2011年03月26日

イケメンや美人のほうがIQが高い。

天は二物を与える、イケ面や美人は高いIQを持つ

今回、研究で明らかになったところによると、見た目が良い人はIQが平均14ポイント高かったという。以前にもIQに関連して数々の発表をしているロンドン大学政治経済学院のKanazawa Satoshi氏がサンデータイムズに次のように語った。(彼は以前にも夫婦の見た目の良さによって生まれる子供のIQの違いや、科学者は持てるために研究するといったインパクトのある研究成果を発表している。)

「社会的階級、体の大きさ、健康のコントロールがあってもなくても、身体的な魅力はかなり明らかに一般的な知性と関連しています。この関係は女性よりも男性の間でより強いものとなっています。」

 彼はまた、他の社会的地位に関する研究の中で、中流階級の女の子が労働者階級の子よりも高いIQを持つことも見つけた。

 Kanazawa氏はイギリスにおいて、全英児童発達研究の1958年3月以降の17419人のデータを調査し、身体的に魅力のある男性のIQは平均よりも13.6ポイント高く、女性においてはは11.4ポイント高かったという。また、アメリカにおいては、全米青少年長期縦断的健康状態研究から3500人のデータを用いて類似した結果を得たという。

 高学歴かつ芸能の面に秀でた世界の人物として、ケンブリッジ大学に行くスーパーモデルのLily Coleやオックスフォード大学を卒業していた女優のBrian Cox、日本においては東大の菊川怜、AKB48には早稲田大学の佐藤夏希がいる。



 関係あるかどうかわかりませんけど

 頭の良い人って、肌綺麗ですよね。

 大学病院の教授って、みんな肌綺麗じゃないですかね。

 アレなんでなんでしょう。

 忙しくても生き生きしてるし、何かそういう要素があるんでしょうか。
posted by さじ at 03:06 | Comment(6) | TrackBack(0) | 皮膚

2011年03月22日

第105回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編

 さじです。

 医師になるための登竜門、第105回医師国家試験合格速報。

 今回は、第105回医師国家試験を受験した方の中でも「新卒」のみを焦点に当てました。

 要するに、国師浪人を含まない、ランキングです。

 今現在、大学がどのような医学教育を行っているのか、それがダイレクトに伝わってくるランキングとなっています。


第100回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第100回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 総計編


 総計編ではBEST13を紹介したので、今年は新卒編のWORST13をご紹介。

 さっそく、いってみましょう。




第1位



東京慈恵会医科大学 97 97 97 100.0%


 自治医や防衛医大、そして総計編で安定しきっている滋賀大学などの強豪を抑え、栄えある一位に輝いたのは東京慈恵会医科大学

 前回第45位だった慈恵が、見事に留年0、合格者100%というパーフェクトを達成しました。

 いやー、ホント、惜しい。国師浪人さえいなければ、総計編でも1位だったのに。

 逆に言えば国師浪人という「貯金」を減らすことが出来たわけですから、来年こそダブル受賞のチャンス。

 是非ともこの偉大なる先輩方に、次の学年も続いてほしいものです。

 おめでとうございます!!


第2位


大阪医科大学 105 103 103 100.0%


 いや、悩みました。非常に悩みました。
 100%合格なのに、第2位といってしまっていいのかどうか。
 留年2を出して、103人全員合格の快挙は第1位といっても過言ではないです。
 世間では留年を悪いイメージで捉えるかもしれませんが、実際のところ、その人の実力を判断して、「外にほっぽりだすより留年させて面倒みよう」と考える大学は多いですよ。むしろ何でもかんでも外に出す某国立大学のほうが、よほど世の中のためにならないと思います。

 何せ第104回は67位と全国平均以下だったんです。大阪医大は。
 今までだってそんなに目立つポジションにいるわけではなかった。
 それが、受験者全員合格の快挙。
 本当なら総計編でももっと目立つ位置にいてもおかしくないんですが・・・
 国師浪人生という貯金が、派手にやらかしてくれたおかげで、パッとしない位置に。
 大阪医大卒業の国師浪人生よ。20人中11人が再度不合格って、医者になる気があるのか。
 次の代がこれだけ頑張っているのだから、もっと頑張ってほしい。

 来年も優秀な成績であることを願います。
 貯金0の道は第1位の慈恵医大に比べると遠いかもしれない。
 それでも、信じてる。


第3位

滋賀医科大学 104 104 103 99.0%

 99%シリーズ第一弾は、圧倒的実力を誇る滋賀医大。
 留年0、104人中103人合格の快挙。
 総計編でも見事第1位に輝いています。
 新卒、総計ともにベスト3入りはなかなか達成できません。
 来年もきっと良い成績をみせてくれることでしょう。
 今一番、入学したほうがいい大学かもしれない。
 おめでとうございます。


