2008年04月15日

全国の病院で6882件もの「患者の暴力、暴言」があった。

患者の暴力深刻化 全国病院 半数で被害

 昨年1年間に全国の病院の半数以上で、病院職員が患者や家族から暴力を受けていたことが12日、全日本病院協会の調査で分かった。医師らの対応や待ち時間への不満が引き金になった事例が多く、深刻化する「モンスターペイシェント」と呼ばれる患者の実態が浮かび上がった。同協会は今夏をめどに最終報告をまとめる方針で、厚生労働省も調査結果を受け抜本的な対策に乗り出す。

 同省によると、「院内暴力」をめぐり全国規模で調査が実施されたのは初めて。

 調査は昨年末から今年1月末にかけ、47都道府県にある2248病院を対象に実施し、1106病院から回答を得た(回答率49・2%)。このうち患者から暴言や暴力があったと回答した病院は576病院で、暴力やクレームの発生件数は6882件に上り、1病院当たり年平均で約12件の院内暴力が発生したことになる。

 内訳をみると、患者から暴言を吐かれるなどした精神的暴力が2652件と最も多く、患者の暴力でけがをしたなどの身体的暴力は2253件、セクハラ(性的嫌がらせ)は900件だった。また、患者の家族から暴力やクレームを受けたケースも904件あった。

 ただ病院側が実際に警察に届け出たケースは、全体の5・8%。弁護士に相談したケースも2・1%にとどまり、医療現場が患者の暴力への対応に苦慮している実態も浮かび上がった。

 院内暴力の防止措置として、約4割の病院が「監視カメラの設置」と回答。警備員の巡回を増やす▽警察官OBの配置▽護身用のスプレーの常備−などと回答した病院もあった。



 ほんのちょっとした言葉の捉え違いで、患者さんが不快に思ったりすることって、よくあります。

 まぁ傍から聞いてたら、100%医療従事者に非はないんですけれど、患者さんもナーバスになっているので。。。そこを配慮して、医療従事者も黙っていると思うんですけれどね。

 それならば、社会や国が、患者の理不尽な暴力から医療従事者を守らなければなりません。そのための工夫を医療従事者から言い出すことは、出来ないでしょう。だって医療従事者は「配慮すること」を第一に考えているわけですから。お近くの病院の医療従事者に、優しくしてやって下さい。決して彼らは、傲慢極まりない存在ではないのです。お互いが良識ある行動をすれば、お互いにとって最良の結果が生まれるでしょう。

関連
医学処:どうせ税金で出るだろ、と医療費を払わない人
医学処:医療従事者に理不尽な暴力を振るう患者とその家族。
医学処:モラルの低下した患者による暴力行為が多発。


posted by さじ at 23:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS

顎が角ばり、鼻が大きく、目が普通より小さい男性について。

女性からみた「一夜限りの男」の特徴とは

 イギリスの研究者が9日、人の顔の特徴と恋愛における行動様式との関係に関する研究結果を発表した。

 AFP通信の報道によれば、イギリスのダラム大学、セントアンドリューズ大学などの研究者は20歳以上の異性愛者700人を対象に研究を行った。その結果、人が相対した異性を長期的な恋愛対象と判断するか一夜限りの相手とみるかは、相手のあご、鼻、もしくは目の大きさといった顔の特徴によって決まるということがわかったという。

 研究の結果わかったことの1つに、次のようなものがある。「男性のあごが角ばっており、鼻が普通より大きく、目が普通のサイズより小さい場合、女性はその男性を一夜限りの相手とみる傾向が強い」。
この結果は、学術誌「EvolutionandHumanBehavior」の最新号に掲載された。



 これに該当する男性、どうなんでしょうね。一夜限りの相手とみるということはガードが低いということでも・・・そういうわけではないか。少なくとも純愛には不向き、のようです。

 なぁに、あくまで容姿だけでのアレですから。中身を考慮すれば全然モーマンタイ。

関連
医学処:恋愛は、本当に人の目を曇らせるのか。
医学処:恋愛の主導権を女性が握るケースが増えてきている。
医学処:27歳の女性の4割以上が「浮気したことがある」と回答。
posted by さじ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生理

