2011年12月28日

うつ病などで休職の教員数が18年ぶりに減少!

<文科省調査>精神疾患休職の教諭 18年ぶり減

 うつ病などの精神疾患で10年度に病気休職した公立学校の教員は前年度を51人下回る5407人で、18年ぶりに減少したことが22日、文部科学省の調査で分かった。文科省の担当者は「相談窓口の整備や復職支援が成果を上げているが、依然として高い水準だ」と分析。精神疾患者のほぼ半数が所属校に勤務してから2年未満で休職していたことも新たに判明し、文科省はメンタルヘルス対策を一段と充実させる方針だ。

 調査は、全国の公立小中高校や特別支援学校の教員約92万人を対象に実施。年代別の精神疾患者は、50代以上の2154人(40%)が最多で、40代の1827人(34%)、30代の1064人(20%)、20代の362人(7%)と続いた。

 今回初めて、休職した時の所属校の勤務年数を調べたところ、2年未満が2472人(46%)と半数近くを占めた。公立校の教員は5〜6年で異動するのが通例。異動で話し相手がいなくなるなど勤務環境の変化が精神状態の不調につながった可能性がある。

 全体の病気休職者は33人増の8660人で過去最多を更新した。文科省の10年度調査では、教員の年齢構成は小中高校の各校種で50歳以上が3分の1を超えており、「教員の高齢化」が病気休職増加の要因とみられる。

 一方、何らかの処分を受けた教員は3677人減の4304人(監督責任を除く)。09年度は兵庫県で学力検査の採点・集計ミスにより3626人の大量処分があり、今回は大幅に減少した。懲戒処分を受けたのは905人で、このうちわいせつ行為は前年度比14人増の152人。このほか交通事故349人、体罰131人など。君が代斉唱時の不起立など国旗掲揚・国歌斉唱に関する処分は21人だった。



 いいことですけど、何でなんでしょうかね?

 単純に頭うちになっただけ?依然として多いと言えば多いですからね。

 教員っていうのはなかなか特殊な仕事だと思います。

 で、このうち、実際に内因性の「うつ病」が果たしてどのくらいのパーセントいるのか、すごく興味あります。

 本人に「鬱病」と診断しても、実際は不安障害や適応障害なんかも多いんじゃないでしょうか。または、実は発達障害で、教員という立場におかれたために抑うつ状態になった人とか、結構いるのでは、と推測されますが、あくまで推測の域なので何ともいえません。
posted by さじ at 19:42 | Comment(1) | 精神

2011年12月27日

臨床心理士が国家資格にランクアップ。能力向上が狙い。

臨床心理士を国家資格に

 民主、自民両党は25日、心の病を抱える人へのカウンセリングなどを行う民間資格「臨床心理士」を国家資格とする方向で調整に入った。人材を確保し専門性や能力の向上を図る狙い。「心理師」などへの名称変更も検討する。関連法案を来年の通常国会に議員立法で共同提出、成立させたい考えだ。

 うつ病や自殺の増加などにより、心理療法のニーズが高まっているのが背景。国家資格として地位を安定させれば、志望者が増え、能力も向上するとの判断がある。

 2005年にも同様の法案が検討されたものの、精神科の開業医から競合の懸念が示されるなどしたため提出に至らなかった経緯がある。



 素晴らしい。今まで国家資格じゃなかったことがおかしいぐらいのあれでしたね。

 臨床心理士は、心理テストを行ったりカウンセリングをしたりするプロフェッショナルです。特に心理テストの領域のプロフェッショナルともなれば、大きな病院で精神科医以上の卓越した知識をもって検査を行うことで、診断確定に一役買うことができます。

 そもそも記事にある「精神科の開業医から競合の懸念が示される」って、とんでもないことですよね。開業の精神科医程度がどれだけ偉いのかという話です。そりゃ臨床心理士だって、カウンセリングやったり心理テストやるなら、プロとしての自覚が求められるわけですよ。でもそれは精神科医も一緒でしょう。別にお株とられるわけじゃないし、患者にとっては利益が大きいことですし、いいじゃないですか。
posted by さじ at 22:25 | Comment(0) | 精神

新潟大学病院の医師が肝細胞癌術後の経過観察を怠り再発。

新大病院外科医、がん経過観察怠る

 新潟大学医歯学総合病院(新潟市中央区)は27日、外来を担当する第一外科の50歳代の男性医師が、患者2人に行った肝細胞がん手術後に十分な経過観察を怠ったため、再発を見逃したと発表した。2人は現在、同病院で治療を続けている。

 同病院によると、患者は50歳代と60歳代。手術後数年間、他の病院などでがんの再発が見つかるまで、コンピューター断層撮影(CT)などの画像診断をしなかった。



 肝臓のがんで、一度もCTを行わないとは何という・・・。

 しかしこういうのもニュースになる時代になったんですね。いいことだと思います。やっぱり治療は最低でもガイドライン通りでないと。医療の質を保てませんからね。
posted by さじ at 21:50 | Comment(0) | がん

2011年12月26日

ニキビの原因菌のアクネ菌で、悪性黒色腫を退治しよう。

ニキビのアクネ菌でがん細胞減少 三重大が成功

 三重大(津市)は22日、皮膚がんの一種・悪性黒色腫にニキビの原因となるアクネ菌を投与し、がん細胞を減少させる治療実験に世界で初めて成功したと発表した。

 実験した同大大学院医学系研究科の山中恵一講師のグループによると、がん細胞を移植したマウスにできた腫瘍部分に移植直後と14日後の2回、アクネ菌を注射で投与したところ、がん細胞がほぼ消失したという。アクネ菌に抵抗するため、白血球が腫瘍に集中し、その際、がん細胞も食べて破壊するためだという。白血球はアクネ菌を消化するまでに時間を要するため長時間、腫瘍に群がるという。

