2011年08月11日

税金あげてもいいがちゃんと介護と医療にまわせ

自民、11月に社会保障改革案 特命委員会初会合 2011.8.9 21:27

 自民党は9日、社会保障制度に関する特命委員会の初会合を開いた。昨年の参院選公約で掲げた
「消費税率10%への引き上げ」を財源の柱として、医療や年金制度などの社会保障改革案を
11月ごろにまとめる方針だ。

 石破茂政調会長は会合で、社会保障と税の一体改革の政府・与党案について
「閣議決定せず、増税時期も明示しておらず無責任。政権奪還する責任感の下、議論を進めたい」と強調した。

産經新聞 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110809/stt11080921300011-n1.htm

いやぁほんと、そろそろ本腰入れていかないと、成りたたなくなりますわなあ


posted by さじ at 21:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS

精子のない蚊の利用法

精子のない蚊の利用

アフリカを中心に年間80万人近くが犠牲になっているマラリアは、媒介するハマダラ蚊(カ)に 精子の無いオスを導入することにより、感染拡大を防げるとする研究成果が、8日の米科学アカデミー紀要 (Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表された。

 英インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)の研究チームは、ハマダラ蚊の卵に精巣の 発達を妨げるたんぱく質を注入し、精子を持たないオスの蚊を100匹作製。実験室の中で交尾活動を観察した。
 
 するとオスは精液を生産し、メスもこれらのオスと交尾した。メスは通常通り、交尾のあと、生まれてくる 幼虫の栄養分として血を吸い、卵を産んだ。卵は無精卵で、幼虫が生まれてこなかったにもかかわらず、 メスは再び交尾しようとはしなかった。

 ハマダラ蚊のメスは生涯に1度しか交尾しないため、以上の発見はマラリアに対して大きな意味合いを 持っている可能性を示唆しているという

ーーー

何度か取り上げていますが

実際にできるとなるとかなり現実的なココロミになってきましたね

あとは…倫理的な問題があるか

人命には変えられない
posted by さじ at 18:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感染

運動をすると、脳の神経幹細胞の老化が食い止められるかも。

<産総研>脳の「若返り」解明 認知症治療に応用も

 老化で減る脳の神経幹細胞を増やす仕組みを産業技術総合研究所(茨城県つくば市)と筑波大の研究チームが解明し、8日発表した。運動をすると、特定の細胞から分泌されるたんぱく質の因子(Wnt3)が増え、これが起点となって神経が新生する現象をマウスの実験で突き止めた。うつ病や認知症の新治療法や創薬開発に役立つという。米実験生物学誌に掲載された。

 学習や記憶を担う脳の領域「海馬」にある神経幹細胞は老化で数が減り、細胞を生み出す力も衰える。実験では、生後22カ月の老齢マウスと、9週間の若いマウスの海馬からアストロサイト細胞(神経幹細胞を支える細胞)を取り出して培養。比較すると老齢マウスのWnt3産出量は若いマウスの30分の1しかなかった。

 さらに、マウスにベルトコンベヤー上で毎日10分間2回ずつ走らせる運動を2週間続けたところ、運動前と比べてWnt3産出量は若いマウスで10〜15倍、老齢マウスでは20〜30倍と飛躍的に増えた

 運動すると脳が活性化する事実は知られているが、老化で低下した神経を作る機能が復活し、脳の「若返り」につながる仕組みを細胞レベルで解明したのは初めてという。

 研究チームの産総研幹細胞工学研究センターの桑原知子研究員は「創薬開発などに応用できる」と説明している。



 運動凄いですね。全身の肉体を使うというのは、精神活動より顕著にシナプスを活性化させるんでしょうか。

 運動したときと同じような影響を与えられる薬が開発されれば、認知症の老人などにも有効か。
posted by さじ at 18:18 | Comment(3) | TrackBack(0) | 精神

肥満になると高血圧になるのは、肝臓からの神経信号が関与している

<肥満で高血圧>肝臓の神経信号が関与 東北大グループ解明

 肥満になると血圧が高くなるメカニズムを東北大大学院医学系研究科の片桐秀樹教授(代謝学)らのグループが解明した。肝臓からの神経信号が一定の役割を果たしているとみられ、メタボリックシンドロームの治療につながることが期待される。研究内容は9日付の欧州循環器学会誌電子版で発表された。

