2012年02月25日

妊娠中に化学療法を行っても赤ん坊への影響はないらしい。

妊娠中の化学療法、赤ちゃんへの影響なし 欧州研究

 妊娠中に化学療法を受けても赤ちゃんには害がないとする研究結果が、10日の英医学誌「ランセット・オンコロジー(Lancet Oncology)に発表された。

 ベルギーのルーベン・カトリック大学の研究チームは、妊娠中に化学療法を受けた68人から産まれてきた子供70人を対象に調査を行った。母親たちは平均で妊娠18週目にがんと診断され、全員で計236サイクルの抗がん剤投与を受けた。出産は平均で36週目だった。

 その結果、子供の健康が化学療法により損なわれた形跡はなかった。未熟児で産まれてきた赤ちゃんでは認知力がやや劣る傾向がみられたが、こうした問題はどの未熟児にも見られるという。

 論文は、医師は妊婦に抗がん剤を処方することを恐れてはならず、赤ちゃんへの抗がん剤の影響を恐れて早産をさせるべきでもないと指摘する。

 論文によれば、化学療法は妊娠14週目から行うことができる。出産は、骨髄を回復させて母子の敗血症および出血リスクを最小限にするためにも、化学療法のサイクル終了後少なくとも3週間が経過してから行われるべきで、化学療法は自然分娩が始まりそうな35週目以降は行うべきではないと提言している。



 へぇー。いいんですねぇ。結構、妊娠と癌というのもなかなか問題で。女性としては当然産みたいでしょうけれど、それには子供へのリスクがあるのではないか。自分の命と子供の命、どうするべきか、など色々ありましたが、実際には影響ないということで。良かったです。
posted by さじ at 15:21 | Comment(0) | がん

2012年02月19日

リンパ管の拡張を抑えるアスピリンで癌の転移を抑える

アスピリンでがんの転移を抑制、豪州研究論文

 アスピリンなどの家庭薬は、腫瘍に栄養を送り込む「幹線道路」の遮断を助けることにより、がんの拡散を阻害できる可能性があるとする論文が、14日の医学誌「Cancer Cell」に発表された。

 これまでも、アスピリンなどの非ステロイド性抗炎症薬にがんの転移を抑制する可能性があるとの指摘はあったが、その仕組みは分かっていなかった。今回、論文を発表したオーストラリア・メルボルン(Melbourne)のピーター・マッカラムがんセンター(Peter MacCallum Cancer Centre)の研究チームは、がんの転移に重要な役割を果たすリンパ管ががんに反応する仕組みを説明する上で、生物学上の進展があったとしている。

 研究チームは、リンパ管内の細胞の研究により、ある特定の遺伝子ががんの転移時には発現するが転移していない間は発現しないことを見出した。分析の結果、この遺伝子が体中のリンパ管で炎症と拡張を起こすことが可能と考えられるため、腫瘍)の成長と転移経路との関連が示された

 いったん拡張されたリンパ管は、転移巣への「補給ライン」としての能力が増し、がん細胞が転移する効率的なルートになってしまう。以上のことから、リンパ管の拡張を抑制する働きを持つアスピリンは、「リンパ管の拡張を抑えることでがん細胞の拡散抑制に効果的に働く可能性がある」と、研究者は述べている

 今回の発見は、乳がんや前立腺がんなどの固形がんの抑制を可能にする新薬の開発につながる可能性がある。また、がんが転移を始める前の「早期警報システム」としての役割も期待できる。

 前年、英医学専門誌「ランセット(The Lancet)」には、アスピリンを毎日服用すると大腸がん、前立腺がん、肺がん、脳腫瘍、喉頭がんの発症率が低減するとした研究結果が発表されている。

 現在、多くの医師が、心臓病、脳血栓、その他の血流障害のリスクを下げる目的で、アスピリンの定期的な服用を推奨している。ただしこれには、胃疾患のリスクが高まるという欠点もある。



 転移を予防できる、という根拠が示されれば、術後の微妙な患者などに内服してもらうのも手かもしれませんね。

 しかしアスピリンは胃には良くないので、そのあたりとの相談というところでしょうか。
posted by さじ at 12:33 | Comment(0) | がん

2012年02月14日

自治医大が成績優秀者に6年生の授業・卒業試験免除のプログラムを

自治医大「Free course-student doctor」制度

 「地域で求められる総合的臨床力を有し,他職種と連携して地域の医療・保健・福祉の構築,実践,維持に寄与できる」医療人の育成を教育ミッションに掲げる自治医科大学。臨床実習(BSL)を国際基準*を満たす72週(4,5年次)に設定するなど,高度な臨床的能力を有する医師の養成に努めている。2010年度には,学内外のBSL,評価法のさらなる充実を目的に,新たな臨床教育システムが導入された。

