2009年07月16日

うつ病を血液検査で診断する方法を開発する。

うつ病、血液検査で診断 白血球の遺伝子反応に着目

 血液検査でうつ病かどうかを診断する方法を、厚生労働省の研究班(主任研究者・大森哲郎徳島大教授)が開発した。うつ病患者と健常者で白血球の遺伝子の反応が微妙に異なることを利用した。数年後の実用化を目指す。問診と併せて、数値化できる簡便な診断法が使えれば、患者の見逃しが減ると期待される。

 研究班は白血球の遺伝子がストレスで変化することに着目し、それをうつ病の診断に使えないか調べた。約3万個の遺伝子の中から、神経伝達や免疫などに関連する24の遺伝子が、うつ病患者と健常者で異なる働き方をすることを突き止めた。

 医師の面接によってうつ病と診断された17〜76歳の患者46人と健常者122人を分析した結果、うつ病患者の83%(38人)、健常者の92%(112人)で、特定の遺伝子が突き止めた通りに反応し、正しく判定できた。治療薬による影響で遺伝子が反応する可能性を除くため、うつ病の患者はまだ治療していない人を対象にした。

 研究班は今年から2年間、対象を増やして診断し、実用化できる精度か確かめる。うつ病以外の精神科の病気と、はっきり見分けることができるかも調べる。実用化されれば、患者から採った血液2.5ミリリットルを処理した液を、遺伝子チップという分析器具で反応させて診断できるという。

 厚労省の調査で、うつ病など気分障害と診断された人は、05年で92万4千人。6年で倍以上に急増している。うつ病は、医師が患者と面接し、症状から診断している。しかし、うつ病と他の病気との境目があいまいな例も多く、専門医でも診断に迷うことが少なくないという。

 大森教授は「血液検査による診断法が実用化されても、医師の面接による診断は必要だ。血液検査が実用化、普及すれば、一般の医師が診察する際に、これまで見過ごされてきた患者を治療に結びつけることが期待できる」と話している。

 国立精神・神経センターの樋口輝彦総長(気分障害薬理生理学)の話

 今回の診断法が高い確率でうつ病を見分けられることが明らかになれば、診断の手法として有効な方法といえるのではないか。可能性は十分にあると思う。今後、白血球の遺伝子の変化と、うつ病の原因とされる脳内の変化との関係がわかれば、うつ病の原因究明にもつながる。



 ほおお。こりゃー凄い。これが出来たらより簡便にうつ病を見出すことが出来るでしょうし、詐病も減るでしょうね。

 ストレスに起因した遺伝子の診断方法らしいですけれど、うつ病とうつ状態も区別することが出来るんでしょうか?まぁそこらへんは問診によるのか。


posted by さじ at 22:50 | Comment(1) | TrackBack(0) | 精神

2009年07月15日

前向きな言葉を唱えると、逆に落ち込んでしまう。

前向きな言葉を唱えると逆に落ち込む場合も、カナダ研究報告

「わたしはだれからも好かれる人間だ」「わたしは成功する」などといった前向きな言葉を自分自身に繰り返し言い聞かせた場合、人によっては自信を持つのではなく、かえって落ち込んでしまうとの研究結果が、3日の心理学専門誌「サイコロジカル・サイエンス(Psychological Science)」に掲載された。

 研究を行ったのは、カナダのウォータールー大学のジョアン・ウッド博士とジョン・リー博士、そしてニューブランズウィック大学のエレイン・ペルノビック博士の3人。落ち込んでいる人が前向きな言葉を自分に言い聞かせると逆に気分が落ち込む結果になると、研究チームは指摘している。

 研究では、自信がない人のグループと自信がある人のグループを対象に、「私はだれからも好かれる人間だ」と自分に言い聞かせてもらい、その後どのように気分が変わり、自分自身についてどのように感じるようになったかを調べた。その結果、自信のなかった人のグループは前向きな言葉を繰り返しているうちに、気分が一層落ち込んだという。

「自信がない人が前向きな言葉を繰り返すことで、矛盾した感情が生じるのではないか」とウッド氏は分析する。

 心理療法の分野では、前向きに考えることは幅広い治療プログラムの一環としては効果があるとされているが、単独でそれだけを実行した場合、逆の効果をもたらす傾向があるとウッド氏は指摘。自己啓発本や雑誌、テレビ番組は前向きな言葉を唱え続けることで自分の自信を高められるというメッセージを伝えるのをやめるべきだと述べている。



 なるほど・・・これは分かる気がしますね。ネガティブな思考をしてしまう人は、自分にとって前向きな言葉を唱えてもあまり効果がないですね。私自身がそうなんで…。

 一流スポーツ選手などは、ここらへんのメンタルトレーニングも抜群なのでしょう。だからこそ、ミスをした後にすぐに立て直せる。

 メディアでがんばれがんばれ言うたびに、頑張れない人はないがしろにされているのでしょうか。

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posted by さじ at 01:55 | Comment(2) | TrackBack(0) | 精神

