2010年12月31日

救急搬送の緊急度を段階別に分けてみる。

救急搬送の緊急度を5段階判別、共通基準の導入を検討−総務省消防庁

 救急搬送を要請する人の中から緊急度の高い患者を「トリアージ」して早期の対応につなげようと、総務省消防庁が家庭や救急現場、医療機関が共有する判別基準の具体化に向けた検討に入った。医療機関では、心肺停止やショック状態など最優先での対応が必要な患者を「レベル1」(蘇生レベル)に位置付ける一方、アレルギー性鼻炎や皮膚発赤などは最も優先度が低い「レベル5」(非緊急レベル)にするなど、5段階でトリアージする仕組みの構築を目指す。

 同庁によると、今年上半期の全国の救急搬送件数(速報値)は262万457件で、前年同期から15万1535件(6.1%)増えた。単に交通手段がないために救急出動を要請したり、軽症者が利用したりするケースもあり、これらが救急現場を圧迫しているとされる。

 基準の導入は、こうした中で緊急度が高い患者を判別し、最優先で診察・治療を受けられるようにするのが目的。

 「家庭」「消防本部(119番通報)」「救急現場」「医療機関」の4つのステージで基準を共有させたい考えだ。

 同庁の案によると、このうち救急現場では、傷病者の状態に応じて「高緊急」などのレベルにトリアージし、非緊急の場合には自力で医療機関を受診するようアドバイスする。また医療機関では、救急搬送された患者をトリアージし、蘇生レベルの患者を最優先で診察・治療する。一方、非緊急なら120分以内に診察・治療を始める。

 今後は、どのような状態を緊急度が高いと位置付けるかや、各レベルやステージごとに必要な対応を具体化する。来年度以降の実証事業を経て実用化を目指す。

 同庁は来年度の予算概算要求に必要経費を計上しているが、政府の評価会議は「政策コンテスト」の結果に応じて事業ごとに予算を振り分ける方針を示しており、どこまで具体化できるかは不透明だ。

 こうした仕組みはカナダなどで実際に運用されており、仕組みの具体化を進める上で参考にする。ただ、カナダと日本では医療システムや社会構造が異なるため、18日の作業部会で同庁の担当者は、「そのまま導入できるかは慎重に検討する必要がある」と説明した。

 救急車の出動要請が必要かどうかを家庭で判断できるようにするため、総務省消防庁では一般向けの「救急車利用マニュアル」を年度内に作成する

 マニュアルの骨子案によると、迷わず救急車を利用する必要がある場合の具体例を、「脳疾患」「心疾患」「小児」などの症例ごとに紹介する。また、救急車をタクシー代わりにするなど、不適切利用の事例も盛り込む。

 実際には重症なのに軽症とみなす「アンダートリアージ」が起きないように工夫するという。



 救急車出動というのは結構、よほどのことがないとやらないもんだと思ってましたけどね。

 実際には「何でこんなんで来ちゃったの」っていうようなことも、数知れず、です。夜起こされた医師はため息をつく。

 そうならないよう、家庭で相談できる電話やマニュアルなどがあると便利ですね。実際にそれらは進んでいるようですので一安心といえば一安心か。
posted by さじ at 04:03 | Comment(2) | TrackBack(0) | 救急

糖尿病まっしぐらコース“朝抜き、昼ソバ、夜ドカ食い”

糖尿病 血縁者、食後血糖値に要注意 やせていても発病

 予備群を含めると40代以上の4人に1人が罹患しているといわれる2型糖尿病(生活習慣病)。無症状で進行して、5年、10年たつと神経障害、網膜症、腎症と合併症を引き起こす。チェックリストに複数該当するようなら血糖値の管理、生活改善を必ず実行しよう。