 国内では年に約2000人が悪性黒色腫にかかるといい、末期のステージ4まで進行した場合、10年後の生存率は約10%とされる。山中講師は「人への治療では菌を直接注射できないが、今後、アクネ菌の細胞のどの部分が、がん細胞減少に最も効果を発揮するのか解明できれば、効果的な治療法の確立につながる」と話している。



 意外と予後の悪い悪性黒色腫、いわゆる皮膚癌です。日本人の場合、足の裏に出来やすいので意外と見落としがちで注意が必要です。

 そんな癌を、お肌の敵たるアクネ菌を利用して攻撃してやろうという治療法。なんか凄いですけども。

 ついでに、アクネ菌絡みでこちらも参考に。

 ドクター吉木のやさしいスキンケア

 ニキビ痕には種類があり、主に以下の三つに分けられます。

 (1)色素沈着=ニキビの痕が茶色くシミのようになって残るもの。半年〜1年くらいで薄くなることが多いですが、日焼けをすると残ってしまうことも。(2)赤み=深いニキビは赤みが残ることがあり、3年以上続くこともあります。(3)陥没=クレーター状のへこみが残ると、時間がたっても消えません。

 それぞれの治療をみてみましょう。(1)はまずは美白化粧品でのケアを。ただ、それだけではなかなか薄くならないことが多く、ピーリング(古い角質の除去)を併用すると早く効果が表れます。AHA(フルーツ酸)を配合したピーリング化粧品を試してみましょう。クリーム状などの洗い流すタイプがおすすめです。(2)赤みにはビタミンC誘導体(リン酸アスコルビルなど)配合の化粧水を使いましょう。さらにイオン導入器を使って導入(電気的に肌にビタミンCを浸透させること)するとよいでしょう。(3)陥没はかなり難題です。レチノール化粧品とピーリングが有効ですが、自分で行うケアで大きく改善させることは難しいでしょう。

 さらに改善を望むなら、美容皮膚科を受診しましょう。(1)はクリニックのピーリングを受けると早く改善します。(2)には赤みをとるレーザーや光治療があります。ただ、赤みに有効な機種はかなり限られます。(3)陥没にはサリチル酸ピーリングの他、レーザー治療が有効です。
posted by さじ at 00:05 | Comment(1) | 皮膚

2011年12月25日

2011年12月の医療ニュース 不育症やiPS細胞、トラウマ治療など

不育症:ヘパリン自己注射、国が保険適用承認

 血栓症の治療や予防に使われる抗血液凝固薬「へパリンカルシウム製剤」について、厚生労働省中央社会保険医療協議会は21日、在宅自己注射の保険適用を承認した。へパリンは流産や死産を繰り返す不育症の患者に広く使われている。自己注射は負担が大きいとして患者団体と学会が保険適用を求めており、朗報となりそうだ。

 不育症の発症者は年約3万人と推定される。胎盤や子宮に血栓ができると胎児に栄養が届きにくくなり、同省研究班の報告によると、血栓ができやすい体質が原因とみられる不育症患者は全体の約25%を占める。

 不育症予防のヘパリンは1日2回の注射が必要。毎日の通院は困難で、自宅で打つのが一般的だ。自己注射は保険適用外で月5万円程度かかり、妊娠中投与を続ける人も多い。

 ヘパリンは出血などの恐れがあるが、同省は研究班の患者調査などから「大きな副作用はみられない」と判断、治療の有益性が危険を上回ると判断した場合のみ、投与を認めた。



 不育症が治れば、少子化対策にもなりますからねぇ。育てられる暖かい家庭があるのに子供が出来ないというのはなかなか悲しいものです。こういう治療法があるのは、リスクはあっても、ありがたいことですね。





ひざの半月板、再生治療法を開発 東京医科歯科大

 一度傷つくと再生が難しいひざの半月板を、自分のひざの滑膜という組織からとった幹細胞で再生させる治療法を、東京医科歯科大の関矢一郎教授(軟骨再生学)が開発し、来年4月にも臨床研究を始める。半月板の損傷は、全国に2500万人という変形性膝関節症につながる。歩きづらいひざの痛みに苦しむ患者には朗報になりそうだ。

 半月板は関節軟骨に挟まれた軟骨組織で、クッションの役目をする。加齢などですり切れると、手術で縫い合わせて補強したりするが、手術できない場合も多い。症状が進めば、痛みをとるためにすねの骨を切って向きを変えたり人工関節を入れたりする。

 新しい治療法では、患者のひざの状態を内視鏡で確認するとき、半月板の近くにある滑膜の一部を採取。2週間培養して増やした幹細胞を、注射器で半月板の損傷部に移植して再生させる。同大で3年間で20人ほどの患者を対象に臨床研究を行ったあと、他の病院にも広げて臨床試験(治験)を行う。



 整形外科ジャンルだと、iPS細胞なども使いやすそうですね。膝の摩擦をとってあげるために半月板を再生できれば、お年寄りでも痛まず歩くことができるようになる=認知症のリスクも減るかもしれません。





患者の顔を叩いて睡眠時無呼吸を改善する枕型ロボット

 クマのぬいぐるみを改造して作られた「じゅくすい君」と呼ばれるこのロボットは、クマのおなかの部分が枕として機能すると共に、クマの腕が動いて、寝ている人の顔や首に直接触れて刺激を与える事ができるようになっています。

 "まず、指にはめるパルスオキシメータで血中酸素濃度を測ります。あとは、このクマの中に入っているマイクで「いびき音」を収集します。その2つを合わせてパソコンで判定をして、そしてそれをアクチュエータに反映して、その人の症状によってアクチュエータの動かし方を変えていきます。それでアクチュエータの動きによって、寝返りを促したり、ひどい無呼吸状態の時には、患者さんを起こしてしまいます。"

 現在、睡眠時無呼吸症候群の患者数は、国内だけで約200万人いると言われており、これによって起こる日中の眠気や集中力の低下が重大な事故に繋がる事例も報告されています。