鳴門病院の筋弛緩剤誤投与事故、医長を書類送検へ。

鳴門病院の医療過誤、医長を書類送検へ 県警方針、業過致死の疑い

 健康保険鳴門病院(鳴門市撫養町黒崎、増田和彦院長)で昨年11月、医師の処方ミスにより筋弛緩剤を投与された同市内の70代男性入院患者が死亡した事故で、県警捜査1課と鳴門署は10日までに、処方を指示した内科の30代女性医長(休職中)を業務上過失致死の疑いで書類送検する方針を固めた。

 県警の調べによると、女性医長は同月17日夜、39度の熱があった男性患者に解熱効果のある副腎皮質ホルモン剤「サクシゾン」を投与しようと、パソコンで「サクシ」と入力して検索。画面に一つだけ表示された筋弛緩剤「サクシン」を、「サクシゾン」と勘違いして看護師に200ミリグラム投与するよう指示し、患者を薬物中毒による呼吸不全で翌日未明に死亡させた疑い。

 病院によると、2003年ごろから「サクシゾン」は扱っていなかったが、08年春に別の病院から移ってきた女性医長にはそのことが知らされていなかった

 筋弛緩剤は通常、手術以外に使用するケースはほとんどない劇物。200ミリグラムは一気に点滴すると死に至る可能性が高い。

 病院は、遺族に謝罪するとともに11月19日に事実を公表。県警に届け出ていた。



 これの続報です。

 抗炎症薬サクシゾンと筋弛緩剤サクシンを間違えて投与してしまう

 電子カルテの工夫が必要ですねぇ。絶対使わないような場面で処方してしまえることに問題があるのか。
posted by さじ at 00:42 | Comment(1) | TrackBack(0) | NEWS

2009年07月13日

世界一薄い、ナノばんそうこうを早稲田大と防衛医大が開発する。

ばんそうこう:世界一薄いシート型開発 医療への応用期待

 厚さがラップの1000分の1程度と世界一薄いシート型の「ナノばんそうこう」を、早稲田大、防衛医科大などの研究チームがカニの甲羅などに含まれる成分を使って作成した。柔軟で傷口との密着性が高い一方、シートの裏側は他の組織と癒着しにくい特徴がある。使用後は自然に体内で分解されるという。今後、医療への応用が期待されている。

 肺などの柔らかい臓器が損傷した場合、通常は止血や組織の結合に使われる医療用接着剤などが用いられる。しかし、接着剤で別の部分と癒着して合併症を起こし、再手術するケースもあった。

 研究チームはカニの甲羅に含まれ、人工皮膚などに使われる「キトサン」、昆布のぬめり成分「アルギン酸ナトリウム」を使い、30〜1500ナノ(ナノは10億分の1)メートルの透明な薄膜シートを作った。さまざまな厚さで密着性を調べた結果、200ナノメートルより薄くなるほど密着性が高まることが分かった。

 厚さ75ナノメートル、2センチ四方のシートを犬の肺の傷口(直径6ミリ)に張り付ける実験では、従来の接着剤を配合したシートと同程度の強度が得られ、呼吸による空気圧に耐えられた。組織癒着も起こらず、1カ月後には傷跡は見えなくなった

 武岡真司・早大教授(高分子化学)は「今後、3年後の実用化を目指して詳細な安全性評価を行う。使う成分も極めて微量であり、懸念はないと考えている。腸など他の臓器への応用や、乳がん手術の縫合後に張り付けて傷跡が残らないようにする活用の仕方を研究したい」と話している。



 すんごい。新しい医療用シートの誕生ですね。

 手術をするときって癒着が大きな問題になったりするものですが、このシートならば強度も気密性も十分な上、しかも癒着も起こりにくいと。

 傷跡が残らないようにするというのなら、いつの日か、市販のばんそうこうもこういう形になるんでしょうかね。コストかかりすぎるために今すぐには無理でしょうけれど。

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posted by さじ at 03:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚

英国でXY染色体をもつ幹細胞から精子を作成することに成功。

ES細胞からヒトの精子を作製、英研究グループ

 英国の科学者らが、胚性幹細胞(ES細胞)からヒトの精子を作製することに成功したと、8日発行の医学誌「Stem Cells and Development」に発表した。

 英ニューカッスル大学と北東イングランド幹細胞研究所の研究チームは、XY染色体(男性)を持つ幹細胞を用いるという新しい手法で、ヒトの精子を作製した

 ただし研究チームは、こうした人工精子を現時点で不妊治療に使用することは、英国の法律が禁止していることもあり、あり得ないと強調する。

 研究を主導したKarim Nayernia教授は、研究の目的について、「精子の生成過程を詳しく研究し、男性の不妊症の原因などに関する理解を深めることにある」と説明した。こうした理解は、不妊に悩むカップルが遺伝学的な「わが子」をもうけるための新しい方法を見出すことに役立つという。