第4位

自治医科大学 100 98 97 99.0%

 2人留年ながらも97人という大勢を排出し99%という不動の合格率。
 自治医はやはりこのくらいのポジションにいてほしいですね。
 同じく不動常連の防衛医大はどこへ。
 まあいいか。おめでとうございます。


第5位

 慶應義塾大学医学部  97  97  96  99.0%

 留年0だからこちらを第4位にしようかと思いましたが、細かいパーセンテージ的にこちらを5位にしました。
 今年は99%シリーズが続きますね。第6位、第7位も99%なんですけれども。
 1人落ちっていうのはもう1位目の前なんですが、
 「全員合格」という憧れの表現は、達成がなかなか難しい。
 でも、私立ナンバーワンの慶應ならやってくれるはずさ。
 これからも頑張ってほしい。おめでとうございます。
 
 
第6位

藤田保健衛生大学医学部 100 97 96 99.0%

 まさか藤田保健衛生大の名をこの位置でみることになろうとは。
 3人留年ですが、97人中96人合格という、大躍進。
 昨年なんて63位ですよ63位。
 下位常連大学の大躍進ほど嬉しいものはありません。
 ここまでの1位〜6位中、5大学が私大という奇跡。
 藤田もツケが溜まってるから総計編では微妙ですが…。
 今年新卒で大幅に清算できたことで、来年以降に期待が高まります。
 今年の学生を教えた先生方、非常にいいですよ。来年もこのままいって良い医者を送り出してください。
 おめでとうございます。


第7位

 名古屋大学医学部  97  96  95  99.0% 

 99%シリーズ最後は、名古屋大学。国立です。
 名古屋も、貯金が溜まっているから総計編では目立ちませんでしたけれど、
 実際は留年1、不合格1とかなり良い成績なんですよね。
 おめでとうございます。
 
 
8 東京医科大学  118  115  113  98.3% 
9 広島大学医学部 105 105 103 98.1%
10 金沢大学医学部  107  103  101  98.1% 
11 弘前大学医学部  90  90  88  97.8% 
12 神戸大学医学部  86  84  82  97.6% 
13 鹿児島大学医学部  87  80  78  97.5% 
14 京都府立医科大学  102  102  99  97.1% 
15 札幌医科大学 101 101 98 97.0%
16 福井大学医学部  102  101  98  97.0% 
17 北海道大学医学部 98 98 95 96.9%
18 浜松医科大学  99  97  94  96.9% 
19 東京大学医学部  92  92  89  96.7% 
20 山形大学医学部  93  88  85  96.6% 
21 山梨大学医学部  88  86  83  96.5% 
22 筑波大学医学専門学群  111  110  106  96.4% 
23 東京医科歯科大学医学部  84  81  78  96.3% 
24 日本医科大学  101  101  97  96.0% 
25 旭川医科大学  95  93  89  95.7% 
26 産業医科大学  95  92  88  95.7% 
27 長崎大学医学部  91  90  86  95.6% 
28 福島県立医科大学  84  84  80  95.2% 
29 島根大学医学部  100  99  94  94.9% 
30 信州大学医学部  96  96  91  94.8% 
31 三重大学医学部  94  94  89  94.7% 
32 鳥取大学医学部 93 93 88 94.6%
33 北里大学医学部  105  92  87  94.6% 
34 千葉大学医学部  107  106  100  94.3% 


---公立大学平均の壁--- 計  655  653  613  93.9% 


35 京都大学医学部  97  97  91  93.8% 
36 東海大学医学部 113 110 103 93.6%
37 大分大学医学部  99  94  88  93.6% 
 

---国立大学平均の壁--- 計  4128  4085  3819  93.5% 


38 宮崎大学医学部  93  93  87  93.5% 
39 久留米大学医学部  107  100  93  93.0% 
40 順天堂大学医学部  98  98  91  92.9% 
41 高知大学医学部  97  96  89  92.7% 
42 獨協医科大学  97  94  87  92.6% 


---全国平均の壁---  7905  7723  7151  92.6% 


43 防衛医科大学校  67  67  62  92.5% 
44 名古屋市立大学医学部  78  78  72  92.3% 
45 岐阜大学医学部 89 89 82 92.1%
46 大阪市立大学医学部  77  76  70  92.1% 
47 東邦大学医学部  103  100  92  92.0% 
48 大阪大学医学部  98  98  90  91.8% 
48 新潟大学医学部  98  98  90  91.8% 
50 杏林大学医学部 101 98 90 91.8%
51 横浜市立大学医学部 61 61 56 91.8%
52 和歌山県立医科大学  61  60  55  91.7% 


