2009年01月26日

ガリレオ・ガリレイの失明の原因を探るためDNA鑑定を行う

ガリレオの遺体、DNA鑑定へ 失明の原因解明

 「天文学の父」とされるイタリアの科学者ガリレオ・ガリレイ(1564〜1642)が失明した原因を解明するため、埋葬地を掘り起こして遺体をDNA鑑定することになった。今年はガリレオが望遠鏡で天体観測を始めて400年にあたることから、調査が決まった。

 伊有力紙「コリエレ・デラ・セラ」によると、フィレンツェの光学研究所を中心に英ケンブリッジ大学の眼科の権威やDNAの研究者らが調査に参加。フィレンツェのサンタ・クローチェ教会に埋葬されている遺体の組織の一部からDNAを採取するという。

 ガリレオは若い頃から遺伝性とみられる眼病に悩まされ、晩年に失明。地動説を唱えたことでローマ法王庁の宗教裁判で有罪となり、軟禁生活を送った。死後95年たって同教会に埋葬された。

 ガリレオの指や、実際に使った望遠鏡やレンズを展示するフィレンツェ科学史博物館のパオロ・ガルッツィ館長は「失明原因の解明は科学にとって重要なことだ」と話す。

 一方で困惑の声も上がっている。ガリレオ研究の第一人者でフィレンツェ天文台のフランコ・パッチーニ教授は朝日新聞の取材に「なぜ博物館にある指を鑑定せず遺体を掘り起こしてまで調べるのか。彼も不愉快だろう。そっとしておくべきだ」と語った。



 んー、確かに。笑

 指だけじゃ満足いく結果が得られないと思っているんでしょうかね。眼を直接みたほうが手っ取り早いのかもしれませんが。もしくは、あわよくば全身、特に脳を調べたいとか思っているのかもしれません。

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posted by さじ at 03:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 眼科

女性のほうが空腹感を抑える能力が低い。

女性は空腹を抑えにくい? 米チームが脳解析

 女性は男性に比べて空腹感を抑える能力が低いとの研究結果を、米ブルックヘブン国立研究所などのチームが19日、米科学アカデミー紀要電子版に発表した。空腹時に好きな食べ物を見てもらい、脳の活動状態を調べた。

 研究チームは「女性に食べ過ぎてしまう傾向が強いという過去の研究と矛盾がなく、女性のダイエットが成功しにくいことの根拠になるかもしれない」としている。

 実験に参加したのは20−40代の健康で標準的な体格の男女計23人。実験前夜の食事から17時間以上たった空腹状態で、サンドイッチやピザなど、それぞれの好物を見たりにおいを確かめたりしてもらった。

 その直後に陽電子放射断層撮影装置(PET)で脳の状態を調べると、男女とも通常より脳は活性化していた。

 しかし、食べ物を無視したり別のことを考えたりして空腹感を抑えるよう求めると、男性は女性と比べて感情の働きなどに関係する「扁桃体」などの領域の活動が大幅に低下。実際に感じる空腹感も、男性の方が少なくなっていた。



 へー、なるほど。じゃあダイエットに成功しなくても仕方がない・・・と言ってしまっては元も子もないんですけど。

 もともと女性は子供を産んだりしますから、別にふっくらとしてるのは当然といいますかね、皮下脂肪はつきやすいと思います。そのためにも空腹感を強く感じるようになっているのかもしれませんね。

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社会的に活発な人は認知症になるリスクは50%低い。

社交的な生活が認知症のリスクを減らす可能性=研究

 付き合いの予定でカレンダーを埋めておくと、認知症にならないかもしれないという研究結果が19日、明らかになった。

 社会的に活発な人はストレスにさらされにくく、孤独で悩みがちな人に比べて、認知症になるリスクは50%低いと、専門誌「Neurology」が発表した。

 スウェーデンのカロリンスカ・インスティテュートのHui-Xin Wang氏は「穏やかで外交的な性格と社会的に活発な生活の組み合わせで、認知症になるリスクを一段と減らせることが分かった」と述べた。

 アルツハイマー病やそのほかの認知症の前兆となる物忘れや方向感覚障害などの症状がある人は、全世界で推定2400万人いるとされる。研究者らは2040年までに認知症の患者数は4倍になる可能性があるとみており、症状のより深い理解が重要であると強調する。

 今回発表された研究では、最初に診察した際に認知症の症状がなかった506人の高齢者を対象とした。個性や生活様式などに関するアンケートの内容を受け取ったボランティアの担当者が6年にわたって調査した。