 教授は、人工精子を例えばがんの化学療法を受けて不妊になった少年の治療に活用することが考えられるが、そうした治療法の開発には少なくとも10年を要すると見ている。さらに教授は、そうした手法を認可する法律が「早急に」策定されるべきと指摘している。

 一方、今回の研究に対しては、疑問の声も上がっている。

 英シェフィールド大学のアレン・ペーシー(Allen Pacey)博士は「20年の経験を持つ精子生物学者として、研究チームの作製した細胞が本当に『精子』と呼べるのか確信が持てない。作られた細胞は精子が持ついくつかの遺伝的特徴や分子マーカーを有するかもしれないが、完全な人間の精子は研究では説明されていない特徴的な細胞形態、性質、機能を持っている」と指摘している。



 このES細胞から作った人工精子を人工的に受精させれば、遺伝的にはその人の子供を設けることが出来る、ということなのでしょうかね。

 確かにES細胞から精子そのものが出来たというとかなり驚きの結果になりますし。出来たらそれこそ不妊治療としては完璧なものになりそうですけれど、さすがにこれを通す法律の壁は厚そう。

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posted by さじ at 01:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生殖

映画「精神」でみる、精神障害者の素顔とは。

精神障害者の素顔淡々と 想田監督の映画「精神」 

 腕に無数のリストカットあとのある女性は診察室で「もう死にたい」と叫び、ある男性は「頭の中にインベーダーがいる」と真顔で語る。ドキュメンタリー映画「精神」(想田和弘監督)は、精神科診療所を訪れる統合失調症やうつ病の患者を淡々と追う。「実名と素顔」にこだわった作品に登場するのは、ごく普通の悩める人たち。「被写体の人生を預かる覚悟ですべてオープンにした」。何が精神障害者と健常者を隔てるのか。現実を伝え、観客にそう問い掛ける。

 舞台は岡山県にある小さな診療所「こらーる岡山」。精神科病院の病室の鍵を取り外す運動を進めた山本昌知医師が、1997年に設立した。診察だけでなく食事サービスや牛乳配達を行う作業所を併設し、病院ではなく地域社会で生きるための患者支援に力を注ぐ。

 「患者本人から了解を得る」。撮影の際、診療所側が出した条件は1点のみ。待合室で片っ端から患者やスタッフに声を掛け、何度も断られながらも応じてくれた人にカメラを向けた。

 テロップ、ナレーション、音楽は一切ない。ある男性は高校生のころ、1日18時間勉強する生活を半年続けた末に倒れた。以来、25年間診察を受けている。産後間もないわが子の口を押さえて死なせてしまった過去を吐露した女性もいた。

 赤裸々に語られる過酷な半生とは裏腹に、当事者の表情は拍子抜けするほど穏やか。「死にたい」と叫んだ女性も、別の場面では楽しげに軽口をたたく。精神障害者の日常は、健常者のそれと大きく変わることはなかった

 厚労省の2005年の統計によると、統合失調症や気分障害などに苦しむ人は約265万人で、うち32万人が入院している。想田監督自身、大学時代にうつ症状の一種とされる「燃え尽き症候群」を患い、精神科に駆け込んだ経験がある。それまで無関係と思い込んでいた精神障害が「身近な病」だと知り、以来テーマの一つとして温めていた。

 メディアが伝える精神障害者は時に、名前は伏せられ、映像はモザイク処理が施される。その「配慮」が、彼らを遠ざけてしまうのではないか。作品に出てくる男性はそれを「見えないカーテン」と語った。想田監督は言う。「カーテンの向こう側にいたのは、僕らと同じ悩める人間だった」

 2時間15分。18日から大阪の第七芸術劇場(TEL06・6302・2073)、県内では8月15日から神戸アートビレッジセンター(TEL078・512・5500)で公開。



 渋谷で観てきましたけれど、凄い映画でしたね。患者さんにモザイクも入らず本名で撮影。ただ淡々と精神科の日常を描いている、まさにドキュメンタリー。もし精神科ではなかったら、健常者と何が違うのか分からない、自分との違いは何なのか、それすらも分からない。それこそが想田監督の伝えたかったポイントなのではないでしょうか。

 それでもエンドロールの段階で、何とかしなければいけないな、と、思わされましたね。2時間という短い時間ながらも、現状が浮き彫りにされています。

 上映している映画館はかなり少ないようですが、お勧めです。渋谷はほとんど満席でした。途中で逃げるように退席した女性、映画を見ながら必死にメモを取り続ける若者が印象的でした。

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posted by さじ at 01:09 | Comment(5) | TrackBack(0) | 精神

卓球男子、大矢英俊・横山友一ダブルスが銅メダル。

卓球男女複、準決勝で敗れ銅メダル/ユニバ

 ユニバーシアード夏季大会第9日は9日、ベオグラードで行われ、卓球のダブルスで男子の大矢英俊(東京アート)横山友一(協和発酵キリン)組と女子の照井萌美(早大)山梨有理(淑徳大)組は、いずれも準決勝で敗れて銅メダルが決まった。