 発症原因に食事内容や運動不足など生活習慣の乱れが強調される。が、絶対的に注意が必要な人は祖父母や親兄弟に糖尿病の発症者がいる人だ。

 糖尿病学会専門医・指導医である「加藤内科クリニック」(東京・高砂)の加藤光敏院長は「発症には遺伝的因子が大きく関係する。血縁者に糖尿病の方がいる人は、注意していなければ遅かれ早かれ発症すると覚悟が必要」と忠告する。

 日本人は“やせ形糖尿病”が多いのも特徴。欧米人に比べて遺伝的にインスリンの分泌が少なく、太り過ぎる前に発症してしまうのだ。

 健診でも『空腹時血糖値』(110を超えると予備群)ばかりに目をとらわれていたら“隠れ糖尿病”を見逃しやすい。

 加藤院長は「糖尿病発症の7−10年前から食後血糖値の高値がはじまっている。遺伝的因子をもつ人は『ブドウ糖負荷試験』(2時間値が140を超えると予備群)を一度早めに受けて生活に注意すべき」とアドバイスする。

 今年の夏から糖尿病の診断基準に、1−2カ月前からの血糖状態が分かる『ヘモグロビンA1c』(正常基準値4・3−5・8%)が検査項目に加わっているが、「やや肥満の人で5・2%を超えていたら、すでに食後血糖値が高い方が多い」(加藤院長)という。

 発症予防で注意することは、まずは腹8分目で食べ過ぎないこと。炭水化物は体内でブドウ糖に変換されるので、よく食事全体に占めるご飯の割合を極端に減らす人がいるが、「炭水化物は全体の55−60%摂った方がいい。おかずばかりだと塩分を摂り過ぎるし、腎臓に負担がかかる」(同院・加藤則子管理栄養士)。

 それから、欠食、間食はしない。少量でも3食きちんと分けて摂ること。

 定番の最悪なコースは“朝抜き、昼ソバ、夜ドカ食い”だ

 「しっかり運動」も耳にタコができる言葉だが、目的は摂取カロリーの消費だけでないという。

 加藤院長は「体の最大の筋肉群である脚の筋肉を維持することが大事。筋肉がないと糖が取り込めず、食後血糖値が上昇しやすい。同時に脂肪肝の人は改善を」と強調し、1日のノルマを「最低30分は歩く。通勤時にでも片道15分は歩いてもらいたい」と念を押す。

 発症すれば一生つき合うことになる糖尿病、肝に銘じておこう。

★「糖尿病」チェックリスト

□血縁者に糖尿病の人がいる
□親兄弟に心臓病や脳梗塞になった人がいる
□運動不足と感じている
□20歳の時より体重が10キロ以上多い
□夜遅く食事して、すぐ寝る生活
□喫煙習慣がある
□野菜不足、外食を頻繁にする
□糖分入りのコーヒー、炭酸飲料を1日5缶(本)以上飲む
□尿がベトつく感じがする

 ※該当項目が多いほど糖尿病または予備群の可能性が高い。加藤内科クリニック(東京・高砂)/加藤光敏院長作成



 こうやって表にされると2つほど当てはまってしまうものですね…。

 糖尿病はホント怖いんで、今わかめの人がいたら、絶対に予防したほうがいいです。
posted by さじ at 03:05 | Comment(2) | TrackBack(0) | 内分

2010年12月26日

低血圧の定義って何?ほっといていいの?

低血圧 生活リズム整えると症状軽く

 若い女性に目立つ低血圧。大病を招きかねない高血圧と違って軽く見られがちだが、めまいや頭痛、疲労感などの症状に悩む人にはつらいもの。症状を和らげるには生活習慣の見直しが欠かせない。

 低血圧は一般に、高い方の血圧(収縮期血圧)が100(単位はミリ水銀柱)以下の状態をいう。しかし実は明確な基準はなく、90や110が目安とされることもある。

 日本医科大名誉教授で血圧異常に詳しい長澤紘一さんによると、血圧が低めなこと自体は悪いことではないという。高血圧のように心筋梗塞や脳卒中など深刻な病気を引き起こすわけではない。