---私立大学平均の壁--- 計  3083  2946  2696  91.5% 


53 徳島大学医学部  94  93  85  91.4% 
53 愛媛大学医学部  94  93  85  91.4%  
55 日本大学医学部  102  102  93  91.2% 
56 奈良県立医科大学 91 91 83 91.2%
57 東北大学医学部  107  107  97  90.7% 
58 兵庫医科大学  118  104  94  90.4% 
59 東京女子医科大学  104  102  92  90.2% 
60 近畿大学医学部  106  101  91  90.1% 
61 聖マリアンナ医科大学  105  99  89  89.9% 
62 岩手医科大学  92  84  75  89.3% 
63 昭和大学医学部  119  119  106  89.1% 
64 富山大学医学部  82  82  73  89.0% 
65 岡山大学医学部  107  106  94  88.7% 
66 熊本大学医学部 105 104 92 88.5%
67 埼玉医科大学  112  104  92  88.5% 


 上記大学のみなさん、おめでとうございました。
 それでは、お通夜モードで、参りましょうか。。。


第68位

 佐賀大学医学部  96  96  85  88.5% 

 67位の埼玉と変わんないじゃんって思う人、いるかもしれませんけれども
 留年0で特攻させて、この成績じゃ、ただの「無責任」ですよ。
 生徒を見極めることが出来ないというか、
 国立だから別にいいじゃんって思ってるのかもしれませんけれども
 波がありすぎ。
 第103回の医師国家試験が70位と轟沈して
 第104回が5位で
 今年が68位って。
 それって、104回が、ただのマグレじゃん。


第69位

 秋田大学医学部  93  93  82  88.2% 

 国立が続きます。
 昨年11位で、優秀だとか褒めましたけど、こちらもただのマグレか。
 国立医学部だから合格率悪くても受験生来るし、全員卒業させて特攻しようぜ的精神なんでしょうか。
 それって、医師としての最低ラインを保てない人をただ垂れ流しているだけでは。


第70位

 九州大学医学部  101  101  89  88.1% 

 上の2つのWORST13と違って、九大はまぁ、去年も良くないですし。
 去年まで落ちていた国師浪人生も合格率50%ですし。
 新卒も70位ですし。
 大学受験では優秀な偏差値でも、環境が変わればこんなもんか。


第71位

 山口大学医学部  99  99  87  87.9% 

 地方の国立大学医学部が続きますなぁ。
 何で。勉強しないで何やってたの。
 

第72位

 香川大学医学部  97  97  85  87.6% 

 地方国立、ぶれすぎ。
 去年7位だったじゃん。
 去年はちゃんと、駄目な人は留年させてたじゃん。
 この負の貯金、どうするんでしょう。
 国立だからって、卒業させればいいってもんじゃないと思う。
 患者の命預かるんだから、最低限の医学知識ぐらい、身に付けてから卒業してください。


第73位

 群馬大学医学部  102  102  89  87.3% 

 あれー、優秀なイメージあったんですけれども。
 地方は末恐ろしい。
 医師国家試験をバクチで受けているようなもんだ。
 何故こうも安定したポジションを維持できないのか。
 滋賀医大に教員は教えを受けてくるべきだと、本気で思う。


第74位

愛知医科大学 118 109 95 87.2%

 去年76位だった愛知医大。久々に私立大学登場。
 うん、でも分かってる。このWORST13は、私立大学のオンパレードだから。
 国立と違って、全員特攻させるようなバカな真似はしなかったところだけ、評価できる。
 でも、それで87%は、ないわ。


第75位

 琉球大学医学部  94  94  82  87.2% 

 国立ワーストは琉球大学。
 ごめん、琉球大学に優秀なイメージがあまりわかないのでしっくりきた。
 とりあえず全員排出してみたものの、大きな貯金が出来た。
 琉球大の職員の皆さん、「卒業させれば何とかなる」と思ってません?
 去年不合格になった人たちの合格率、50%ですよ。
 もっとちゃんとした教育を出来ないものですかね。


第76位

 福岡大学医学部  107  98  84  85.7%

 名前は国立っぽいですけど、れっきとした私立大学です。
 ちなみに去年は最下位でした。
 ここ数年、最下位レースから抜け出せずにいます。
 何が悪いんでしょうかね。
 安定して最下位付近をうろうろしているのをみると、到底まともな医者が育たないのではと思ってしまう。
 普通こんなに落ちんよ。しかも留年9人はそれ以上に酷い成績ってことでしょう
 どうするんでしょう。 
 

