2010年08月22日

円形脱毛症に対する治療法を日本皮膚科学会がまとめる

円形脱毛症、ステロイド注射は推奨 学会が治療法評価
  
 日本人では1千人に1〜2人の患者がいる「円形脱毛症」の診療指針を、日本皮膚科学会が20日まとめた。軽症なら8割は1年以内に治るが、全身の毛が抜けることもあり、精神的ダメージが大きい病気と認定。ステロイド注射は勧める一方、漢方薬や精神安定薬、鍼灸による治療には否定的な評価をした

 円形脱毛症は、病原体から体を守る免疫の仕組みが、毛をつくる細胞を「異物」と認識して攻撃し、毛が抜ける病気。アレルギーや遺伝が原因と考えられ、ストレスとの関連ははっきりしていない。

 指針は徳島大の荒瀬誠治教授(皮膚科)ら17人の専門医が作った。国内外で実施されてきた22種類の治療法について、論文や診療実績から「勧められる=B」「行っても良いが十分な根拠がない=C1」「行わない方がよい=C2」「(無効か、有害とする研究があり)行うべきでない=D」に分類した。

 免疫の働きを抑えるステロイドを脱毛場所に注射するステロイド局注と、頭皮に薬品を塗って、軽くかぶれさせて毛根への攻撃を和らげる局所免疫療法をB評価とした。

 男性型脱毛症に効くというミノキシジル(商品名リアップ)、ステロイドの飲み薬、抗アレルギー薬セファランチンの飲み薬、紫外線を照射する治療、情緒を安定させるというカツラなど12種類は「C1」。漢方薬や精神安定薬、催眠療法など6種類を「C2」、免疫細胞の働きを抑える分子標的治療薬や鍼灸を「D」とした。

 ただ、ステロイドの局注や飲み薬、紫外線を使う治療法などについては「安全性が確認できていない」と15歳以下には勧めていない。

 委員の大阪大の板見智教授は「医師と患者が指針を共有して、体にあった有効な治療法を見つけてほしい」と話している。



 子供にもいますので、あれですけど、円形脱毛症はストレスとの因果関係は少ないといわれています。

 しかし一般的に円形脱毛症=ストレスに負けた人みたいな間違ったイメージがありますね。そういったイメージがますます精神的に追いやってしまうという。

 実際にはステロイドや飲み薬などで治療することが多いです。

 選択肢は様々ですが、個々にあった治療法を選択することが一番大事なのでしょう。そこは医者と患者との関係というか、共同作業です。

 治るまでの間、部分的なカツラというか、ウィッグのようなもので補うなどの工夫をするのもアリだと思いますしね。最近は大きな病院だと、こういう髪の毛の悩みに対してカツラメーカーが応えてくれるようなブースもあるみたいですが。

関連
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posted by さじ at 05:09 | Comment(1) | TrackBack(0) | 皮膚

ストレスを感じている女性は妊娠しにくいことが判明

ストレスが妊娠を妨げる

 女性はストレスを感じていると妊娠しにくいことが、新しい研究で明らかにされた。この研究では、α-アミラーゼと呼ばれるストレス関連物質の値が高いと、女性が妊娠する確率が低下することが示された。

 α-アミラーゼはでんぷんを消化するため唾液中に分泌されるものだが、神経系がカテコラミン(ある種のストレス反応を引き起こす物質)を産生するときにも分泌されるため、身体的または心理的なストレスに対する身体反応の指標として利用されるようになってきている。

 今回の研究では、米国立衛生研究所(NIH)および英オックスフォード大学の研究グループが、妊娠を試みている18〜40歳の英国女性274人の排卵周期をグラフ化。その結果、α-アミラーゼ値の高い女性は、低い女性に比べて妊娠する確率が低いことが判明した。「全体では、α-アミラーゼ値が(四分位において)最も高い25%に属した女性は、最も低かった女性に比べて各周期に妊娠する確率が推定約12%低かった」と、研究著者である米国立小児保健発育研究所(NICHD)のGermaine Buck Louis氏は述べている。

 医学誌「Fertility and Sterility(妊孕性と不妊)」オンライン版に8月5日掲載の今回の研究は、ストレスのバイオマーカーと妊娠率低下との関連を初めて示したものである。妊娠がうまくいかないストレスによって、ますます妊娠しにくくなってしまう可能性がこれまでにも指摘されており、今回の知見からも、医師が女性のストレスを軽減させる適切な方法を考える必要があることが示唆される。ストレスを緩和するためにアルコールやたばこを用いる人も多いが、これらの物質も妊娠率を低下させてしまう。Louis氏は研究する価値のあるものとして、瞑想、バイオフィードバック法、ヨガ、社会的支援の向上などを挙げている



 幸せな結婚生活、頼りがい、思いやりがある夫。環境が兼ねられてこその妊娠なのかもしれません。

 なるほど、子を育てるようなゆとりある環境にいてこそ、妊娠しやすいということですかね。理にかなっている…。しかし良く出来ているなぁ、生物というのは…。
posted by さじ at 04:55 | Comment(1) | TrackBack(0) | 生理

