 01:04 | Comment(68) | 大学

2013年03月21日

第107回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編

 お待たせいたしました。


 第107回医師国家試験学校別ランキング


 総計編はこちらから
第107回医師国家試験 学校別ランキング 総計編

 毎年恒例のこの企画ですが、毎年のようにコメントで叩かれる側面もあります。大学別で何の意味があるのか、と。つまり「受験のときの大学の偏差値づけに何の意味があるの」と言っておられるのと同じわけですよね。それはその通りだと思います。が、やはり偏差値の高い大学に入学させている高校は、勉強もすれば情報処理能力も総合的に高いわけで、一側面での評価はできるわけです。

 大学別で評価することで、医師になる前段階の、医学生としてどれだけ勉強したか、それを大学としてどのように教育したか、大学がどれだけ医学に対してのモチベーションを向上させたか、というものをある程度予測することができます。

 医師国家試験は、数多くの問題があり、それを解くには医学全般の知識が必要で、それも座学で得られるものだけでなく、近年は臨床的な知識や医学に興味をもって接しないと解けないものも増えてきています。

 この試験に落ちるということは、情報処理能力が低い?いいえ、そういうことではないはずです、少なくとも医学部の受験を乗り越えているわけですから。では何がいけないのか、医学を本当に勉強していたか、つまり医学生として、医師になるために、学問を学んできたか、に他ならないのではないでしょうか。

 批判はごもっともと思うところもありますが、やはりこういった形で提示することで、全体のレベルの底上げをはかりたい、そう思います。厳しいことを言いますが、医師国家試験に落ちる医学生は、今の医療現場には必要とされていない。医師として患者を診る覚悟があるのなら、最低限はクリアーしていただかないといけない。


 前置きが長くなりました(毎年の事ですが)。


第100回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第100回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第106回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第106回医師国家試験 学校別ランキング 総計編

 それでは早速、みていきましょう!


 新卒編は、毎年説明していますが、「現役医学部6年生のみを対象としたランキング」です。これまでの6年間、留年などもあったでしょうけれど、現在の学校の実力、そして未来ある医師になる若者の医学に対する情熱が反映されています。特に学年単位でパーセンテージ表示することで、学年全体での教育、モチベーションを評価する1つの指標になると思います。


 いつものように新卒編では、BEST13を重点的に紹介させていただきます。

 なお、票の見方として、「出願数 受験数 合格数」となっております。

 「出願数ー受験数」は、留年した人の値としてみて下さい。



第1位



 何と今年は2つの大学が学年全員合格の快挙達成です。



 名古屋市立大学医学部   74  74  74   100.0%
 

 埼玉医科大学   99  99  99    100.0%



 見事なまでの学年全員合格を果たしたのは、名古屋市立大学と埼玉医科大学

 圧倒的なまでの実力で優秀な医学生を、医師への道に羽ばたかせました。

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 図を見ていただくとお分かりのように、名古屋市立大学は全80大学のうち半数より上のことが多い、安定した順位を保っています。しかも数年のうちに2度も1位を達成しているという快挙。このあたりの安定して成果を出すというのは市立ならではなのでしょうか。

 しかも名古屋市立大学はこの功績もあって、総合編でも2位という快挙。


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 そして埼玉医大は、私大らしいといいますか、4年ごとの上がり下がりの差が著しい。このあたりは、医師国家試験の問題作成のポイントがだいたい4年ごとに変遷するためですかね。よく私大は国家試験対策を重点的に行うから云々と言われますが、そもそも9割が合格する医師国家試験の問題すら解けない医師というのはどうかと思うので、昨年4位、今年1位という成果は大いに誇って良い成績だと思います。

 あとは来年、この成績を保ち続けること、これに尽きますね。教育は間違ってません。

 自信をもって、初期臨床研修に臨んで下さい。本当に、本当におめでとうございます!



第3位


 日本大学医学部    119  114  113   99.1%


 安心と実績の日本大学医学部が第3位!