 グループはこれまでに、肝臓が発する神経信号が交感神経に作用し、基礎代謝を活発にすることを発見。肝臓がカロリー蓄積のセンサーとして働き、基礎代謝を活発にさせて体重を調節するメカニズムを突き止めている。

 今回、実験で非肥満マウスに肝臓の脂肪を増やす遺伝子を注入したところ、血圧が上昇することを発見。ところが肝臓が発信する神経信号を遮断すると、血圧は上昇しなかった。肥満のマウスでも、神経信号を遮断すると非肥満のマウスと同様に血圧が上昇しないことを確認。肝臓からの神経信号によって血圧が一定程度上昇することを突き止めた。

 片桐教授は「(神経信号を)活性化させ、基礎代謝を上げれば、一時的に血圧が上昇しても、肥満の治療につながる」と話した。



 脂肪の燃焼を促進させるポイントとして、肝臓の神経刺激。これは今後はやるかもしれません。

 飽食の時代において、人間と肥満との闘いは今後も続くのでしょう。
posted by さじ at 18:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 消化

2011年08月10日

超急性期脳梗塞のタイムリミットが8時間の血栓回収デバイスについて。

超急性期脳梗塞からの生還 タイムリミットが8時間へ 血栓リトリーバー

 脳梗塞で血管内に詰まった「血の塊(血栓)」を物理的に回収する血管内治療用の機器が、昨年10月から保険診療で使えるようになった。

 現在、超急性期、つまり発症直後〜3時間以内の脳梗塞については、薬物を点滴して血栓を溶かす「t‐PA静脈療法(以下t‐PA)」が治療の第1選択として定着している。ポイントは「発症3時間以内」。それを過ぎると、病変の周囲にダメージが拡がり「薬で血栓のダムが決壊したときの衝撃に耐えられず、出血を起こす」(脳神経外科医)可能性が強まる。

 しかし実際に発症3時間以内、検査時間のロスを計算に入れると発症1〜2時間のうちに専門病院へ搬送される強運の持ち主は数パーセント足らず。また、重度の高血圧や糖尿病などの持病や条件によっては最初からt‐PAは使えない。

 一方、脳血管内に詰まった血栓を物理的に取り除き、脳血管を再び開通させる「血栓回収デバイス(商品名メルシー・リトリーバー)」は「発症8時間以内」までの患者が対象。名前のとおり、血栓を回収=retrieveする機器で、足の付け根からカテーテルを通し、先端から伸びた形状記憶ワイヤーが脳血栓をからめとる仕組み。

 血栓を引っ張り出す際に血管壁をキズつける可能性や、細い血管には不向きなど改良点はあるが、なんといっても時間的余裕があり、t‐PAを使えない患者や結果が思わしくない場合の追加治療に使えるなどメリットは大きい。海外の試験では、6〜7割の患者で脳血管が再開通し、その半数が社会復帰を果たしている。

 脳梗塞の治療では「Time loss is Brain loss(時が失われると脳が失われる)」が大前提。早く治療を受けるほど重い後遺症を免れる。そしていまや、3時間を過ぎてもあわてることはない。欧米ではすでに血栓を破砕して掃除機のように吸い込む方法や、編み目状の軟らかいワイヤーで地引き網式に血栓を引きずり出す機器など、次世代の技術が続々登場している。願わくば、承認遅れによるタイムロスだけは避けてほしいものだ。



 t-PAはなかなか適応時間が限られているので、使うに使えないということがままありますね。

 患者本人だったらちょっと遅れても使ってほしいと思うでしょうけれども・・・。

 そんなときにこの技術があればかなりの割合で助けられるはず。願わくば、日本でこの治療法が広まりますように。
posted by さじ at 02:57 | Comment(2) | TrackBack(0) | 脳神

2011年08月09日

歯科口腔保健推進法が成立する。

歯科口腔保健推進法が成立


 歯科疾患の予防などによる口腔の健康の保持(歯科口腔保健)の推進に関する施策を総合的に行うための「歯科口腔保健の推進に関する法律」は8月2日の衆院本会議で、全会一致で可決、成立した。