第77位

 関西医科大学  111  108  91  84.3%
 
 ですよね。
 総計編でも78位。
 去年は21位だったんですけれども。
 国師浪人も25%の合格率…。
 いや参ったね。


第78位

 帝京大学医学部  105  105  87  82.9% 

 最下位じゃなかったことに驚かされる。
 まあ留年36人でコレはかなり酷いですけれども。
 凄いよなぁ。どういう教育してるんだろう。
 やる気がなくて頭が良くなくて教育の質が悪くないと毎年ここらへんうろうろできないと思うんですけども。
 来年は本気が見たいなぁ。悪名払拭するにはさ、頑張るしかないと思う。
 悪名高いのに改善が見られないあたり、不思議すぎる。何でなの。本当に。


第79位

 金沢医科大学  126  114  94  82.5% 

 またブービー
 分からんなぁ。
 金沢大学と金沢医科大学の違いって、何。
 金沢医科大学の学生を金沢大学で勉強させても、駄目なのだろうか。
 全く同じ授業しても、駄目なの?
 一度でいい、躍進したところみせて。
 このブログで、褒めさせて。金沢医大一回も褒めてない気がする。



第80位


川崎医科大学  121  105  83  79.0% 


 酷すぎて何もいえない…。


 以上、WORST13でした。

 理想を言えば留年出さず、大量の合格者を出す教育を行っていただきたい。
 そしてその理想は、上位大学は確実に実施できています。

 医者の世界ってのは、結局上の人から継承されていくもので
 知識の集合を、いかに自分のモノにするか、が大事ですし
 それを目の前の患者に反映させるには、それなりの思考力が必要です。

 負の連鎖に陥っている大学は、滋賀とか一度偵察させてもらえばいいと思う。
 なんかこう、学校単位で勘違いしている気がする


第100回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第100回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
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2011年03月21日

第105回医師国家試験 学校別ランキング 総計編

 第105回医師国家試験合格速報ー

 2011年、幕が開け、未曾有の大災害が日本を襲い
 多くの方の尊い命が犠牲になりました。

 そして今、災害現場では、命を救うために全力を注ぐ医療従事者がいます。
 災害は突然やってくるものです。日本のどこで起きてもおかしくはない。
 そんなとき、日本が世界に誇れることは、「どこで起きても国内ならば安定した治療が受けられる」ことだと思います。
 それが国民皆保険制度の優秀なところであり、日本の医療の基盤の強さを認識させられます。

 2011年2月、新たに医師として、今後の医療界を担う人材を「認定する」試験が行われました。
 それが第105回医師国家試験です。

 医師になる者に必要なのは何か。
 人を愛する心、頭の回転の速さ、迅速に動けるイニシアチブ、様々あるのでしょう。
 極論いってしまえば、全て必要です。
 しかし最低限必要なものがあります。

 「知識」です。

 今回まとめたのは、日本全国の医学部のある大学の、医師国家試験合格率。
 それも、大学全体の受験者のうちの合格率のランキングです。
 何故こういうまとめをするのか。毎年聞かれることですが
 簡単に言ってしまえば、「どの大学が一番医学教育に力を入れているのか」を明確にしたいから。
 はっきり言って、この試験に合格できないのであれば、医師になる資格は、文字通りありません。
 6年間、しっかりと大学で勉強していれば、パスする試験です。
 合格しないのは、不運もあるでしょうけれども、それは微々たるものだと思います。

 まっとうな医学教育を行っている大学、という、1つの指標として提示していきたい。
 それが今後の、大学受験における1つの目安になってもらえれば、幸いです。


第100回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第100回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 総計編


 この「総計編」は、要するに「大学全体の受験者」に対する割合です。
 すなわち、昨年国家試験に落ちた人も含まれます。
 大学の基盤がモノをいうランキングです。

 今年は総計編でBEST13をご紹介。
 BEST13入りした大学は、大学受験時の偏差値では分かることのできない、生の医学教育の現場だと思います。


 それではさっそくいってみましょう。第一位の発表です。



 (なお、出願数 受験数 合格者数 合格率の順になっています。)


第1位



 滋賀医科大学  105  105  104  99.0% 


 驚くべきことです。
 出願数105人。受験者が105人。そして、合格者が104人。
 何が凄いのか。
 まず、出願者と受験者が同数ということは、留年者は0人ということ。
 そして、不合格になった人が1人しかいないということ。
 更に、昨年不合格になった人が1人だけで、その1人も見事に合格しているということ。

 滋賀医大は、昨年の第104回医師国家試験でも、第1位です。
 第104回だけでなく、過去数年に渡って、安定して最上位を維持しています。
 学生の勤勉さ、大学としての医学教育の良さが日本最高峰であることは、間違いありません。
 優秀な医師を世に送り出す大学というのは、まさにこういうことなのでしょう。

 2年連続の1位、本当に素晴らしいです。おめでとうございます!