 卓球男子の日本勢は、団体に続きダブルスも銅メダル止まりだった。水谷(明大)松平(青森大)組が3回戦で敗退し、唯一勝ち残っていた大矢、横山組も準決勝で涙をのんだ。

 相手は団体で日本の決勝進出を阻んだフランスのペア。横山は「日本に金メダルがなかったので、ダブルスで取って勢いづけたかった」と逆転負けした試合を残念がった。

大矢英俊

「相手はサーブが良かった。世界は広い。最低限のメダルを取れて良かったが、金色が欲しかった」

横山友一

「もう1試合戦いたかった。日本に金メダルがなかったので、ダブルスで取って勢いづけたかった」

照井萌美

「メダルを取りたかったので良かった。準決勝で負けた悔しさもあるが、自分たちの力は出せた」

山梨有理

「団体、混合ダブルスと3位だったので、金メダルを取りたかった。勝ちたい気持ちが空回りしたのかもしれない」

松平賢二

(男子シングルスで8強入り)「サーブが効いていた。日本チームの1人として、このままじゃ帰れないので勝ち進みたい」



 卓球はなんて奥の深いスポーツなんだろうかと思う。

 ラケット1つとっても異常なまでに深いし、ラバーとの相性、自分のプレースタイルとの折り合い、戦略、何か1つ秀でていたら試合に勝てるかもしれないし、その秀でているものが相手によっては発揮されず終わるところもある。

 1つ1つを克服して、最終的には自分を信じること、それが何よりなんだなぁ。
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2009年07月12日

二本足で直立姿勢を保てるのは体をわずかに揺らしているため

直立姿勢は微妙な揺れのおかげ 阪大など研究チームが解明

 人が2本足で安定した直立姿勢を保っていられるのは、体をわずかに揺らしながら適切なタイミングで重心を調整しているため−とする研究結果を、大阪大などのチームがまとめ、9日付の米科学誌に発表した。

 ロボットのような固い姿勢ではなく、頑張り過ぎずに関節を柔軟にするように、脳が控えめな運動指令を出しているらしい。チームは、立っている人の重心移動を精密に分析し、常に体が微妙に揺れているのを確認。重心がある程度ずれた時点で、足首のアキレスけんにつながる「ひ腹筋」という筋肉に脳が運動指令を送り、平衡を保っているのを突き止めた。

 阪大の野村泰伸教授は「健康な人の姿勢制御の仕組みが分かれば、運動障害のリハビリや神経疾患の診断に応用できそうだ」としている。



 ほう。ロボットの二足歩行も革新的でしたが、やはり人間のような流暢な二足歩行はなかなか出来ないようです。細かいバランスで神経と筋肉のネットワークを変化させてるからこそ成せる業なのでしょう。ただ立っているだけでも微妙な揺れで安定させているようです。
posted by さじ at 05:09 | Comment(2) | TrackBack(0) | 介護

テーマパークで遊ぶと家族や恋人との絆が深まる。

脳が証明?「テーマパークで愛は深まる」

 テーマパークで遊べば、家族や恋人の「きずな」が深まる――。そんな脳科学調査の結果を、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が1日発表した。USJで遊ぶ前後に自分たちの集合写真を見せて脳の活動を調べたところ、遊んだ後は数値が最大10倍以上増え、より愛し合っていると感じることが確認されたという。

 調査の詳細は、USJと共同で研究を進めてきた杏林大医学部の古賀良彦教授(精神神経科)が1日、東京で開いた説明会で公表した。

 実験は先月、6組16人の家族や恋人、友人を対象に行った。USJで4時間半楽しんでもらい、その前後に、光トポグラフィーという装置を用いて、脳が活発に活動すると数値が高くなるオキシヘモグロビンの濃度を測定。あわせて心理状態を客観的に評価するためのテストも行った。

 脳の測定では、対象者にスライドで他人の顔を見せていき、家族や恋人同士で一緒に撮影した写真が出てきた瞬間の状態を記録した。

 結果は、右脳から左脳まで測定した16カ所のすべてで遊んだ後の数値が高かった。特に右脳の一部では、遊んだ後の数値が遊ぶ前の14倍に上昇。右脳は主に感情をつかさどっており、写真を見た瞬間に強い感情の動きがあったことが確認できるという。

 感情がどう変化したかを自己評価してもらうテストでは、家族やパートナーと「愛し合っているか」「理解しあっているか」という質問への肯定的な回答の割合が、遊ぶ前と比べて大幅に高かった。遊んだ後はストレスが大きく減ったことも分かった。

 古賀教授は「複数の脳活動を測定した結果、明らかに差が出た。脳科学の見地からテーマパークでの体験によってきずなが深まることが裏付けられた」と話している。



 テーマパークは疲れるだけではなかったんですよ、お父さん

 子供にとって、恋人にとってはやはり大型テーマパークは非日常を堪能できる夢の島、ですね。

 私も正直ああいうテーマパークは面倒で行きたくない、と思いますし、無理して行っても、っていうのはありますけれど、ああいうところに行ったら面倒に思わず思いっきりはしゃぐようにしています。そのほうが相手も嬉しいでしょうし、やっぱり自分も楽しいものですよ。