 法律では基本理念のほか、国・地方公共団体、国民らの責務などを定めている。

 施策としては、▽歯科口腔保健に関する知識の普及啓発▽歯科検診受診の勧奨▽障害者らの歯科検診受診の促進▽歯科疾患の予防措置▽口腔の健康に関する調査・研究の推進―を提示。国はこれらの実施に向け、方針や目標などの基本的事項を策定・公表する。都道府県は、国の方針などを踏まえた基本的事項の策定に努めなければならない。



 歯科医ってよくわからんところありますからね。どこ選んだらいいのか、とか、料金がようわからんとか、高額な医療をすすめられるんじゃないかとか。

 そこらへんをもっと透明化するか、今の数多くある病院をうまくまとめて総合化するかとか、そういう工夫も今後生き残るために必要になってくるのかも。
posted by さじ at 23:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歯科

福島県の医療機関の被害総額は115億円以上に上る

福島県医療機関の被害総額115億円以上−県が集計

 東日本大震災による福島県の医療機関の建物の被害総額が少なくとも114.7億円に上ることが、県の集計で分かった。被害状況が不明の病院・診療所もあり、実際の被害額はさらに大きいとみられる。

 県では、8月2日までに被害状況が判明した医療機関の被害額を集計した。それによると、病院の被害額は94.8億円で、全139病院のうち111病院(79.9%)が被災した。2病院は全壊。また、13病院(9.3%)は状況が分かっていない。

 また、医科診療所では、状況が分かった1188施設のうち530施設(44.6%)、歯科診療所では、770施設のうち386施設(50.1%)が被災した。被害額は医科診療所が14.7億円、歯科診療所が5.2億円。全壊は医科診療所の2施設、歯科診療所の9施設だった。県の担当者によると、診療所は数が多いため状況の把握が難しく、このほかに状況不明の施設があるという。



 結構・・・いや、どうなんだろうか、比較的安いといえば安いのしょうか。高額機器はほとんど壊れなかったということでしょうかね。

 個人病院はそれでも大変ですよねぇ・・・。医療関係者で寄付とかしてるみたいですけど、それも総合病院が主なんでしょうか。

 一刻も早い復帰を願います
posted by さじ at 23:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS

福岡大病院の脳死臓器移植、肺移植を行った男性が死亡。

<脳死移植>肺移植の男性死亡

 福岡大病院(福岡市)は3日、7月31日に脳死肺移植手術を受けた30代男性が1日に死亡したと発表した。同院の脳死肺移植は過去8例あるが、死亡は初めてという。

 同院によると、男性は約1年半前、閉塞性肺疾患のため日本臓器移植ネットワークに登録。7月30日に佐久総合病院(長野県)で頭部外傷を負った60代男性が家族の承諾で法的に脳死と判定され、31日に両肺を移植する手術を受けた。ところが手術中から血圧が著しく低下し、移植は完了したものの人工肺を切り離すことはできず、手術終了約4時間後の1日午前0時過ぎに亡くなったという。



 ご冥福を御祈り申し上げます。

 難しいですねぇ、やはり・・・。この件を日本全国で共有して、改善点を模索し、次につなげていただきたい。失敗は成功へつなげないと意味が無いですから。糾弾するのも間違いですし。

医学処:臓器移植が増えても、移植を行える外科医が日本には不足している。
医学処:冷却保存した自分の肺を再度戻すことに成功する
医学処:京大病院の脳死肺移植を再開する。
posted by さじ at 20:31 | Comment(1) | TrackBack(0) | 移植

2011年08月08日

ホームヘルパーのうち、就業したいと考えている人が85万人に上る

「潜在ヘルパー」の約4割、「就業したい」−全国推計で約85万人

 ホームヘルパーとしての研修を修了しているにもかかわらず、訪問介護に携わっていない「潜在ホームヘルパー」(潜在ヘルパー)のうち、就業意向があるのは約4割で、全国推計で約85万人に上ることが、日本総合研究所(日本総研)の調査で分かった。

 調査は今年2月、ホームヘルパー1、2級、介護職員基礎研修のいずれかを修了している18-79歳の人を対象にインターネット上で実施。6336人全員から回答を得た。調査結果については、介護職員基礎研修の修了者は回答数が少ないことから、ヘルパーとして働いていないホームヘルパー2級修了者5236人の回答を主に分析した。

