2010年01月06日

ボルバキアを蚊に感染させて、デング熱などの伝染病を抑制する

蚊に細菌を感染させて伝染病の拡大を抑制、豪研究

 人間にとって致命的な病気を媒介する蚊にある細菌を感染させると、病気の感染拡大を抑制できる可能性があるという研究結果が、24日発行の米国科学雑誌「セル(Cell)」に掲載された。

 ミバエから抽出した細菌の一種「ボルバキア(Wolbachia)」を、病気を媒介するある種の蚊に感染させると寿命が半減することは過去の研究で知られていた。今回の研究では、ボルバキアに感染した蚊は寿命が短くなるだけでなく、デング熱やチクングンヤ熱、鳥マラリアなどの病原体に感染しにくくなることが分かったという。
 
 研究チームは人工的にボルバキアに感染させた蚊を自然界に放てば野生の蚊に感染を広められるとみている。現在は屋内実験を行っており、1〜2年以内に屋外で実験を行いたい考えだ。

 ボルバキアは自然界に広く存在する細菌で全昆虫の約60%に感染していると見積もられている



 WIN&WINな感じですね。

 何らかの感染症に陥ると、免疫能力が低下して別の感染症も、というのはありますけれど、ボルバキアに感染すると他の病原体には感染しにくくなる、というちょっと不思議な感じ。

 これ成功すればアレですもんね、マラリア死者数も減りますし、デング熱などの心配も大幅に減るでしょう。


posted by さじ at 04:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感染

早稲田大が、生殖機能を抑制するホルモンを発見する。

不妊治療へ応用期待…筒井・早大教授ら、生殖機能抑制ホルモン発見

 人の生殖機能を抑制する脳ホルモンを、早稲田大の筒井和義教授らが突き止めた。不妊など生殖機能障害の治療への応用が期待される。米科学誌プロスワン電子版で発表した。

 人の精巣や卵巣を発達させ、生殖機能を維持するホルモンは知られていたが、研究チームは2000年、これとは逆の働きをするホルモン「GnIH」をウズラの脳から発見。ネズミやサルからも見つけ、人で調べたところ、脳の視床下部で作られる物質の中から同様のホルモンが見つかった。

 動物実験では、脳からのGnIHが過剰になると、精巣や卵巣の維持、発育が悪くなり、精子や卵子がうまく作れなくなった。人でも同じ生殖機能障害が起きるとみられる。

 また、夜間に多く分泌されるメラトニンという別の脳ホルモンが、GnIHの生産を促し、生殖機能を抑制する仕組みも解明。体内のメラトニン量を操作してGnIHをコントロールできれば、生殖機能障害の新たな治療につながる可能性があるという。

 メラトニンには睡眠促進作用などがあるとされ、米国では健康補助食品として販売、国内でも個人輸入する人がいるが、筒井教授は「メラトニンの過剰摂取は、生殖機能に影響する恐れがある」としている。



GnIHとはまた安直なネーミングといえばそれまでですが、分かりやすくていいですね。発見そのものはかなり凄いものだと思います。

 メラトニンとフィードバック機構を作っていることまでわかってるんですねぇ。医学が進歩しているといっても、まだ未知のホルモンが分泌されているわけです。これからの可能性を考えるとワクワクしてきますね。

 記事の最後にもありますけれど、海外から輸入するとホルモン剤って結構簡単に手に入ります。ですけれど、ホルモンというのは他のホルモンと繋がりを持っているわけでして、簡単にそのバランスを崩していいものではありません。個人輸入で使うのは危険ですので避けるようにして下さい。
posted by さじ at 04:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生殖

成体でも脳の神経細胞は新たに作られていた。

大脳新皮質:成体でも新たな神経細胞 日本の研究班発見

 思考など高度な機能を担う脳の「大脳新皮質」で、成体でも神経細胞が新たに作られることを、藤田保健衛生大、京都大、東京農工大などの研究チームがラットで見つけた。成熟した個体では脳の神経細胞が増えることはないと長い間信じられ、論争が続いていた。米科学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」(電子版)に27日、掲載された。