脳卒中患者の多くが三ヶ月以内に服薬を中断している。

脳卒中患者の多くが服薬を途中で中止

 脳卒中患者の多くが薬剤の服用を途中で止めていることが新しい研究で判明した。一方、心不全患者の多くが推奨される薬剤を処方されていないことも明らかになった。

 第1の報告では、脳卒中患者の25%が、脳卒中を起こしてから3カ月以内に1種類以上の予防的薬剤の服用を中止していることが判明。このことから、医療従事者は患者や介護者の服薬指導にもっと時間をかける必要があると、研究を率いた米ウェイク・フォレストWake Forest大学(ノースカロライナ州)准教授のCheryl D. Bushnell博士は述べている。この報告は、医学誌「Archives of Neurology(神経学)」オンライン版に8月9日掲載された。

 研究では、脳卒中または一過性脳虚血発作(TIA、ミニ脳卒中)で米国の106カ所の病院を受診した患者2,598人のデータを収集。75.5%は処方薬をすべて継続していたが、脳卒中から3カ月後の時点で、患者の20%は薬剤の少なくとも半分しか服用しておらず、3.5%は全く服用していないことがわかった。

 服用を継続していた患者の理由としては、ほかにも重篤な疾患がある、適切な保険に加入している、薬剤の数が少ない、服用理由を理解しているなど、さまざまであった。長期的な服薬コンプライアンス(遵守)は以前から問題になっているといい、患者の教育や脳卒中患者向けの追跡プログラムの必要性を専門家は指摘している。



 この「服薬コンプライアンス」という考え方、日本でも大変重要視されます。

 いくら説明しても、薬を飲み続けてくれない人というのがいます。彼らのことを「服薬コンプライアンスが悪い」と表現します。コンプライアンスというのは「柔らかさ」の指標であって、要するに「頭が固くて言うことを聞いてくれない患者」ということです。

 日本の場合はどうなんでしょうかね。アメリカよりはコンプライアンスは良いのではないでしょうか。薬安いし。もし薬を減らしたいとか辞めたいとか思った場合には、ちゃんと医師に確認して下さい。
posted by さじ at 04:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

チョコに降圧効果があっても患者は食べることに拒否的である

多くの患者はチョコレートを薬として用いることを嫌がる

 治療薬としてチョコレートを摂取することについて、多くの患者は否定的であることがオーストラリアの新しい研究で明らかになった。

 「カカオ70%のダークチョコレート50g(平均的サイズの板チョコ1枚分)を毎日摂取するよりも、トマト抽出物またはプラセボ(偽薬)錠剤の方が患者に受け入れられやすかった」と、英国医師会誌「BMJ」オンライン版に8月12日掲載の論文の著者の1人であるKarin Ried氏は述べている。このため、長期的な降圧療法としてチョコレートを勧めるのは実用的ではないとしている。

 いくつかの研究で、ダークチョコレートに含まれる抗酸化物質が血圧降下に有用であることが示されており、ある研究では1日30カロリーのチョコレート(ハーシーのキスチョコ1個分をやや超える程度)でも効果があることがわかっている。「フラボノイドおよびポリフェノール(いずれも抗酸化物質)が血圧を降下させることが知られている」と、米レノックス・ヒル病院(ニューヨーク)のSuzanne Steinbaum博士は述べている。

 今回の研究では、被験者36人を市販されているダークチョコレート50g(ココア70%、ポリフェノール750mg含有)、トマト抽出物のカプセル(抗酸化物質リコピンを15mg含有)またはプラセボカプセルのいずれかの群に無作為に割り付け、8週間、毎日摂取するよう指示した。

 トマト抽出物には中サイズのトマト4〜5個分に相当する抗酸化物質が含まれ、プラセボカプセルには主に大豆油が含まれていた。チョコレートの方がトマト抽出物ないしプラセボ薬よりも血圧への効果が高いにもかかわらず、チョコレート群の約半数が、この量を毎日食べるのは大変だと感じており、20%が「長期的な治療としては受け入れられない」と考えていた。一方、毎日錠剤を飲むことについては、問題はみられなかった。

 この結果についてRied氏は、ある食品を自発的に食べるのと、毎日義務として食べるのとでは違いがあるのではないかと述べている。被験者はチョコレートを受け入れられない理由として、味が強いことと、脂肪や糖分に関する心配を挙げているという。「今回の研究は、チョコレートは降圧に有用であるが、実際に薬剤として考えるべきではないことを新たに示すものである」とSteinbaum氏は結論付けている。



 結構面白い話ですね、コレ。

 薬だと飲むのに、身体に良いと証明されているものでも身近なものだと受け入れがたいという。

 まあ確かに毎日チョコ食えといわれても、という気がしないでもないですが…。
posted by さじ at 04:33 | Comment(2) | TrackBack(0) | 循環

エリンギに体脂肪を減らす効果があることが判明する

ホクトなど、エリンギに体脂肪を減らす効果

 ホクトと磯子中央病院(横浜市)の研究チームは、エリンギに体脂肪を減らす効果があるとする研究結果をまとめた。エリンギを12週間食べ続けた人ではおなかの脂肪が減り、体重も減ったという。さらにデータを集め作用を検証する。

 健康な14人に、生のエリンギ90グラムに相当する乾燥エリンギ9グラムを毎日食べてもらった。12週間後にコンピューター断層撮影装置(CT)で腹部を撮影すると、内臓脂肪や皮下脂肪の面積が減っていたという。エリンギを食べなかった16人では脂肪の面積は変わらなかった。実験中に特別な食事制限はなかった。



 エリンギ以外の脂肪分やカロリーは同じなんでしょうか・・・

 でもエリンギ毎日沢山食べてたら、確かに痩せそう。おいしいし。

 エリンギを大きめに割いて焼いて醤油をかけて食べるだけ。てんこもり。カロリー減。
posted by さじ at 04:25 | Comment(2) | TrackBack(0) | 消化