 それによると、ホームヘルパー2級の修了者全体の85.6%が潜在ヘルパーで、日本総研では潜在ヘルパーが全国に228.8万人いると推計。このうち、ヘルパーの仕事に「すぐにでも就きたい」「いつか就きたい」と答えた就業意向のある人は38.0%で、日本総研の推計では84.7万人となった。一方、「就きたくない」は62.0%だった。

 潜在ヘルパーをさまざまな特徴で分類し、就業意向のある人の割合をグループ別に見ると、「ヘルパーとの座談会に関心がある人」(就業意向ありが67.2%)など、現場を知るための活動に関心のある人が上位を占め、これに「子育て中の母親」(同46.4%)、「ヘルパー経験者」(同46.0%)などが続いた=グラフ=。

 さらに、介護職員基礎研修修了者を含めた潜在ヘルパーが3年後に期待する雇用形態を見ると、「介護分野の現従事者」や「ヘルパー経験者」などのグループの過半数が正社員・役員での雇用を求めており、キャリア重視の傾向にあった。一方で、「主婦」や「子育て中の母親」の過半数は契約社員やパートタイムなどの雇用形態を求め、家庭とのバランスを取りながら仕事することを重視していた。

 今回の調査結果を踏まえ、日本総研では、潜在ヘルパーに訪問介護事業所への就職を促す方策を提案している。特に、「すぐにでも就きたい」と答えた人に対しては、対面での就職説明会や現場見学会が有効だとしている。中でも、キャリア重視の「ヘルパー経験者」などには、事業所でのキャリアアップの見通しや、同僚になるヘルパーの様子を含めた職場環境などについて説明を行う重要性を指摘している。また、家庭と仕事のバランスを重視する「主婦」などには、研修修了から長期間が経過している可能性などに留意する必要があるとしている。

 担当者は、「他の業界では当然の取り組みだが、介護分野ではまだ十分でないのが現状。公的な支援や、小規模事業所が共同でキャリアアップの仕組みづくりに取り組むなどの工夫が必要だ」と話している。



 日本が福祉に力を入れ始めたな、と思えるときは、介護職員の方々の賃金がある程度保証されたら、でしょうかね。

 重労働だし、低賃金だし、今あまり良いところってないです、正直。

 しかも荷物を扱う重労働ではなく、人間ですからね。

 そこが非常にやりがいがあると思うんですけれども、さすがに継続は難しい。せめて賃金でも上がらないものかと。

 まだ日本は精神的に後進国なんで、こういうところに給料や予算を分配するってことができないんでしょうねぇ。

 はやく公共事業費依存から抜け出せないものですかね。ちょっとぐらい税金高くなって使えるお金が減っても、国全体が良くなればいいと思うんですけど、そういう考え方できる人もいないし、実行できる政治家もいないし、民度も存外低いままではねぇ。
posted by さじ at 19:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 介護

介護保険サービス利用者:492万8200人で過去最高に

介護サービス利用、最多の492万人 2010年度

 昨年度の介護保険サービスの利用者は492万8200人で、過去最多を更新した。前年度より約24万人増加。10年間で205万人余増え、1.7倍になった。厚生労働省が4日、10年度の調査結果を公表。同省は「高齢化による自然増が要因」とみている。

 利用者数は4年続けて増え、過去最多の更新は3年連続。2006年度の介護保険制度見直しで、福祉用具のレンタル利用に制限をかけるなどしていったんは減ったが、増加傾向は止まらない。介護費用の膨張にもつながっており、利用者の負担を増やす議論が再燃する可能性もある。



 凄い人数。まぁ当然でしょうけれども。

 だって最高の医療を安価で提供して寿命だって世界有数ですもん。

 そりゃぁ介護保険が必要になりますよね。

 で、ここ問題なんですけど、これだけ大勢の人が使ってる保険なんて、予算がバカにならないじゃないですか。その予算はどこからくるのかというと税金であって、そういう用途で使うなら、これだけ大勢の人がいるんだから「納得」というところでしょうけれども