 その間に144人が認知症を発症したが、社交的でストレスの少ない人は、発症の確率が50%低いことが分かったという。



 やはり高齢者になると単調な生活になってしまう、それこそが認知症の原因かも。

 ボケ防止のための塗り絵とか、ゲートボールだとか、いろいろ言われていますけれど、要するに脳と手足を使わないと衰えるよってことですからね。

 こちらも併せてご覧ください。

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澱風の原因となるマラセチアの受容体を同定することに成功

皮膚疾患の原因となる病原性真菌マラセチアの受容体を同定

 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、ヒトをはじめとする動物の細胞に感染、梗塞、壊死などのストレスを加えると発現するC型レクチン「Mincle」が、病原性真菌マラセチアの受容体であることを発見しました。これは、理研免疫・アレルギー科学総合研究センター(谷口克センター長)免疫シグナル研究グループの斉藤隆グループディレクター、山崎晶上級研究員らと大阪大学免疫学フロンティア研究センター、千葉大学真菌医学研究センター、産業技術総合研究所糖鎖医工学研究センターとの共同研究による成果です。

 研究グループは、ストレスによって強く発現が誘導されるタンパク質Mincleに着目し、Mincleが何らかの形で生体異常の感知に関与していると考え、機能解明を進めてきました。2008年9月には、Mincleが自己組織の損傷を感知し、炎症を誘起する受容体であることを同定しました。

 今回、Mincleが、外界から侵入する微生物(非自己)を感知する受容体としても働く可能性を考え、さまざまな病原性真菌を調べた結果、Mincleがマラセチア属の真菌を特異的に認識することを見いだしました

 さらに、Mincle遺伝子欠損マウスを作成し、マラセチアに対する応答を調べた結果、マウスにマラセチアを投与して誘起される炎症反応が、Mincle遺伝子欠損マウスでは有意に減少することを見いだしました。

 マラセチアは、癜風、脂漏性皮膚炎などの皮膚疾患の原因菌として知られ、また、アトピー性皮膚炎の増悪因子や、乳幼児の致死性敗血症の原因菌としても報告されてきました。今回の結果から、Mincleが、マラセチアを感知して炎症性サイトカイン産生を促す活性化受容体であり、マラセチアに対する生体防御に重要であることが強く示唆できました。

 マラセチアを特異的に認識する受容体の発見は世界で初めてで、Mincleの機能解析をさらに進めることで、マラセチアによる皮膚疾患、乳幼児の致死性敗血症、アトピー性皮膚炎などの治療につながることが期待されます。



 澱風に対する治療だけでなく、いろいろな疾患の治療につながるかも。特にアトピー性皮膚炎に対する治療になれば凄いです。

 澱風とは?

 熱帯、温帯地方でよくみられる疾患です。日本では通常夏に多くみられ、頚部、胸部、背部などに好発します。時に肘や顔に出ることもあります。

 症状としては、毛包を中心として淡い褐色斑がみられ、徐々に増大します(黒色澱風)。互いに癒合し、大きな褐色斑となります。

 褐色の病変が逆に色素脱失を生じて、白色になることもあります(白色澱風)。

 病変は平坦で、正常皮膚が色素の変化を呈しただけのようにみられますが、爪などで擦ると細かい落屑がみられ、「カンナ屑現象」と呼ばれます。この落屑をKOH直接鏡検でみると、澱風菌が証明されます。痒いといった自覚症状は通常はないことが多いです。

 検査として特徴的なのは、Wood灯試験。病変にWood灯を当てると黄橙色にみえます。

 抗真菌薬で簡単に治療できるので気になる方は皮膚科へ。

参考;標準皮膚科学
posted by さじ at 03:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚

脳波を測定してボールを上下させる玩具を発売

「フォース」を鍛える装置:脳波でボールを操作

 玩具メーカーの米Uncle Milton Industries社は、われわれ『スター・ウォーズ』マニアがその夢を実現するのを助けようとしている。

 『USA Today』紙が報じているように、Uncle Milton Industries社は今秋、ワイヤレス・ヘッドセットを利用して誰でもフォースを鍛え、管の中に浮かぶボールをコントロールできる新しい機器を発売しようとしているのだ。

 実際には、ハンドセットはシンプルな脳波読取装置で、ボールを宙に浮かしているベースステーションにデータを送り、読み取ったデータに応じてボールを上下させる

 従って、もっと正確に言えば、これはバイオフィードバック訓練装置だが、認証用の音声と、ベースステーションが発する、操作を促す効果音のおかげで、スター・ウォーズ・ファンたちも大いに楽しめるだろう。



 脳波測定器が手軽なおもちゃに。

 これ実際にやってみたいですね。本当に上下できたら興奮モノです。日本でも発売されないかなぁ。

 販売予定価格は90〜100ドルとのこと。自分の脳波をデータとして表示するシステムつけてくれたら買いなんですけども。

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ふなずしの乳酸菌が悪玉コレステロールを低下させる

「ふなずし」で生活習慣病予防

 日清食品ホールディングスの食品安全研究所(草津市)は21日までに、滋賀県名産の「ふなずし」の乳酸菌の1種が、悪玉コレステロールを低下させる作用があることを臨床試験で確認した。機能性食品などが開発できれば、過剰なコレステロール摂取による動脈硬化など生活習慣病予防につながるとみている。