 出願者ー受験者が5人なので、5人留年したということでしょうか。まぁ留年させるってことは最低限の合格ラインに達していなかったと学校が判断したので、それはいいとして、送り出した114人のうち113人が合格。凄いことですよ、100人を越える医師が誕生したわけですから。

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 日本大学は受験偏差値的には私大の中でも中堅以上ではありますが、やはり図をみていただけると分かりますように、私大はブレが激しいですね。逆に、来年ここでそう言われないように、兜の緒を締めて頑張っていただきたい。

 おめでとうございます!
 


第4位


 自治医科大学    106  105  104   99.0%


 自治医科大学が104人合格で第4位!いやーもう上位とほとんど変わらない、素晴らしい成績です。

 まぁ自治医ファンの私としては、やはり自治医と防衛医大は常勝将軍でいていただきたい!


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 この図の安定かつ上位っぷり

 やる気尋常じゃないでしょうこれは…。

 過去8回の医師国家試験、どれだけ凄い成績たたき出してるんだ…。

 来年こそは、と期待せざるを得ない!おめでとうございます!



第5位

 東京大学医学部    102  99  98   99.0%


 天下の東大が、医師国家試験でも無双!

 4位の自治医と同じく、1人落ちなだけ。凄いですわ。いや、実際ね、国立と私大だと医師国家試験対策が違うって言うじゃないですか。でもそれを言っていいのは東大だけだと思う、ってぐらい、東大はホントに国家試験対策していないですよね。6年のこの時期にそんな問題出しちゃう!?っていう驚きの教育法。しかも年度にもよりますが、最初から臨床ではなく研究を中心に考えている医学生は、医師国家試験なんて眼中にすらないでしょう。

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 今まで順位が微妙すぎてここでコメントすることもできませんでしたが、6年ぶりに言わせていただきたい。

 ですがやはり、受験で判別された日本有数の情報処理能力はダントツです。それに東大生の持ち味である「勉強する」という点に関しては全大学一なのは間違いありません。今年はしかも、医師国家試験合格率が99%という、医学に対してのモチベーションも兼ね備えている。医学に情熱をもつ理3生ほど優秀な医師はいないですからね。来年度の東大出身の研修医は大いに期待できそうです。

 おめでとうございます!



第6位

 順天堂大学医学部    90   90   89    98.9%


 全国の私立大学の教育担当の職員の方々

 このグラフを見よ

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 自治医に引けを取らない安定っぷり。私大でコレですよ。これがどれだけ凄いことか。

 このランキングは1年1年のものですけれど、その積み重ねが見事なグラフとなって表されています。

 順天堂はこういった順位だけでなくて、臨床でも革新的なことをどんどんやってますし、病院経営の面でも卓越したものを持ってます。なんというか、私大のもっている良さというものを医療の場で全面的に出している印象。

 もう「新御三家」じゃなくて、御三家でいいんじゃないんですかね。

 おめでとうございます!



第6位

 東京慈恵会医科大学    90  90  89    98.9%


 同着、順天堂と同着です。

 東京慈恵会医科大学は、私大の中でまぎれも無い「御三家」でしょう。

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 近年の合格率の高さ、素晴らしい。

 私大なのに出席を全く取らない、それなのにこの高さは、もともとの入学者の医学へのモチベーションが高いのか、それとも熱意ある教育で最終的にこうなるのか。

 慈恵は、学費の安さもあって、何となく私大というイメージが少ないのですが、国立以上の成績を残している点もそれを裏付けます。

 おめでとうございます!



第8位

 福島県立医科大学    80  80  79    98.8%


 震災の影響もなんのその、持ち前の実力を如何なく発揮して見事8位となった福島県立医大です。

 まぁ1人落ちなんで、県立の入学者などから考えてもランキングにすると不利なんですが、その点はご容赦下さい。誰しもが納得の結果を出してますので。

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 しかしこうみると、やはり昨年の64位は、震災の影響が大きく出ていたのか…。医師としてのプロ意識が他の大学より早く芽生えた結果なのか、堂々の順位でした。

 おめでとうございます!



