2011年08月04日

日本の処方薬は本当に高いのか?

「処方薬高い」…行動は鈍く

 処方薬の価格を「高い」と感じている人は患者の3分の2に上ることが、ファイザー(東京都渋谷区)が行った「国民の薬に関する認識度調査」で分かった。価格への関心は高いが、薬の調査など患者自身の行動は不足している傾向も見られた。調査は昨年11月、全国の20代以上の男女計9400人にインターネットで実施した。

 それによると、処方薬の価格について「とても高いと感じる」が12・3%、「どちらかといえば高いと感じる」が54・2%で、66・5%が高いとした。処方薬について気になる項目も「毎月かかる薬代」が39・9%と最も多かった。価格の安い長期収載品(特許が切れた先発品)か、後発医薬品(ジェネリック)を処方してほしいと希望する患者は74・1%に上った。

 ところが患者の行動を見ると、「処方薬を指定しない」が73・9%、「製薬会社を調べない」が51・3%。また、後発医薬品を使ったことがあるかどうかは、35・5%が「分からない」と答えた。

 順天堂大学医学部の小林弘幸教授(外科学)は「満足のいく治療を受けるためには、処方薬への認識、知識を高めて」とアドバイスしている。



 日本の処方薬は、国民皆保険制度の甲斐あって、バカみたいに安いと思いますけれども。毎月定期的に支払っているから高く感じるんですかね。


posted by さじ at 14:06 | Comment(2) | TrackBack(0) | 薬理

京都大学が、もやもや病の御原因遺伝子を特定する。

「モヤモヤ病」 東アジアの難病、原因遺伝子特定 京大

 脳内の血管が細くなり、脳梗塞や脳出血を引き起こす難病「モヤモヤ病」の発症に深く関係する遺伝子を、京都大大学院医学研究科の小泉昭夫教授(遺伝疫学)らの研究チームが突き止め、20日付(日本時間21日付)の米科学誌プロスワン電子版に研究成果が掲載された。チームは「今まで手術しか有効な治療法がなかったが、今回の発見で予防や投薬治療に可能性が広がる」としている。

 モヤモヤ病の患者は日本や韓国、中国など東アジアが中心で、特に日本は約1万人に1人の頻度で発症。血管形成の異常で起こるという。

 チームは日本と韓国、中国の患者251人と健常者751人のDNAを比較。日本人で約9割、韓国人で約8割、中国人で約2割の患者で「RNF213」という遺伝子に変異があった。変異がある人はない人よりも、日本人は約340倍、韓国人は約136倍、中国人は約15倍の確率で、モヤモヤ病の発症リスクが高いことが分かった。

 一方、ドイツ人など白人の場合は患者、健常者のいずれにも変異はみられなかったという。

 また、ゼブラフィッシュの受精卵でこの遺伝子の働きを抑制すると、頭部の血管の発達に異常を確認。遺伝子が血管形成に重要な役割を果たしていることも明らかになった。



 頭の血管の画像がもやもやしていることから名付けられた、もやもや病。英語では「moyamoya disease」。

 まんまです。

 しかも小難しい名前だった疾患が、数年前に「もやもや病」として正式名称に認定されるほどの認知度の高さ。

 脳の太い血管が狭くなったり閉塞したりして、細い血管が異常に増殖することでもやもやとした煙のように見えるのです。

 有名どころでいうと、徳永英明さんがこの病気になりましたね。
posted by さじ at 02:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 脳神

2011年08月03日

加齢臭の原因物質ノネナールをサケやカニに含まれるアスタキサンチンで治療

体臭の専門医「サケやカニの摂取は加齢臭の予防に効果的」

 ワキガや多汗症治療に詳しい北村クリニック院長・北村義洋さんは、こう話す。

「ニオイの原因となる汗を出すのは耳の中やワキ、乳首、陰部などにあるアポクリン腺。ここから出る汗に雑菌が繁殖してニオイを発します」

 さらに、ワキは常に閉じた状態のため高温多湿になり、雑菌の活動がより活発になるのだという。

 「かいた汗を放置していると雑菌がどんどん繁殖してしまうので、濡れたハンカチや制汗シートなどでこまめに汗を拭く心がけも大切です」(北村さん)

 「加齢臭の原因のノネナールの働きが特に活発なのは、40才を過ぎた男性。ノネナールのもととなる過酸化脂質は、活性酸素が増えると同時に増加するため、活性酸素を抑えれば発生を抑制できます」(北村さん)

活性酸素の発生を招く過度の運動や紫外線の浴びすぎなどに注意し、ビタミンCやE、魚介のサケやカニなどに含まれるアスタキサンチンの摂取も効果的。

「加齢臭は顔のTゾーンや耳の後ろなど皮脂分泌の多いところからにおうので、よく洗って」



 どんな男性、いや、女性も含めて、加齢臭は生じてしまうものです。

 アスタキサンチン摂取で何とかなるのなら、とってみるのもアリかも。
posted by さじ at 01:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚

血圧調整たんぱく質を京大が発見。高血圧の発症率に関与。

血圧調節たんぱく質発見…高血圧発症率を左右

 血管細胞で血圧の調節にかかわっているたんぱく質を、京都大薬学研究科の竹島浩教授や山崎大樹・特定助教らのグループがマウスを使った実験で突き止めた。

 このたんぱく質を作る遺伝子タイプのわずかな違いで、高血圧の発症率が上がることもわかった。米医学誌セル・メタボリズム電子版に2日、発表する。

 グループは、血管内の細胞で情報伝達役を務めるたんぱく質群に着目。これらのたんぱく質のうち、「TRIC―A」を作れなくしたマウスは血管収縮の調節がうまくいかず、高血圧状態になった。

 TRIC―Aの遺伝子について、30〜59歳の高血圧患者と45歳以上の健康な人をそれぞれ約1100人ずつ調べたところ、高血圧患者の7%と健常者の4%に、遺伝子の特定部位にわずかな変異がみられた。この変異がある人は、ない人と比べて、高血圧の発症率が18%も高かった。



 人間の体の解剖が解明されて

 今はその細かい構成成分である「たんぱく質」までかなり多くのことが分かってきました。

 将来は人間の体のたんぱく質を特定して、病気のなりやすさを測定したりできるんでしょうねぇ。
posted by さじ at 01:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 循環

多系統萎縮症に共通の遺伝子があることを北海道大学が発見する

「多系統萎縮症」に共通の遺伝子異常 北海道大など発見

 小脳などが萎縮し運動機能が失われていく神経系の難病で、遺伝とは関係のない「多系統萎縮症」の患者の多くに共通の遺伝子異常があることを、北海道大学医学部の佐々木秀直教授(神経内科学)と民間研究機関「DNAチップ研究所」(横浜市)の研究チームが初めて突き止めた。発症や進行を抑える治療薬の開発につながると期待されており、国際科学誌に論文が掲載された。

 研究チームは同病を発症した患者の遺伝子解析を実施。卵性双生児で一人が発症、もう一人が発症していないケースを詳しく解析したところ、発症者の第19番染色体の一部が欠損していることを確認。他の患者についても33症例中10症例で同じ遺伝子領域に異常を発見したことで、同遺伝子の異常が発症の大きな要因となっている可能性が高いことが分かったという。

 多系統萎縮症は脊髄小脳変性症と呼ばれる神経疾患の一種で、小脳や脳幹が萎縮し、自律神経の障害や手足の震え、歩行異常などを発症、徐々に運動機能が失われる。



 共通の遺伝子という点がポイントか

 かなりの難病ですので、こういう原因遺伝子が特定されることで、治療法が確立されやすくなります。あと十年ぐらいしたら、病気の進行を止めてしまうような薬もできるのかも。
posted by さじ at 01:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児

外国人患者が病院に来た場合、医療情報の入手をどうすればいいか

外国人患者受け入れ、医療情報の入手に苦労

 経済産業省の医療産業研究会のフォローアップ会合が8月1日に開かれ、昨年6月にまとめた報告書で提言した施策の進ちょく状況について、関係者から報告を受けた。この中で、医療の国際化支援組織「MEJ(Medical Excellence Japan)」で海外から外国人患者を受け入れる際の窓口となっている日本エマージェンシーアシスタンス株式会社の北野選也取締役は、治療方針の検討に役立つ医療情報の入手などに苦労していると述べた。

 北野氏は、骨折して入れたボルトを抜く手術の前日に、肝機能を示す数値が非常に悪いことが分かり、手術の延期を検討した例を紹介。「簡単な健康診断の数値だけでも、事前にもらうべきだった」と述べた。

 このほか、苦労している点として北野氏は、▽終末期の患者などの受け入れ▽治療に要する費用の事前提示▽外国人に慣れていない医療機関へのサポート▽帯同する家族へのサポート▽治療方法に変更があった場合の患者の同意の取り付け―を挙げた。

 MEJは、日本エマージェンシーアシスタンス株式会社などが事務局を務めるコンソーシアムで、外国人患者受け入れの窓口機能や、国際医療通訳の育成支援事業などを担っている。

 MEJを通じた外国人患者の受け入れは、国内医療機関のカタログなどを作成した今年度から本格化。経産省によると、4-7月に中国やロシアなどから計611件の問い合わせを受け、約50人の患者を受け入れたという。



 大きい病院だと、職員の中に「○○語に長けた人」がいることがありますね。

 手術の説明など、リスクを説明する場合にも、ニュアンスが難しかったりします。以前タイかどこかの富豪が日本で手術することがありましたが、言葉の壁を感じました。

 医療情報というのはかなり大事で、どんな病気をもっているか、どんな手術をしたことがあるか、何の薬を飲んでいるかなど、知っておかないといけないことがかなりありますからね。今後の課題でしょうか。
posted by さじ at 00:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS
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