 また、低血圧は20歳代から30歳代の女性に圧倒的に多いそうだが、血圧が低くてもなんの不調も感じない人がけっこういるという。

 「血圧の数値が低いだけなら治療の必要はありません。症状を伴い、生活の質が下がってしまう場合だけが問題なのです」

 症状はさまざまだ。大阪医科大の田中英高准教授が低血圧に悩む男女419人の症状を調べたところ、めまい・立ちくらみが3割以上と最も多かった。頭痛、疲れやすい、朝起きられないという回答も目立った。耳鳴りや下痢を訴える人もいた。

 低血圧には、背景に病気があるものと、ないものがある。背景に病気がない低血圧は体質的なもので、心臓や血管の働きをコントロールする自律神経の乱れが影響すると考えられている。

 低血圧の人はもともと、朝から日中にかけて活発になる交感神経と、夜間やリラックス時に優勢になる副交感神経の切り替えがうまくいっていないのだと長澤さんは説明する。

 朝が苦手だからと夜型の生活を送っていると、自律神経のバランスをさらに崩してしまう。

 「生活リズムを整えるのが一番の治療。血圧そのものは上がらなくても、症状は軽くなります」

 夜はなるべく静かに過ごす。パソコンやテレビを控え、照明も暗めに。朝は一定の時刻に起きる。朝食で体を目覚めさせ、日中は15分間の散歩程度でもいいから体を動かす。

 東京女子医大東医療センター病院長の大塚邦明さんは、めまいや立ちくらみがしたときや起床時に、即効性のある対策として水を500cc(コップ2杯ほど)飲むことを勧める。5分後から上の血圧が10以上は上がり、約90分間持続するという。

 生活習慣を改善しても体調不良が続くようなら、循環器内科などへ。昇圧剤や自律神経調整薬、抗不安薬などが使われることもある。自覚症状が治まれば、医師の指導のもと薬はやめられる。

 低血圧には背景に病気が隠れているものもある。「最近、急に血圧が下がった」という場合は要注意。原因として心臓病や消化管からの出血などが考えられる。元の病気を早期発見し治療するためにも循環器内科などを早めに受診しよう。長澤さんらによると、低血圧のつらさを理解せず、診察に消極的な医師も少なくない。医療機関に問い合わせをしてから受診する方法もある。



 出血とかで血圧が下がったんなら、早急に治療は必要としますけれども、

 もともと日常生活を送っていて、低血圧な人というのは、症状が辛くなければ大丈夫なことが多いです。

 症状がなくても高血圧、というのは要注意なんですけれどもね。

 この記事勉強になるなぁ。なかなか、低血圧というものの対処法って、医師によっても曖昧ですからね。基本、大丈夫でしょうーって言うだけで。
posted by さじ at 01:00 | Comment(1) | TrackBack(0) | 循環

2010年12月25日

子供の短足化が進んでいるらしい。身長も頭打ち。

子供たち「短足化」進む ぜんそく過去最悪、視力も悪化

 文部科学省は9日、児童生徒の健康や発育状態を調べた平成22年度学校保健統計調査の速報値を公表した。ぜんそくを患う児童・生徒の割合が幼稚園、小学校、高校で過去最悪となったほか、視力の悪化も進んだ。戦後、全体的に伸び続けていた子供の平均身長が頭打ちとなる一方、男女ともに「短足化」が進んでいる実態も明らかになった。

 調査は昭和23年度から行われ、今回は4〜6月、5〜17歳の幼稚園児と小中高生合わせて約335万人の健康などを調べた。

 ぜんそくを患っている割合は幼稚園で前年度に比べ0・6ポイント増の2・75%、小学校で0・2ポイント増の4・19%、高校で0・2ポイント増の2・08%といずれも過去最悪。中学校も前年度より増加し3・02%だった。文科省は「ハウスダストなどが原因ではないか」と分析している。