2008年04月14日

色盲障害者が、時刻表の色に申し立てをする。

「時刻表の色、配慮足りない」色覚障害者が申し立て

 特急や準急など電車の種別をカラー表示した阪急電鉄の時刻表は色覚障害者には判別しにくく、移動の自由を不当に制限するとして、京都市の弁護士が11日、京都地方法務局に人権救済を申し立てた。表示の改善に向け、同社との協議仲介を求めている。

 申し立てたのは、京都弁護士会所属で色覚障害がある白浜徹朗弁護士(48)。申立書によると、阪急各駅の時刻表は、特急の出発時刻を赤色、準急を緑色でそれぞれ表示。視覚障害がある人は赤と緑が見分けにくいため、「配慮を欠いた表示で人権上問題がある」としている。

 白浜さんは「今後は『色覚のバリアフリー』も考えてほしい」と話す。



 なーるほど。これはまさに盲点。

 「特」とか「準」とか右下のほうにでも小さくつけておけばいいんじゃないでしょうか。色分けは色分けのまままで。
posted by さじ at 22:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 眼科

著明ブロガーにドクターストップが相次ぐ。

米国で著名ブロガー死亡相次ぐ 日本でも「ドクターストップ」

 著名ブロガーの相次ぐ死亡を挙げて、「デジタル時代の労働搾取」と報じたのは2008年4月6日のニューヨークタイムズ。記事によれば、Russell Shaw、Marc Orchantといった著名ブロガーが心臓発作や血栓症などで相次いで死亡。公式な診断書では「ブログ」が死因とはされないものの、周囲でブロガーの劣悪な労働環境の危険性がささやかれているというのである。

 同紙によれば、なかでも競争が激しいのはテクノロジーやニュースについてのブログで、企業のスキャンダルや新製品ニュースをスクープするために「劣悪な24時間競争」の只中にあるという。仕事で体重が増減したり、不規則な睡眠を強いられたり、過労で病気になったりといったブロガーの声や、テクノロジーのブログとして有名な「TechCrunch」の運営者が「神経が参ってしまって病院にいく事になりそうだ」「耐えられない」と漏らす姿も報じられている。

 米Digital Media Strategiesの織田浩一代表はJ-CASTニュースに対し、「多くの日本のブロガーはブログで食べているというわけではないですが、米国では主たる収入源にしているブロガーが多いんです。『24時間戦えますか』の世界で、既存メディアや他のブログに対抗するためにスピード感が求められています」

 と米国のブログの現状を説明する。米国ではすでにブログが通信社に匹敵する存在にまで成長している。そこで、収入を稼ぐためにブログ同士や既存メディアとの激しい競争が繰り広げられているというわけだ。

 その一方で、織田代表は、ブロガーたちは仕事を楽しんでいる上、自分の業績・工夫・がんばりで収入をさらに得られることが分かっているのでがんばりも人一倍、辞めようと思えば辞められるという側面もあると指摘する。

 国内では、米国並みの激しい競争が繰り広げられているわけではないが、「アジャイルメディア・ネットワーク(AMN)」がメディアとしての価値の高いブログを集めたブログネットワークを作るなど、日本でもブログの価値をメディア並みに高めようとする動きがあるという。

 そうした中で、J-CASTニュースでは、日本の著名ブロガーに「ブログ運営が健康に悪影響を及ぼしてないか」聞いてみたところ、「健康に害を及ぼしていると感じたことはありません」(ネタフル)「特に悪影響はありません」(百式)との答えが返ってきた。その一方、「極東ブログ」を運営するfinalventさんは「直接的には健康面での悪影響はない」としながらも、ブログを運営する上での重圧を次のように説明する。

 「異なる意見は受け入れたいのですが、かなりひどい嫌がらせをうけます」「多方面で誹謗中傷を受けました。そこまでブログを書くことはないな、やめようと思ったことは何度もありました」