 なぜか、税金を上げても、介護費用にいくわけじゃないんですよねぇ。不思議です。ホント。
posted by さじ at 19:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 介護

ダイヤモンドユカイ「不妊治療は男性の理解が必要」

ユカイ、不妊治療は「夫婦で」

 ロックミュージシャンのダイアモンド●ユカイさん(49)は平成21年の再婚後、無精子症と診断された。男性としての自信を失いながらも解決法を探り、手術で取り出した精子を凍結保存し、顕微鏡を使って精子と卵子を授精させる「顕微授精」に踏み切った。3回目の挑戦で女の子が誕生し、47歳で父親に。経験を通じ、不妊治療に対する男性の理解が必要なことを感じたという。

 病院には妻(39)が「行ってみたい」と言ったんだ。それに付き添う形で行くと、先生に「旦那さんも調べてみますか」と聞かれたんだ。「いいよ。じゃあやってみようか」という感じで検査したら、「(精子が)ゼロです」。何言っているのか、よく分からなかった。目の前が真っ白になった。

 家で採取した精子でもう一回調べたけれどゼロだった。今まで男を売りにしてきたようなところがあるのに、男としてのプライドや自信が崩壊した。妻は「ユカイさんを子供だと思って生きていくから」と言ってくれた。救われた半面、それを全部受け入れることはできなかった。



 不妊の原因で、男性由来のものもかなり多いことが分かってきていますからね。

 夫婦で支え合って不妊治療できるような関係じゃないと、難しいかも。

 女性は、そういうときにも支えてくれそうな優しい男性とつきあうんですよ。人生の岐路です。
posted by さじ at 19:25 | Comment(1) | TrackBack(0) | 生殖

医療エンタメ、総合診療医ドクターGが地上波進出。

名推理―「総合診療医ドクターG」地上波進出

昨年度(2010年)にNHK・BSで放送され、評判の高かった「総合診療医ドクターG」が地上波に進出する。第1回放送は7月28日(毎週木曜よる10時)の「<新>腰が抜けた」だ。リストラにあった44歳の男性が「突然腰が抜けた」と病院に運ばれてきた。いったい彼はどんな病気なのか。

スタジオに集まった若き研修医たちが、患者の症状や言動を再現ビデオで観察して病名を探る「医療エンターテーメント」と称しているが、出題するのはベテランの総合診療医で、患者も実在する実話なので、民放の大袈裟な「健康・病気バラエティー」とはまったく違う。

 日常のなにげない症状から、隠された病気を発見していく「推理」は、へたな謎解きドラマよりスリリングだ。司会は「浅草キッズ」の水道橋博士と玉ちゃん。病気や健康に知識豊富は2人だけに、話が脇にそれていかない進行にも好感が持てる。

実はこの番組にはあるヒントがあったのではないか。アメリカの人気テレビドラマ「Dr.HOUSE」だ。偏屈な診断医が患者の症状、生活、言動から病気を突き止めていくドラマで、2004年から放送され視聴率ランキングでトップ20の常連。エミー賞やゴールデングローブ賞などを数多く受賞している。NHKの「総合診療医〜」はそのアイデアをちょっといただいたといったところか。



 この番組の特筆すべきポイントは、「一般人視聴者を結構おいてけぼりにする」ところでしょうか。エンターテイメントとして成り立っているかというと、正直微妙。医学生には凄く役に立つ内容、研修医はこれくらい知ってないとマズイといったところでしょうか。地上波じゃないやつは結構おもしろかったですよ。
posted by さじ at 00:20 | Comment(2) | TrackBack(0) | NEWS

ノルウェー銃乱射事件の容疑者が日本人の精神科医を希望している。

精神鑑定「日本人医師に」、ノルウェー爆破・銃乱射容疑者が希望

 7月22日に起きたノルウェー爆破・銃乱射事件のアンネシュ・ベーリング・ブレイビク(Anders Behring Breivik)容疑者(32)の弁護人は2日、ブレイビク容疑者が精神鑑定の鑑定人に、日本人の精神科医を希望していると語った。ノルウェー紙Dagens Naeringslivが同日、伝えた。