 臨床試験は31−56歳の男女30人を対象に実施した。ふなずし由来の乳酸菌「NLB163」を6週間摂取し続けた結果、悪玉コレステロールは試験前よりも平均13・4%減少し、副作用もなかったという

 試験に使った乳酸菌はこれまで、ふなずしからしか見つかっていない。マウス実験ではコレステロール値の低下が判明していたが、人間での効果を検証できたのは初めて。

 同研究所は「動脈硬化が原因の心筋梗塞や脳梗塞の発症リスク低減が期待できる。ふなずしとほかの発酵食品の乳酸菌との違いが今後の研究課題」としている。



 ふなずしからしかこの乳酸菌が検出されていないところがポイントか。

 でも何でふなずしだけなんでしょうかね。発酵食品は数あれど。フナが良かったんでしょうか。

 ただの保存食ではなく、健康にも良いとなると、ふなずしから抽出した乳酸菌による何らかの健康食品でコレステロール低下を導けるのかもしれません。

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2009年01月25日

一般市民がAEDで救命させた人の一ヶ月生存率は42.5%

AED:1カ月後の生存率42.5%

 心肺停止状態となった際に一般市民からAED(自動体外式除細動器)で救命措置を受けた人の1カ月後の生存率が07年、42.5%に上ったことが22日、総務省消防庁の調査で分かった。06年は33%だった。AEDによる救命措置が実施されなかった場合と比べ生存率は4倍超で、市民からAED措置を受けた人の数も06年の144人から07年は287人とほぼ倍増した。総務省消防庁は「一般市民の迅速な救命手当てが非常に重要だと明らかになった」と分析する。

 AEDは心臓が止まった人に電気ショックを与えて蘇生させる機器。04年に市民の使用が認められ、駅や空港など公共施設中心に07年末現在、全国で約13万台設置されている。

 調査結果によると、07年に市民の目の前で心肺停止状態となりAEDの措置を受けた287人のうち、1カ月後も生存していたのは122人(42.5%)で、うち102人(35.5%)は日常生活をほぼ支障なく送れるまで回復した。一方、AED措置を受けなかった人の1カ月後生存率は9.7%だった。



 すごい救命率。まさかこんなにとは。

 全国的にAEDが配備されるようになり、どこでも見られることが出来るようになりました。大きな施設にいくと大抵、AEDがどこにあるかを記してありますからね。

 その費用も全く無駄ではなく、AEDによって助けられた人は2007年だけで122人。そのうち102人もの人が日常生活に復帰できたというのですから。

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医学処:一般人がAEDを使う際にためらいが生じる可能性も
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2009年01月24日

心アミロイドーシスの治療法を世界で始めて福島医大が発見

難病「心アミロイドーシス」治療法、福医大が世界初の発見

 福島医大の内科学第一講座(竹石恭知教授)と輸血・移植免疫部(大戸斉教授)の医師グループが、不整脈を引き起こす難病の「心アミロイドーシス」の治療法を世界で初めて発見したことが、18日までに分かった。同病は治療法がない難病とされており、患者にとって朗報になりそうだ。

 同病は、血液のがん(骨髄腫)によりつくられる異常タンパク質(アミロイド)が心臓に沈着することで、心臓の機能が低下することで引き起こされる。研究チームは、弱った心臓に除細動器を埋め込み、不整脈による突然死を予防した上で骨髄腫治療のために抗がん剤を点滴で大量投与。骨髄腫を治すことで原因物質のアミロイドの発生を抑えたところ、心臓機能が回復することを発見した。



 疾患のことが分かり、予防が可能になると、多発性骨髄腫の患者さんでもより長く生きていくことが出来ます。治療法の工夫が成功した一例ですね。

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ジストニアは大脳基底核の信号の異常によって起こる

ジストニア筋収縮症状の原因メカニズム解明

 体の筋肉が勝手に収縮を起こし意思通りに体を動かすことができなくなってしまう神経難病「ジストニア」は、大脳基底核から発する信号の異常によって起きることを、自然科学機構・生理学研究所の研究者たちが突き止めた。
 
 知見聡美・助教、南部篤・教授と米マウントサイナイ医科大のプラニパリ・シャシドハラン博士らは、ヒトのジストニアの原因遺伝子を組み込んで新たに開発したモデルマウスを使い、脳の中の神経細胞の働きをマウスが覚醒した状態で調べた。