第2位


 自治医科大学  104  102  101  99.0% 


 地域医療に貢献する、という、医師として純粋な部分を背負っている医学生はこうも強いものか。
 背負うものが違うと、医師になる上での能力も養われ方が違うのか。
 こちらも毎年高い合格率を誇る、自治医科大学です。
 合格率は1位の滋賀医大と同じく、99%です。
 留年者や受験人数の割合などを考慮して第2位にさせていただきましたが、
 優秀な人材が今後日本各地に巣立つことは間違いありません。
 昨年4人不合格になってしまいましたが、今年はその4人も見事合格しています。
 また自治医の黄金時代が到来するのかもしれません。
 おめでとうございます。


第3位

 東京慈恵会医科大学  106  106  103  97.2% 

 昨年26位の慈恵が、今年は急浮上。
 急浮上というか、新卒では第1位の実力の持ち主です。
 国師浪人の9人中3人が不合格という負の遺産とも言うべきものがなければ、ダブルウイニングも可能だったろうに。
 んー、そう考えると非常に惜しい。
 留年0でこの成績は驚きです。
 もともと私大の中でもトップクラスに優秀な人材は揃っていますし、学生の自主性にまかせた出席システムでも有名な慈恵ですが、やはりこういう試験でも強いのか。
 この座を維持し続けてほしいものです。おめでとうございます。


第4位

慶應義塾大学医学部 107 105 101 96.2%

 慈恵に続き、慶應義塾も私大の中でBEST13に入りました。
 昨年は結構落ちてしまい、30位だったのですが、今年の頑張りは凄い。
 新卒のみの合格率でいえば、怒涛の99%合格ですからね。
 よく言われている、関東の医学部受験でいうと「東大か慶應か」で選ばれる人が多いようですが
 根底にある「勉強すること」がそのまま医学部でも発揮された形か。
 このまま優秀な医師になってもらいたい。おめでとうございます。


第5位

 札幌医科大学  107  104  100  96.2% 

 公立大学ナンバーワンの座を射止めたのは、札幌医科大学。
 札医は毎年いい位置にいるんですけどもね。トップ5に入ったのは快挙。
 既卒受験者の50%が再度不合格になったというのが痛かったか。
 いやいや、痛いとかいっちゃいけないな。欲張ってもいかん。
 でも公立大学には今後にも期待したいところです。来年も頑張って維持してもらいたい。
 おめでとうございます。


第6位

 筑波大学医学専門学群  116  115  110  95.7% 

 受験者数が上の5大学よりも多かったにもかかわらず、95.7%は素晴らしい。
 合格者数でいえば110人と、大勢の医師を送り出したことになります。
 筑波大学の安定した優秀さはいわずもがなでしょう。研究も臨床も納得の大学です。
 おめでとうございます。


第7位

京都府立医科大学  110  110  105  95.5% 

 上の筑波と同じく、京都府立医大も、全体の順位も上がっています。
 昨年は90%合格の39位だったんですが。新卒も頑張った。一丸となって頑張った。
 公立は安定しているなぁ。おめでとうございます。


第8位

東京医科大学 129 125 119 95.2%

 ごめんなさい。「まさか」って思いました。
 東医が8位。しかもこの受験者数の多さで、95.2%。凄い。
 国家試験対策が非常にうまくいったんでしょうか。
 昨年46位と、全国平均クラスだったのに。
 BEST13入り。本当におめでとうございます。旧設私立の鑑です。
 こう、頑張ってランキングが上がった大学をみると、嬉しくなりますね。


第9位

浜松医科大学 107 105 100 95.2%

 中部地方の雄、浜松医大です。
 8位の東医と同じく95.2%。ある意味地方の大学ですけど、優秀さは不動のもの。
 がん治療などでも盛り上がっている大学ですし、今後より優秀な大学となることは間違いないでしょう。
 おめでとうございます。


第10位

北海道大学医学部 106 104 99 95.2%

 ほとんど浜医と変わりませんが、北海道大学医学部が見事BEST13入り。
 新卒のみでいえば浜松医大より上なんですが、昨年の不合格者が再度不合格になったという「貯金」がランキングを1つ落とす結果に。
 それでも毎年安定してますからね。流石といったところか。おめでとうございます。