第9位

 慶應義塾大学医学部   97  97  95   97.9%


 ここからは二人落ちです。

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 しかし改めてグラフにすると良くわかるのが、慶應の安定した上位独占傾向です。

 慶應も東大同様、自由度が高いといいますか、学生に任せるところが大きいのでしょうけれど、それでもこの高い位置を維持し続けているのは、流石と言わざるを得ない。普通、自由だったら、妥協しますよね。惰性にのまれますよね。

 違う。慶應は違うんだ。学問とは何たるかを体現しているから、「大学でやるべきこと」を強く認識しているのかもしれない。

 このまま私大トップの位置を保ち続けてほしいものです。

 おめでとうございます!



第10位

 産業医科大学    95  94  92    97.9%


 企業戦士のための大学、産業医大がトップ10にランクイン。

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 もともと上位層でしたが、10位以内は久しぶりですね。しかし全体のうち2人しか落としてないというのは圧巻でしょう。

 よく考えると医師国家試験合格率が9割で、下1割に入らなければ受かるという試験なわけですから、1大学の学年がだいたい100人と考えると、10人落ちる計算ですよね。でもこれまでご覧戴いてわかるように、上位の大学は1人か2人しか落としていない。これですよ。学力のボトムアップが図れると、落ちないんです。

 おめでとうございます!



第11位

 金沢大学医学部    97  94  92    97.9%


 こちらも94人中92人合格で第10位の産業医大と同着ですが、留年数で11位とさせていただきました。まぁ留年させる勇気というのも必要ですから、このへんはさじ加減ですけれどもね。本来留年させないのが一番でしょうけれど、安易に知識不足の学生を卒業させて運良く試験に受かったとしても、それは無責任なことですから。

 しかし…

 金沢大学、頑張った!!

 昨年は不振で、極めて不名誉なニュースが流れるほどでしたが

 金沢医科大学が医師国家試験合格率で金沢大学を追い抜かす。

 教師陣、学生ともに頑張ったのでしょう。見事にベスト13入りに返り咲きました。

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 グラフをみるとまだまだ不安定な国立大ではありますが、持ち前の地頭を活かして今後も某大学の手本となるように頑張って下さい。

 おめでとうございます!



第12位

 日本医科大学    88  88  86    97.7%


 コメントいただきました。いや、うっかりしてました。

 日本医大さんごめんなさい。旧設での大躍進、おめでとうございます!(詳しくはコメント欄で)

 12位とはいえ、ここまで2人しか落としていないのは流石ですね。(人数の少なさは気になりますが。まぁ今までの学年でツケをあまり貯めなかったということでしょう。)

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 ただグラフにするとやはり私大ならではの、好調不調が目立ちますね。それでも好調のほうが多いのは流石か。

 おめでとうございます!



第13位

 東京医科大学    107  107  104    97.2%


 栄えあるBEST13のラストを飾ったのは、またしても私大。東京医科大学@新宿です。

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 しかし東京医大、どうしたんでしょう。低迷からの大躍進、しかも調子を落とす事無く今回も堂々のランクイン。

 教育の質が良くなったのであれば栄えあることです。この上昇っぷりをみて、新宿のバーでここの大学の部員が自分のところのジャージを着てクッソ騒いでたのを許そうと思いました。

 おめでとうございます!