 正常なマウスは、運動の司令塔である大脳皮質運動野から適切なタイミングと強さの信号が出ることで、筋肉が正常な動きをする。この運動野の働きを調節しているのが大脳基底核で、運動野の活動を抑える信号の強さを変えることで、運動野が出す運動の指令の強さやタイミングの調節を行っている。

 モデルマウスによる研究の結果、大脳基底核からの信号に異常が見つかり、不必要で意図しない筋肉の運動を抑える仕組みが弱まっていた。研究チームは、これが本人の意図しない筋収縮を生じさせる根本的なメカニズムとみている。

 モデルマウスによる研究をさらに進めれば新たなジストニアの治療法開発につながる、と研究者たちは言っている。

 ジストニアは、国内で約2万人の患者がおり、薬物や手術による治療が行われているが、根本的な治療法はまだ見つかっていない



 ジストニアになると、手の筋肉や首の筋肉が過剰に収縮してしまいます。

 見た目的に気にする人もおられますし、仕事上の作業ができなくなってしまう人もおられます。

 社会的にかなり負担の大きいジストニアという疾患ですが、ボツリヌス療法や薬物療法でも完全に治すことはできません。この研究から治療が出来れば、生活を営む上での苦しみが除かれるでしょう。

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2009年01月23日

カイコなどの昆虫は宇宙食として最適な栄養を誇る。

カイコは宇宙食として最適な食料、中国人研究者

 NASAの計画によるとあと数年で人類は月に有人基地を建設することになるという。そうした宇宙時代では果たしてどのような宇宙食が用いられることになるのだろうか?

 国際宇宙ステーションではコーヒーからいなり寿司まで極めて豊富な料理を味わうことができるが、そうした宇宙食は100%、地上から運んできたもので、宇宙で生産可能なものは含まれていない。

 月面基地を作ったとしてもロケットで高額な費用をかけて地球から宇宙食を運び続ける必要があるがあるのだろうか?

 そのような疑問に対して北京航空航天大学のHong Liu博士は学術専門誌「Advances in Space Research」に「豊富なタンパク質、飼育の容易性などから蚕こそ、宇宙食としてうってつけの食料だ」と述べて食料としてのカイコ(蚕)の有効性を強調している。

 奇しくも同じ学術専門誌には2007年に日本人研究者によって、カイコ、スズメガ、シバンムシ、シロアリなどの昆虫が栄養素の観点から宇宙食として最適とする論文も掲載されていた

 その日本人研究者によると「昆虫は生物学上、エビ、ロブスターなど一般的に食用にされているカニと非常に類似しており、昆虫の味もエビ、ロブスターなどと非常に類似している」と述べていた。

 日中の研究者から宇宙食としてお墨付きをもらった格好となるカイコとなるが、本当においしいのだろうか?



 昆虫って羽化したりしますよね。そのために自分の身体の成分を使って、サナギになったり、身体の構造を変えたりするのって、そうとうエネルギーを必要としそうですから、栄養の面でみたらかなり豊富そうだってのは分かります。

 しかし見た目がどうもね。

 よくジャングルみたいなところに日本人が行ってゲデモノを食べるような番組がありますけれど、あれで「生きた幼虫」を食べた人は往々にしてジューシーだといいますよね。やはり見た目とは裏腹においしいんでしょうね。

 でも見た目が。損。

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生物内で最大のたんぱく質「ボルト」を治療に応用する。

最大のたんぱく質の構造解明 感染症・がん新薬に期待

 兵庫県立大、大阪大のグループは、生物の細胞内で最大のたんぱく質「ボルト」の構造を大型放射光施設スプリング8(兵庫県佐用町)で解明した。ボルトは細菌に対する免疫や、抗がん剤が効かなくなる仕組みに関係しており、治療薬の開発に応用が期待される。16日付の米科学誌サイエンスで発表した。

 ボルトは1986年にネズミの肝臓から発見されたラグビーボール形の輪郭をもつたんぱく質。脊椎動物などの細胞内にある。分子量は一般的なたんぱく質の100〜1千倍ほどにあたる約1千万で、知られている細胞内のたんぱく質としては最大で、詳しい形はなぞだった。

 兵庫県立大の月原冨武特任教授らは、スプリング8の非常に強いX線を1分間あてることで構造を解明した。ひも状の分子が上下39本ずつ計78本寄り集まり、つるを編み込んだ籐籠のような形になっていた。

 ボルトは、人間が緑膿菌に感染したとき、体内の免疫が菌を殺すのを助ける。また、複数の抗がん剤が効かない多剤耐性のがん細胞は、ボルトの部品であるひも状分子を大量につくることが知られている。今回、構造が特定されたことで、ボルトの機能の研究が進み、感染症やがんの治療効果を高める薬の開発に結びつくと期待されるという。