 視力の悪化も顕著で、裸眼視力1・0未満の小学生の割合が29・91%、中学生が52・73%でいずれも過去最悪。0・3未満の割合は、幼稚園児と小学生で過去最悪となり、それぞれ0・79%、7・55%だった。文科省は「テレビやゲームなど近くでものを見る機会が増えている」とした。

 虫歯では改善がみられ、12歳の永久歯の虫歯は1人当たり1・29本で、過去最少を更新した。

 男子の平均身長は、調査開始以来初めて5〜17歳の全年齢で前年度より伸びていなかった。女子でも13歳と17歳が0・1センチ伸びたのを除くと、すべての年齢で横ばいか減少した。子供の身長は戦後伸び続けていたが、ここ10年はほぼ横ばいで、文科省は「食生活などの環境も安定し、日本人の平均身長は頭打ちになりつつある」と推測した。

 発育がほぼ止まる17歳の平均身長は男子が170・7センチ、女子が158・0センチ。30年前と比べ男女とも1・0センチ伸びているが、ピーク時の値を下回った。

 一方、高校生の「足の長さ」を調べたところ、親の世代より短いことも分かった。スタイルがいいといわれてきた最近の高校生だけに、文科省は「意外な結果」と驚いている。

 高校生男子の平均身長から座高を引いた「足の長さの割合」は15歳と16歳で46・3%、17歳で46・2%。30年前の昭和55年度と比べ15歳で0・3ポイント、16、17歳で0・4ポイント減少していた。女子の15〜17歳も0・1〜0・2ポイント減っていた。



 何でなんだろう。

 姿勢が悪くなった?

 幼い頃につけるべき筋肉がシフトしてきたから?

 足が長くなるメカニズムって、わからんなぁ。膝の成長骨をうまく刺激し続けるような運動ならいいんだろうけども。
posted by さじ at 02:09 | Comment(1) | TrackBack(0) | 小児

三重大学病院でカラオケを歌うと認知症に効果があることを研究

カラオケ、認知症に効くかな? 患者歌って三重大が研究

 カラオケで歌うと、認知症に効果はあるのか――。こんな研究を、三重大学大学院医学系研究科の冨本秀和教授(神経内科)らが12月、通信カラオケ事業を手がけるエクシング社(本社・名古屋市)、ブラザー工業(同)と共同で始める。軽度の認知症の患者に病院や自宅で歌ってもらい、前後で脳の働きに変化が生じるかを調べる。

 国内には現在、約200万人の認知症患者がいるとされるが、治療は薬によるものが中心。高齢化による患者数の増加が見込まれる中、「音楽療法」も効果が期待されて取り入れる動きもあり、こうした薬以外の治療法を医学的に確立することが期待されている。

 研究では、軽度の患者15人を対象に、まず機能的磁気共鳴断層撮影(fMRI)などの装置を使って脳の活動をみる。その上で、同大医学部付属病院(津市)に設けたカラオケ室で週1回、「夕焼け小焼け」や「ふるさと」など、なじみのある曲を練習。独自の「音痴矯正法」を開発した同大教育学部の弓場徹教授(発声学)が歌い方を指導する。

 さらに、自宅でもカラオケCDなどを使って週3回歌ってもらい、半年後に再び検査をする。カラオケで定期的に歌わなかった患者15人と比べて、症状の進行が抑えられていることが見込まれている。

 対象となるのは、付属病院に通院でき、日常の状態がわかる人が近くにいる患者。現在、同大の認知症医療学講座で参加者を募集している。

 冨本教授は「認知症と音楽のかかわりについて科学的なデータを集めたい」と話している。



 へぇー

 何でも、楽しめることをやる、ということが一番なんですかね。

 カラオケでもいいし、麻雀でもいいし。

 カラオケだったら無理なく出来るかも?