 さて、では以下は惜しくもBEST13に漏れてしまったけれども、見事な成績を残した大学を紹介。

 下にいくにつれて不合格者の多さに引きかねるところもありますが、それはまた別の話。


14 藤田保健衛生大学医学部  113  107  104  97.2% 
15 新潟大学医学部  105  105  102  97.1% 
16 九州大学医学部  104  104  101  97.1% 
17 千葉大学医学部  100  99  96  97.0% 
18 秋田大学医学部  98  98  95  96.9%
19 福井大学医学部  100  97  94  96.9%  
20 神戸大学医学部  95  95  92  96.8% 
21 群馬大学医学部  94  94  91  96.8% 
22 旭川医科大学  100  94  91  96.8% 
23 横浜市立大学医学部  62  62  60  96.8% 
23 和歌山県立医科大学  62  62  60  96.8% 


---公立大学平均の壁--- 計  652  652  628  96.3% 
(公立の大躍進、とんでもないですね。公立大平均で96%って…)


25 弘前大学医学部  107  107  103  96.3% 
26 筑波大学医学専門学群  105  104  100  96.2% 
27 奈良県立医科大学  100  100  96  96.0% 
28 京都大学医学部  101  100  96  96.0% 
29 島根大学医学部  91  91  87  95.6% 
30 昭和大学医学部  116  112  107  95.5% 
31 名古屋大学医学部  107  105  100  95.2% 
32 京都府立医科大学  104  104  99  95.2% 
33 大阪大学医学部  97  97  92  94.8% 
34 獨協医科大学  104  96  91  94.8% 
35 鳥取大学医学部  77  77  73  94.8% 
36 岡山大学医学部  95  95  90  94.7% 
37 香川大学医学部  96  95  90  94.7% 
38 大分大学医学部  93  92  87  94.6% 
39 大阪市立大学医学部  72  72  68  94.4% 
39 防衛医科大学校  72  72  68  94.4% 
41 三重大学医学部  103  103  97  94.2% 
42 岐阜大学医学部  70  69  65  94.2% 
43 東北大学医学部  103  102  96  94.1% 
44 佐賀大学医学部  100  100  94  94.0% 
45 徳島大学医学部  84  84  79  94.0% 
46 札幌医科大学  98  98  92  93.9% 


---国立大学平均の壁--- 計  4177  4137  3883  93.9% 


47 北海道大学医学部  114  113  106  93.8% 
48 杏林大学医学部  97  94  88  93.6% 
49 滋賀医科大学  110  108  101  93.5% 
50 富山大学医学部  93  93  87  93.5% 
51 浜松医科大学  95  93  87  93.5% 
52 関西医科大学  107  105  98  93.3% 


---全国平均の壁---  7918  7742  7205  93.1% 


53 東海大学医学部  119  114  106  93.0% 
54 宮崎大学医学部  99  99  92  92.9% 
55 東京医科歯科大学医学部  85  85  79  92.9% 
56 広島大学医学部  95  95  88  92.6% 


---私立大学平均の壁--- 計  3052  2916  2677  91.8% 


57 東京女子医科大学  108  108  99  91.7% 
58 愛知医科大学  103  94  86  91.5% 
59 山口大学医学部  100  100  91  91.0% 
60 鹿児島大学医学部  104  100  91  91.0% 
61 山梨大学医学部  111  110  100  90.9% 
62 琉球大学医学部  98  98  89  90.8% 
63 山形大学医学部  88  87  79  90.8% 
64 近畿大学医学部  91  85  77  90.6% 
65 長崎大学医学部  105  105  95  90.5% 
66 信州大学医学部  91  91  82  90.1% 
67 愛媛大学医学部  100  98  88  89.8% 
68 兵庫医科大学  115  106  95  89.6% 
69 帝京大学医学部  102  96  86  89.6% 
70 大阪医科大学  108  104  91  87.5%
71 北里大学医学部  113  110  96  87.3% 
72 熊本大学医学部  104  102  89  87.3% 
73 東邦大学医学部  107  99  86  86.9% 
74 福岡大学医学部  109  101  87  86.1% 
75 久留米大学医学部  102  99  85  85.9% 
76 聖マリアンナ医科大学  115  108  90  83.3% 
77 川崎医科大学  133  108  90  83.3% 
78 岩手医科大学  90  82  66  80.5% 
79 高知大学医学部  89  88  70  79.5% 