 この研究に携わった古賀教授、なかなか面白そうな研究が目白押しです。そういえば世界一受けたい授業にも出ていましたね。「研究テーマ:治療は精神医学全般にわたり行っていますが、特にてんかん、不登校の治療が専門です。また、アロマセラフィーを科学的に検証し臨床への応用を試みています。研究面では精神生理学を専門とし、特に事象関連電位を用いた研究を行っています。」

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posted by さじ at 04:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神

精巣がんに関与する遺伝子を京大が発見する。

精巣がん化にかかわる遺伝子解明 

 精子の元になる精子幹細胞(精原細胞)の増殖とがん化にともにかかわる遺伝子を、京都大医学研究科の篠原隆司教授(分子遺伝学)、李知英東京医科歯科大講師などのグループが突き止めた。精巣がんの原因解明や男性の不妊治療につながる成果で、遺伝子は他の種類の幹細胞の増殖やがん化にもかかわっている可能性があるという。米科学誌「セル・ステム・セル」で2日に発表する。

 篠原教授などは、がん細胞の多くで働いていて、発生や細胞分裂の調節などにもかかわっているRas遺伝子とサイクリン遺伝子のいずれかをマウスの精子幹細胞に導入すると、増殖因子を外から加えなくても幹細胞が増え続けることを発見した。この幹細胞を、マウスの精巣に移植すると、多くは精子にならずにがん細胞になることも分かった。

 いずれかの遺伝子を導入して過剰に働かせることで増殖が強力に促されるため、がんが発生するのではないかという。

 また、精子幹細胞以外の組織や血液などの幹細胞のがん化や増殖でも、二つの遺伝子の働きが関係している可能性があり、細胞の増殖やがん化など再生医療の課題解決の糸口になる可能性がある。

 篠原教授は「精巣がんのモデルを作り、治療法の開発に役立てることが期待できる。精子幹細胞が増殖するメカニズムの研究もさらに進め、男性の不妊治療にもつなげたい」と話している。



 男性にとっては重大なニュースです。こう、精巣がんとか前立腺がんとかのニュースを見ると、やはり他人事じゃないですね。これも男性の性か。

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posted by さじ at 04:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん

統合失調症はグリア細胞のわずかな変質でも発症する

統合失調症グリア細胞のわずかな異常も一因

 統合失調症の主要な症状の一つである認知障害は、グリア細胞と呼ばれる神経細胞を取り巻く細胞のわずかな構造的な異常によってもたらされていることを、自然科学研究機構生理学研究所の研究チームが突き止めた。

 同機構の池中一裕教授(副所長)、田中謙二助教、宮川剛・客員教授らは、グリア細胞の一つの遺伝子にのみ異常のあるモデルマウスを使い、神経細胞間を電気信号が伝わる速さに異常がないかどうか調べた。この結果、信号の伝わるスピードは半減しており、電子顕微鏡で観察したところグリア細胞の構造にわずかな異常が見られることを発見した。わずかな異常というのは、神経細胞の突起に巻き付いているグリア細胞の端がきちんと閉じていないため一部がはみ出している状態になっていることだった

「神経細胞そのものではなく、グリア細胞のわずかな異常が統合失調症患者に見られるような異常行動(認知障害)にかかわっているというのは驚くべき結果だ」と研究チームは言っている。

 統合失調症は人口の1%程度に見られる代表的な精神疾患で、陽性症状(妄想や幻覚)、陰性症状(社交性の欠落)に加え、今回の研究にかかわる認知障害(作業記憶、空間学習、感覚統合の障害)が、3つの大きな症状と言われている。このうち妄想や幻覚などの症状は脳内の神経伝達物質ドーパミンの過剰分泌による可能性が高い、という研究結果を最近、放射線医学総合研究所の研究者が発表している。



 劇的に脳の大まかな部分が変貌しているわけではなく、グリア細胞のほんのちょっとした違いによってああいう症状が起こるのだとすると、病因解明の大きな一歩か。

 ですが統合失調症は治療薬で治る病気でもありますので、やはりここは一般の方にも統合失調症の正しい知識を持っていただいて、そういう症状の人がいたら病院に連れて行く、治療中、治療後も偏見を持たないことが大切だと思います。

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posted by さじ at 04:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神

磁力で自在に操れるカプセル型内視鏡を開発する。

胃の中、自在にスーイスイ 自走式の内視鏡を開発

 胃や腸の中を自在に動かして撮影することができる「自走式カプセル内視鏡」の開発に成功したと、龍谷大と大阪医科大の共同チームが2日、発表した。市販のカプセル内視鏡にヒレと磁石をつけ、磁力を利用して遠隔操作しながら動かす。犬の胃の中の撮影に成功、1年以内に臨床試験を始めたいとしている。