 弁護人のGeir Lippestad氏は、同紙に対し「(ブレイビク容疑者は)日本の専門家を希望している。これは傾聴すべき希望である。(同容疑者は)日本人なら、欧州の人間よりも自分のことをよく理解してくれると考えている」と語った。

 ブレイビク容疑者の精神鑑定は、すでにノルウェーの精神科医2人が行うことが決まっている。鑑定結果は、11月1日までに提出される予定。

 テロリズムとイスラム過激派の専門家、ノルウェーのThomas Hegghammer氏は、AFPの取材に、ブレイビク容疑者の1500ページに及ぶ宣言文の中に、「イスラムの(ヨーロッパ)侵略」に対する「十字軍」の詳細や、日本と韓国の文化に魅了されたことなどが書かれていると指摘した

 ブレイビク容疑者の動機や人格について、AFPの取材した複数の精神科医は、同容疑者には責任能力があるとの見解を示している。鑑定で責任能力があると判断されれば、ブレイビク容疑者は法律で裁かれることになる。



 なんで?

 間違ったカミカゼ論でも持ってるんでしょうか、コイツは。

 精神科医って、なんというか、そもそも精神って、生まれた環境によって違うじゃないですか。アメリカ人精神科医が日本人診れると思わないし、日本人精神科医がアメリカ行ったからって凄く臨床能力に長けた精神科医になれるとは思わないんですけれど、どうなんでしょうねそこらへん。あ、研究は別にしても。アメリカに渡った精神科医の人いましたら教えてほしいなぁ
posted by さじ at 00:15 | Comment(3) | TrackBack(0) | 精神

糖尿病でもない入院患者から、大量のインスリンが検出される。

入院患者が急変 血液に大量のインスリン 都立神経病院

 東京都立神経病院(府中市)で6月下旬、入院中の女性患者(40代)の容体が急変し、血液中から糖尿病治療薬のインスリンが大量に検出されていたことがわかった。

 女性は糖尿病ではなく、別の病気で意思表示や体を動かすことがほとんどできない状態だった。同病院は、何者かが故意に投与した事件や薬を誤って投与した事故の可能性もあるとみて警視庁府中署に連絡、同署が捜査している。

 関係者によると、女性は呼吸や脈拍が弱くなっているのを看護師に発見された。低血糖であることがわかり、ブドウ糖を投与するなどして、危険な状態を脱したという。血液検査の結果、通常の糖尿病患者に投与する量をはるかに超えるインスリンが検出された。インスリンは血糖値の上昇を抑えるため、大量に投与すると低血糖を起こして死亡する恐れもある。

 事態を重く見た病院は府中署に連絡した。病院は、患者から大量のインスリンが検出されたことは認めているが、担当者は「警察が調べているので答えられない」と説明している。



 インスリンをそんな大量にうつミスなんてありますかねぇ。

 なーんか顔なじみというか、縁のある者の犯行なんじゃないですかね。

 迅速な対処をして、かつインスリンを検出しているあたりが、素晴らしいですね。ナイスな判断でした。
posted by さじ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 内分

小児の腸重積症の早期発見へ、診療指針をつくる

小児の腸の病気 早期発見へ診療指針 小児腸重積症の特徴

 乳幼児に多く、腸がふさがり重症化すると死亡することもある腸の病気の診療指針を、日本小児救急医学会がまとめた。国内では毎年3千〜4千人の患者が出ている可能性があるが、早く見つければ手術が不要なケースが多い。指針では、家庭でも気づくような病気の兆候などをまとめた

 この病気は、腸の口側の部分がお尻側の部分の中に入り込むことで起こる小児腸重積症。多くは原因不明だが、乳幼児での代表的なおなかの急性疾患の一つ。病理解剖統計の分析によると、過去20年間で少なくとも50人が死亡している。早く発見すれば、空気を使って腸の内側から、はまり込んだ部分を押し戻すなどして治せる。しかし、発見が遅れて病気が進むと、腸が壊死し、腹膜炎やショックで、死ぬこともある。

 病気は広く知られていたが、病院により治療法にばらつきがあり、小児救急医学会の委員会が2004年から指針作りを検討。診断基準や重症度の評価方法、症状に応じた指針を作った。