 新たな取り組みの中でもとりわけユニークなのが,成績上位者の自主性を伸ばすことを目的に企画され今年度開始された「Free course-student doctor制度」だ。2011年11月30日に同大で開催された報告会では,7人の参加者が6か月間の経験を紹介した。本紙ではそのもようをお伝えする。

 「このコースを通して,医療者に必要な人間力の重要性を学ぶとともに,臨床現場で活躍する多くの先輩に出会い,将来のロールモデルを見つけた」。Free course-student doctor制度の参加者7人のうちの一人,天野雅之さんの言葉だ。この制度は,5年次に受験する「5,6年共通総合判定試験」で6年次学生の平均点を超える成績(医師国家試験の合格が担保される目安)を修め,さらに臨床実習の評価やAdvanced OSCEの成績が優秀な学生(最大10人)を対象に,6か月間,学内外の施設での臨床実習や研究の機会を与えるというもの。

 岡崎仁昭氏,高久史麿学長 本制度を企画した岡崎仁昭氏(医学教育センター長/教務委員長)は,「以前から,6年次の半年間が座学となることを懸念していた。特に5年次終了時点で医師国家試験の合格水準に達している成績上位者の向上心や知的探究心,自主性をより高めたいと考えた」と導入の経緯を説明。

 参加者は,6年次学生を対象とした統括講義の受講,卒業試験の受験が免除され,本来統括講義が行われる5月からの半年間を,自身で計画したプログラムに沿って学ぶ機会として与えられる。

 「開発途上国での国際貢献のために国際資格を取得する準備をしたい」「学内BSLで足りなかった部分を学びたい」「臨床研究を学ぶことで,地域医療を担いながら研究ができるという自信をつけたい」など,それぞれの目標に則って,初期臨床研修レベルの学内BSLや,学外施設での地域医療BSL,米国,カナダ,オーストラリアなど海外施設での見学・実習,臨床研究,学会発表などを経験したという。

 報告会では,参加者から「初期臨床研修レベルの臨床実習を行い,主治医として患者を診察し治療方針を決定するとはどういうことか,より深く感じることができた」「海外実習を経験し,世界で求められる医療はどこでも同じだとわかり,国際貢献への思いが高まった」などの感想が語られ,各人が確かな手ごたえを得たことが伺えた。

 参加者一人一人に指導教員(メンター)が付き,きめ細やかな指導・支援を行うのも本制度の特徴だ。「患者さんを最後までみられる外科医」をめざす橋本優さんは,「まずは自治医大が掲げる全人的医療をめざそう」とのメンターのアドバイスにより,外科実習に加え,緩和ケア実習を行ったことで,より臨床への理解が深まったという。

 自治医大では卒後9年間,都道府県知事の指定するへき地等の病院で勤務することが義務付けられている。「どこで研修しようが自分次第」。参加者の力強い言葉に,本制度のねらいがしっかり根付いていることを実感した。



 確実に、地域の医師の人材を増やすなら、自治医大のように卒後9年強制的に働かせるシステムをとるのがいいかもしれませんね。自治医システムを地域の国立で導入してみてはどうでしょうかね。そのかわり学費免除で。

 この試み、大変面白い。卒業試験免除は学生にとっても無駄な授業をやる必要がなく、いいですね。卒後の理想の医師像を、という面でもいいです。

 これ難しい問題だと思うんですけど、これを卒後縛りのある自治医でやらなければならないというのが何ともシブい。9年って、結構長いですからね。僻地だと実際なかなかまともな研修できないところもあるし。
posted by さじ at 20:07 | Comment(0) | 大学

2012年02月13日

こういううつ病の治し方伝授を本気で信じる人がいるからネットはヤバい

 「こういううつ病の治し方伝授を本気で信じる人がいるからネットはヤバい」の実例を今回はご紹介。


 よくある2chまとめブログより。



欝病の治し方教えます



1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 22:39:46.51 ID:yR+cDPqx0



まずお手持ちの薬をすべて捨てます





 もうね、この時点で、アウト。

 絶対にやっちゃいけない。

 基本的に、「うつ病」という内因性疾患は、脳内のセロトニンやらの伝達物質に異常を来していることが多いです。

 要するに精神的な病といえど、中身は他の内科、肝臓や腎臓、心臓が悪いのと全く代わりません。

 そういう状態で、薬をやめるとどうなるか?