 これは素晴らしい。睡眠時無呼吸症候群の恐ろしいところは、自分では気づかないところや、医師によってはかなり軽視している人がいるというところですね。毎日抑うつ状態が続き、眠気が酷い、それで睡眠時無呼吸症候群を疑わない医者もどうかと思うのですが…。こればっかりは検査するしかないので、お近くの病院へ。





エベレスト級経験で抗酸化酵素6倍 元五輪選手が論文

 エベレスト級の山への登山経験がある人の血液には登ったことがない人に比べ、低酸素による体へのダメージを抑える酵素が約6倍も多い――そんな測定結果をプロスキーヤー、三浦雄一郎さん(79)の次男で元五輪モーグル選手の三浦豪太さん(42)ら順天堂大などのグループが確かめ、米医学誌に論文を発表した。

 酸素が薄い8千メートル級の山に登ると、老化につながると考えられる活性酸素が発生しやすくなり、体に負担がかかることがわかっている。しかし、酸素が薄い状態が続くと「高地馴化(慣れ)」と呼ばれる現象が起きる。70歳を過ぎてエベレストに2回登頂した雄一郎さんも登頂時には高度をゆっくり上げて体を慣らしていく。

 豪太さんらは、雄一郎さんら経験者と未経験者計17人の血液成分を比較。経験者は、ダメージを防ぐ働きのある酵素「HO―1」が約6倍多く含まれていることがわかった。未経験者でも、低酸素室で高地トレーニングをすると、この酵素を作るのを促す遺伝子の働きが活発になっていた。経験者は最長で半年、酵素の高い値が続いたという。



 低酸素の状態にずっといることで、活性酸素のダメージは多いのかと思いましたが。実際はその後の「慣れ」の時間があれば、最終的には健康に近づく、と。まぁスポーツ選手でもない限りそんな高地で生活することもないんでしょうけれども。…高地というと、キリマンジャロでキリマンジャロコーヒーを飲む企画で反町さんがキリマンジャロへ実際に上った特番をいつも思い出します。あの寒そうな高地で飲んでいたコーヒーは美味しそうでした。





iPSで作った肝細胞、世界初発売へ

 あらゆる種類の細胞に変化できるiPS細胞(新型万能細胞)から作った肝臓の細胞を、バイオ企業「リプロセル」(横浜市)が来春、世界で初めて発売する。

 新薬の副作用検査で利用する製薬会社に向けたもので、現在輸入に頼っていた肝細胞が国内で入手できることになり、国内での新薬開発に大いに役立つと期待される。

 発売する肝細胞は、医薬基盤研究所(大阪府茨木市)が開発したもので、iPS細胞に3種類の遺伝子を組み込んで変化させた。価格は500万〜1000万個の肝細胞に、培養液などをセットにして、20万〜30万円の予定。

 人体に投与された薬は最終的に、肝臓で分解される。この際にできた物質が副作用を起こす恐れがあり、新薬開発では、人の肝細胞を使った、安全性確認が必須となっている。



 薬を開発する会社にとってはかけがえのないキットになりそうです。今までは全部輸入でしたもんねぇ…。いやーこれからは国産で色々できる時代かもしれません。





「トラウマを消す薬」を米軍が研究

 PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しむ兵士は少なくとも250,000人にのぼるが、これまでのところ、国防総省が試してきた治療法はどれもうまくいっていない。抗鬱薬や行動療法といった従来型のアプローチは、大失敗に終わっている。

 こうしたなか、米国防総省は12月13日(米国時間)、軍が実施するPTSD研究に関して、長期にわたって中核となる3つの研究機関に対する合計1,100万ドルの補助金を発表した。ニューヨーク長老派教会病院ワイル・コーネル・メディカル・センター、南カリフォルニア大学、およびエモリー大学において、D-サイクロセリン(DCS)の有効性に関する研究を専門家が行うことになる。

 DCSは、恐怖記憶の消去を促進するとされている薬だ。たいてい、曝露療法(疑似体験療法)の直前に、このDCSを服用する。

 曝露療法とは、心的外傷(トラウマ)による恐怖の連想を無効化するために、安全な環境でトラウマ的体験を再び体験するものだ。心は、過去の出来事を思い出すたびに、その記憶を「上書きする」。曝露療法によって、患者が心的外傷の記憶をより恐ろしくないものに書き直す方向に持っていくことで、悪夢やフラッシュバックなどの症状を著しく改善できることが複数の研究で示唆されている。

 曝露療法の際に用いられるDCSは、恐怖反応の統制に関与している脳の経路に働きかけ、書き直しを促進すると考えられている。DCSにより、脳が学習するプロセスが強化されるようだ。DCSはまた、恐怖反応を司る脳の領域である小脳扁桃にあるレセプターと結合する。そのため、患者がトラウマ体験を再体験している「あいだに」恐怖反応をブロックすることで、DCSは恐怖を出どころから、文字どおり「消去」できると専門家は考えている。

 DCS自体は1960年代から存在しており、最初は結核の治療に使われた[抗生物質の一種]。しかし現在は、抑鬱症、統合失調症、強迫性障害、そしてPTSDなどの症状を緩和して、錠剤の常用をせずにすませられるという可能性のほうに、研究者は関心を向けている。

 エモリー大学の研究チームは、PTSD、高所恐怖症、および強迫性障害の患者に、DCSとバーチャル・リアリティーの利用をすでに試みている。バーバラ・ロスバウムらの同大学の研究チームは2006年以降、患者にDCS、ザナックス[抗不安薬]、また偽薬を用いて、曝露療法の比較実験を行っている。