 その一方で、「ブログが出版や報道を補うような新しいビジネスの分野になるかなという期待」などから、ブログに社会的意義を感じてブログ運営をしているという。

 「ドクターストップ」がかかった著名ブロガーが国内にもいた。自身のブログのページビューが年間950万ほどにまで成長した経済学者の池田信夫さんは、

 「プレッシャーはありますよ。月間100万アクセスを超えた辺りから、寝られない日が続き、医者にブログをやめろと言われて…。もう、どうしようもないコメントやスパムとかノイズが凄く飛んでくるんですよ。私はこういったものについて気にしない方なんですが、さすがにストレスになってきています」



 アメリカでは労働面、日本では精神面でストレスがありそうです。ブログ1つで食べていくとなると、あれですもんね、いわゆるマスコミと何にも代わりませんから、それは肉体的にもキツいでしょう。

 日本は片手間にブログやる人が多いと思います。少なくとも生活としてブログをやっている場合は企業というか、グループで事業としてやっているところが多いのでは。
posted by さじ at 22:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS

2008年04月13日

医学ちょっといい話

命つないだ橋

 5日に架橋10年を迎えた明石海峡大橋に特別な思いを抱く父親がいる。開通半年後、保育園児だった長女が生体肝移植を受けるために徳島市から京都市まで「特例措置」で橋を渡って救急搬送された。一命をとりとめた長女は、絵を描いたりピアノを弾いたり、懸命に生きたが、4年後に10歳で亡くなった。この時の搬送を機に消防は広域搬送の基準を見直した。娘が生きたのと同じ年月を経た橋に、父親は「たとえ数年でも娘の命をつないでくれた橋にお礼を言いたい」と語りかける。

 阿南市羽ノ浦町、スーパー経営平圭介さん(41)。1998年9月、6歳だった長女の菜子ちゃんは、劇症肝炎と診断され、入院先の徳島大病院(徳島市)で「あとわずかの命」と宣告された。望みをかけた血漿交換の手術もかなわず、両親は実績のある京都大病院(京都市)で生体肝移植を受けることを決意した。

 病院からの再三の要請に、徳島市消防局は規定外の県外搬送を「特例」として認め、救急車で明石大橋を渡って約3時間で京都に到着。約12時間に及ぶ手術は成功し、医師は圭介さんらに「あと1時間遅れていたら危なかった」と話した。

 菜子ちゃんは、地元の小学校に無事入学。絵を描いたり、詩を書いたりするのが好きで、周りの友達と仲良く学校生活を送った。ピアノも始め、発表会では上手に独奏を披露し、圭介さんを驚かせた。

 しかし、肝機能が悪化するたびに入退院を繰り返さなければならず、小学4年生になった2002年2月、京都大病院に再入院したが、亡くなった。

 同消防局は、菜子ちゃんの「特例」を機に、県内での治療が困難な患者を県外の医療機関へ救急搬送できるよう、広域搬送の出動基準を策定した

 「菜子は10年という短い命でした 半分の5年は病気と闘いました それでも弱音を吐くこともなく明るくかわいい子でした――」

 圭介さんは昨年、菜子ちゃんの短い一生を詩に記し、命の大切さを語り継ごうと地元ボランティアグループと朗読会を開催した。

 菜の花が咲く4月7日生まれなので「菜子」。徳島は今、菜の花が満開だ。圭介さんは話す。

 「この橋を通るたびに娘を思い出す。手術後、京都からの帰り、橋から見た夕日は本当にきれいだった。今もあの子が『命の大切さをみんなに教えて』と導いてくれているような気がするんです」。
posted by さじ at 23:36 | Comment(1) | TrackBack(0) | 救急

筋ジストロフィーの少年の成長記録を写真集に。

写真集:筋ジストロフィー症少年、成長の記録第2弾

 全身の筋肉が委縮する難病「筋ジストロフィー症」の加藤慎大郎さん(20)=府中市=が成人したのを記念し、6年間の日常生活を収めた写真集が16日、出版される。母親の道子さん(55)と撮影した元小学校教諭、菊池和子さん(62)は「病気が世の中に認知され、治療薬が一日でも早く開発されてほしい」と訴えている。

 「写真、楽しみ」。自宅で目をぱちくりさせ、慎大郎さんがささやいた。菊池さんが相づちを打つと、まゆを上下させて白い歯を見せた。

 慎大郎さんは生後2カ月で筋ジストロフィー症と診断され、生まれてから立って歩いたことがない。1年半前、食べ物が流れ落ちないよう気管をふさぐ手術に踏み切り、声帯が使えなくなった。