 分子量1000万!すごいですね。こんなバカでかい分子量をもつ蛋白とは。どこかの医学部の入試の化学の問題で出てくれないかなぁ。笑
posted by さじ at 01:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん

2009年01月22日

てんかんの原因遺伝子「EFHC1」のノックアウトマウスを作成

てんかん原因遺伝子異常による発症をマウスで確認

 全身の激しいけいれんなどでソクラテスの時代から知られるてんかんは、世界の全人口のおよそ3%が一生を通じて一度は発症する頻度の高い神経疾患です。

 発作症状は多種多様で、原因を特定することを難しくしていますが、その多くには遺伝的背景(複数の原因遺伝子や症状修飾遺伝子の存在)が指摘されています。「若年性ミオクロニーてんかん」は、思春期に発症し、起床時に頻発するミオクロニー発作、強直間代発作などを特徴とする、最も発症頻度の高いてんかんのひとつで、てんかん全体の7 〜9%を占めるとされています 。

 理研脳科学総合研究センターの神経遺伝研究チームは以前(2004年)、この若年性ミオクロニーてんかん患者で変異が多く見られる「EFHC1」遺伝子を発見し報告しました。今回、研究チームはこの遺伝子のノックアウトマウスを初めて作製し、このマウスがミオクロニー発作やけいれん誘発剤に対する高い感受性など、てんかん患者と類似の症状を示すこと、さらには脳室壁の上衣細胞繊毛の運動機能の低下などいくつかの特異的な異常症状を示すことを明らかにしました。

 今まで同定されたてんかん原因遺伝子の多くがイオンチャネルを暗号化しているのに対し、EFHC1遺伝子のそれはイオンチャネルではないことや、EFHC1が最も頻度の高いてんかんで多くの変異が見られる遺伝子であることなどから、今回の成果は、EFHC1遺伝子の変異が引き起こすてんかんばかりでなく、てんかん全体の発症メカニズムの理解にもつながり、さらには今後、治療法の開発・改良にも大きく寄与することが期待されます。



 てんかんも、偏見が根強い疾患の1つですねぇ。残念なことですが。

 要するに脳の電気刺激が、少し異常になってしまった結果、けいれんなどを引き起こす疾患です。

 よくてんかん発作で倒れた人がいたら、舌を噛み切らないように口にハンカチを入れるなどの応急処置をしたほうがいいと思っている人もいますが、それは誤りです。

 てんかん発作は大抵は数分で自然におさまるものなので、吐いたもので誤嚥しないように、顔を横に向けること、安静にさせることが大事です。けいれんを起こしても舌を噛み切ることはないので、口に何か入れたりしないようにして下さい。

 押さえつけると余計に止まらないこともあるようですので、落ち着いて対応しましょう。

 てんかんだからといって知能が低下するとかそういうわけではなく、小さい頃のてんかんは思春期になると結構治ってきますからね。無問題です。ドストエフスキーもてんかんでしたし。

医学処:てんかん治療薬「ゾニサミド」がパーキンソン病にも有効
医学処:映画「バベル」を鑑賞し、光刺激によって体調不良に。
医学処:てんかんやパーキンソン病の頭部保護具をオシャレに。
posted by さじ at 00:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 脳神

コーヒーを飲む中高年はアルツハイマー病発症が極めて低い

適量のコーヒーでアルツハイマー病の発症リスクが低下、研究結果

 コーヒーを適度に飲む中高年はアルツハイマー病の発症リスクが極めて低いことが、15日発表されたフィンランドとスウェーデンの合同チームの研究で明らかとなった。

 研究を率いたフィンランド・クオピオ大学(University of Kuopio)およびスウェーデン・カロリンスカ研究所(Karolinska Institute)教授のMiia Kivipelto氏によると、コーヒーを1日3−5杯飲む中高年は、高齢になった時に認知症やアルツハイマー病を発症するリスクが60−65%低いという

 研究チームは、フィンランドで20年以上にわたり1409人を対象に、聞き取り調査を繰り返し実施した。まず50代の被験者にコーヒーを飲む習慣について質問し、その後1998年に65−79歳になった被験者の記憶機能を調べた。その結果、98年までに被験者のうち61人が認知症を、48人がアルツハイマー病を発症していた。

 同教授は、コーヒーにはアルツハイマー病に有効とされる抗酸化剤が多量に含まれていると指摘している。ただし、認知症の発症を遅らせたり回避するのに効果がある正確なコーヒーの摂取量は、不明だという。