 薬で簡単に治る類のものではないと思いますけれども、うまく専門の精神科医が使って1年ほどみっちりかければ、普通のトラウマよりは良くなるのかもしれませんねぇ。





ビールの飲み過ぎで胃がんリスク上昇―欧州研究

 心臓病の予防や免疫力向上など、さまざまな効能が報告されているアルコール。しかし、飲み過ぎると多くの障害を引き起こすのはご存じの通りだ。こうした中、スペイン・ベルビチェ生医学研究所のEric J. Duell氏ら欧州の共同研究グループは、アルコール、特にビールの多量摂取が胃がんリスクと関係すると、「American Journal of Clinical Nutrition」(2011; 94: 1266-1275)に発表した。

 アルコールと胃がんの関係は多くの疫学研究で検討されてきたが、結果は一致していない。同グループは、がんと栄養に関する大規模疫学研究(EPIC)で確認された胃腺がん患者444例を含む症例対照研究で、アルコール摂取と胃がんとの関係を評価した。

 喫煙習慣、胃がんの発生部位(噴門部=胃の入り口=と非噴門部)、組織型(胃型と腸型)によって分類し、1日の純エタノール摂取量による胃がんのリスクを算出した。

 その結果、純エタノールにして1日0.1〜4.9グラムの少量のアルコール摂取と比べ、1日60グラム(ビール中瓶3本分、グラスワイン5杯分に相当)以上の多量摂取は胃がんリスクが1.65倍と高かった。アルコール飲料別の解析ではビール(1日30グラム=中瓶1.5本分=以上、1.75倍)だけが胃がんリスクと関係し、ワインや蒸留酒では関係は見られなかった。

 この関係は主に最も飲酒量が多い男性で観察され、非噴門部の腸型胃がんに限られていた。なお、女性については、1日125ミリリットルのビールを飲んだだけで乳がんリスクが上昇すると報告されている



 ビール瓶1.5本?結構すぐなのね…。要するにお酒はあまり飲まないほうがいいということですね。うーむ、毎日飲むのは確かに不健康だけれども、たまにだったら、ねぇ。





多気町の万協製薬、今年の外用薬ヒット商品「アットノン」の製造で貢献

 スキンケア商品のアウトソーシング会社「万協製薬」(多気町)が、今年220万本以上の売り上げを達成した小林製薬(大阪市中央区)の外用薬「アットノン」の製造部門を担当し、ヒットに貢献した。

 同社は1960(昭和35)年創業、神戸市に本社を構えていたが、1995年1月の阪神淡路大震災で工場を全壊した。1996年11月に本社工場を三重県多気町に移転、以後、クリーム剤や軟こう剤などの外用薬や化粧品などの製造に特化した受託メーカーとして業績を伸ばしてきた。現在約70社と取引があり、約200品目の製造を任されている。2009年には経営品質を表彰する日本一の賞「日本経営品質賞」を受賞。

 今年の3月に発売した同商品は透明ジェルタイプの塗り薬。血行促進、抗炎症、水分保持などの作用がある「ヘパリン類似物質」の有効成分の働きにより、切り傷ややけど跡を目立たなくする薬として、テレビCMや口コミ効果により爆発的に売れた。

 同社の松浦信男社長は「『アットノン』は新しい薬の使い方を提案して市場に受け入れられた商品。小林製薬さんのマーケティング力がヒットにつながり、10万個売れればヒット商品といわれる業界の中で220万個が売れた。お客さまと一緒にヒット商品を出すことを目標にしていただけにとてもうれしい」と話す。

 「相手先のブランド名で製造するOEMから、設計から製造までを手掛けるODM(オリジナル・デザイン・マニュファクチュアラー)を目指して、日本中のお助けマンに徹していく」とも。



 へぇ、いい目のつけどころですね。確かに傷や痕をとることを主軸においた薬はなかなかなかったかもしれません。こういう製品のただしさが、日本の医薬品を担っているんでしょうねぇ。





テルモの補助人工心臓でトラブル 7件、死亡なし

 テルモ(東京)が製造、販売した埋め込み型補助人工心臓で、ケーブルの一部が断線するトラブルがあったことが22日、分かった。同社と厚生労働省が発表した。

 トラブルがあったのは、昨年12月に承認された「デュラハート」。これまで日本国内で延べ46人が使用し、うち36人が継続的に使っている。5人(7件)でケーブルの一部断線や、その疑いがある不具合が見つかったが、ポンプの安全装置が働き、人工心臓そのものの機能が止まることはなく、死亡例もないという。同社は36人に、医療機関を通じて説明済みという。原因は調査中で、今後改良するとしている。



 画期的補助人工心臓なのです、が。要するにこの装置が完全に止まってしまうと死んでしまうような代物なのですが、安全装置でうまくカバーできていたようです。今後このあたりの改良を重ねることでエラーを極力減らすことができるでしょう。また、できることならこうやってカバーしている間に、心臓移植の件数が増えるといいんですけどねぇ。





豊胸バッグ「除去」勧告=破れる恐れ、日本でも販売−仏

 フランスの企業が製造していたシリコーン入りの豊胸バッグが体内で破れる恐れがあるとして、仏保健省は23日、除去手術を受けるよう勧告した。対象は仏国内だけで約3万人に上るとみられるが、AFP通信によれば、日本を含む65カ国以上で販売されていたという。

 問題のバッグは、昨年倒産し清算手続き中のポリ・アンプラン・プロテーズ(PIP)社が製造。医療用でない工業用シリコーンを使い、発がん性を指摘する声も出ていた。

 保健省は声明で、このバッグを使用した女性が「他の女性と比べ発がんリスクが高いわけではない」としながらも、体内で破れて炎症を起こす恐れがあるため、予防措置として除去を勧告した。



 なんでこの会社、医療用でないシリコン使ってしまったの?儲けを求めるあまり安さに走ったの?そういう会社は例外無く早死によ?しかもこれ、どうやってこの会社のシリコン使ったか、分かるんでしょうか。美容形成で説明してくれるんでしょうか?怖いわぁ。