 胃カメラなどのチューブ式の内視鏡は検査時の苦痛が大きく、その苦痛を軽くするため、飲み込んで排泄するタイプの超小型カメラ内蔵のカプセル内視鏡が開発され、実用化されている。しかし、カメラが医師の観察したい所に行かないこともあるという問題があった。

 大塚尚武・龍谷大教授(機械システム工学)らは、小型磁石とヒレをつけた自走式カプセル内視鏡と磁場の発生装置を開発した。磁場に反応して磁石が動き、その動きがヒレに伝わって、魚が泳ぐように動く仕組みだ。画面を見ながらジョイスティックで動きをコントロールする。

 犬の胃の中に止血用のクリップ4個をおき、この内視鏡で撮影した画面を見ながら探す試験をしたところ、うまく見つけることができた。

 今回作った自走式カプセル内視鏡は長さ4.8センチ。磁場は弱く、人体への影響はないと考えられるという。「将来は胃や小腸、大腸などすべての消化管が検査できるようにしたい」とチームの樋口和秀・大阪医科大教授(内科)は話している。



 消化器の内視鏡は、どうしても苦痛が伴います。腕がよければその苦痛は極力減らせるようですが、全国的に、となるとなかなか。

 従来のカプセル型内視鏡では、ただカプセルがある場所の写真をとりまくって送るだけなので、求めている箇所が撮れない、という可能性もなきにしもあらず(それでも膨大な枚数を取るのでそこまでのデメリットではないとは思いますが)。

 やはり人間の手で操作できる内視鏡が一番ですね。しかしカプセル型内視鏡はコストがかかりすぎるという難点もあるので、実用化と普及はなかなか難しそうです。お金もちなら今すぐにでもカプセル型内視鏡を使うといいかもー、飲むだけですし。

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若い喫煙者はアディポネクチンの濃度が低く糖尿病リスクに。

若い喫煙者 生活習慣病リスク大 青森保健大教授が調査

 若い喫煙者は同年代の非喫煙者よりも生活習慣病を防ぐとされるホルモン「アディポネクチン」の血中濃度が低く、糖尿病の指標となるグリコヘモグロビン(HbA1c)の血中濃度は高いという研究結果を、青森県立保健大の渡部一郎教授(リハビリテーション医学)らがまとめた。

 渡部教授は2007〜08年度、同大の男子学生45人(平均22.3歳)を対象にアディポネクチンとHbA1cなどの血中濃度を調査。喫煙習慣の有無も合わせて尋ねた。

 その結果、脂質の代謝を促す機能があるアディポネクチンの血中濃度は非喫煙者は1ミリリットル当たり平均5.0マイクログラムだったのに対し、喫煙者は平均3.5マイクログラムだった。

 HbA1cは非喫煙者が4.7%で、喫煙者は5.0%。渡部教授によると、5.7%以上が異常値とされ、6.0%以上になると入院が必要だという。

 アディポネクチン濃度が低い人は体重、腹囲、体脂肪率、体格指数(BMI)が高い値を示す一方、動脈硬化を防ぐとされる「善玉コレステロール」、がん細胞を攻撃するとされるナチュラルキラー(NK)細胞活性の数値は低かった。

 渡部教授は「若いうちから喫煙すると生活習慣病や糖尿病になるリスクが大きくなる傾向だと言える」と指摘。「平均寿命が全国で最も短い青森県では、もっと禁煙を啓発していくべきだ」と提起している。



 青森。美味しいものが豊富であってもやはり喫煙習慣が根強そうなところは寿命も短くなってくるのか。

 アディポネクチンは今後注目されてくるホルモンのひとつです。喫煙はそもそも体にとって良いことはひとつもないのでセーブしていく方向でお願いしたいところですかね。

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2009年07月11日

ベジタリアンの骨は肉を食べる人よりも劣る。

ベジタリアンの骨は肉食者よりも弱い、オーストラリア調査

 ベジタリアン(菜食主義者)の骨密度は、肉を食べる人に比べてやや低いという調査結果が2日、米医学誌「アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション(American Journal of Clinical Nutrition)」に発表された。

 調査は、オーストラリア・シドニー(Sydney)のガーバン医学研究所(Garvan Institute for Medical Research)が、ベトナム・ホーチミン(Ho Chi Minh)のファムゴックタック医科大学(Pham Ngoc Thach University of Medicine)と共同で実施したもの。

 2700人以上を対象に、骨密度と食生活の関係を調査した結果、ベジタリアンの骨密度は肉を食べる人より5%低いことが分かった。動物系食品を一切食べない完全菜食主義者では、骨密度は6%も低かった。

 一方、肉や魚は食べなくても卵や乳製品は摂取するラクト・ベジタリアン(乳卵菜食主義者)の骨密度は、肉食者と目立った違いは見られなかった。

 調査を率いたガーバン医学研究所のトゥアン・グエン(Tuan Nguyen)氏は「骨密度と骨折リスクの関係は不明」としながらも、「欧米のベジタリアン人口は全人口の約5%を占め、その数は増え続けている。また、骨粗しょう症患者の数も世界的に増加傾向にあり、調査結果は考慮に値する」と話している。