 悪化します。


 もし悪化しなかったら?それはうつ病ではないといっても過言ではありません。

 多分このまとめブログの人、このスレッドをたてた人は、うつ病を根本的に勘違いしています。抑うつ状態を呈している状態を「うつ病」だと思っているのでしょう。

 違いますよー。

 うつ病が悪化するとどうなりますか?

 自殺に繋がります。

 特に重症うつ病の場合、もう辛いから死にたいと思うより前に、脳内伝達物質に異常を来して自分でも何だかわからないうちに衝動的に自殺してしまう可能性もあります。

 この記事で書かれているようなことでうつが治る人も中にはいますが、その人は「うつ病」というより抑うつ状態を呈した不安障害や適応障害や神経症圏なのでしょう。医者が「あなたはうつ病です」と言っているかもしれないですが、その医者は本当に精神科医ですか?まさかとは思いますがお近くの心療内科を受診してはいませんか?



37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 22:51:19.14 ID:Gg+mUswU0


断薬は駄目だよ
薬は捨てずに持っておいて、律儀に医者の指示通り飲むのではなく、思い出した時に飲むぐらいでいい


薬の事が頭から離れないのなら、まだ自分には必要ということなので我慢せずに、医者の指示通り飲めばいい
長期的に服薬してると、飲むのを忘れたりする時があるだろ?それはもう体が欲してないので、減らしてもいいんだよ



 こういう飲み方は、ダメですよー、絶対。

 薬というのは飲み続けることで初めて濃度が保たれるんですよ。

 不調、好調、いずれにせよ医者にちゃんと自分の症状を伝えていますか?伝えているなら医者が調節するものですから、医者が増減してくれるはずですよ。



1001 :以下、名無しにかわりまして管理人がお送りします 2012/02/13(月) 13:11:48.46 ID:wQAuZcbf0

(中略)



少しでもうつ病の方を救えるよう、この記事をtwitterなどで拡散していただけるとありがたいです。



 無責任な情報の拡散で、本当に「うつ病」の人が薬をやめてしまったらどうするんですか?

 症状が悪化して死に直結するかもしれないですよ。

 こういう記事にある認知行動療法的な治療法は、適応される方が限られるんですよ。



 ネットって怖い。ホント相談するのは精神科医だけにして下さい。



<追記 2012/02/14>
もとのまとめブログの管理人がなかなかイケメンな対応をしていたので併記。

この記事は全て医学的根拠のない物になります。
管理人の知識不足により、多大なご迷惑をおかけいたしました。
まず、薬の飲用中止については、かかりつけのお医者様の指示に従い
用法・用量を守り的確に使用するのが一番だと思われます。

このスレについては「うつ病」ではなく「気分が落ち込んでいる人」レベルの人向けということでした
ご迷惑お掛けしてもうしわけありませんでした




キニ速も早く訂正してほしいですね。
posted by さじ at 22:05 | Comment(35) | 精神

2012年02月11日

研修医が地方に集まらず、都心に集中する傾向にある。

若手医師の都市集中、研修義務化後に加速- 医籍登録3−6年目

 医師国家試験に合格し、医籍登録されて3−6年目の若手医師が、都市部の6都府県に集中する傾向が、2年間の臨床研修が義務付けられた2004年度以降に加速していることが23日、厚生労働省のまとめで分かった。一方、臨床研修中の医籍登録1、2年目の医師では、傾向に大きな変化はなかった。臨床研修制度の見直しを検討している同省の「臨床研修制度の評価に関するワーキンググループ(WG)」で明らかになった。

 厚労省では、2年に一度、年末時点での医師数などを調べる「医師・歯科医師・薬剤師調査」を基に、医籍登録後1−6年目の医師の分布を分析した。

 分析結果によると、1、2年目の医師のうち、都市部の6都府県(東京、神奈川、愛知、京都、大阪、福岡)の病院・診療所で従事する割合は、臨床研修制度の導入前は1998年43.6%、2000年44.7%、02年45.4%で、緩やかな増加傾向だった。導入後の04年以降は46%台で推移しており、傾向に大きな変化はなかった=グラフ=。