尿発電によるワイヤレス尿漏れセンサーシステムを開発

 多数のセンサー群を人、物、環境中に配置し、各種の情報をセンシングし、我々の生活の安全・安心を支えるセンサーネットワークでは、電池交換の不要なバッテリレス端末が必須となります。道関研究室では、エネルギー源として、我々の身の回りに存在する熱、光、運動エネルギーといった、微小ながらどこにでも存在するグリーンエネルギーを活用したバッテリレスシステムの研究を進めています。

 センサーネットワークの応用分野の1つに介護があります。病院等での高齢者介護では、介護者が定期的に被介護者のおむつの状態を確認し、おむつの状態に応じておむつの取り替えを行っていました。被介護者の各おむつに尿もれセンサーを取り付け、センサーネットワークで各おむつの状態を把握できれば、介護者の不要な確認作業の負担を軽減でき、また、被介護者の尿漏れによる不快感を軽減できます。しかしながら、既存の尿漏れセンサーは、電源コードが必要で被介護者の動作を束縛する問題や、無線型の尿漏れセンサーでは尿検出および無線に電池が必要で電池交換の必要性や小型化できない問題がありました。



 おむつってのは、まぁ確かに不快なものではありますね…。何とかうまいこと、お互いが楽な介護ができればいいんですけどね。こういうニュースのような技術革新があると、少しずつ、現場の医療も改善していくんだなと実感できます。
posted by さじ at 20:03 | Comment(0) | NEWS

訪問型精神科医療の現状を真剣に打開する時が来たのかもしれない

自宅で暮らしたい…訪問型精神科医療の挑戦

 うつ病などの精神疾患で病院に通う人は年間300万人。その数は国民の40人に1人にあたり、01年の1.5倍となっている。日本では、重い精神疾患の場合は入院治療が中心だが、患者からは「住み慣れた自宅で生活したい」という切実な声が上がっている。こうした中、重症患者に訪問型の医療を提供し、希望をもたらしている、医師やソーシャルワーカーらの取り組みを取材した。

 黒川常治さん(42)は、グラフィックデザイナーとして活躍していた99年、うつ病を発症し、職を失った。病状が安定した今、心の病に理解と支援を求める活動を続けている。黒川さんは「テレビのリモコンを取る、それすらできないひどい時がある。病院に行くほど力がない時に、ドクターや支援者が家に来てサポートしていただけると、かなり助かります」と話す。

 京都市にある訪問型の精神科「ACT−K(アクト・ケー)」では、医師や看護師、福祉に詳しいソーシャルワーカーらがチームを組み、自宅で暮らす重度の精神障害者を支えている。看護師らが患者を訪問し、会話を通じて、病状だけでなく、食事や現金が足りているかなどを把握し、生活全般を支援する。当番の職員は、深夜も電話を持ち歩き、24時間体制で患者の相談に応じている

 海外で普及している精神科の訪問支援を実現した、ACT−Kを主宰する高木俊介医師は「統合失調症は100人に1人がなる。絶対、他人事じゃないんです。重度の人がきちんと支援されて地域で人間らしく暮らす姿がないと、(軽度の人も)自分が悪くなったら、精神科病院(入院)だとびくびくして。それでは軽度の人だって良くならない」と語った。

 ACT−Kに所属するソーシャルワーカー・金井浩一さんは現在、統合失調症の男性患者を支援している。この男性は、大学卒業後に海外で日本語教師をしていたが、91年に発症した。入院がつらくて、歩いて家に戻ったこともあるという。男性の母親は「誰でも、病院より家の方がいいですからね。本当に助かっています。家の者だけじゃ、対応しきれませんから」と話した。

 金井さんは、男性を気遣い、病院のような薬や治療には触れず、音楽を話題にする。音楽が好きな男性を和ませようと、いつもギターを持参して曲を演奏する。金井さんは「人間関係がまずありきで、その次に薬や医療があるかなと。3年、5年でも関わり続ければ、何か必ず変化がある。ずっと関わり続けようかなと思う」と語った。

 精神科の訪問支援組織は全国に約20しかない。誰もが精神疾患になりうる時代、「自宅で暮らしたい」という患者の願いをかなえるため、新たな支援が求められている。



 こういう支援制度があれば、精神科医療も、捗るんでしょうけれども。なかなかねぇ。他の先進国と比べると、まだまだ。

 まずお金のかけかたがなってないです。精神科支援医療に今まで以上の費用負担を国が行わないと、成り立たないです。他の国はもっと割合として高いですからね。精神科ケースワーカーの数も圧倒的に不足していますし。本来ならもっと社会的にサポートすべきところなんでしょう。

 まず国がこういう点で意識改革しないと、民衆はついてきませんからね。
posted by さじ at 15:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神

2011年12月08日

医療費の窓口負担100円制度では、日本の医療は何も解決しない。

「窓口100円」非常に難しい=医療費の受診時定額負担―民主・長妻氏

 民主党の長妻昭元厚生労働相は4日のNHK番組で、外来患者が支払う医療費の窓口負担に1回100円程度を上乗せ徴収する「受診時定額負担」について、「党内の議論では非常に難しい方向性になっている」と述べ、実施は困難との見方を示した。長妻氏は同党の「社会保障と税の一体改革調査会」の事務局長を務めている。

 長妻氏は、政府・与党が検討している年金支給額の引き下げに触れ、「2.5%年金を下げ、消費税率を2010年代半ばに10%にすると大変な負担になる。社会保障で負担ばかりをお願いすると、何のために消費税を上げるのかと取られかねない」と語った。 



 なんか根本的解決にならないんですよねぇ、窓口負担って。

 これって何、開業医にとって優遇されるやつなんじゃないんですか?診た患者分増えるっていうのは。

 もっとこう、総合病院の赤字をいかに減らすかとか、勤務医の給料を上げる方向にならないもんですかね。

 あとこう、なんだ、診療科ごとの変動ってのも、もっと必要だと思う。

 具体的に言うと、外科の勤務医は他の科の1.5倍ぐらい給料払ってもいいと思う。

 今の外科って、ホントボランティアですよ。なり手も少なくなってますし。オカシーですよね、一番「スキル料」をとるべきところが、なってない。逆に、スキルも何もない開業医が患者をさばけばさばくだけ儲かるシステム。オカシー。