第11位

 東京医科歯科大学医学部  86  83  79  95.2% 

 出願者の数が気になるところではありますが…。3,4年あたりで留年大勢出したのかな。
 昨年は3位でしたが、毎年安定した成績を挙げてます。
 研修病院としての人気も非常に高い医科歯科大です。
 今年もBEST13入り。おめでとうございます。
 

第12位

 産業医科大学  104  101  96  95.0% 

 謎の大学、産業医大も毎年優秀ですね。
 103回 30位、104回 20位ときて、とうとう105回でBEST13入り。
 頂点が見えてきたか。貪欲に、より高みを目指していただきたい。
 おめでとうございます。


第13位

 山梨大学医学部  98  96  91  94.8% 

 山梨がここまで食い込んだのも、昨年不合格者10人中8人が合格したという快挙ゆえでしょう。
 もちろん新卒もかなり良いですけれど、総計編でBEST13に入るというのは、安定していないと難しいですから。
 安定しているっていうのは、「強い」ですよ。
 留年も少ないし。おめでとうございます。


 以上、BEST13でした。


14 広島大学医学部  116  114  108  94.7% 
15 弘前大学医学部  101  101  95  94.1% 
16 千葉大学医学部  115  114  107  93.9% 
17 山形大学医学部  102  97  91  93.8% 
18 福井大学医学部  111  110  103  93.6% 
19 名古屋大学医学部  108  107  100  93.5% 
20 旭川医科大学  108  105  98  93.3% 
21 福島県立医科大学 89 89 83 93.3%
22 金沢大学医学部  121  116  108  93.1% 
23 順天堂大学医学部  100  100  93  93.0% 
24 島根大学医学部  111  110  102  92.7%

 
---公立大学平均の壁--- 計  703  693  639  92.2% 


25 藤田保健衛生大学医学部  119  116  107  92.2% 
26 鳥取大学医学部  103  103  95  92.2% 
27 東京大学医学部  102  102  94  92.2% 
28 横浜市立大学医学部 65 64 59 92.2%
29 三重大学医学部  99  99  91  91.9% 
30 信州大学医学部  106  106  97  91.5% 
31 鹿児島大学医学部  102  93  85  91.4% 
32 名古屋市立大学医学部  82  81  74  91.4%  
33 大分大学医学部  110  103  94  91.3% 
34 大阪市立大学医学部 82 80 73 91.3%
35 大阪医科大学  125  123  112  91.1% 
36 日本大学医学部  108  107  97  90.7% 
36 新潟大学医学部  108  107  97  90.7% 


---国立大学平均の壁--- 計  4552  4483  4053  90.4% 


38 徳島大学医学部  101  99  89  89.9% 
38 宮崎大学医学部  100  99  89  89.9% 
40 東邦大学医学部  112  108  97  89.8% 
41 杏林大学医学部  119  115  103  89.6% 
42 岐阜大学医学部 97 96 86 89.6%
43 長崎大学医学部  105  104  93  89.4% 
44 東海大学医学部  134  131  117  89.3% 




---日本全国平均の壁---  8845  8611  7686  89.3% 




45 愛媛大学医学部  105  103  92  89.3% 
46 大阪大学医学部  111  111  99  89.2% 
46 日本医科大学  112  111  99  89.2% 
48 東京女子医科大学  119  116  103  88.8% 
49 防衛医科大学校  71  71  63  88.7% 
50 北里大学医学部  127  113  100  88.5% 
51 富山大学医学部  95  95  84  88.4% 
52 和歌山県立医科大学  70  69  61  88.4% 
53 兵庫医科大学  125  111  98  88.3% 
54 佐賀大学医学部  103  102  90  88.2% 
55 高知大学医学部  111  109  96  88.1% 
55 獨協医科大学  112  109  96  88.1% 


---私立大学平均の壁--- 計  3517  3364  2960  88.0% 


57 聖マリアンナ医科大学  115  107  94  87.9% 
58 群馬大学医学部  106  106  93  87.7% 
59 奈良県立医科大学  98  96  84  87.5% 
60 久留米大学医学部  125  118  103  87.3% 
61 昭和大学医学部  134  133  116  87.2% 
62 京都大学医学部  110  109  95  87.2% 
62 山口大学医学部  110  109  95  87.2% 
64 香川大学医学部  100  100  87  87.0% 
65 神戸大学医学部  101  99  86  86.9% 
66 東北大学医学部  120  119  103  86.6% 
67 埼玉医科大学  123  115  99  86.1% 
68 岡山大学医学部  119  116  99  85.3% 
69 近畿大学医学部  130  124  105  84.7% 
70 九州大学医学部  113  113  95  84.1% 
71 愛知医科大学  140  131  109  83.2% 
72 秋田大学医学部  103  101  84  83.2% 
73 琉球大学医学部  106  106  88  83.0% 
74 熊本大学医学部  124  121  99  81.8% 
75 金沢医科大学  153  140  114  81.4% 
76 岩手医科大学  113  105  85  81.0% 
77 福岡大学医学部  133  123  99  80.5% 
78 関西医科大学  119  116  93  80.2% 
79 川崎医科大学  134  118  94  79.7% 