 医学的にみてもベジタリアンは体によろしくないことは明らかですが、骨にも影響があるとは。イメージとしてはつかみやすいですけども。

 ベジタリアンって言うと地球にやさしそうなイメージですけど、ただの偏食ですからね。適度に肉や魚も食べてください。

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posted by さじ at 16:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生理

2009年07月09日

片目で物を見続けると脳の神経が変化していく

片目見えないときの脳変化解明=神経活動がシフト−基礎生物研など

 ものもらいで眼帯をしたり、緑内障などで片目が不自由になったりした際、最初は違和感があるが、次第に慣れてくる。

 この際、脳の視覚情報を処理する領域では神経ネットワークが素早く、大規模な変化を起こしていることを、基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)と産業技術総合研究所(茨城県つくば市)、米バンダービルト大の研究チームが30日までにサルの実験で発見した。

 研究成果は、病気や事故で左右の目の機能バランスが崩れた際に、脳がどのように対応するかの解明に役立つと期待される。論文は米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。



 なれるもんなんですかね。慣れといっても脳の神経のつながり方がちょっと変化するためにおこるのでしょうけれど。

 目は大事にしたいものです。定期的な眼科受診ぐらいでしか未然に防げませんけれども。
posted by さじ at 02:40 | Comment(1) | TrackBack(0) | 眼科

2009年07月08日

厚生労働省が、新薬承認のための治験へ753億円を助成する。

難病薬実用化へ治験助成…753億基金で50薬剤

 製薬会社が日本での治験に二の足を踏んでいる難病薬などの実用化を促すため、厚生労働省は、約753億円の支援基金を創設し、50薬剤を選んで治験費用を助成することを決めた

 助成対象となる薬は、学会や患者団体などから公募する。治験終了後は、通常は約1年かかる承認審査を半年に短縮し、患者への迅速な供給を図る

 対象となるのは、生命や生活に大きな影響を及ぼす病気の治療薬で、米英独仏のいずれかの国で承認されているもの。「他に治療法がない」「既存の治療法より優れている」など、必要性が高いことが条件となる。未承認薬のほか、国内で承認されてはいるものの、認められた効能と異なる「適応外」の病気に使用する場合も対象となる。

 日本は、海外で認められた薬でも、国内で改めて治験を行わないと承認しない制度を取っている。このため、患者が少ない病気の場合、製薬企業は採算の厳しさから、費用がかさむ治験を見送ることが珍しくない。患者などから、国の支援を求める声が上がっていた。基金の期間は3年間。10月にも有識者会議を新設し、対象品目の選定に入る。



 これは素晴らしい。厚生労働省なかなかやりますね。きちんと苦しんでいる人の声を反映して選別してほしいです。

 なかなか新薬が承認されない、というのが日本の医療の最大の欠点でありました。特に血液内科系の疾患などは短い命に直接関わるものですので、ぜひとも早期の承認をお願いしたいところです。

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posted by さじ at 01:55 | Comment(1) | TrackBack(0) | 薬理

脳や脊髄の神経が切れるのを防ぐ遺伝子を発見する。

神経切断防ぐ遺伝子、アルツハイマー防げる?

 脳や脊髄の神経が切れるのを防ぐ遺伝子を東京大学と理化学研究所、九州大学の共同研究チームが発見した。

 パーキンソン病などの治療に応用できると期待される。成果は29日付の科学誌ネイチャー・ニューロサイエンスに掲載される。

 人間の脳は、1000億個以上の神経細胞が結びつき、複雑な回路を構成している。赤ちゃんのころはいろいろな細胞同士が結合しているが、情報伝達の効率を上げるため、不要なつながりは切断されていく。

 だが、必要な神経まで切れてしまうと、パーキンソン病やアルツハイマー病、ALS(筋萎縮性側索硬化症)などの発症につながる場合があるとされる

 同研究所の林悠研究員らは、モデル動物の線虫を用いて実験。「Wnt」と呼ばれる遺伝子が、必要な神経を切断から守っていることを突き止めた。



 この遺伝子に対する治療法がみつかれば、難病とされている神経疾患が劇的に治る可能性も。まさに夢のような発見です。

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posted by さじ at 01:34 | Comment(2) | TrackBack(0) | 脳神

2009年07月07日

ビールを飲むとホッとするのはIGF−1が高まるため。

ビールとストレス

 ビールを飲んだ時になぜ「ホッ」とした気分になるのか。そのメカニズムを名古屋市立大大学院医学研究科の岡嶋研二教授、原田直明准教授のグループが明らかにした。

 グループは、細胞増殖や神経機能を活性化させる働きがあり、脳で増加すると不安をやわらげたり気分を静める効果があるタンパク質「IGF−1」に着目した。

 マウスに1日1回0・2ミリリットルのビールを1カ月間飲ませた結果、IGF−1が脳を含む全身で2倍に増加。一方で、胃や腸の知覚神経を調べると、神経が刺激され、神経伝達物質が放出されていたことが分かった。