 そもそも、なんていうの、医者全体の認識だと思うんですけど「儲けたいなら開業」って考えが浸透するぐらい、開業が儲かるってのがおかしいんじゃないですかね。
posted by さじ at 01:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大学

2011年12月06日

東北大学が緑内障予防にカルパイン阻害薬を研究する。

緑内障治療へ新たな光明 投薬で視神経を保護

 東北大大学院医学系研究科の中沢徹教授(眼科)らの研究グループは、特定のタンパク質分解酵素の活動を抑制する薬が網膜視神経を保護し、緑内障の改善に効果があることを確認した。緑内障は40歳以上の約5%が発症し、失明の原因でトップの病気。現在は眼圧を下げる以外の治療がなく、新たな治療法につながると期待されている。

 緑内障は視神経の乳頭のねじれや萎縮が原因で網膜神経節細胞が死に至り、視野欠損と視力の低下を引き起こすことに、グループは着目。この視神経を保護する手法の研究に取り組んだ。

 これまでにタンパク質分解酵素「カルパイン」が活性化されると特定のタンパク質が分解され、細胞死が起きることが分かっている。
 中沢教授らは神経節細胞が8割減った緑内障症状のマウスに、「カルパイン」の働きを抑制する薬(阻害薬)を投与。阻害薬を与えたマウスの網膜神経節細胞の生存率が上昇し、保護効果が高いことを突き止めた。培養細胞でも同様の効果が得られた。



 今までと異なる機序で、視神経をうまく守ることのできる薬。これは期待できそう。実際緑内障って難しいですけど、失明する危険の高い疾患なので。
posted by さじ at 01:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 眼科

九州がんセンターの看護師ブログ「嫌いな患者にわざと点滴を失敗した」

九州がんセンター>看護師 ブログに「注射をわざと失敗」

 国立病院機構九州がんセンター(福岡市南区)の20歳代前半の女性看護師が、自身のブログに「患者への注射をわざと失敗した」など患者への加害をほのめかす内容を書き込んでいたことが分かった。看護師は「虚偽の内容を書き込んだ」と話しているが、同センターはこの看護師の処分を検討している。

 同センターによると、この看護師は今年9月からブログを始め、10月下旬に「今日は大嫌いな患者のお部屋担当でした」「腹たってからわざとバシバシ何回も殴って血管じゃないところに(点滴を)ぶっさして失敗した」「死んでほしい」などと書き込んだ。

 11月18日に、ブログを見た人からの問い合わせで発覚、本人が認めたため、同21日から看護業務から外した。

 被害は確認されておらず、看護師は「ストレスを抱えてうそを書いた。お騒がせして申し訳ない」と話しているという。



 最近思うんですけど、なんか医者や看護師のブログやらtwitterやらSNSやらで、自分の受け持ち患者のこと書いてる人、いるじゃないですか。あれってホント、モラルがないよなと思うんですよね。悪口でないにせよ自分のことが書かれていたら嫌でしょうし、そういう人がいるせいで、医療従事者とはモラルの低い人で、ネットで垂れ流すネタとして患者のことを書くのだろうかと誤解されてしまいます。

 で、こういう事件が起こる。

 あのー、憶測なんで、アレですけど、この看護師、「うそを書いた」と言ってますけど、おそらく、本当に、何度も「ぶっさした」んでしょう。だってストレス発散のためにこんなネガティブな嘘を書きませんもんね、普通。もし本当にストレス発散でこういう嘘の記載をするなら、それは正常の人の思考とは言いがたい。

 これを機会に、二度とこのようなことを、九州がんセンターだけでなく、全国の病院でやらないように徹底しないといけない。たまに、たまにですけど、看護師の中にもとんでもなくモラルがないというか、そこらへんの頭の悪そうなおねえちゃんと変わらないような口調で患者に接して、患者を怒らせる人って、いますから。患者第一で行動しましょう。
posted by さじ at 01:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん

2011年12月05日

多剤耐性菌の耐性の謎を大阪大学が解明する

多剤耐性菌の「耐性」ナゾ解明 阪大、治療薬開発へ一歩

 多くの抗生物質が効かない「多剤耐性菌」は、何種類もの薬をどのように認識してはねつけるのか。そのしくみを大阪大産業科学研究所の山口明人教授らのグループが解明した。細菌の耐性化を防ぐ治療薬の開発につながると期待される。28日付の英科学誌ネイチャーに掲載された。

 グループは、細菌の表面にある細胞膜に、薬を異物と認めて外にはき出す働きをするたんぱく質があるのを見つけ、その構造を研究してきた。今回、このたんぱく質には、薬がくっつく部位が2種類あることを新たに確かめた。それぞれに複数の「鍵穴」があり、その組み合わせによって、多様な薬を異物として見極めているという。



 この鍵穴のマスターキーのようなものができれば、多剤耐性菌に効く抗生剤もより多く開発できるのでしょう。まぁ、どんなに進歩しても、ピンポイントであてられるような、感染症内科的なスーパースキルが患者のためになるのは間違いありませんが。
posted by さじ at 03:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感染

サッカーのヘディングが記憶や視覚を担う脳に損傷を与える

サッカーのヘディング:脳損傷につながる恐れ、記憶力に影響も−調査

 サッカーで得点を狙ったりパスしたりする際のヘディングを成人のアマチュア選手が長期にわたって行うと、記憶力に影響を及ぼし得る脳損傷につながる可能性のあることが研究者らの調査で明らかになった