 意外に診断難しいんですよねぇ。しゃべれるような年齢ならいいんですけれども、ただ泣いているだけだと分からなかったりします。

 以下の診断のポイントは、まぁ医者なら大体分かっているようなポイントですが、ご家庭でこういう症状があった場合は、要注意。

★診断のポイント★
・1歳未満の子供が半分以上
・不機嫌になったり腹痛を訴えたりする
・腹痛が重いときと軽いときの波がある
・血便が出たり吐いたりする
posted by さじ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児

2011年08月05日

抗てんかん薬ラミクタールが双極性障害の再発予防に効く。

双極性障害再発抑制薬「本質突く効果期待」−東京女子医大・石郷岡主任教授

 抗てんかん薬ラミクタールが国内で初めて「双極性障害における気分エピソードの再発・再燃抑制」の適応で承認を取得したことについて、東京女子医科大医学部の石郷岡純主任教授(精神医学講座)は「躁とうつの波を減らし、安定した期間を延ばすもので、恒常性を保つ機能がよくならない双極性障害で、本質を突いた治療効果が期待できる」との見方を示した。販売元のグラクソ・スミスクライン(GSK)が7月6日に開いたメディアセミナーで講演した。

 双極性障害は、気分が異常かつ持続的に高揚する躁状態とうつ状態といった気分エピソードが繰り返し現れる気分障害。GSKによると、再発率が高く、寛解から1年間で48-60%、5年間で81-91%と報告されている。薬物治療では、気分エピソードの改善や再発予防が重要となるが、これまで再発・再燃抑制の適応を持つ薬剤はなく、治療選択肢が少ない問題があったという。

 石郷岡主任教授は、ラミクタールが適応追加承認を取得したことについて、「海外から数年遅れての登場だが、精神科医にとってはインパクトが大きい。治療法に悩まされる双極性障害のうつ状態の予防が期待できる意味でも、欲しい薬が出たといえる」と述べた。



 これは期待。

 臨床適応になったことで、再発をうまく抑制させることができるかも。
posted by さじ at 02:50 | Comment(2) | TrackBack(0) | 精神

動脈硬化の新メカニズム「小胞体ストレス」を東北大学が解明

動脈硬化の新たな仕組み解明=予防・治療法開発に期待―東北大

 心筋梗塞や脳卒中の原因となる動脈硬化が起きる新たな仕組みを解明したと、東北大大学院医学系研究科の片桐秀樹教授らが1日付の米医学誌サーキュレーション電子版に発表した。この仕組みには、細胞内で生み出されたたんぱく質をひも状から立体的な構造に折り畳む小器官「小胞体」の異常が関与しており、心筋梗塞などの新たな予防・治療法の開発につながる可能性があるという。

 小胞体に正しく折り畳めないたんぱく質がたまる「小胞体ストレス」と呼ばれる状態が悪化すると、「CHOP」というたんぱく質が働いて細胞自体が死んだり、血管に炎症を起こしたりする。

 片桐教授らは、動脈が硬化した部分でCHOPが増えていたため、CHOPを作れない高コレステロール血症のマウスを遺伝子操作で生み出した。その結果、血管の炎症が抑えられ、コレステロールが高くても動脈硬化になりにくくなることが判明。CHOPの合成を妨げる方法が見つかれば、新予防・治療法になると考えられる。 



 動脈硬化予防薬としてCHOP抑制薬なんてのも将来できるのかもしれませんね。
posted by さじ at 02:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 循環

食物繊維を多く取ると脳卒中予防になる。

食物繊維、脳卒中予防に=喫煙で効果相殺も―8万7000人調査・がんセンターなど

 国立がん研究センターと国立循環器病研究センターなどは4日、40〜70代の男女約8万7000人を調査した結果、女性では食物繊維を多く取る人ほど脳卒中など循環器病の発症リスクが減る一方、男性では効果がなかったと発表した。男性は喫煙率が高く、予防効果が相殺されたとみられる。

 研究チームは1995年から2004年まで、全国9地域の45〜74歳の男女約8万7000人を追跡調査。約10年の調査期間中、2553人が脳卒中を、684人が虚血性心疾患を発症した。チームは食物繊維の摂取と発症の関係に着目し、アンケートを基に、摂取量によって男女を各5組に分類した。

