2009年10月04日

2009年度イグ・ノーベル賞を3年連続で日本人が受賞する。

「イグ・ノーベル賞」パンダのふんで生ごみ減量の田口名誉教授受賞

 ユーモアにあふれた科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が1日、米マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大で開かれ、パンダのふんから分離した菌で生ごみの90%以上の減量に成功した研究で、田口文章北里大学名誉教授(72)が生物学賞を受賞した。

 ふんを利用し、ごみを大幅に減らすという一石二鳥で地球環境に優しい研究が評価された。授賞式に出席した田口氏はあいさつで「パンダは愛くるしい動物ですが、ふんは見た目からは想像できないほど大量で、研究は面白い経験でした」と述べ、約千人の聴衆から大きな笑いが起きた。

 田口氏は上野動物園(東京都)でパンダのふんをもらって研究を進めた結果、分解能力の高い菌を発見、家庭用生ごみで試したところごみの95%以上を水と二酸化炭素(CO2)に分解することに成功した。実用化に向けた研究を継続中だ。



 このイグ・ノーベル賞を受賞するのも、かなり大変なんですよね。大変名誉なことだと思います。

 しかしパンダのふんから分解能力の高い菌の存在を考察するあたり、さすがです。確かに笹を食べているということはそれだけ分解能力は高いうことですからね。

 イグ・ノーベル賞、もしかして3年連続で日本人が受賞してますね。しかも日本人は大変凄い研究をやっています。

2008年度イグ・ノーベル賞発表。2年連続で日本人が受賞する。


posted by さじ at 16:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 消化

女性の30%は、身体を手で洗っている。

体を洗うのは手かスポンジか、20〜30代女性の3人に1人は「手で洗う」。

 お風呂で体を洗うとき、スポンジを使うか、手で洗うか――。ライオンが20〜30代の女性500人を対象に、そんな「体の洗い方」に関するアンケートを実施した。

 このアンケートではまず、体を何で洗っているかについて質問。すると「スポンジやタオルでゴシゴシ洗う」と答えたのが63%だったのに対し、「手で洗う」は29%となり、3人に1人は手で洗っていることがわかった。

 「手で洗う派」はまだ少数派だが、なぜ、手で洗うのかについては「肌に負担をかけないため」(83%)、「乾燥を防ぐため」(35%)、「美肌のため」(24%)、「敏感肌だから」(23%)といった理由が挙げられている。全体的に「手で洗う派」は、肌のことを気遣っている人が多いようだ。

 ちなみに、「手で洗う派」になったきっかけについてもたずねたところ、「雑誌で『手で洗う方が肌に負担が少ない』と読んだ」「『顔も手で洗うように、体も手で洗う方がよい』という美容家の人の話をきいたから」など、雑誌や専門家からの情報がきっかけだったとする答えが目立った。そして、実際に手で洗うようになった結果、「手洗い派」の8割が「手で洗うようになってから、変化を感じた」と答えている。



 お風呂の弱点といいますか、丹念に身体を洗うと、肌が痛みやすい上に脂質が落ちてしまって乾燥肌になりやすいといわれています。

 結構、手で洗う人は多いのではないでしょうか。刺激を加えながら表皮の角質を落としまくるより、表面の汚れだけを落とすやり方です。
posted by さじ at 15:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚

佐賀大学医学部で保育園児とのコミュニケーション実習を行う

佐大医学部生、保育園児とコミュニケーション実習

 佐賀市の佐賀大学医学部1年生が、同市大和町の「保育園ひなた村自然塾」(藤崎博喜園長)で、子どもとのコミュニケーションのとり方を学んでいる。将来の医者として必要な対人能力を養うのが狙い。

 現代の学生は少子化などの影響で、コミュニケーション能力の不足が指摘されているため、昨年から校外実習先に幼稚園や保育園が加わった。同園では学生100人が、9月25日から10月2日まで3班に分かれ、2日ずつ園児と触れ合っている。

 30日は、33人の学生が4、5歳児クラスで、子どもたちと一緒に体操をしたり、運動会で飾る万国旗を作った。運動会の親子競技の練習では、学生が「お父さん」「お母さん」になり、園児と一緒に歓声を上げた。