 アルコールに加えて、ビールに含まれるホップの香り成分や炭酸も知覚神経を刺激することから、これらの成分による胃や腸での刺激が脳の内部にある海馬や、リラックスさせる副交感神経を刺激し、脳を含む全身のIGF−1が増加したと考えられるという。

 岡嶋教授は「ビールを毎日飲むことで、ストレス解消につながる。その心地よさが『とりあえずビール』となる理由でしょう。とはいえ飲みすぎは良くない」と話している。



 アルコールの作用だけじゃなかったんですね。

 ホップ、そして炭酸も。全てよし。ビールはまぁ飲みすぎなければアルコール濃度もそこまででもないんで、いいんじゃないでしょうか。適量が一番ですけどね。適量守れないのならば最初から飲むべきではありません。

 ああこんな時間だというのにビールのみたくなってきた。明日もあるんで飲まないで寝ますけど。笑

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posted by さじ at 02:42 | Comment(1) | TrackBack(0) | 精神

意外にもコーヒーには口臭予防の効果があった。

コーヒーに口臭予防の効果と イスラエルの研究者

 これまで「口臭の原因」の1つとされることの多かったコーヒーに、実は口臭を抑える効果があるとの研究結果を、イスラエルのチームがこのほど報告した。

 テルアビブ大医学部で口臭の治療などを研究するメル・ローゼンバーグ氏らは、コーヒーが口臭を引き起こす仕組みを解明しようと、口の中から採取しただ液に、同国や米国のメーカー数社のコーヒーを混ぜておき、発生するにおいなどを調べた。その結果、当初の予想に反して、コーヒーには口臭の原因となる細菌の働きを抑える効果があることが分かったという

 ローゼンバーグ氏はCNNとのインタビューで、「コーヒーで口臭が強くなるといわれてきたのは確か。だが、それはコーヒー自体から発生するにおいではないようだ」と語った。同氏によれば、コーヒーにはだ液の分泌を抑える成分が含まれているため、口の中が乾燥する。さらに、コーヒーに加えたミルクなどと混じって口に残ると、口臭が起きやすくなると考えられる。

 チームでは今後、コーヒーの消臭効果を利用して、口臭を防ぐマウスウォッシュ(洗口液)や歯みがき剤、ガムなどを開発したい構え。同様の研究はすでに、クローブの精油など一部の植物成分で進められている。ただし、実用化へ向けてカギとなるのは、コーヒーに含まれる数百種類の成分の中から有効成分を見つける作業だ

 ローゼンバーグ氏は「成分の特定には長い時間がかかる」との見通しを示す一方、「今回の実験は、仮説が常に正しいわけではないということ、そして誤った思い込みから興味深い結果が生まれることもあり得るということを示す教訓になった」と話している。



 へー。殺菌作用的なものですかね。ですけど口の中が乾燥したり、やはりコーヒーをただ飲むだけだと口臭起きる気がする、っていうか起きますんで、有効な成分が見つかり、製品化されるまでは「コーヒーを飲むと口臭はする」という認識でよろしいかと。。。

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posted by さじ at 01:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歯科

2009年07月05日

傷口につばをつけると唾液中のヒスタチンが傷を塞いでくれる

「傷口につば→早く治る」メカニズムの一端解明…松本歯大

 口の中に傷ができると、唾液に含まれるたんぱく質の一種「ヒスタチン」が別のたんぱく質と結合して、歯肉細胞を増殖させて傷をふさぐことが、松本歯科大(長野県塩尻市)の王宝禮教授(歯科薬理学)と今村泰弘講師(同)のグループの研究でわかった。

 「傷口につばをつけると治りが早い」という言い伝えのメカニズムの一端を解き明かすもので、米科学誌「ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー」電子版に論文が掲載された。

 ヒスタチンに歯肉細胞を増殖させる作用があることは知られていたが、その原理は分かっていなかった

 研究グループは歯肉細胞にヒスタチンを加え、観察を継続。その結果、歯肉細胞内にあって、熱などのストレスにさらされた際、歯肉細胞を保護する働きをする「熱ショックたんぱく質」と、ヒスタチンが結合し、その後、歯肉細胞が増殖することが確認された。熱ショックたんぱく質は、全身の細胞にある。

 王教授らは1991年、ヒスタチンが歯周病菌の活性を抑える働きをすることを発見。以来、ヒスタチンには抗菌だけでなく、傷の治りを早める働きがあるのではないかとの仮説に基づいて研究してきた。王教授は「この研究を発展させれば、口腔内の傷の治療薬製造だけでなく、再生医療分野の研究にも広がる可能性がある」と話している。



 ただ唾液に含まれる分解酵素が殺菌してくれるというわけじゃなかったんですねぇ。

 今度やってみよう。あ、傷に煙草の葉をなすりつけるとかいうの、あれだけはやめましょうね。

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posted by さじ at 18:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚
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