生理前のむくみを治そう。

生理前のむくみ 半身浴で汗出すと楽に

 まぶたが腫れぼったかったり、ふだんのデニムがきつかったり。生理前のむくみは、憂うつだ。「そういうもの」とあきらめていたけれど、毎月のことだもの、症状を軽くすることはできないのだろうか。

 ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック(東京都中央区)の対馬ルリ子医師(産婦人科)は、ここ10年余り、生理前のむくみを訴える働く女性が増えたと感じている。「症状が年々ひどくなっています」

 20歳代から30歳代の47人を対象にした日清オイリオ中央研究所などの2002年の調査でも、生理前のさまざまな不快症状について重症度を尋ねたところ、「むくみ」は、「食欲が増す」「眠くなる」に次いで3番目に深刻だった。

 対馬さんによると、生理の10日前ごろからむくみやすくなるのは自然なこと。排卵後に分泌が増える黄体ホルモンが、体内に水分をため込もうとするためだ。しかし、スカートがまったく入らなくなる、生理前後で体重が5キロ以上増減するなど、生活に支障をきたすような例もある。

 「女性ホルモンのバランスが乱れると、むくみがひどくなります」

 ストレスが大きな原因と考えられるという。生理前でも、ふだん通りにスーツを着て多くの人と会い、忙しく働くよう求められる女性がむくみやすいのは当然だと話す。目安として、体重が2キロ以上増えるようなら、婦人科などを受診したほうがよいそうだ。

 治療には通常、低用量ピルが使われる。ホルモンバランスが整い、たいていは3カ月ほどで症状が和らぎ、半年後には、服用を止めても軽いむくみで済むようになる

 漢方薬も一つの手だ。東京女子医大東洋医学研究所(東京都北区)の木村容子副所長は「生理前のむくみは血液とも関係するので、水と血のめぐりをよくする漢方薬を処方します」と説明する。

 五苓散や桂枝茯苓丸、当帰芍薬散などが使われ、2、3カ月ほどで効果を感じるという。

 「生理の周期に合わせ、食事や生活習慣に気をつけるだけでも、症状はずっと楽になる」と木村さん。

 利尿作用のある豆類や海藻類をとったり、半身浴をしたりするのもいい。「38〜40度くらいのぬるめの湯で。10分間でもいい。尿だけでなく、汗で水分を出すことも大事です」。水分のめぐりを妨げる冷え対策にもなる。

 木村さんは「夏はシャワーだけという患者さんが、週に3日、湯船につかるようにしただけで、薬を一度も飲まずにむくみが改善したこともありました」と話している。



 漢方薬に関してはこちらをご覧下さい。

参考:漢方薬と漢方医学についての知識を身につけよう

 女性はホルモンバランスとの戦いがありますね。生理の周期にあわせたこのような症状だけでなく、閉経後もホルモンバランスの崩れがあります。

 対症療法にしかならないといってしまえばそれまでですが、むくみの症状を取る、ということでしたら上記記事内の事柄を実践してみるのが有効だと思います。
posted by さじ at 03:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 内分

性同一性障害の若者が海の家を運営する。

性同一性障害の若者たちが逗子海岸で海の家を運営/神奈川

 「理解してくれ、なんて言わない。知るきっかけになればいい」―。心と体の性別が一致しない性同一性障害(GID)の若者たちで運営する海の家が今夏、逗子市の逗子海水浴場にオープンした。「浜辺の食堂 BORDERLESS(ボーダーレス)」。GIDと向き合い、自分らしく、ありのままに生きる当事者たちの願いがにじむ。

 切り盛りするのは、大学生やフリーターら6人。そのうち4人が女性として生まれ、現在は心の性別に合わせて男性として生活する。出身地は神奈川、埼玉、福岡県などさまざまだが、みな20代。海水浴期間の今月29日まで、市内のアパートで共同生活を送る。

 海の家の運営は自分自身への挑戦でもある。当事者は自分の体に違和感が強く、体のラインが強調される水着になったり、肌を露出する海水浴やプールに訪れたりするのをためらいがち。性的少数者に向けられる社会の目は以前より改善されたが、まだ十分とは言えない。

 それでも、時代の変化を感じている。

 年齢や性別、国籍にこだわらず、誰もが楽しめる場にしたい―。店長(21)が店名の由来やGIDの若者たちで運営していることを告げると、利用客は一瞬驚くが、好意的に受け止めてくれることの方が多い。

 「海の家と自分たち。対極にあるからこそ面白い」。マネジャー(29)は10年前に胸の手術を済ませ、現在は月2回程度のホルモン治療を続ける。小柄な身長や幼さの残る顔に疑問を持ってか、利用客から「男の子? 女の子?」と聞かれることもある。「会話をきっかけに知ってもらえたら」と、自分がGIDであることを隠したりはしない。

 最初からそう思えたわけではない。物心が付いたころから自分の性に違和感があり、第二次性徴が始まると心と体の不一致をより強く感じた。水着が嫌で、プールの授業は見学を続けた。「性同一性障害」という言葉と出合ったのは高校生のころ。「心がすっと軽くなった」

 治療を考え始めた19歳の時に両親に打ち明けた。カミングアウトを決意したが、反応が怖くて言い出せず、最後は手紙を書いた。「気付いてあげられなくてごめんね」。両親の言葉が「ただうれしかった」。