 小児科医を目指す鹿児島県出身の冨田宜孝さん(20)=佐賀市=は「子どもと遊ぶのは楽しく、つい夢中になってしまった。とても勉強になる」と話していた。



 医大でやるのは珍しいですねぇ。私はこういう保育園で子供たちと戯れるのって、高校生のときにやりました。

 実際、やっぱり医学部に入っても、医師として最大に求められるコミュニケーション能力がない学生というのは案外います。まあ今の日本の受験システムではどうしても、医師に向いている人よりも勉強が出来る人が集まりやすい傾向にあるので仕方ないといえば仕方ありません。

 こういう実習を各大学でやったら、今より少しはマシになるのかなとも思います。
posted by さじ at 05:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大学

2009年10月03日

アレルギー・喘息講演会、10月10日に開催。

アレルギー対策にトップレベルの講演会

 アレルギー性疾患の研究・治療では全国屈指の国立病院機構相模原病院臨床センター(桜台)を拠点とし、患者への様々な支援活動を行う「アレルギーの会」。設立20年目を迎えた同会では10月10日(土)、アレルギー疾患の最新医療等を紹介する講演会を開催する。

 相模原病院に昭和32年に設置されたアレルギー・センターは、国の難病対策の一環として昭和49年、アレルギー・リウマチ基幹施設に指定され、早くからアレルギー疾患に苦しむ大勢の患者たちが専門治療を求めて同センターへ来院した。「いつ襲ってくるか分からない喘息の発作に怯え、病院の近くに引っ越してくる人も少なくなかった」と、自らも発作の苦しみに悩まされた同会広報の北島芳江さん。

 症状の出方も薬の効き方も個人の差が大きなアレルギー疾患。医者任せで治る病気ではなく、患者自身にも病気への知識が必要と平成2年、当時の病院長、臨床研究部部長らの支援を受けて発足したのが会のスタートとなった。

 以来、患者支援の先駆団体として会員約400人、市内はじめ遠くはインターネット経由で入会する全国規模の組織へと成長。患者の自己管理、家族による管理の支援を行うほか、喘息、アトピー性皮膚炎、耳鼻疾患などあらゆるアレルギー疾患の最新医療を紹介。年2回行う市民・患者向けの勉強会や講習会、年4回の会報発行が主な活動の柱だ。「患者と医者の橋渡しはもちろん、社会的弱者の立場に置かれがちな患者の支援にも、今後は積極的に取り組みたい」と同会は語る。

「アレルギー・喘息講演会」

■日時・会場/10月10日(土)12時半〜16時半、神奈川障害者職業能力開発校ホール(相模原市桜台13−1)

■講演「食物アレルギー:現状と新しい治療の可能性」(小児部門)「インフルエンザとぜんそく」(成人部門)

■講演後に医療相談あり

■入場無料(希望者はハガキかメールで10月7日(水)迄に申込。住所、氏名、電話、人数を記入し、〒228−0814南台3−18−14アレルギーの会事務局allergy-net@jcom.home.ne.jpへ。詳細は北島さん、携帯電話080(4075)5723へ。



 アレルギーでお困りの方は是非。専門医療を一般向けにした聴講は良い機会かと思われます。
posted by さじ at 10:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 内分

性分化疾患、XX/XYモザイク型に悩む人を追う。

境界を生きる:性分化疾患/2 揺れ動く心と体

 心と体の性が一致せずに悩むのが性同一性障害。混同されやすいが、性分化疾患は体の性を決めるいくつかの要素(遺伝学的性、外・内性器の性、性腺の性など)が一致せず、それぞれが中間的だったりもする。心も体も男性と女性の間を揺れ動き、生きづらさを抱える人もいる。

 「よく隠し通せたね」。関東地方でIT技術者として働く真琴さん(25)=仮名=は時々、高校時代の女友達にそう言われる。当時の真琴さんは男子生徒。本当のことを打ち明けられたのは卒業してからだった。「男女どちらかにはっきり属していたら、友達をだますようなことをしなくても済んだのに」。罪悪感に苦しんだ思い出がよみがえる。

 真琴さんの体には卵巣や子宮があるが、染色体は女性型と男性型が混在する「XX/XYモザイク型」。小さな陰茎(ペニス)があったためか、両親は男性として出生届を出し、男の子用のおもちゃを買い与えた。