 特に今の2,30代が高齢者になったら、80〜90年代の日本歌謡曲全盛期の曲を老人になっても歌うんだろうか。
posted by さじ at 01:00 | Comment(1) | TrackBack(0) | 脳神

2010年12月24日

アルツハイマー治療薬ガランタミン(レミニール)を承認へ

アルツハイマー治療薬、2種類目を承認へ 厚労省審議会

 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の部会は24日、アルツハイマー型認知症の進行を抑えるヤンセンファーマの「ガランタミン」(商品名・レミニール)について、「承認して差しつかえない」との結論をまとめた。上部組織の薬事分科会への報告を経て、最終的に承認される見込み。

 国内で承認されているアルツハイマー型認知症治療薬は「アリセプト」しかないため、海外ではすでに承認されていて実績のあるガランタミンなどについて関連の学会が早期承認を求めていた。

 アリセプトやガランタミンとは別の作用がある第一三共の「メマンチン」(商品名・メマリー)についても、次回分科会で議論することになった。



こういう選択肢が広がると、大変ありがたいです。薬が何かに効く、といってもそれには個人差がありますから。副作用の問題とかもありますし。
posted by さじ at 01:00 | Comment(1) | TrackBack(0) | 薬理

集中力のないほうが創造性は高くなる

集中力が低い人ほど創造性が高い(米ハーバード大研究)

 集中力が欠けているのは決して悪いことではない。米ハーバード大の研究班がこのたび、集中力が弱い人ほど、そうでない人の約7倍も創造性が豊かであるという研究結果を発表した。

 この調査の対象として、ハーバード大学の学生100人を被験者とした。エアコンの音、パーティ会場でのおしゃべりなどの周囲の雑音の中でも、いかに集中力を保つかという実験を行ったところ、創造性が高い学生ほど、気が散りやすく、そうでない学生と比較すると実に7倍もの差が現れたという

 ただし、すべての雑音に注意を向けるのではなく、その中から有益なものかどうかを取捨選択できる能力のある人こそが創造性に優れているのではないか、という結論に達している。



 面白い。

 でも創造性って何だろう。

 色々考えられる人と、集中力のある人だったら、どっちがいいんだろうかね。

 医者に向いてるのは、って考えると、研究は前者、臨床は後者なのかなぁ
posted by さじ at 00:33 | Comment(1) | TrackBack(0) | 脳神

2010年12月23日

桃井はるこさんがカラオケで喘息を克服する

シンガー・ソングライター・桃井はるこさん カラオケでぜんそく克服

 秋葉原発のタレントがメディアをにぎわせているが、彼女はいわば「元祖アキバ系女王」。アキバでの路上ライブを振り出しにメジャーデビューし、声優に歌手、作詞、作曲、ラジオ出演にライター稼業とマルチな仕事をこなしている。

 ショルダーキーボードを肩に、歌って踊る今の姿からは想像し難いが、幼少時は強いぜんそく持ちの虚弱児。小学校4年のころ、歌好きの彼女に父親がレーザーディスクのカラオケセットを買ってくれた。最初は苦しくて一曲も歌えなかったが、歌い続けるうちにだんだん何曲でも続けて歌えるようになり、気がついたらぜんそくを克服していた。

 食べ物アレルギーもあって、ケーキがダメ。スイーツを食べながらの女子会の会話にあこがれたが、その輪の中には入れなかった。「なんで自分だけ人と違うの」。人に言えないそんなコンプレックスを、受け入れてくれた場所がアキバだった。

 最近は海外で開かれるアニメコンベンションに、よく招かれる。海外のオタクに会うと必ず言われるのが「一生に一度でいいからアキバに行ってみたい」。

 メキシコでは、メード服姿の女の子が、彼女が作った曲「ワンダーモモーイ」を、日本語で歌って踊ってみせてくれた。「好きなアニメの題名を言うだけで、すぐに世界中の人と仲良くなれる。オタクは、本当に世界の共通言語なんです」



 私も水泳で喘息を克服したタイプですけれど、幼少期なら鍛えられるんですかね。気管の狭窄を補うような、肺活量を身に付けると、症状は緩和されるでしょうし。成長期だったのも相まっているのかもしれませんけれども。