 北米放射線学会がシカゴで開催する年次会議で29日発表された調査結果によると、サッカーボールを頭で打つヘディングを年間1300回以上、1日当たり数回行った人は、注意や記憶、計画、体系化、視覚をつかさどる脳の領域に損傷を受ける可能性が高まった

  米国の各州やスポーツ組織が安全性向上に向けた規則の策定を進める中、スポーツ活動で受ける脳損傷への関心が高まっている。調査によると、レクリエーションでのプレー中のサッカーボールの時速は最高55キロメートルで、プロのゲームではその2倍以上に達する可能性がある。リポートの主執筆者、マイケル・リプトン氏は、どの程度ヘディングを行うと脳損傷を受ける可能性があるかに関する研究が次の段階として必要になると述べた。



 当然と言えば当然ですかね。頭って結構大事なところなのに、あんなボールがバンバン当たっていいはずがないというか。プロ選手は、プロなんで、それで飯食っていくのでまぁいいんでしょうけれども。研究職の人とか、思考力とかそういうのを大事にする職の人、そういう職につく可能性のある人は、リスクはできるだけ避ける方向のほうがいいような気もしますね。まぁあまりそのー、そんなに激しくなければ大丈夫なんでしょうけれども。
posted by さじ at 01:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 脳神

味の好き嫌いによって、顔面の皮膚の血流が変化する。

味の好き嫌いで顔の血流変化 九州大が突き止める

 甘味や苦味など味の好き嫌いを感じることで、顔面の皮膚の血流が変化することを、九州大の林直亨准教授(応用生理学)らの研究チームが突き止め、1日付の米科学誌「プロスワン」電子版に発表した。

 意思疎通が困難な筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の好みに応じた食事の提供や、食品開発の官能検査への応用が今後期待できるという。

 実験は20〜30代の男女16人が対象。甘味、塩味、酸味、苦味、うま味の五つの「基本味」の溶液を口に含んだ際、まぶたや鼻など顔の6カ所の部位で起きる血流変化を、レーザー光を



 どういう味がお好みかを、自分の意志で伝達できない人から感知することができるようになるかもしれませんね。

 美味しいものを食べると顔がほころぶものです、それが血流に影響しているのだとすれば、おいしいものを食べたほうが肌の血行が良くなって美容効果もある?かも?
posted by さじ at 00:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚

2011年12月04日

歯の幹細胞を移植して脊髄損傷を治療することに成功。

歯の幹細胞で脊髄損傷治療 神経再生し、運動機能回復

 人の乳歯や親知らずから取り出した、骨や神経などさまざまな細胞に成長する幹細胞を、脊髄を損傷したラットに移植すると、中枢神経が再生し下肢の運動機能が回復することを、名古屋大の上田実教授(顎顔面外科)らの研究チームが明らかにし、1日付の米医学誌電子版に発表した。

 ラットの実験では、歯の幹細胞は移植しても腫瘍は形成されなかった。上田教授は「胚性幹細胞(ES細胞)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った再生医療よりも倫理や安全面のハードルが低く、脊髄損傷の治療に新しい可能性を提供でき、医療廃棄物の有効利用も可能」と話している。



 そろそろ本格的に脊髄損傷をおった人に臨床研究のような形で再生医療できないものですかね。理論上は出来ても実際やるとなると悪性腫瘍などのリスクからは出来ないんでしょうか。それでもその人の日常動作を回復するなら、希望者は多いと思うのですが。
posted by さじ at 21:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歯科

小学生の4割が毎日排便がない。放置すると将来的に悪影響。

毎日排便のない小学生は約4割、親の意識も薄く 放置すると将来の健康に悪影響も…/大塚製薬

 大塚製薬は12月1日、「子どもの排便状況と食物繊維の摂取」に関するアンケート調査の結果を発表した。 同調査は松生クリニックの松生恒夫院長監修のもとベネッセコーポレーション「ウィメンズパーク」にて、 6〜12歳までの子どもを持つ女性1,162名を対象に、10月17日〜27日の期間に行われた。

 「あなたのお子様は、この一週間に何回、排便がありましたか? 」との問いには、「排便7回」(39.1%)が最も多く、 次いで「排便8回以上」(19.6%)となった。しかし、小学生全体で「排便7回未満」(週6回以下)は41.3%にのぼり、 約4割は毎日排便がないという結果になった。

 「あなたは、この一週間のお子様の排便に関して、どのような印象を持たれましたか」との質問には、「順調で ある(問題なし)」が78.8%、「おおいに改善の必要を感じる」はわずか2.8%となり、子どもの排便を楽観視する 傾向が見られた。

 自分自身と子どもの食物繊維摂取量については、「親子ともに不足」が最も多く38.2%。「親は足りているが子は 不足」(15.4%)と合わせると、実に半数以上が子ども食物繊維摂取量の不足を感じている。さらに、子どもの排便の回数が「1日1回未満」の親を見ると、62.1%が子どもの食物繊維不足を感じていた。

 自身と子どもの健康や生活習慣で、改善したい(感心しない、問題だ)と思っていることを聞くと、トップ3は 「食生活のアンバランスや偏食」「運動不足」「寝不足」。「子供の快便習慣ができていないと思う親は10.2%で、 親が自分の子どもの排便習慣を改善しようという意識は薄い」としている。

 同調査に関して松生クリニックの松生恒夫院長は、「小学生の約4割に毎日排便がないというのはとても心配な 結果です」とコメント。「親は子どもの排便状況にもっと気を配り、子どもの便の状態をいつもチェックするように してほしい」と続ける。

 人間の腸の弾力のピークは20歳頃で、それまでは機能が発達する状態にあるとのこと。「特に小さな子どもは 腸の力がとても弱い状態にあり、放っておくと排便状況が悪くなるのはある意味当然といえる。私の病院にくる子どもの腹痛の原因1位は便秘で、便秘になると腸内環境も悪化。それが将来の健康に大きなツケを残す ことにもなりかねないので、子どもの頃からの正しい排便習慣がとても大切となる」。