 マネジャーは今、GIDの若者たちでつくるNPO法人の中心メンバーとして、GIDに対する理解の向上に取り組む。「一度会ったことがあるだけで抵抗感はなくなるはず。意外に普通じゃんって。ここがGIDを身近に感じるきっかけになれば」



 思春期に性に関して違和感を覚えるというのは、考えられないほど辛いことなのでしょう。

 こういう子もいるんだ、ということを当たり前の社会にしていきたいですね。少しでも楽に、普通どおりの暮らしができるようになればと思います。

関連
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posted by さじ at 03:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神

赤ちゃん言葉を発する母親は脳が活性化されている。

赤ちゃん言葉、母の脳活発に=産後うつの診断に応用も−理研

 「あんよ」や「ねんね」など、大人が赤ちゃんに話し掛ける際の高い声でゆっくりとしたリズムの話し方(マザリーズ)が、話す大人の脳内の言語をつかさどる部位を活発化させることを、理化学研究所の研究チームが突き止めた。近く米科学誌ニューロ・イメージのオンライン版に掲載される。

 赤ちゃんに対する話し方は、ほぼすべての言語圏や文化圏で共通しているといい、脳機能とのつながりを解明したのは初めてという。

 研究チームは、大人の被験者を育児経験の有無や性別などで各20人程度の6グループに分類。マザリーズを聞いた際の脳の活動を機能的磁気共鳴画像診断装置(fMRI)で調べた。

 その結果、まだ言葉を話せない赤ちゃんを持つ母親の脳内の言語部位が最も活発に反応する一方、父親では脳内の活動は見られなかった

 次に高い反応を示したのは、「ママ、だっこ」などの2語文を話す幼児を持つ母親だった。マザリーズを使わない小学生の子どもを持つ母親では、反応は見られなかった。

 研究チームは「産後うつの母親は平たんな口調になることが分かっている。マザリーズの脳機能が解明されたことで、産後うつの母親の診断などに応用できるのでは」としている



 赤ちゃん言葉を喋るときの母親というのは、愛情に満ち溢れたような話し方になりますからね。

 それが脳内分泌物質に関わってくるのでしょう。とてもリラックスしているかのような。

赤ちゃん言葉のデータベースづくりを開始する。
posted by さじ at 03:12 | Comment(1) | TrackBack(0) | 小児

血液不足で逝った友へ―献血1101回達成。

血液不足で逝った友思い献血1101回、横浜の若林さんが呼び掛け

 終戦直後に血液不足で命を落とした友のために―。半世紀で1千回以上、献血した人がいる。横浜市アーチェリー協会会長の若林武正さん(70)=同市磯子区岡村。年齢制限いっぱいの69歳までの献血回数は1101回。今春“引退”したが大台突破はまれだ。友人らが無念の死を遂げなければならなかった自らの体験を通じて、今の若者に「血液不足で苦しむ人に生きる喜びを分けてあげてほしい」と献血を呼び掛ける。

 きっかけは幼少期に体験した友人らの死だった。若林さんは東京大空襲で東京・蒲田にあった家を失い、座間市内に疎開した。終戦後、東京に戻り小学校に入学したが、栄養失調で病気を患った友人もおり、手術で血液が必要だった。国内の血液供給体制が生活困窮者らの売血で成り立っていた時代。貧しい家族は血液を買えず、その友人は死んだ。同様に命を落とした親族もいる。

 旧陸軍病院施設内で職業訓練に当たっていた若林さんの父親も何人もの傷病兵をみとった。「一番滋養があるのは血液だ」という父の言葉が若林さんの耳から離れなかった。

 「おれの血を分けてあげられれば、少しは助かっただろうか」と悔やみ、献血の対象開始となる16歳の誕生日から「献血の道」に入った。都内の高校に通いながら1カ月に数回は献血所へ。大学を経て横浜学園高校(横浜市磯子区岡村)教諭となってからは3日に1回の時期もあった。

 献血の回数制限が設けられてからは2週間に1回のペースになったが、同校アーチェリー部を指導する傍ら、手帳を県内用、県外用と2冊持ち歩き、全国を回った。

 血液を提供するからには健康管理も怠らなかった。1日3食はすべて妻・和加子さん(67)の手料理。脂っこい食べ物は口にせず、献血数日前からは禁酒。歩くことが日課で1日2万歩を超えることもしばしばだ。

 ことし5月に70歳を迎え、54年の活動を終えた。多くの患者を救ったことなどが評価され感謝状を贈られた若林さんは「さみしい思いもあるが、死んだ友人も少しは満足してくれただろうか」と腕をなでる。献血離れが叫ばれる今、若林さんは「献血は勇気がいること。自分のことは大切だけれど、他の人を思いやる気持ちも持ってもらえれば」と話している。



 戦争、そして戦後を知っているからこその献血の重み。

 今も血液というのは長時間保存できるようなものではなく、すべて今存在している人からいただいている大切な血液です。

 こういう方が献血から引退し、若者の献血が減っていくと、ただでさえ不足気味な血液は一体どうなってしまうのでしょう。

 気軽に献血に行けるような習慣をつくってほしいですね。

 あと個人的に思うのは、献血側のシステムももうちょっと何とかならないかなというところ。針が太いとか、痛いとか、そういうところをもうちょっと工夫できれば若者も行きやすくなるのではないでしょうか。(今でこそそこまで痛いというわけではありませんが、やはり健康な身体に針を刺すというのは嫌な行為であることに変わりありませんし)
posted by さじ at 03:07 | Comment(1) | TrackBack(0) | NEWS