 一方、3、4年目の医師では、制度導入前は40%前後で推移していたが、導入後に都市部に集中する傾向が加速、10年には46.7%にまで増えた。5、6年目の医師も導入後に都市集中が加速。02年は41.3%だったが、04年に43.4%となり、10年には47.0%に上った。

 この日のWGでは、臨床研修制度導入の影響について、研修医を受け入れている病院の関係者からヒアリングを行った。

 この中で、石巻赤十字病院(宮城県)の金田巖副院長は、制度導入後に研修医の確保が難しくなったと説明。確保策は、▽研修内容の充実▽積極的な広報活動▽処遇改善―などが柱で、研修内容の充実では、2年次の8.5か月間のプログラムを自由選択にしたほか、浦添総合病院(沖縄県)での救急科研修、東北大病院(宮城県)での放射線治療科研修など院外研修を取り入れたという。

 また、JA大分県厚生連鶴見病院の鈴木正義副院長は、制度導入後に大学病院の医師不足が深刻化したため、同病院で必要医師数を確保できなくなったと指摘した。



 そりゃぁそうでしょう、地方で過ごすメリットがない限り、若手医師は都会に集中する、当然ですわ。

 地域医療という形での研修を義務づけて、その研修をより魅力的なことにする必要があるんでしょうね。中には「最悪の地域医療だった」という研修医もおります。そういう病院、地域には絶対に医者は来ない。逆に、「地域医療最高だった」という研修医も多いです、そういう病院は研修医の研修とは何たるかを吟味して、より勉強になるよう力を注いでる病院なんだと思います。そういうところには最終的に人材も集まると思いますけどね。
posted by さじ at 20:58 | Comment(2) | 大学

東大医学部が秋入学にあたって医師国家試験も秋にやってほしいと。

秋入学に医師国家試験の壁…年2回に厚労省難色

 今年の医師国家試験が11日から3日間の日程で始まるが、年1回、この時期に行われる試験が、秋入学全面移行を検討する東京大学などにとって悩ましい問題になっている。

 夏に医学部を卒業する場合、半年も試験を待つことになる。東大は、試験を年2回に増やすよう求める方針だが、実現には様々なハードルがあり、試験関係者からは「一部の大学の都合で制度を変えるのは非現実的だ」との声があがっている。

 東大では、秋入学に移行した場合、優秀な学生は春に卒業させて世間の暦に合わせる早期卒業制度の導入を検討している。だが、医学部は臨床実習などがぎっしり詰まっており、カリキュラムの短縮や卒業試験の前倒しは困難だという。

 このため東大では、医師国家試験を通常の2月のほか、夏頃にもう一度行うよう、国に求める方針だ。

 1946年に始まった医師国家試験は、84年まで基本的に年2回実施されてきたので、「もとの形に復活させてほしい」(東大関係者)というのだ。

 これに対して厚生労働省では、「医師国家試験を年1回に減らしたのは、医療技術の高度化に対応しながら、試験の質を維持するため。年2回に戻すのは厳しい」(医事課試験免許室)と難色を示す



 昔年2回制度だったのは、国立医学部の学生が勉強しなくて試験に挑むからその救済措置的な意味が大きかったのではないですかね。

 こんなわけのわからんことにするのは反対ですねぇ。正直ある程度勉強していれば受かる試験なんですし、結局病院に研修医としてつとめるタイミングが4月なのですから、別に1回で良くないですか?東大の主張はなんかズレてる。

 というか秋入学そのもののメリットもいまいち良くわからんのですよね。秋入学って海外の高校卒業の人材をとりやすいっているメリットはありますけど、会社入社や高校卒業が春な日本で、しかもほとんどが日本人な日本の医学部において、何で秋に入学させるの?医者なら分かるけど、メディカルスクール制度を導入してるわけでもない東大医学部においてグローバル化する必要ってあるの?