 近年、記憶に関連する海馬や嗅覚をつかさどる部位で神経細胞の新生が確かめられたが、哺乳類などの高等動物ほど発達している大脳新皮質については明確な報告がなかった。

 藤田保健衛生大の大平耕司助教(神経科学)らは、人間の30〜40歳にあたる生後6カ月のラットの大脳新皮質で、一番外側の第1層に、分裂能力を示すたんぱく質が発現した細胞を見つけた。頸動脈を圧迫して脳への血流を一時的に少なくしたところ、この細胞が約1・5倍に増え、新しい細胞ができた

 新しい細胞は、形状から神経細胞と確認。第1層から最深部の第6層まで7〜10日かけて移動する様子が観察できた。このラットを新しい環境に置いて活動させたところ、新しい細胞が活発に働いていることも確かめた。

 これらのことから、成体ラットの大脳新皮質には、やがて神経細胞になる「前駆細胞」が存在し、神経細胞が危機にさらされると神経細胞が生み出されて働くと結論付けた。チームは、ヒトでも同様の仕組みがあると推測している。

 神経細胞は興奮性と抑制性の両方がバランスよく働いているが、この新しい神経細胞は抑制性だった。大平助教は「薬などで前駆細胞の働きを制御して抑制性の神経細胞を作り出すことで、興奮性の神経細胞が過剰に働くてんかんや、一部の統合失調症の新たな治療法が見つかるかもしれない」と話す。



 脳関連に定評のある藤田保健衛生大学の研究。

 脳の神経細胞が新たに増える、という点が今までの脳医学とは全く異なる概念ですね。

 脳の細胞を増やしたり減らしたりするのを、部位別に行うことができれば、今のところ薬で抑えるしかない疾患の根治的治療法に繋がるかもしれません。
posted by さじ at 04:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 脳神

2010年01月05日

好きだと相手に伝えるポーズには、味覚細胞が関連している。

愛のポーズは味覚で決まる

 “好きだと相手に伝えるのは難しい。ちょっと照れくさいけど、ウィンクしてみようか。”

 求愛はどんな動物にとっても、次世代を得るための大事な活動です。東北大学大学院生命科学研究科の小金澤雅之助教と山元大輔教授は、首都大学東京の松尾隆嗣助教らとともに、ショウジョウバエの雄が味覚を頼りに雌への求愛ポーズを決めていることを発見しました。

 ショウジョウバエの雄は、通常、雌に向かって片方の翅だけを振るわせる求愛行動をしますが、ある味覚神経細胞の働きを、毒素を作る遺伝子を利用して止めると、ハエの雄は両方の翅を同時に動かすようになり、求愛がうまくいかなくなりました。いわば、片目を閉じるウィンクができなくなって(片翅だけを動かせなくなって)、両目を閉じたら(両方の翅を同時に動かしたら)台無しになった、というこの成果は、12 月24 日の英国科学誌Current Biology(カレントバイオロジー誌)のウェブサイト上で公開されました。



 へぇー。何でなんでしょうね。不思議。「何でキスをするようになったのか」という問題に似てる不思議さがあります。

 恋愛というものを科学的にとらえるのはなかなか難しいんですが、この研究のように、人に対してもより高いレベルで何らかの因子と関連づいているんだろうな、と。そういう研究は非常に面白そうだな、と思いました。

 全然関係ないんですが、私も先日、「好きだと相手に伝えて」きました。ちょっとどころか、ものすごく照れくさかったんですけれど、伝えることができ、また、お付き合いしてもらえることになったので、飛び上がるほど嬉しかったですね。

 何かうまくいかないことがあったときだけでなく、「何にもない日常」に対しても鬱状態に陥ってしまうこともある私ですけれど、好きだと伝えて、そこまで親しく接してこれなかった女性と繋がりを持つことができて、心底嬉しく感じますし、そのおかげで、今は凄く落ち着いています。

 何と言いますか、やはり恋愛というものは人を動かす上で大事な因子なんだなと思います。鬱病で生活もままらなかったような人が、恋愛したり結婚したりして、ストンと腑に落ちて、全く問題なく行動できるようになった人もいますしね。
posted by さじ at 06:33 | Comment(4) | TrackBack(0) | 生殖

男性の性的な汗のにおいは女性の脳で判別されている。

男性の“性的”な汗のニオイを女性が受け取る仕組み、米大学が研究。

 動物がコミュニケーション手段のひとつとして用いるニオイは、人間も同様、何らかの行動に影響を与えていると考えられ、これまでさまざまな研究が行われている。

 「The Journal of Neuroscience」に掲載された論文によると、博士は20代の女性19人を対象にある実験を行った。それはポリエステル製のパッドに付着させたニオイをかいでもらい、そのときの脳の働きをMRI(磁気共鳴画像装置)を使って調べるというものだ。