 しかし成長するにつれ、男の子の輪に入りづらくなった。中性的な雰囲気があるのか、小学校では「おとこおんな」といじめられた。

 5年生の春、信じられないことが起きた。体育の授業中、足を伝って血が流れているのを女子に指摘された。生まれつきの異常があることは親から少しは聞いていたが、まさかの初潮。「ばれたら、いじめがひどくなる」。男子から「女みたいなにおいがする」と言われ、トイレ用の脱臭剤を下着に入れて登校した。

 その半年後、朝礼で貧血を起こして倒れ、大学病院を受診した。そこでの事は今も深い心の傷になっている。

 大勢の医師や医学生に取り囲まれる中、体中を検査された。男子学生たちが「インターセックス(性分化疾患)ってこんなふうなんだ」と、好奇の目を向ける。「私は見せ物じゃない」と言いたくても言えず、勇気を振り絞って検査の目的を尋ねた。返ってくるのは医学用語ばかり。「黙って従え」という意味と受け止めた

 中学に入ると、体力が男子についていけなくなり、親と医師の薦めで男性ホルモンの投与を受け始めた。どんどん男っぽくなる体が嫌だったが、喜ぶ両親を見ていると、治療をやめたいとは言い出せなかった。

 心と体が乖離し、気持ちをどう保っていいのか分からない。でも生理が来ると落ち着いた。大きくなった胸にさらしを巻いて隠していると「そんなことで悩むひまがあったら、受験勉強しなさい」と親に言われ、手術で胸を小さくされた。「また一つ、大切なものがなくなった」と思うと、病室のベッドで涙があふれてきた。

 同級生たちに恋人ができていく。「異性と付き合うって、どんな感じだろう」。高校で女子から告白され、受け入れてみたこともある。自分が男か女かで揺れていては、長続きするはずがなかった。

 大学に進んでからはホルモンバランスが崩れ、1年半の入院と自宅療養を強いられた。

 随分と遠回りをしたが、真琴さんは最近やっと女性化のための治療を始めることができた。通院していた病院で出会った友達の一言があったからだ。「生きたいように生きなよ」。友達はその後、別の病気で亡くなった。

 10年近くにわたる男性化治療で外見は男性に近づいてしまったが、初対面の人に女性とみられることが増えてきた。ふと気づくと、かつてのように性別のことばかり考えていない自分がいる。そのことがうれしい。



 大学病院って、十数年年前ぐらいの話ですよね。まだ最近のことです。

 どこの大学だって感じですわな。いくら研究機関かつ教育機関とはいえ、患者さんの心を傷つけるような、好奇な視線を向けていいはずがないです。学生にそういう、医者として当たり前に必要な教育すらできないのならば、大学病院の看板を外したほうがいい。

 今でもこういうことはあるのでしょう。医学生、医師たるもの、患者さんの心をできるだけ理解するよう心がけることが大事です。

関連:性分化疾患をガイドライン化し、より正確な性別判定を行う
posted by さじ at 05:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生殖

やせている大食いの人と一緒にいると、食べ過ぎる傾向に。

やせている大食漢と一緒だと食べ過ぎる傾向=研究

 カナダのブリティッシュコロンビア大のチームが、よく食べるのにやせている友人と一緒に食事をすると、いつもより食べ過ぎる可能性があるという研究結果を報告した。

 それによると、学生が友人同士で映画鑑賞しながらスナックを食べる場合、やせた方にリードされて食べ過ぎる傾向が認められた。一方で太った人と一緒の場合には、相手が食べ過ぎても自制心を働かせる傾向がみられた。

 今回の結果は、やせた友人がたくさん食べているのを見ることが、「自分も同じようにしてもいい」という暗黙の許可を与える可能性を示唆している。



 やせの大食いの人っていますよね。褐色脂肪細胞が人より多いために脂肪の燃焼も早いおか。

 確かにやせている人がパクパク食べてると、こちらもつられて・・・というのはありますわな。

 先日、スカラムーシュという漫画サイトをみつけまして。これが結構面白いんですわ。リアル遠足という企画が大好きなんですけど、この作者の方、ホントご飯食べないらしくて。その、何で食べないのかっていう経緯を書いた漫画があるんですよ。

 それがこれだ「食べるのやめたいんです

 断食は身体に悪いとは思うけど、確かに今みたいに1日三食肉多めの生活をしているほうが体に良くないというのも分かるんですよね。この漫画の中盤で、お兄さんの話が出てくるんですけど、ダイエットしたいと思っている人、参考にされてはいかがでしょうか。

関連
医学処:フードファイターの小林尊氏が顎関節症に。
医学処:エネルギー消費を増やすタンパク質、KLF5を発見する。
医学処:ある脂肪を摂取すると記憶力が向上するらしい。
posted by さじ at 03:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 消化

2009年10月01日

ティラノザウルスの死因は寄生虫トリコモナスだった?