 一方、前日発表された、コーヒーを多量に摂取すると幻覚症状を起こしやすいとする研究結果について、同教授は「過剰に摂取するべきでないということだろう」と述べた。



 3年前に日本でも同様のことが言われていましたね。その記事は以下。

 医学処:パーキンソン病予防に、カフェインが効く

 コーヒーは癌などの疾患にも効く可能性があるので、飲みすぎない程度に飲むと効果あり、なのでしょう。

 ちなみに記事中にもあります、コーヒーを飲むと幻覚が起きる、というニュースは以下。

 コーヒーを1日7杯以上飲む人は、カフェインをあまり摂取しない人よりも幻覚症状を起こしやすいとの研究結果が14日、専門誌「Personality and Individual Differences」に発表された。

 この研究は、英ダラム大学(Durham University)の心理学科が行ったもので、カフェインの摂取量が多い人は、1日にコーヒーを1杯しか飲まない人と比べ、その場に存在しない人の声を聞く可能性が3倍高くなるという

 ただし研究では、幻聴や幻覚症状の傾向はカフェインが原因でなく、単にコーヒーを多く飲む人びとに見られるというだけの可能性もあると注釈を加えている

 論文の共同執筆者であるチャールズ・ファニーハフ(Charles Fernyhough)博士は、今回の研究では、カフェイン摂取と幻覚症状の安易な関連性は確認されなかったと強調し、3%の人は日常的に頭の中の声を聞いていると指摘。 また、「幻覚症状が起きる傾向のより強い学生らが、その症状に対処するためにカフェインを利用しているとも理解できる」とも述べた。


参考:afpbb

医学処:パーキンソン病予防に、カフェインが効く
医学処:記憶を司る海馬の神経細胞はカフェインで増強される。
医学処:カフェインは、ずきずきする痛みを和らげる効果がある。
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2009年01月21日

粘膜が細菌感染を防ぐ仕組みはインターロイキン17Fによるもの

東大、粘膜が細菌感染防ぐ仕組み解明 たんぱく質が作用

 東京大学の岩倉洋一郎教授らは腸内などの粘膜が細菌の感染を防ぐ仕組みを解明した。体内にある「インターロイキン17F」と呼ばれるたんぱく質が細菌の活動を抑えていた。感染症を防ぐ新しい薬になる可能性がある。研究成果は米科学誌「イミュニティ」(電子版)に16日掲載した。

 このたんぱく質は黄色ブドウ球菌などが感染すると、免疫に関係する細胞や腸の上皮細胞から作られ、抗菌作用を持つ別の物質が作られるのを促していた。マウスの実験で効果を確認した。

 インターロイキンは複数の種類があり、これまでリウマチ治療薬などとして実用化している。今回働きを突き止めたたんぱく質は炎症反応は起こさないため、病気などで体力が落ちて免疫力が低下したときに細菌の感染を防ぐ薬になると期待される



 粘膜は主に抗体が免疫システムを担っているのかと思っていました。インターロイキン17Fといったサイトカインもその免疫に関与していると。

 2009年もたんぱく質関連の研究が発展しそうです。この分だと十数年後に一気に治療法が増えたりするんじゃないですかね。そうなると嬉しいんですが。

医学処:インターロイキン6を発見した日本人2名がクラフォード賞を受賞
posted by さじ at 23:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感染

高齢者は若い人よりも嫌な記憶を消すのが上手い。

お年寄りの脳、過去はバラ色? 米大が記憶消す働き分析

 お年寄りは若い人に比べ、嫌な記憶を消すのが上手らしいことが、米デューク大の研究でわかった。お年寄りはつらい記憶を処理するとき、若い人とは別の脳の部分を使っていて、過去がバラ色に見えやすいらしい。米専門誌サイコロジカル・サイエンス電子版に発表した。

 研究チームは、平均年齢70歳と24歳の15人ずつの協力者グループに、30枚の写真を見てもらった。写真には、普通の図柄に加え、ヘビがかみつこうとしているところや暴力シーンなど、見るのが嫌な図柄も含まれていた。

 その後、写真の図柄を覚えているかどうかを尋ねるテストを実施。普通の図柄ではお年寄りと若い人で成績に差はなかったが、嫌な図柄の写真では、若い人は52%が覚えていたのに対し、お年寄りが覚えていたのは44%だった

 また協力者が写真を見ている間、機能的磁気共鳴断層撮影(fMRI)で脳を観察したところ、お年寄りは若い人に比べ、記憶に関連し、感情をつかさどる部分より高度な思考をつかさどる部分が活発に働いていた。

 人間は年齢によって脳の使い方の戦略を変えているらしい。チームのロベルト・キャベザ教授は「若い人は、いい記憶もつらい記憶も正確に記憶する必要がある。年配の人はつらいことの多い世界に生きているので、つらい記憶の衝撃を減らし、記憶するようになったのだろう」とみている。