LSDやケタミンを使うとうつ病や強迫性障害に効果がある。

幻覚剤、心理療法との組み合わせでうつ病などに効果も=研究

 スイスの科学者が18日、LSDやケタミンなどの幻覚剤は心理療法と組み合わせることで、うつ病、強迫性障害、慢性痛などの治療に効果をもたらす可能性があるとする研究結果を発表した。

 チューリヒ大学精神病院のFranz Vollenweider氏らが専門誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」に研究結果を掲載した。

 幻覚剤を使用することで、患者は抱えている問題や痛みの強さなどに対する見方を変え、心理療法士とともに新たな問題対処法を試みることができるという。ただし、治療に用いる幻覚剤は少量のみとし、投与期間を短期間に抑えることが重要であると付け加えた

 また、米研究者が今月発表した別の研究でも、双極性うつ病の治療にケタミンの注入が効果的であることが示されている



 うつ病に効くのか

 これもやはり脳内分泌物に作用するからなんでしょうか。

 ケタミンが効くと証明されれば、使ってみたい気もしますけれどね。もちろん薬物依存にならない範囲で。
posted by さじ at 02:18 | Comment(2) | TrackBack(0) | 精神

殺虫剤の効かないゴキブリが増加している。

殺虫剤効かない「スーパーゴキブリ」 世代交代で次第に「耐性」強化

 従来の殺虫剤が効かない「スーパーゴキブリ」が出現した。世代交代を重ねるうちに薬剤に対する耐性を身につけたらしい。毒エサタイプも効かないことがあるという。

 「バルサン プロEX」という商品で、「バルサン史上最強の効き目」が謳い文句。ライオン広報室によると、この30年ほど殺虫剤の効かない「薬剤抵抗性ゴキブリ」が都市部を中心に増加傾向にあるという。このバルサンプロEXは、薬剤抵抗性ゴキブリを想定して開発され、新成分を使用している。売れ行きも好調だ。

 ネット上には、ゴキブリに殺虫剤が効かないという「証言」がたくさん挙がっている。ミクシィの「ゴキブリ撲滅!」コミュニティにも、「ゴキブリ出た。2か月前にくん煙剤焚いたのに…」「殺虫スプレー使ったけど効かない様子」といった書き込みが見られる。

 横浜市衛生研究所によると、日本国内で普段よく見かけるゴキブリには、3センチ程度のクロゴキブリと1.5センチ程度のチャバネゴキブリがおり、薬剤耐性をもちやすいのはチャバネゴキブリ。同じ薬剤を使われているうちに、その薬剤に強い個体が生き残る。そうした個体同士が子孫を残すと、次第に薬に強くなっていく、という仕組みだ。

 チャバネゴキブリは生後2か月ほどで親になり、1年に3〜4世代交代する。2〜3か月程度の寿命の中で、メスは約50個卵の入った卵醤を4〜5回生む。

 駆除業者の中には、こうしたゴキブリを「スーパーゴキブリ」と呼ぶ人もいる。

 都内の駆除業者「アルバトロス」の担当者は、「色んな薬剤で殺そうとするため、この5〜6年、スーパーゴキブリが増えてきた」と明かす。

 殺虫剤だけでなく、近年主流になっている毒エサタイプの「ベイト剤」も効きにくくなっている。ゴキブリは0.5ミリの隙間があれば十分で、電気スイッチや電話の受話器の中にも入り込むことができる。そのため、中途半端に「見える所」だけにベイト剤を使っても、死んだ仲間から出た「フェロモン」で、ゴキブリが危険を「学習」してしまうのだという。

 「ゴキブリも賢いのです。弊社では壁の隙間などにも徹底的にベイト剤を打つことで、ゴキブリが『口コミ』を広げて警戒し始める前に、一気に殺すようにしています。ベイト剤の種類も、1種類ではなく数種類使い分けてなんとか食べさせるようにしています。何十年も前、スリッパで叩き殺していた時代には、そんなゴキブリはいませんでした。人間がゴキブリを進化させてしまった、ということでしょうね」



 1年に4回も交代するのか…

 この繁殖力の強さこそが耐性ゴキブリを作ることになったのか。

 人類が絶滅してもゴキブリは生き残るといわれていますが、まぁ実際そうなるのでしょうね。
posted by さじ at 02:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS

2010年08月21日

宇都宮の女子高生2人がO-157に感染。

宇都宮で新たにO157感染 高校生2人

 宇都宮市は19日、いずれも市内に住む女子高校生2人が腸管出血性大腸菌O157に感染したと発表した。2人とも快方に向かっているが、1人は現在も入院して治療している。

 女子生徒はいずれも12日に腹痛や下痢などの症状が出、それぞれ13日と14日に同市内の医療機関を受診、菌が検出された。市は感染経路を調べている。

 今年に入って市内でのO157による感染者は6人。



 当時日本中を震撼させた腸管出血性大腸菌O-157

 もちろんのこと、根絶されたわけではありません。

 細菌はすぐ身近にいます。

関連
医学処:O-157集団食中毒の慰霊モニュメント、作ったはいいけど廃棄処分に
医学処:腸内細菌のうち800種類は未知の細菌らしい。
医学処:ペッパーランチのO-157、出荷前の肉が既に汚染されていた。
posted by さじ at 23:32 | Comment(1) | TrackBack(0) | 消化