 実験には20人の男性が協力。まず、実験前の2〜3日間に無香の石けんやシャンプーなどを使ってほかのニオイが付かないように準備した上で、教育ドキュメンタリービデオとポルノビデオを20分間見てもらい、それぞれを視聴中にかいた汗を脇の下に挟んだパッドで吸収した。

 これを女性たちには前情報を与えず、2種類のパッドをかいでもらい、反応の違いを調査。すると「女性たちは理解していなかったが、脳はニオイの違いに反応していた」(デイリー・テレグラフ紙より)という。2種類のパッドのニオイをかいだ際、嗅覚に関する特定の領域が反応することは共通していたが、「“性的”な汗のときには、女性たちの脳は、違う部分も反応していた」そうだ。

 その部分とは「右脳の眼窩前頭皮質と紡錘状回」と呼ばれるところ。これらは「通常、嗅覚や社会的判断、感情に関係している」(米ニュースサイト・ライブサイエンスより)とされている。つまり、女性の脳の中でこれらの部分が働いたというのは、無意識のうちに“性的”な汗であると、脳が理解したということ。男性が汗のニオイを通して発信した“性的”なサインを、女性が受け取る仕組みが脳にはあるようだ。



 そもそも汗っていうのは異性ならばフェロモン的役割を果たす物質、らしいです。もう10年以上前だと思いますが、某番組で、汗をあまりかいてないイケメンと汗をかいたフツメンの男のにおいを目隠しした女性にかいでもらったところ、汗をかいたフツメンのほうが「良い」と判断したとかいう、あやふやな実験がありました(書いている私自身もあやふやな記憶です)

 まあそれとはちょっと違って、同じ汗でも性的な汗かそうでないかが異性の脳には届いてしまうという、男子諸君にとっては恥ずかしいんだか嬉しいんだか良く分からない研究です。
posted by さじ at 06:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚

岡山大学病院が女性医師復職支援で成果を挙げる

岡山大病院、女性医師支援3年目 成果着々35人復職

 出産や育児で離職した女性医師の復帰を手伝う岡山大病院(岡山市北区鹿田町)の復職支援プログラムが3年目を迎え、成果を挙げている。医療技術の再教育や女性医師同士のネットワーク構築で、これまでに35人が職場復帰。深刻化する勤務医不足の解消につながると期待されている。

 「キャリアを深めるか、子育てに専念するか。二者択一しかないと考えたこともある」。約1年3カ月の出産・育児休暇を経て約1年前、同病院産婦人科に復帰した清水恵子医師(36)は振り返る。

 2008年から実施された女性医師を対象とした特別採用枠で復職。緊急時の呼び出し、当直などが原則免除され、勤務時間は週32時間以内で3パターンから選ぶことができる

 現在、週3日フルタイムで同病院の外来や手術をこなす。勤務時間の短縮で以前より収入は減ったが、「これなら育児をしながらでも働ける。選択肢が増えありがたい」。

 国の統計によると、全国の医師数(08年末現在)は約28万6000人で、うち女性は18・1%の約5万2000人。年々増加傾向にあり、29歳以下では36・1%を女性が占める。591人が勤める岡山大病院も28%が女性だ。

 ただ、20〜30代は出産・育児などで離職し、そのまま退職を余儀なくされるケースが多く、近年の医師不足の要因の1つとされる。支援プログラムはこうした人材を掘り起こし、“即戦力”確保を進めるとともに、激務に追われる同僚医師の負担軽減も狙う。

 同病院は07年、文部科学省の財政支援事業を活用し、取り組みを始めた。プログラムは現役時代の勘を取り戻すための医療技術講習会と、女性医師同士で仕事や将来の悩みを相談・助言し合う支援ネット作りが柱。

 講習会は数人単位で行い、患者の容体急変時を想定した訓練などを月1回ペースで開催。2カ月に1回程度の支援ネットのミーティングには毎回20人以上が集う。

 「いったん現場を離れると孤立しがち。知識や技術を維持できるか、不安もある」。夫の転勤で離職後、復帰した久田恭子医師(32)。「キャリアを積みたいと思う私たちの背中を押してくれる制度」と評価する。