 ただ記憶力が低下している、というわけではなさそうですね。

 若い人なんか、特に「つらい記憶をすぐに消せたらいいのに」と思うものでしょう。でも大丈夫、時間が解決してくれます。解決するまでは他の人としゃべるとか、何か夢中になれることをして、目を向けないようにすればいいんです。そうやって人は大人になる(妥協するすべを覚える)のだと思います。

医学処:適度な運動を行うことで高齢者の記憶力を向上できる。
医学処:ワサビを1日に12.5g食べると脳細胞の再生促進に。
医学処:テトリスをプレイするとPTSDの治療として効果がある。
posted by さじ at 22:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 介護

複数の病院で臨床研修医を育成する「病院群制度」

臨床研修医の育成 福島県、病院群制度活用へ

 深刻な医師不足を改善しようと、福島県は新年度、複数の病院が連携しながら臨床研修医を育成する病院群制度による研修システムの導入を検討する。19日の県地域医療対策協議会で、県が緊急医師確保対策プログラム(素案)の目玉事業として示した。

 病院群制度による医師研修は沖縄県の公立、民間合わせて29病院が参加する「群星沖縄」が先駆的だ。1カ所だけでなく、いくつもの病院で研修することで多様な症例に接することができるため、多くの研修医が全国から集まっている。

 県は病院群研修制度の導入により、多くの研修医に臨床の場で戦力になってもらうだけでなく、研修終了後の県内定着につなげることも視野に検討を始める。まずは病院間での統一プログラム策定や研修医の共同募集などを具体化する方針だ。

 県の緊急医師確保対策プログラムは新年度から3年間をめどに実施する。産科医不足対策では、県外から転任してくる医師への優遇策や通常分娩での助産師活用などの検討を盛り込んだ。

 県外からの医師招聘や、自治医大卒の県内出身医師が地元での就業義務期間を過ぎても定着してもらうための対策も積極的に進める。



 将来的にはやはり1つの病院で研修を行うよりも、こういった病院郡を広く視野にいれたほうが人気出るんでしょうねぇ。以前はこういう地域ごとの病院群制度のようなものを国も考えていたような気がするのですがどうなったんでしょうね。

 大学病院や市中病院、どちらが魅力的かというのは永遠のテーマではありましたけれど、この病院群制度ならばそれも心配ご無用。病院をまたいだ研修というのは診る疾患の程度も違い、やる内容も違い。まさに新米の医者にとってはありがたい修行の場になるわけです。
posted by さじ at 00:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大学

パーキンソン病の一種「ペリー症候群」の遺伝子変異を特定する

ペリー症候群の遺伝子特定 パーキンソン病解明に期待

 手足の震えや動作が緩慢になるなどの症状が出るパーキンソン病の一種で、遺伝性の「ペリー症候群」の患者に共通する遺伝子変異を、坪井義夫・福岡大准教授(神経内科)と米国の医療機関などのグループが突き止め、19日までに米科学誌ネイチャージェネティクスに発表した。

 パーキンソン病は遺伝によらない「孤発性」が約9割を占めるとされるが、坪井准教授は「症状の進行が早いペリー症候群の遺伝子の特定は、孤発性パーキンソン病の発症メカニズムの解明にも役立つ」と話している。

 ペリー症候群は1975年にカナダで確認されて以来、日本を含む世界の8家系でしか見つかっていない極めてまれな疾患40歳代前半での若年発症が多いのが特徴

 坪井准教授が福岡大の山田達夫教授らとともに2001年に日本で初めての家系を報告して以降、発症者と非発症者を含む全家系の約60人の遺伝子を調査した結果、既に発症した約20人全員について「DCTN1」と呼ばれる遺伝子に変異があることが分かった。

 DCTN1は神経細胞内の物質輸送に関するタンパク質「ダイナクチン」をつくる遺伝子。変異でダイナクチンに異常が生じ、脳内の情報伝達に支障が出るとみられる。

 ほかに、ペリー症候群の患者の神経細胞内に、筋萎縮性側索硬化症(ALS)などでも脊髄などへの蓄積が確認されている別のタンパク質「TDP−43」が蓄積することも判明。このタンパク質の働きには未解明な点が多いが、共通の病理現象として注目されるとしている。



 世界で8家系しかいないというのはすごい。極めて稀な疾患、という域を超えるほどレアな疾患です。

 少数の診断・治療とはいえ、その発見と今後の解明によっては、パーキンソン病の治療につながる可能性もあります。

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posted by さじ at 00:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 脳神

iPhone用の医学辞書アプリを販売開始。

ロゴヴィスタ、院内でも使えるiPhone版薬/医学辞書アプリ販売開始

 ロゴヴィスタは15日、PC用電子辞典「LogoVista電子辞典シリーズ」の新作として、「医者からもらった薬がわかる本2009年版」および「家庭医学大全科」(いずれも法研刊行)のiPhone/iPod touch版をApp Storeにて販売する。価格は、医者からもらった薬がわかる本2009年版が3,000円、家庭医学大全科が3,700円。