 桃井はるこさんといえば、医療系ソングとして「愛のメディスン」がありますね。
posted by さじ at 21:33 | Comment(1) | TrackBack(0) | 呼吸

ノロウイルスが原因で高齢者が死亡

ノロウイルス原因か 介護施設の高齢者2人死亡

 新潟県上越市西城町3丁目の介護老人保健施設「くびきの」で9〜13日、入所者34人と職員10人が嘔吐や下痢の症状を訴えた。うち80代女性と90代男性の入所者2人が12日朝、死亡した。新潟県はノロウイルスが原因の感染性胃腸炎とみて感染経路を調べる。

 施設を運営する医療法人知命堂病院(野村穣一理事長)が13日発表した。新たな発症者はなく、他の感染者は快方に向かっているという。



 今年もこの季節。

 ノロウイルスは感染力が強いのでご注意。

 まあ高齢者じゃなければ、脱水を何とかするために頑張って水分補給すれば大抵大丈夫(実体験)
posted by さじ at 21:20 | Comment(1) | TrackBack(0) | 感染

冬の間は献血する人が激減するらしい。

血液センター奮闘中 献血者激減する冬季迎え

 医療を支える献血。善意で提供される健康な血液は、手術や大量出血の際に生命維持のために用いられる輸血だけでなく、がんなどの治療でも必要になる。採血のほか、24時間態勢で血液製剤などの供給をする県赤十字血液センターの仕事を取材した。

 2009年度に献血した人は全国で延べ約530万人、県内では延べ約3万5千人。必要な血液型など日々の需要に合わせ、主に近県と量を調整はするものの、県内50以上の医療機関で使用する血液は、ほぼ県内の献血者によって支えられるという。

 県内で唯一の常設の献血施設「甲府献血ルーム」(甲府市丸の内1丁目)を中心に、移動献血車が企業や学校を回り、採血をする。移動車は短時間で採血でき、血液中のすべての成分を採取する400ミリ献血(約30分)が中心だ。400ミリ献血は輸血用血液の90%以上を担う。一方、体への負担が少なく、血小板や血漿など特定の成分だけを採取する成分献血(約1時間)は、献血ルームのみで行っている。

 同センターの新田敏規渉外係長によると、毎年冬季は献血者数が激減する。「寒さで体調を崩したり、年末年始は学校や企業が休みに入ったりと、(献血者数の約6割を担う)移動車の採血数が落ち込むため」だという。

 献血からつくる製剤を必要とするのは高齢者が多い。そのため、少子高齢化の影響も無視できない。才間俊郎業務課長は「今後も血液の需要は増える見込みだが、県内の献血者数は減少傾向にある」と懸念する。

 必要な献血を集めるためのイベント開催なども同センターの役割の一つで、年間計画をたてている。今月18日は、中央市山之神のショッピングセンターで「全国学生クリスマスキャンペーン」(県学生献血推進連絡会主催・同センター協力)を開く。1月の「はたちの献血キャンペーン」でも、若年層の献血者を増やそうと躍起だ。「若いうちに1度でも献血を経験してもらえれば、その後も献血をしてもらえる可能性が広がる」と新田さん。

 また、献血を集めるだけでなく、効率的に使用するために管理することも必要になる。たとえば、赤血球製剤の有効期間は21日、血小板製剤は4日だ。「21日というのは長いようで短い」と新田さん。一般的な手術など、事前に必要数が予想できるもののほか、夜間救急で緊急に「B型の血液を(200ミリリットル換算で)30人分」という注文が来ることもある。注文がない日もある夜間は配送の担当との2人体制だが、人命に直結するため、24時間気が抜けない。