 一定の成果を挙げつつある復職支援プログラムだが、今後は岡山大病院以外にどう波及させていくかが課題。医療関係者が「医療界全体の労働環境改善につながる」と口をそろえるように、こうした取り組みは大学病院以上に人材確保に頭を痛める地域の病院で必要とされている。

 ネックとなるのは資金確保。3年間で約5700万円あった国の財政支援は本年度で終わる。同病院の森田潔院長は「女性医師の離職は社会にとっての損失。病院独自に取り組みを続けるが、負担は軽くない。国などの継続的な支援も必要」と訴える。

 短時間勤務制度など、きめ細かい女性医師支援策で全国的に注目される大阪厚生年金病院(大阪市)の清野佳紀院長(岡山大名誉教授)は勤務環境改善へ向け、主治医制度からチーム医療への移行、地域の病院・開業医との連携強化の必要性も指摘。「地域が一体となった取り組みが重要」と提言する。



 良いモデルケース。

 そして現代の女性医師や医学部生は、出産などを考慮した場合、岡山大学病院で働きたい、と思うはずです。

 やはり最終的にネックとなるのはお金、ですかね。医師不足解消のためにも、国が補助してくれると大いに助かるんですが。医師の全人数を上げるよりも、今いて離職している医師をサポートするほうが即戦力になりますしね。
posted by さじ at 06:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大学

2010年01月03日

解剖医が不足しており不審死が見過ごされている。

第2の埼玉・鳥取不審死が見過ごされる…解剖医、深刻な不足状態

 埼玉県や鳥取県で連続不審死事件が相次ぐなか、事件に巻き込まれた可能性のある「変死体」の解剖を警察から任される医師の不足が深刻だ。警察が取り扱う変死事案はこの10年で1.6倍に増加しているのに、解剖医は減り続けているのだ。解剖される変死体は全体の1割程度で、態勢が強化されなければ、事件が表面化しない可能性も指摘されている。

 警察庁によると、平成20年に警察が取り扱った変死体は約16万1800体。このうち司法解剖された遺体は約6300件で、犯罪性はないが死因がわからないために行う行政解剖が実施された遺体を含めても約1万5700件だった。

 司法解剖のデータを取り始めた平成13年は、変死体約11万9000体に対し、司法解剖したのは約4400件で、変死数増加に比例して司法解剖数も比例して増加している。

 この一方で、日本法医学会が平成21年秋、法医学教室を持つ80大学を対象に実施したアンケート調査では、大学1校あたりの解剖医は1.84人。昭和59年当時の2.57人と比較すると25年間で約3割減。現在は全国で百数十人しかいないとみられ、解剖医の負担は重くなってきてる。

 解剖が行われる手順は、変死体発見で警察官が犯罪性を判断。犯罪性が疑われれば10年以上の捜査経験を持つ検視官(刑事調査官)が遺体の外見を見て調べ、必要があれば解剖医が司法解剖し死因を特定する。

 埼玉、鳥取の連続不審死事件では、初動捜査で病死や自殺と判断されたために解剖されず、後で犯罪に巻き込まれた疑いが浮上した。判断を誤った要因は、警察側の問題もあるが、解剖医が足りないことや、遺体の外見だけで事件性を判断する現行制度に問題があると指摘する声もある。

 ある解剖医は「警察官の頭に、解剖医は人数が少なく多忙という事情が浮かび、解剖を頼みたいのに遠慮してしまうこともあるかもしれない」と推測する。

 大阪大学法医学教室の場合、20年前は2、3人で年間100体を解剖していたが、近年は2人で200体以上を解剖するなど負担が増している。加えて、これまでは検察官に鑑定書で説明すればよかったが、裁判員制度以降は一般も理解しやすいように出廷しての説明が必要になり、裁判所に通う回数も増えたという

 解剖医のほとんどは大学に所属するが、解剖に追われて研究論文に費やす時間が少ない。別の解剖医は「解剖しても大学からは評価されない。研究結果を出さなければ研究費も取れなくなる」と話す。