第80位 帝京大学医学部  136  135  107  79.3% 



 毎年のことで、アレなんですけれども、
 帝京大学は、出願者数と受験者数から留年を測定できないよう、卒業試験を組んでるんですよね。
 でも今年、36人卒業させなかったという情報があります。
 それを隠して79.3%。実態は恐ろしいことになるのでしょう。
 昨年まで不合格だった31人の「貯金」は30人が合格と、かなり清算できているはずなんですけどねぇ。
 ということは、大学の医学教育よりも予備校の教育のほうが良い?
 いいんですかね、そんな大学で。



 ランキング分けにして得た情報としては、
 やはり公立大学のほうが安定しているということ。
 そしてBEST13の大学が固定されているように、下位の大学も固定されているということ。
 何より毎年特定の私立大学がどうしようもなく不合格者を出しすぎという現実。
 負の連鎖って、断ち切れないものでしょうか。



 受験を終えた、未来ある研修医の皆さん、お疲れ様でした。
 今頃は思う存分遊ばれていることと思います。
 それでいいです。6年間、本当にお疲れ様でした。

 いくら合格率が90%近いといっても、「皆が勉強している中で下位10%に入らないこと」というプレッシャーが強烈であろうこと、必修問題や禁忌といった普通の試験以上の緊張感のある資格試験であることは重々承知しております。

 4月から各々、病院で研修することになると思いますが
 実際、医学生時代にどれだけ知識を積み重ね、疾患の概念を掴んできたかで、研修医としての仕事の吸収率も違うと思います。

 医師として日本の医療に貢献されること、良医になることを、心より願っております。



 残念ながら不合格になってしまった人。
 疾患を根底から見直すチャンスです。
 それがあれば、研修医になってからの伸びが、全然違います。
 ラッキーで受かった人よりも、良い医師になるチャンスはいくらでもあります。
 根を詰めすぎなくても合格する試験ですが、考えることを養わないと合格しづらい試験だと思います。
 「確実に合格する」ためには、まず暗記ではなく、病態や機序から見直してみましょう。


第100回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第100回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
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第103回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
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第104回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
posted by さじ at 03:25 | Comment(16) | TrackBack(0) | 大学

2011年03月20日

東日本大震災における医療現場の混乱

地震で医療現場混乱、「けが人少なく死亡者多い」−必要なのは検視官

 東日本大震災に見舞われた仙台市の医師たちは、阪神大震災から学んだ備えが生かせず悪戦苦闘を強いられている。地震でけがをした人は想定より大幅に少なく、一方で、津波で亡くなった人が多すぎて検死のための医師が全く足りていないという。十分な医薬品備蓄を持ちながら、ガソリン不足で診療所まで届けられないもどかしさも募る。

  「けがなく助かったか、亡くなったかのどちらかだった」--。仙台市医師会の永井幸夫会長は16日、今回の震災では「想定外が多すぎる」と語った。そのひとつは、建物倒壊などでけがをした人が極端に少なかったこと。定期的に大規模な地震が発生する宮城県では、建物の倒壊防止などが徹底していたという。

  一方で、津波の被害は「想像すらしていなかった規模」と永井会長は声を震わせた。海岸から5−6キロ内部まで町ごと流され、多くの遺体が、がれきや泥に埋もれたままだ。市内の診療所が慢性疾患患者や、避難所で体調を崩した被災者の診療に追われる中、今、必要なのは遺体を検死する医師だという。

  宮城県の危機対策課は、2010年1月、10年以内に大規模地震が起きる可能性が70%あるとして県民に注意喚起を呼び掛けてきた。県が04年に行った被害想定調査では、マグニチュード8.0の海洋型の地震では死者164人、負傷者6170人を予想、マグニチュード7.1の直下型の場合は、死者620人、負傷者1万1003人を想定している。

  仙台市医師会では、1995年の阪神淡路大震災の後、定期的に勉強会を開き災害対応マニュアルを作成し、阪神大震災の教訓から医師会の初動指示や安否確認は携帯メールを使うことになっていた。医師会の災害担当理事の瀬野幸治医師は、11日の地震発生時、市内の自身の診療所で患者を診ていたが、大きな揺れを感じメールで連絡を取り始めた。ところが全くつながらない。後から分かったことだが、携帯電波基地局のアンテナが津波で被害を受けていたのだという。