 子どもの排便状況改善策としては、「下剤に頼らないこと」と松生院長。その理由として、1つ目は「下剤は特に 子どもの場合排便力そのものを奪う作用がある」と指摘する。そして、2つ目に食物繊維の摂取も挙げる。「私は 便秘の患者さんに食物センイ飲料とオリゴ糖を寒天で固めたものをすすめており、改善に役立つと評判」という。

「正しい排便習慣とバランスのよい食事、運動といったトータルの形で、子どもの腸内環境づくりに取り組んで いただければ」と締めくくっている。



 生まれてこのかた、朝出なかったことがないくらいの快便マンなので、便秘の苦しみというのは分からないのですが、小学生で出ないっていうのはどういうことなんでしょうね。

 まず言えるのが生活スタイルが不安定で腸がうまく動かないとか?食生活を、しっかりとしたものにして、小学生らしくしっかり寝る。もともと小学生なのですから、運動はするでしょうし、それならうまく出るような気はするんですけどね。最近の小学生はなんかやたら遅くまで起きていて、それを親が寝かさなかったりするので寝不足とかいうニュースもちらほら耳にしますが。便秘だからと安易に便秘薬を与えるのではなく、まずはここからですね。(大人にも言えることですが、腸を動かすには運動すればいいので、安易に便秘薬に頼るより前にまず運動と食習慣改善からやってみたほうがいいと思います)
posted by さじ at 20:40 | Comment(1) | TrackBack(0) | 小児

女性にみえる格好をする男性は他の男性より優位に立てるかも

繁殖競争に勝つオスの秘訣は「女装」、スペイン研究

 マーシュハリアーとも呼ばれるタカ科の鳥、ヨーロッパチュウヒ(学名:Circus aeruginosus)のオスの大半は羽の色がグレーだ。一方、メスは全身茶色で頭と肩だけが白い。ところがオスのうち3分の1強は、メスとそっくりの配色をしている。

 この「女装」の意味を見出そうとした生物学者たちは、フランス中西部の湿地帯マレ・ド・ブルアージュ(Marais de Brouage)でヨーロッパチュウヒの生態を観察した。

 スペインの研究所Instituto de Investigacion en Recursos Cinegeticosの研究チームは繁殖期のつがい36組について、オスの配色、メスの配色、「メスのようなオス」の配色に塗ったデコイ(模型)3種類のうちどれか1種類を、各つがいの巣の近くに置いた。

 すると、典型的なオスの配色の羽をもったオスが、巣を守ろうとして同じオスの配色のデコイを攻撃する率は、他の2種類のデコイに比べて3倍高かった。

 さらにもっと衝撃的だったのは、メスの配色をしたオスの行動だった。メスの配色をしたオスたちは、過剰なまでにメスの役割を「演じて」いた。彼らは「嫉妬」から、オスのデコイよりも、メスのデコイを攻撃するほうが2倍以上、多かった。

 研究者たちは、徹底的にメスを模倣することで、メスに見えるオスのほうが、他のオスとの競争の中で優位に立てるのではないかと考えている。メスのような外見で攻撃性を控えて行動すれば、競争相手の他のオスから攻撃されにくく、メスに近づいて恋をするチャンスが増えるというわけだ。またライバルと争うことなく、食物が豊富にある生息地に進入していくチャンスもできる。



 へぇ。人間だとどうなんでしょうね。

 いわゆる草食系も、中性的なところありますけどね。そういう人のほうが、男から警戒されずにアプローチできるというのは、まぁ、あるかもしれません。濃い顔は損、ということで、個人的に涙目なニュースでした。
posted by さじ at 20:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神

自閉症時の脳(ニューロン)は通常よりも過度に発達している。

自閉症児の脳は過度に発達、出生前に起因か 米研究

 自閉症の少年7人の遺体解剖の結果、彼らの脳が自閉症ではない少年のものより重く、ニューロン(神経細胞)の数も多かったとする研究結果が8日、米国医師会雑誌(Journal of the American Medical Association、JAMA)に発表された。少人数ながら、自閉症児の脳の過成長が子宮内で起こっている可能性を示すものだと指摘している。

 米国の研究者らは、2歳から16歳までの自閉症の少年7人の遺体の脳を調べた。死因は大半が溺死だが、8歳児1人は筋肉のがんで死亡し、16歳少年1人の死因は不明だ。

 事故で死亡した自閉症ではない少年6人(対照群)の脳と同じ年齢で比較してみると、自閉症の少年の脳は前頭前皮質にあるニューロンの数が対照群の脳より67%多く、脳の重さも各年代の平均より18%近く重かった。

 皮質ニューロンは出生後に生じることはないため、自閉症児におけるニューロンの病的な多さは出生前に起因していたことになる。研究者らは、「出生前の細胞誕生や細胞維持が不完全だったことが、自閉症の発症に関係している可能性がある」と指摘した。

 前頭前皮質は、言語や意思伝達のほか、気分や注意力、社会的能力を司っている。自閉症児は通常、これらの点が得意ではない。

 米ユタ大(University of Utah)のジャネット・ラインハート(Janet Lainhart)氏らは解説記事で、「(自閉症の人では)脳を作り上げるなんらかの要因が阻害されているようだ」と記した。

 ただし今後は、こうした関連性の検証や、脳の相違が自閉症の程度にも関連しているのかなどを調べる研究が必要とされている。

 今回の論文によると、脳や頭部に異常な成長が見られる生後9〜18か月の時期に自閉症の兆候が現れる傾向があることが、これまでの研究で示されているという。



 脳の構造が健常とは違う、というのはよく言われていましたね。

 だもんで、抗精神病薬の効果がなかなか出にくかったりするんでしょうか。神経が多すぎてもなかなかうまくいかないもんなんですねぇ。
posted by さじ at 19:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神
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