 また、解剖医の就職先は大学の法医学教室などに限定されているが、国立大は独立行政法人化で人員のスリム化が求められている。



 解剖医は全国的に不足していますが、地方となるとその問題も深刻です。下手すれば地方のほうが殺人がバレないのではないか、と皮肉られるぐらいです。

 具体的にどうしたらいいんでしょうかね。例えば警察官の中で、解剖医になりたい人を募集して、その学費を警察が出す代わりに監察医として勤め上げるとか。そういった解決しか出来ないんじゃないでしょうか。医学部生の中から法医学に進む人というのはなかなかいないんじゃないでしょうかね。知り合いに、法医学をやりたくて医学部に行ったという人がいますけれど、なかなかのレアケースではないかと。

 ですが、人の命を救うことと同じくらい、死因を究明することは大切ですからね。なくてはならない存在が消え入りそうなとき、どうすれば現実的に解決するのか、その策が求められています。
posted by さじ at 05:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大学

万波医師と徳洲会、病気腎移植を再開する。

病腎移植再開 万波医師が記者会見 「捨てる腎臓の再利用であり、いいことだ」

 約3年半ぶりの病腎移植手術から一夜明けた31日、執刀医の宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の万波誠医師は記者会見でこう語り、病腎移植への決意を改めて示した。

 平成18年10月、臓器移植法違反容疑で愛媛県警に逮捕された患者の腎臓移植手術の執刀が発覚したことを契機に、学会などから医学的妥当性を否定され続けた万波医師。この日の記者会見には白衣姿で臨み、臨床研究第1例目となる病腎移植手術を実施したことを公表し、「患者の容体は問題ありません」などと移植の意義を強調した。

 病院によると、移植手術を受けた40代の男性患者は術後の経過は良好で、すでに集中治療室から一般病棟へと移り、早ければ3〜4週間で退院できるという。

 約3年半ぶりの病腎移植再開について、医療法人「徳洲会」の能宗克行事務総長は「修復腎移植で救われる患者さんがいる以上、今後もグループを挙げて全力で取り組む」と述べた。

 臨床研究は保険適用から除外されるが、今回の手術費用計約600万円は徳洲会が負担する。能宗事務総長は「修復腎移植に使える腎臓は年間2000件あるとも言われている。患者のため、(保険適用に向けて)移植関連学会も推進してほしい」と呼びかけた。



 病院側が費用を持つのか・・・。

 色々な場所から反対されて、しかし腎臓移植を望む人からは支持されて。信念を曲げず、研究として実行していく姿勢は立派です。

 結果的に転移がなかったとか、問題がないことを確認しないと日本全体では動けないんですかね?それまでの間の費用を病院に任せるというのは国として医療として何か違う気もしますけれど。

 散々叩かれても、患者のために頑張っている万波医師と徳洲会を応援します。
posted by さじ at 05:28 | Comment(2) | TrackBack(0) | 移植

2010年01月02日

マラリアを媒介する蚊の繁殖を大幅に抑える。

蚊の繁殖妨げマラリア抑制する方法、英研究者が発表

 英研究グループは22日、アフリカでのマラリア感染の主要な媒介生物とされるガンビアハマダラカという種類の蚊について、一生に一度しか交尾をしないため、それを妨げることによって大幅に繁殖を抑えることができるという研究結果を発表した。 

 インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究者らによると、蚊の受精には「交尾栓」という器官が重要な役割を果たしており、これを取り除いたりすることで効果的な交尾ができなくなるため、蚊の数を減らすことができるようになるという。

 研究グループは、トランスグルタミナーゼという酵素が蚊の精液に含まれるたんぱく質に働きかけることでゼラチン状の塊となり交尾栓が形成されることも突き止め、実験ではこの酵素を取り除くことで繁殖を止めることができた。この方法をスプレーなどを使い野外でも応用できれば、「マラリアに対する戦いの新たな武器の1つ」になる可能性があるという。 

 世界保健機関(WHO)は先週、資金の増加により、マラリア対策に効果が現れ始めていると発表していた。



 このマラリアという感染症も、なかなか防ぎきれませんからねぇ。どうしても熱帯で爆発的に繁殖するため、媒介する蚊が増えるのが問題となります。

 このまま温暖化が進むと日本もマラリアを媒介する蚊が生息するのではと危惧されています。蚊を駆逐することで根絶することができるとは思うのですが、実際それを実行しきれるかという問題も。
posted by さじ at 00:25 | Comment(1) | TrackBack(0) | 感染
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