 採血の拠点、甲府献血ルームはこれまで駐車場の不足が課題だったが、今では160台駐車可能な甲府市の複合ビル「ココリ」の駐車場も無料で利用可能になった。望月和文所長は「献血者には、(400ミリ献血や成分献血では)糖尿病の指標となる数値や肝機能、コレステロール値など15項目の検査結果を送っている。自らの健康管理にも役立つ献血にぜひ協力して欲しい」と呼びかけている。


 甲府献血ルームは12月31日と1月1日をのぞく午前10時から午後5時まで。移動車の予定は同センターのホームページに掲載されている。



 最近献血してないなぁ

 忙しくていけないというのもあるし、わざわざ献血しに外へ行くのも、という気がするし

 そういう人向けの「移動車」なんですけども

 6割も担ってるとは知らなかった。
posted by さじ at 16:02 | Comment(1) | TrackBack(0) | 循環

2010年12月15日

記憶力を高めるアロマテラピー、集中力を高めるアロマテラピー

アロマの刺激 認知症緩和

 認知症の早期診断・治療の研究で知られる鳥取大医学部の浦上克哉教授は、老人保健施設で暮らす認知症の高齢者28人にアロマセラピーを施し、効果を測定する研究を行った。

 昼用は、集中力を高め、記憶力を強化するといわれるローズマリーとレモンを、独自の配合でブレンド。夜用は、鎮静効果が期待される真正ラベンダーとスイートオレンジを混ぜて作った。これらの香りに接するセラピーを、昼夜2時間ずつ、約1か月間続け、セラピーを受けた期間の前後で記憶力などを調べた。

 正常な人は0点、アルツハイマー型認知症の人だと14点以上になる機器で測ったところ、軽〜中度の認知症の高齢者11人については平均で5点、改善が見られた。

 また、夜間よく眠るようになって生活リズムが整ったため、「昼は眠りがちで夜に大声を出す」といった認知症特有の症状も緩和された。

 アルツハイマー病は、嗅覚をつかさどる「嗅神経」から障害が起きるとされ、アロマセラピーは、この嗅神経に良い刺激を与えている可能性がある。

 浦上教授は「研究を参考に、アロマセラピーを導入したグループホームで、お年寄りの表情が良くなったという感想もあります。薬に頼らない認知症対策として、アロマセラピーを試してみてほしい」と話している。



 こういう環境で勉強したらはかどるんだろうなぁと思った

 いや、環境づくり、けっこう大事です

 老人病院とかでこれやってくれないかな
posted by さじ at 00:51 | Comment(2) | TrackBack(0) | 介護

2010年12月10日

慶応大岡野教授、脊髄損傷のサルにiPS細胞を入れて回復に成功

脊髄損傷の小型サル、iPS細胞で歩けるように 慶応大

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って、脊髄損傷で首から下がまひしたマーモセット(小型サル)を飛び跳ねられるまでに回復させることに成功したと、岡野栄之慶応大学教授らの研究チームが8日発表した。

 脊髄を損傷した小型霊長類がiPS細胞による治療で回復した事例は、世界で初めてという。岡野教授のチームは、脊髄損傷マウスをiPS細胞を使って回復させた実績を持つ。

 研究チームは、4種類の遺伝子を人間の皮膚細胞に導入してiPS細胞を作製。最も効果的なタイミングと考えられる脊髄損傷後9日目のマーモセットに、iPS細胞を投与した。

 このマーモセットは投与から2〜3週間以内に、手足を動かせるようになった。6週間後には、飛び跳ねることができるようになった。前脚の握力も80%まで回復し、正常な身体機能に極めて近い状態まで回復したという。

 岡野教授は、今回の結果について、iPS細胞を使った医療の実現に向けた大きな前進だと話している



 慶応大の岡野教授凄すぎですね。

 iPS細胞ジャンルで最も期待される再生場所の1つが「神経」でしょうねぇ。神経を繋ぐことができたら、今まで不治だった麻痺や感覚障害なども治るようになるんでしょうか。
posted by さじ at 20:50 | Comment(1) | TrackBack(0) | 脳神