人間ドッグの「異常なし」率、更に減少する。

「異常なし」さらに減少 昨年の人間ドック受診者

 日本人間ドック学会(奈良昌治理事長)は19日、2009年に人間ドックを受診した全国の約300万人の成績を集計し「異常なし」とされた人の割合が、初めて10%を割り込んだ前年をさらに0・1ポイント下回る9・5%だったと発表した。集計を始めた1984年の29・8%から年々減少し、過去最低となった。

 同学会の笹森典雄名誉顧問は「職場や家庭など社会環境が変化し、ストレスが肥満を含めた生活習慣病の原因になっている。環境にどう適応するかアドバイスすることが重要だ」と話している。

 地域別で異常なしが最も多かったのは中四国の13・7%。最も少なかったのは九州・沖縄の5・4%だった。異常があった検査項目の最多は高コレステロールの26・5%で、肥満の26・3%、肝機能異常の25・8%が続いた。

 人間ドックで発見されたがんの中で最も多かったのは胃がんで、見つかったがん全体の28・1%。胃がんは85年には全体の約6割を占めていたが、年々割合が減少している。一方、胃・大腸・肺以外のがんの割合が増え、女性では乳がんがトップで40・7%、男性は前立腺がんが胃がんに次いで13・8%を占めた。



 人間、20を過ぎれば何らかの異常が出てくるもんです。

 それが50代、60代になると、何らかの「疾患」を抱えるようになります。

 私も、医学的にみて健常かというとそうではなく、そうですね、循環器的に1つ、脳神経外科的に1つ、神経内科的に1つほど「異常」があるんじゃないでしょうか。

 まぁそれを気にするかどうか、治療が必要なのかどうかというと、必要ではないんですけども。

 ただ人間ドッグで一番大事なのは、やはり「がん」の発見でしょう。

 癌の中には、症状が全くでないものもあります。症状が出るころには末期、というものも。たまたまCTをとったらあった、というケースもあります。

 自分が健康と油断せず、癌が出来る可能性のある年齢なのだと認識して、人間ドッグに通う習慣を付けるのもありだと思います。

関連
医学処:人間ドッグ受診者の88%に、何らかの異常がみつかる。
医学処:人間ドックや大学病院でも見落とされている「緑内障」
posted by さじ at 23:23 | Comment(1) | TrackBack(0) | 大学

網膜色素変性症の患者の皮膚から視細胞を培養することに成功

目の難病解明に期待 世界初、患者皮膚から視細胞 

 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市中央区)の網膜再生医療研究チームは、中途失明の三大原因の一つとされる遺伝性、進行性の難病「網膜色素変性症」の患者の皮膚から、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作り、視細胞に分化させることに世界で初めて成功した。視細胞の分析から、同症の原因遺伝子の働きが解明できる可能性があり、根本的な治療法につながることが期待される。

 同症は、光を受け取る網膜上の視細胞が機能を失い、視野が徐々に狭くなっていく病気。厚生労働省が特定疾患に指定し、全国で約2万5千人が治療を受けている。

 眼科医でもある高橋政代チームリーダーによると、同症は100種類以上の遺伝子との関係が指摘され、患者によって原因遺伝子が異なる場合がある。だが失明の恐れがあるため、患者の目から視細胞を採取して調べることができない。また採血による遺伝子診断では、2割程度の患者の原因遺伝子しか特定できず、その働きは十分に解明されていないという。

 そうした中、研究チームは一昨年、ヒトiPS細胞からの視細胞を作製。この技術を応用し、先端医療センター病院(同市中央区)の患者の皮膚を基に、このほど視細胞を作ることに成功した。これまでに同意を得た7人分を作り、原因遺伝子の分析を進めている。

 高橋チームリーダーは「視細胞から原因遺伝子の働きが解明できれば、それぞれの患者に合った効果的な投薬などを実現させたい」としている。



 視細胞の異常であれば、幹細胞を使って培養した視細胞での研究によって少しずつ治療法も解明されていくかもしれません。

 目という部位は日常生活に大きく関わってきますからね。とても有意義な研究ではないかと。

関連
医学処:iPS細胞を用いた網膜再生にはまだまだ時間が必要です。
医学処:動体視力に関係するタンパク質「ピカチュリン」
医学処:藻の遺伝子を用いて失明したラットの視力を回復する。
posted by さじ at 23:16 | Comment(1) | TrackBack(0) | 眼科

ヨーロッパで新種の抗生剤耐性菌に感染

耐性菌で自治体に注意喚起 厚労省、欧州での報告受け

 多くの抗生物質に耐性を示す新種の細菌に感染した患者が欧州を中心に報告された問題を受け、厚生労働省は20日までに、都道府県などに対し、国内での発生に備えて医療機関に情報を提供しておくよう注意喚起した。

 同省によると、いまのところ国内で感染例は確認されていない。

 この耐性菌はNDM1という酵素を作る遺伝子が腸内細菌に入ったもので、遺伝子が別の菌に広がって新たな耐性菌ができる可能性も懸念されている。ただ、健康な人の体内にあるだけなら基本的に無害だとしている。

 医療機関で患者が見つかった場合は他の患者にうつらないよう対処し、症状のない場合は消失するのを待ち、症状がある場合は有効な抗菌薬を使用するなど積極的な治療を求めている。また、海外渡航歴などを聞き、国立感染症研究所へ情報提供するよう要請した。