無敵のT・レックスは寄生虫に負けた?

 幾多の戦いをくぐりぬけ、連戦連勝を重ねていたティラノサウルス・レックス(T・レックス)にも敵わない相手がいた。最新の研究によると、現生のハトを宿主とする寄生虫の祖先種が、無敵の暴君の命を奪っていたという。

 これまで発見された中で最も大きく、最も欠損の少ないT・レックスの化石は、アメリカ、シカゴのフィールド自然史博物館に展示されている“スー”だが、そのアゴの骨にはいくつも穴が開いている。今回、それらの穴に関する新たな解釈が加えられた。

 スーの発見当初、この穴は別のT・レックスに噛まれた傷だと考えられていた。しかし現在は、ほとんどの古生物学者がその説に疑問を持っている。歯がこすれてできたにしては、穴の形状がきれいで滑らか過ぎるのである。

 発表された研究論文の著者は、「傷あとではなく、古代のトリコモナスという寄生虫に感染してできた穴なのではないか」と主張している。トリコモナスは、現生する鳥のノドやクチバシに寄生する単細胞原生生物である。

 この寄生虫は多くの場合ハトを宿主とするが、通常は特別な症状を呈することはない。しかし注意しなければならないのは、ハトはタカなど猛禽類の格好のエサである点だ。ハトを食べた猛禽類が感染し、それによって伝染も拡大する可能性がある。

 研究に参加したアメリカにあるウィスコンシン大学マディソン校の古生物学者イワン・ウルフ氏は、「この寄生虫による感染症はかなり昔から存在していたのかもしれない」と話している。

 スーは恐竜としては高齢の部類に入る28歳まで生きたと推定されるが、化石には複数の肋骨骨折や関節炎の痕跡が見られるほか、ライバルの恐竜との熾烈な戦いを物語る痕跡も残っており、その生涯にはアゴの穴以外にもさまざまな苦難があったことがわかる。

 しかしその直接の死因については、いまだ明確な答えが出ていない。スーは何度もケガを負ったが、ほとんどは致命傷に至らず長年にわたって生き延びたのである。

 鳥類がトリコモナスに感染した場合、悪化するとクチバシや上部消化管が炎症を起こし、採餌だけでなく呼吸まで非常に困難になる。そうなると鳥の体は感染組織付近の血管を収縮し、血流を止めて炎症を抑えようとするが、この免疫反応が長引くと副作用が生じ骨に穴が開くことがある。

 スーのアゴにはそのような穴が10カ所ほど存在し、いくつかは大人の人間の指が通るほど大きい。穴の大きさと数から判断してスーの病状はかなり進行していたと考えられ、エサがノドを通らなくなって餓死した可能性もあると研究チームは推測している

 トリコモナスに似た感染症の痕跡が見つかったのはスーだけではない。研究チームはティラノサウルス科に属するダスプレトサウルス、アルバートサウルスという2種の恐竜でも同様の証拠を発見している。

 今回の発見は、恐竜から鳥類への進化上のつながりをさらに強化する新たな証拠となるものだ。「なぜなら、寄生虫は宿主とともに進化する傾向があるからだ。ティラノサウルス科は鳥類の祖先と目されている獣脚類の仲間であるため、それらの恐竜を宿主としていた寄生虫が現生の鳥に寄生するようになったとしても不思議はない」と、ウルフ氏は指摘した。



 トリコモナスの知られざる病体。

 人間では性行為感染症として、よくあります。トリコモナス膣炎などですね。日本では女性の5%ぐらいが感染しているといわれている感染症です。

 かゆみ、痛み、悪臭を伴うおりもの、などの症状がありましたら病院へ。

関連
医学処:エキノコックスがペットのネコに感染しているのを発見する
医学処:昆虫は毒草を食べて寄生虫を自己駆除する。
医学処:虫下しの薬が、がん細胞に効果があるかもしれない。
posted by さじ at 04:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感染
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。