  瀬野医師は、近くの診療所に足を運んで状況把握と初動指示を伝える作業を泊まり込みで開始。3日目には携帯メールも機種によって使えるようになり、17日現在、医師会会員の開業医720人のうち、399人と連絡がとれているという。「医師らは自主的に避難所を訪問して診療時間などの連絡を回していた」。瀬野医師は防災意識を共有できていたことが嬉しかったと語った。

  もうひとつの教訓「48時間ルール」も全く応用できなかった。地震発生から48 時間を乗り越える備えがあれば、その後は支援物資が届き始めるというものだが、瀬野医師は、「96時間たっても支援物資は届かなかった」と言う。17日夕方の電話取材時点では、電気は復旧したものの、水道とガスは再開のめどが立っていないという。

  仙台以北にある沿岸の病院では入院患者全員を退院させた例もあった。津波被害を受けたこの町では、スタッフの数も不足し、暖房も食料もないことから「餓死をするよりは、避難所で食事を提供されるほうがよいと判断したようだ」と永井会長は電話取材でその辛さをにじませた。

  各地の診療所では、糖尿病などの慢性疾患患者に対する医薬品が足りていないという。これに対し、永井会長は、「医薬品の備蓄は十分ある。なのに各地の診療所に届けられない」ともどかしい思いを語った。ガソリンの供給不足で自動車を動かせないのだという。

  医師や看護師が病院まで来られず、患者も受診にこられず我慢を重ねる。「親が子供に発熱やおう吐の症状を我慢させているのは非常につらい」と永井会長は語り、備蓄してきた医薬品も医療器具も生かせないことが何よりも悔しいと言う。

  仙台市青葉区にある東北大学病院では、約1000人の入院患者が4日間、パンとビスケット、コンビーフの缶詰でしのいだ。痛み止めの薬もなくなり、点滴用のチューブは再利用を余儀なくされた。看護婦の小野寺未央さんは、「平時ではあり得ない方法をとらざるを得なかった」と17日、電話取材に語った。設備が整わない中、ガンの手術が延期になると自ら退院を申し出る男性や、飲料水を差し出しても「他の方に回してください」と遠慮する患者もいるという。

  「ガソリンについては国に何度も要請をしたが改善は全くない」と永井医師は憤る。現在は地元選出の国会議員を通じて、ガソリン調達の円滑化などを求めているのだという。仙台市内の大型スーパーには食料品や日用品を買うために4時間も列に並ぶ現状に、病院スタッフは食事も水も満足に得られていない。瀬野医師は、ブルームバーグに今後「災害用の備蓄リストに燃料も加えるべきだと伝えてほしい」と語った。



 未曾有の大災害により、医療現場も混乱しています。

 私も大震災の時はちょうど病院の上のほうにいたのですが、恐ろしいくらいゆれました。
 過去経験したことがないほどの揺れで、これはとんでもないと思うと同時に、少なくともここが地震の直下であれば、大事にはならんだろうと思っていたのですが。実際はもっと遠く離れた場所で、起こっていました。

 病院は、患者さんの物が散乱したり、車椅子が倒れたりする程度で、命には別状なかったです。

 ここ数日は、テレビで報道されているように、被災地近辺の病院から、重症患者を受け入れていました。

 自衛隊のヘリコプターで、重症患者が運ばれてきました。

 救急車は、スピードを出しつつも、患者に余計な振動がかからないように、再三の注意を払って走行しているのですが、自衛隊のヘリコプターも、全く振動がないように見事な着地でした。そして患者を搬送した後は、次の患者を運ぶために飛び立っていきました。その患者は、救急車で、万が一何かあったときのために消防車も待機していました。

 未曾有の大災害が起こったときに、自衛隊、救急隊、消防隊が、迅速かつ完璧なチームワークを発揮していることに、本当に感動すると同時に、その襷を、自分が絶つわけにはいかないという想いが強く働き、全力で加療にあたりました。

 そして今、震災の影響は遠く離れたこちらの病院にも影響が及んでいます。

 点滴で使う薬剤の工場は、東北地方にあるのです。

 医療資源が足りない、というのは被災地だけでなく、日本全国に及んでいます。

 しかしながら、被災地近辺の病院がどれほど大変な思いをしているかと思うと、気が気ではありません。

 助け合う、ということを、日本という1つの国全体でやらなければいけない

 出来ることを、実際に「行動」にうつしていきたい。

 亡くなった方のご冥福をお祈りします。
 今から助けられる方のために、どうかご支援を。
posted by さじ at 00:31 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記