 細菌の進化は著しい・・・。

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posted by さじ at 13:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感染

2010年08月20日

磁化水でIGF-1が上昇することが判明する

磁化水飲むと学習能力UP 健康効果も、各地「わき水」にも可能性

 名古屋市立大の岡嶋研二教授と原田直明准教授らのグループは、磁場の中を流れた水「磁化水」に、健康維持や学習能力向上効果があることを、マウスを使った研究で確認した。東北大で9月に開かれる日本生物物理学会で発表する。

 岡嶋教授によると、グループは磁化水を1カ月間与えたマウスと、通常の水を飲ませたマウス5匹ずつを分析。磁化水を飲んだマウス全身の臓器で、細胞の増殖を促進させるインスリンに似たタンパク質「IGF−1」が、通常の水を飲ませたマウスに比べて約2倍に増えていた

 さらに、学習能力に関係する脳の「海馬」でもIGF−1が約2倍に増え、脳内にある神経細胞の再生が促されていた。グループでは、磁化水が胃を刺激して脳幹に伝わり、IGF−1を作りだしたと推測している

 岡嶋教授らは以前から、IGF−1が体にもたらす効果の研究を続けてきた。磁化水はこれまで経験的に健康に良いとされてきたが、一方で効果を疑問視する声もあった。各地で「名水」と呼ばれるわき水が、磁化水である可能性も高いという。同教授は「体内を活性化させる効果があり、研究が進めば、生活習慣病やうつ病などの改善につながるかもしれない」と話している。



 本当ですかね

 どうも「水モノ」は胡散臭い。実際に研究でIGF-Tが増えていたのなら効果があるのかもしれませんけれども。伝説の嘘商法「酸素水」みたいなまがいものが多かったですからね…。あれと違う点は、ちゃんとしたデータででているところか。

 こうなってくると実際に人間でのデータがほしいところ。名古屋市立大の教授に期待です。
posted by さじ at 15:25 | Comment(3) | TrackBack(0) | 生理

ボランティア経験のある学生ほど、障がい者表記に好印象を受ける

「障がい」表記で意識向上不十分 京大院生調査

 障害者を「障がい者」と表記したときの受け止め方の変化を、京都大教育学研究科の大学院生、栗田季佳さん(25)が学生にアンケートして調べた。障害者とかかわるボランティアを経験した学生には「頑張っている人」などのイメージが強まったが、経験のない学生には変化がなく、「表記を変えるだけでは不十分」という。

 障害者の「害」の表記はマイナスイメージとして、一部の自治体では「がい」と平仮名表記する動きも進んでいる。

 栗田さんは、身体障害者のイメージを選択肢で選ぶアンケートを、「障害者」「障がい者」のそれぞれで表記した2種類を作成し、関西と中国地方の学生316人に回答してもらった。ボランティア経験のある学生は、平仮名表記のアンケートの方が「立派な」「尊敬できる」「頑張っている」のイメージを選ぶ割合が高くなったが、経験のない学生は両者に差はほとんどなかった。

 栗田さんは「障害者とのかかわりが少ない人には、表記を変えるだけでは意味がない。障害者への誤った理解や偏見をなくす具体的な施策が重要だ」と訴える。

 当事者団体の日本自立生活センター(京都市南区)のピアカウンセラー矢吹文敏さんは「障害者も健常者も同じ人間で対等な関係にあるという概念こそが大切だ。表記だけの議論は意味がない」と話している。



 ボランティア経験のない学生が「差がなかった」とするなら、別にいいんじゃないですかね。障害者と障がい者という表記に違いなんてないのですから。

 むしろ「障害者」から「障がい者」と名称の表記を変えただけで「立派」とか「尊敬できる」とか、障害とは直接関係のない形容詞が生まれる「ボランティア経験のある学生」のほうが胡散臭いというか、悪く言ってしまえば偽善的な気がしますけれど。

 障害者を手厚く保護し匿うという障害者支援は旧時代のものです。障害者と健常者がいたとしても、対等な人間関係をもつ、という概念を近代社会は目指しています。

 それに対して障害者に対して「立派」「尊敬」「頑張っている」などという認識をもつことは、対等な人間関係どころではなく、むしろそれこそが差別を助長する結果になってしまいます。

 障害者に対するボランティアを行った学生が「立派な」「尊敬できる」とか、そういう感情を抱かなくなってこそ、本当の意味で障害者差別というものはなくなると思うんですよね。障害者にとってみれば障害を抱えているのだから日常生活を送る上で健常者より頑張るのは当たり前で、それを健常者が「尊敬できる」とか言っているのをみたら、明らかに上から目線ではないでしょうか。

 この研究を通じて、障害者とのかかわりの強い学生にこそ、むしろきちんとした教育が必要だと思いました。お前らの心を満たすために障害者は存在しているわけではないのだと。障害者に対する誤った偏見を取り除く必要があるのはどちらなのかと。障害者に対する偏見・差別をなくしたいのなら、障害者と障がい者の名称表記の違い程度で印象が明らかに変わるような浅薄さをどうにかしてほしいと思います。
posted by さじ at 14:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 介護

新型インフルの大流行の原因を河岡教授らが特定する

新型インフル大流行、原因特定…河岡東大教授ら

 昨年、豚由来の新型インフルエンザウイルスが大流行したのは、これまで知られていなかった特定の遺伝子変異が原因であることを、河岡義裕・東京大学教授らの国際チームが解明した。