 摂取量が最も少ない第1組の発症リスクを1.0とすると、女性では第2組はリスクがやや減少、第3組から最多摂取の第5組までは0.79、0.70、0.65と低下傾向が見られた。男性の場合、3組は1組より低いが、4、5組は3組より高いなど、相関関係が確認できなかった。

 一方、男女を喫煙の有無に分けて分析したところ、非喫煙者では男女とも食物繊維の摂取量が多い組で発症割合が減少。特に男性では、食物繊維を多く取るグループの発症リスクが0.6前後に減った。喫煙者では男女とも、こうした傾向は見られなかった。



 要はやさい食べましょうと。

 食物繊維が脳卒中に関与しているんですかねぇ。それとも生活習慣が良いから脳卒中になりにくい?
posted by さじ at 02:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 循環

うつ病治療の電気けいれん療法でアルツハイマー病を治療する。

脳に電流、アルツハイマー病に有効

 うつ病などの治療のため脳に電流を流す電気けいれん療法で、アルツハイマー病を引き起こすたんぱく質の働きを抑制できることを、金沢医科大学の加藤伸郎教授らの研究チームがマウスの実験で突き止めた。

 3日付の米科学誌「ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス」で発表する。

 アルツハイマー病の患者は、神経細胞の機能を低下させるたんぱく質「アミロイドβ」(Aβ)の濃度が脳内で高まっている。加藤教授らは、マウスの脳内の情報伝達を担う電気信号を観察。Aβを過剰に作り出すアルツハイマー病のマウスでは、正常なマウスに比べ、信号の継続時間が約1・5倍の長さになっていることを発見した。

 信号を送る時間が長いと、脳内に送られるカルシウム量が過剰になって神経細胞に悪影響を与え、それがアルツハイマー病の一因になるとされる。Aβの増加で信号の継続時間が長くなっているマウスの脳に、電気けいれん療法と同様の電流を流すと、信号の時間が正常な長さに戻った。



 スゲー。これ発見した人凄いですね。

 うつ病にも実際に電気けいれん療法をやると、効果あるんですよねぇ。なんか不思議ですけれども。
posted by さじ at 02:07 | Comment(1) | TrackBack(0) | 精神

2011年08月04日

迷惑患者の対処法を、8つの型に分類して考える

迷惑患者への最終手段、「接触断絶」も−弁護士は「管理権」に注目

 弁護士の桑原博道氏は7月15日、日本病院学会のワークショップで講演し、「モンスターペイシェント」と称されるような迷惑患者に対しては、コミュニケーションを断つことも必要との考えを示した。そのためには、原則は医師法違反の診療拒否よりも、敷地や建物の「管理権」を行使する方が違法性は少ないと説明した

 桑原氏によると、管理権の行使は、迷惑行為の内容や患者の病態により例外的に違法になるケースもあるが、原則は合法行為。一方、診療拒否は「正当な事由」がない限りは原則、医師法違反で、「管理権の行使の方が、法的な問題は少ない」という。

 一方で桑原氏は、コミュニケーションを断つことは「あくまでも例外」とも述べ、迷惑患者を8類型に分け、それぞれに合わせた対応を取るべきだと指摘した。

 8類型は、(1)刑事犯型(2)粗暴型(3)反社会的勢力援助型(4)ストーカー型(5)居座り型(6)診療報酬不払い型(7)粘着型(8)精神疾患型―で、(1)から(4)には警察OBによる対応も有効だと説明。(3)については、代理人として弁護士を立てることも必要だとした。文書での回答を何度も求めるような(7)に対しては、早い段階でやりとりを打ち切る文書を送付すべきだと述べた。

 また、(5)の実例として、特別療養環境室からの退院を拒み、娘と共に暮らし始めた患者を紹介。娘が病室のシャワーを使用していることを突き止め、水を止めることで解決したという



 この時代において、迷惑患者というのも増加の一途を辿っています。

 基本的に善意重視の日本の医療においては、強く言えない、というのが根底にあるのでしょうけれど、それでは医療従事者の精神的負担があまりにも大きすぎる。有能な弁護士、警察などを介してやりとりをするようなシステムづくりが必要だと思います。
posted by さじ at 14:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS
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