 というわけでなんか「海外がやってるから俺らも」ってな具合の東大、そして東大がやってるから俺らもって具合の獨協やらの秋入学導入が、全くワカランです。

 年2回も国家試験やって、国家試験の質が落ちて、ショボい医者ばかりになるのは御免ですね。

 というわけで個人的な案は「別にやりたいなら秋入学、秋卒業でもいいけど、卒業してからクリニカルクラークシップでいろんな病院まわるとか、海外留学すればいいんじゃないの」というところですかね。東大医学部における秋入学のメリット、そして秋卒業で秋に医師国家試験を受けるメリットを教えていただきたいものです。多分東大は「秋入学になるから医師国家試験も秋に」とか短絡的に考えてるんかなぁ。
posted by さじ at 20:53 | Comment(0) | 大学

2012年02月09日

うつ病かなーと思ったときに、心療内科には絶対に行くな。

うつ病に悩む人 「鯉の油」飲みセロトニン分泌量増えた例も

 厚生労働省の調査によると、うつ病などの気分障害で通院している患者数は2008年段階で104万1000人で、これはその9年前の調査と比べて2.4倍も増えている。年齢別では男性の場合40代が最も多く、女性では20代後半から急激にその確率が上がり、年齢と共にゆるやかに増えていく。

 うつ発症の原因が仕事や人間関係のストレスであることは言うまでもないが、専門医によればもう一つ、“セロトニン”という脳の伝達ホルモンの減少も大きく関係してくるという。

 セロトニンの分泌量が少なくなるとまず不眠の症状が表れ、これにより脳は休息できずにストレスが蓄積され、さらにセロトニンが少なくなればホルモンバランスがバラバラになってうつ状態へと進行していく。

 ひとたびうつに陥ると、引き金になったストレス環境を取り除いてもセロトニンの分泌量を増やさない限り完全な回復は難しい。

 そこでこのセロトニンの分泌を促す素材として注目されているのが、『鯉の油』だという。鯉から特殊な抽出法で抜き取った鯉の油をうつに悩む人たちに飲ませてみたところ、セロトニンの分泌量が増えたというのである。

 この結果について専門家は、「鯉の油に含まれているアラキドン酸という成分が自律神経のバランスを整え、セロトニンの分泌を活発にするものと思われます」と話した。



 これ研究としての根拠あるんですかね?なんか相当うさんくさいような気が。セロトニンの分泌を増やすなら普通に薬使えば良い話ですし。

 で、ここで注意しなきゃいけないのは、あなたは本当にうつ病なのか?ということです。

 うつの状態になる疾患というのは、うつ病だけではありません。躁鬱病でも神経症でも発達障害でも統合失調症でも適応障害でも何でもうつになります。失恋しても誰かが死んでもうつになります。

 で、それらと、うつ病を、ちゃんと鑑別しないといけない。

 なぜなら、うつ病ならば、セロトニンを増やす薬を使って良くなることはありますが、それ以外だと逆に副作用が多いのです。

 ではちゃんと診断するにはどうしたらいいか?

 ぜっったいに、守っていただきたいことが1つあります。

 ちゃんとした精神科医のいる病院にいくこと。これだけです。

 どこで見分けるべきか?少なくとも以下のような組み合わせの開業医には行かないで下さい。


[ダメな例]


 「内科 アレルギー内科 心療内科」と書かれている。

→ほぼ100%、アレルギー内科専門の医師がやってます。心療内科はただ儲けるために掲げているだけで、おそらく精神科の専門的トレーニングは積んでいないでしょう。

 「消化器内科 心療内科 肛門外科」と書かれている

→ほぼ間違いなく、大腸肛門外科出身の医師がやってます。消化器外科だから消化器内科も診れます。それはいいんですが、心療内科と掲げていても絶対に治療どころか確定診断すらできません。


[良い例]


 「精神科 神経科」と書かれている

→素晴らしく潔い、信用できる病院です。しっかりした精神科医がやっていると推察できます。


 「内科 心療内科 精神科」と書かれている。

→かなり高い確率で精神科医がやっています。精神科医とはいえ、一般の開業レベルの内科は診る事ができますし、心療内科などいわずもがなです。だいたい日本の開業医で、ちゃんとした精神医療を行っている開業医は大体このパターンだと思います。

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 重ねていいます。

 うつ病を疑っている場合、絶対に、内科と心療内科だけを掲げているところには行かないで下さい。

 直前に失恋やらつらいことがあって、うつ気味になって気分がおちこんでいるとして、行った先の心療内科でパキシルなど薬がじゃんじゃん出されたとしたら、その医師は精神科専門医では絶対にありません。おそらく内科医か外科医です。

 うつ病の治療薬を使える医師、それ以前に、うつ病と診断できる医師は、精神科専門医以外いないのです。
posted by さじ at 23:03 | Comment(1) | 精神
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