では…
今年の新卒ワーストの発表です…。



80 金沢医科大学


出願者:105  受験者:100    合格者:74


合格率:74% 



 昨年のワーストは川崎医大の79.3%という恐るべき数値でしたが、まさかその下をいく猛者が現れるとは思いもよりませんでした。

 しかも、重ねていいますが、昨年は金沢大学よりも上の順位だったんです。


 慢心以外のナニモノでもない


jik.jpg

 ・・・しかしホント酷いです。

 この地を這って進む傀儡のようなグラフは一体

 昨年金沢大学より上だったといっても、金沢大学が不調だっただけで、金沢医大は55位と全国平均以下ですからね。

 一度ぐらい空気吸いに上がってきてはいただけないものか。



 国立と私立では6年で行う勉強に差があるとよく聞きます。ですが、はっきり言えばそれがどうした、と。私は自信をもって、「普通に医学を勉強していれば、あんなに簡単な試験はない」と言えます。国家試験に合格した人の大半はそう思うのではないでしょうか。

 医師国家試験の合格数は、ぶっちゃけて言えば国からの研修医育成のための予算で分配され、だいたい9割の人が合格するといわれています。医学生の上位9割が合格する試験です。難問・奇問はもちろんありますが、ほとんどの問題は知ってて当たり前の知識です。

 医師国家試験を振り返って思うのは、これを勉強していたおかげで、研修医になった時に大いに役立つ知識ばかり得ているなと。ああ、これはこうだったな、と臨床の場で思うところも大きいはずです。


 今回合格された方、本当におめでとうございます。


 上にも書きましたが、学んだことは無駄ではないというのが、これからの臨床の場で大いに理解されることだと思います。今度はその知識を使って、実際に患者に医療を提供する立場になるわけです。最新の「知っていなければならない知識」をもった研修医は、専門として臨床をやっている上級医の手助けにもなることでしょう。

 これからは今まで以上に勉強しなければならない過酷な道ですが、頑張って最良の医師を目指して下さい


第100回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第100回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
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第106回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第106回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
posted by さじ at 01:54 | Comment(77) | 大学

2013年03月07日

吉祥寺事件、脱法ハーブが関連している可能性がある。

逮捕の18歳少年、脱法ハーブ所持か 

 東京・吉祥寺の路上でアルバイト(22)が刺殺され財布などが奪われた事件で、強盗殺人容疑で逮捕された日本人の少年(18)の所持品から、脱法ハーブとみられる植物片が見つかり、警視庁が押収していたことが5日、捜査関係者への取材で分かった。

 少年は犯行の動機について「金が欲しかった」と供述しており、警視庁は植物片の鑑定を進め、事件との関連を調べている。

 一方、同容疑で逮捕されたルーマニア人の少年(17)が、山田さんを背後から刺したのは「確実に(現金などが)取れるから」と供述していることも判明。「死ぬとは思わなかった」としているが、山田さんの背中には肺に達する深い傷があり、強く刺したとみられることから、警視庁は犯行時の詳しい状況を捜査している。



 ただ金を奪うだけなのにいきなり思い切り刺すあたり、なんか変ですけれど、これが果たして脱法ハーブの作用なのかどうかは分かりません。

 なぜならいま売っている脱法ハーブには「何の合成カンナビノイドがどれだけ入っているか全く分からない」からです。

 ここが、覚せい剤や大麻などと違って、メチャクチャコワイところです。まず脳への障害がスゴイ。人によっては1発でわけがわからなくなります。急性症状が抜けた後も、何割かの人は後遺症として残ることがあります。使ってよい量が全く不明なので、容易に過量服薬してしまうのです。

 脱法ハーブだけは、やめておいたほうがいい。あなたは、合法・脱法だからといって、脳を壊す物質を自らの手で吸収しますか?
posted by さじ at 22:43 | Comment(0) | 精神
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