 致死率の高い高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)も、同じ遺伝子の変異が起きると人間の体内で増えやすくなることも分かり、H5N1の感染拡大防止への活用が期待される。米専門誌の電子版に6日、掲載された。

 人間で流行するインフルエンザウイルスを作る遺伝子はこれまで、増殖の役割を担う2か所のアミノ酸が変異していることが知られていた。しかし、昨年の新型インフルエンザには、この変異がなく、河岡教授らが調べたところ、別の1か所の変異により、人の体内で増殖する力を獲得していた。

 H5N1ウイルスでも同じ場所を人工的に変異させたところ、人間の細胞で増えやすくなった。

 河岡教授は「この部分が変異しているかを監視すれば、早い段階で大流行するかを判断できるだろう」と話している。

 河岡教授はまた、新型インフルエンザと鳥インフルエンザのウイルスが混合しやすいことも、培養細胞を使った感染実験で確認し、別の専門誌の電子版に発表した。感染拡大しやすい高病原性ウイルスが誕生する可能性を示唆している。



あの河岡教授がまたも。

 毎度のこと感染症領域で見事な成果を挙げています。

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posted by さじ at 14:06 | Comment(1) | TrackBack(0) | 感染

法改正後の脳死臓器移植2例目、家族の同意のみで実施

本人意思不明で脳死判定 「体の一部生きていればうれしい」

 日本臓器移植ネットワークは19日、近畿地方の病院で脳死状態になった18歳以上の男性について、家族が脳死判定と提供を承諾し、法的に脳死と判定されたと発表した。男性は文書による臓器提供の意思表示をしておらず、家族は「臓器提供について本人と話をしたことはない」と説明しているという。7月の改正臓器移植法施行以降、同法に基づく家族承諾による脳死判定は、今月9日に関東地方の病院で判定された20代の男性に次ぎ2例目。

 移植ネットによると、男性の家族は「もう助からないのであれば、どこか体の一部が生きていればうれしい。元気な体なので、たくさんの人の役に立ってほしい」と話していたという。男性の年代や、死因、提供病院などについては家族の希望で公表されていない。

 男性が提供を拒否していないことについて、移植ネットは、意思表示カードを持っていないこと、健康保険証、運転免許証に記載がないことなどで確認したとしている。

 移植ネットによると、男性の家族は17日夜に臓器移植について移植コーディネーターの説明を受けることに同意。18日昼ごろ、脳死判定と臓器摘出の承諾書にサインをした。

 1回目の法的脳死判定は18日午後7時40分に始まり、同9時4分に終了。2回目は19日午前3時4分に始まり、同4時24分に終了した。臓器摘出手術は同日午後2時50分ごろに始まる予定。

 移植ネットは登録された待機患者の中から優先度の高い患者を選定する。心臓は東京大病院で40代男性に、両肺は大阪大病院で20代男性に、肝臓は京都大病院で40代男性に、一方の腎臓は神戸大病院で60代男性に、もう一方の腎臓と膵臓は名古屋第二赤十字病院で30代女性に移植する方向で調整している。家族はほかに眼球と小腸の提供を承諾していたが、小腸は医学的理由で移植が断念された。



 早くも2例目。法改正による脳死臓器移植が当たり前のものとなって、ニュースで取り上げられるほどではない「当たり前の医療」になる日もそう遠くはないか?

 それにしても家族の英断には感銘を受けます。まだ2例目だというのに、誰かのためになるのなら、と決断して下さった。ありがたいです。ご冥福をお祈りすると共に感謝の意をレシピエントに代わって申し上げます。
posted by さじ at 14:01 | Comment(2) | TrackBack(0) | 移植

太鼓を叩いていた女性、炭疽菌に感染し入院する。

太鼓叩いたら炭疽菌中毒に 動物の皮から飛散?米で症例

 米ニューハンプシャー州で、太鼓をたたいたり踊ったりするイベントに参加した女性(24)が炭疽菌中毒になり、2カ月間入院していたことがわかった。太鼓に張られた動物の皮に付着していた炭疽菌の胞子が飛び散ったらしい。米疾病対策センター(CDC)がまれな症例として週報で報告した。

 この女性は昨年12月にイベントに参加した。翌日以降、発熱や筋肉痛といったインフルエンザに似た症状が出て、悪化が続いたため入院。検査の結果、炭疽菌に感染していることがわかった。

 衛生当局は飲み物や農作業での感染を疑ったが、可能性が否定され、太鼓イベントの疑いが浮上。太鼓の皮などを調べたところ炭疽菌が見つかり、菌の型が女性の血液から見つかった菌と一致した。

 CDCは「同様の例での感染の危険性は非常に低いが、原因不明の発熱などでは可能性に留意を」と指摘した。

 炭疽菌は、胞子の形で長い間生息でき、土壌から動物やその加工品を通じて人間に感染する。家畜の衛生状態が悪いと感染しやすく、途上国を中心に年間に2万人が感染しているが、日本では1994年を最後に報告されていない。抗生物質で治療できるが、治療が遅れると死亡する場合もある。



 太鼓王国ニッポンはどうなんでしょうね。

 もともと感染症としてあまり報告されていない日本では大丈夫なんでしょうか。

 入院の報告がないということは大丈夫なのかな。

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posted by さじ at 13:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 循環
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