 「医者からもらった薬〜」は、2008年3月末までに承認された医薬品の情報約8,100品目を掲載。入力中に候補を表示する「インクリメンタル検索」対応で、うろ覚えの薬剤名称でも検索が可能。効能、解説、副作用情報などをタブ切り替えで表示できる。

 また、「家庭医学大百科」は2,500を越える病名を掲載。病名や症状からの検索だけでなく、世代別・部位別の索引からも検索可能。こちらもインクリメンタル検索に対応する。550名を越える専門医・専門家が執筆し、図表を利用したわかりやすい解説が特徴だ。

 いずれもマルチタッチアクション対応しており、履歴や連続表示、しおりなどの機能を搭載する。オフラインコンテンツなので、電波を発する機器の利用が制限されている病院・医療施設での使用にも適する。言語は日本語/英語対応となっている。



 入院患者向け??

 最近の入院ではゲームやDVDプレイヤーやらパソコンやら、いろいろありますからね。こういうニーズがあっても何ら不思議ではないです。

 まぁでも、わからないことがあったら医者に直接聞くのが一番ですよ。
posted by さじ at 00:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS

インターロイキン6を発見した日本人2名がクラフォード賞を受賞

クラフォード賞:元大阪大学長ら2人、日本人初受賞

 スウェーデン王立科学アカデミーは15日、09年のクラフォード賞を、岸本忠三・元大阪大学長(69)▽平野俊夫・大阪大大学院医学系研究科長・医学部長(61)▽チャールズ・ディナレロ米コロラド大教授(65)の3氏に贈ると発表した。日本人の受賞は初めて。授賞式は5月11日で、賞金50万ドル(約4500万円)は3人で分ける。

 岸本氏と平野氏は免疫をつかさどる生理活性物質「インターロイキン6」を発見。関節リウマチなど免疫に関係する炎症性疾患に、こうした物質がどのように働くかを解明したことが高く評価された。ディナレロ氏も免疫の研究に携わった。

 クラフォード賞は1980年に創設され、ノーベル賞選考機関として知られる同アカデミーが授与している。



 いまやメジャーとなったIL-6。発見、そして機能の解明が認められてクラフォード賞受賞。

 おめでとうございます!

 IL-6は造血や炎症反応などにおいて重要な役割を果たすサイトカインであり、IL-8やMCP-1などのケモカインの産生亢進及びICAM-1、VCAM-1などの細胞接着分子の発現亢進、B細胞から抗体産生細胞への分化促進などの生理作用を示す。

 また、IL-6は活性化した樹状細胞から分泌され、制御性T細胞の活性を抑えることが知られている。IL-6はハイブリドーマの増殖においても必要な因子である。

・IL-6は、IL-1により刺激された単核食細胞、血管内皮細胞、線維芽細胞、ケラチノサイトなどから産生される。
IL-6は、B細胞や形質細胞を増殖させ、IgG、IgM、IgAを産生させる(抗体産生増強)
・IL-6は、T細胞の分化や活性化にも関与する。
・IL-6は、肝細胞に作用し、CRP、ハプトグロビンなどの急性期蛋白を誘導する。
IL-6は、関節リウマチ患者の関節液中に、著明に増加している

posted by さじ at 00:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS

藤田保健衛生大学で最先端の脳医学を紹介する市民公開講座

最先端脳医学を紹介 藤田保健衛生大が公開講座 25日

 藤田保健衛生大学脳神経外科などが主催して、最先端の脳医学知識を紹介する「第23回市民公開講座 明日から役に立つ脳神経最新の話」が、25日午前9時から午後1時まで、名古屋市中区錦の名古屋観光ホテル那古の間で開かれる。

 ロボットによる歩行・移動支援などについてのミニトーク座談会に続き、塩川芳昭・杏林大教授の「クモ膜下出血の予防と治療」、小笠原邦昭・岩手医科大教授の「脳梗塞予防と治療―健康に長生きするために」など五つの特別講演がある。

 また会場では、加藤庸子・藤田保健衛生大教授らが対応する医療相談コーナー(午前9〜10時)も設けられる。入場・相談いずれも無料。問い合わせは同大脳神経外科(0562・93・9253)へ。



 おっ、脳関連で定評のある藤田保健衛生大学の市民講座。

 やはり脳関連の内容を押してますね。

 今の、最先端の医学に触れたい方、脳に興味のある方は行ってみてはいかがでしょう。かなり面白いと思いますよ、こういう公開講座。

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posted by さじ at 00:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 脳神
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