 菊池さんは1999年、当時勤めていた調布市立石原小学校で、6年だった慎大郎さんと出会い、筋ジストロフィー症を初めて知った。担任ではなかったが、車椅子で通学し、感情表現豊かな慎大郎さんと触れ合うなかで、難病への関心を抱くともに、「みずみずしい姿を撮りたい」と思った。慎大郎さんが卒業後に養護学校へ通うようになり、府中市へ転居してからも日常生活に密着してきた。

 週3回訪れる通所施設での日々、大好きな電車に乗り込む姿、紋付きはかまで出席した成人式など、15〜20歳までの姿をまとめた。小学生時代の写真集は出版済みだが、菊池さんは「先天性の患者が成人するのは大きな喜び。その記念に」と2冊目の出版を決めた。

 慎大郎さんはこれまで40回以上の入退院を繰り返し、救急車で運ばれた数も20回を下らない。道子さんは「同情ではなく、いろいろな人とかかわって楽しく生きていることを知ってほしい」と話す。

 写真集は「二十歳になりました−筋ジストロフィーの慎大郎君の日々2」(子どもの未来社、2100円)。B5変型判96ページで約80枚の写真を収録している。出版に合わせ、調布市多摩川5の喫茶店「カフェ大好き」で16日から5月15日まで写真展を開く。



 同じ病気で苦しんでいる方、そのご家族にも、励みとなるのではないでしょうか。

 病気であるというマイナスのことや、写真集にできたというプラスのことを抜きにしても、「ありのまま」を写真に収めることに、大きな意義があるのかもしれません。

関連
医学処:月経血から、筋肉細胞を取り出して筋ジストロフィーの治療に
医学処:筋ジストロフィーの患者の38%が、着床前診断に賛成している。
医学処:Duchenne型筋ジストロフィーの進行を止める薬の候補を開発
posted by さじ at 23:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 脳神

神戸いのちの電話の役割と活躍について。

頑張ってます:社会福祉法人 神戸いのちの電話 /兵庫

 電話に出た相手に名前を伝える必要はなく、相手も名乗ることはない。それでも、自らが抱える心の悩みや、誰かに聞いてもらいたい思いを、電話の向こうでしっかりと受け止めてくれる。「こちらに寄せられる1本1本の電話が、まさに『一期一会』の出会いになるんです」。事務局長の中道京子さん(48)は話す。

 「いのちの電話」は1953年に英国ロンドンで始まり、今では世界70カ国に500以上の電話センターがある。日本では71年に東京で初めて開設され、現在、全国49のセンターで相談を受けている。

 神戸は国内で12番目に開設。専門の研修を受けた無償ボランティアの相談員が、複数人ずつ交代で待機する。95年の阪神大震災では施設が全壊する被害を受けたが、約2カ月後に活動を再開した。01年から365日無休の相談受け付けを開始。05年には、土曜夜から日曜の夕方まで夜通しの受け付けも始めた。

 現在、相談員は計約160人。うち8割強を女性が占め、年代別では50〜60代が多いという。年間約1万3000件の相談に応じている。

 近年は、DV(ドメスティックバイオレンス)や、うつ病をはじめ精神面での問題に関する相談などが増え、加えて介護や引きこもりの問題など、相談内容は多様化している。相談時間に制限はなく、中には1人で1時間以上に及ぶこともある。

 それでも「元気が出ました。ありがとう」「これで仕事に出かけられます」といった感謝の言葉が、相談員にとっても励みになる。「相手の気持ちになり、耳や心を傾け話を聞くことで、相談員も価値観を広げることができています」と中道さんは言う。

 活動費(年間約1000万円)の大半を、維持会員(個人)と賛助会員(法人・団体)からの会費や、一般からの寄付に頼っている。運営は決して楽ではない。「社会的ニーズとして、1人でも多くの声を聞けたらいいし、そのためには人的パワーがさらに必要です。でも基本的には、相談を受ける質の高さを維持することが、まず大切だと思います」(中道さん)。

 今月から、新たに相談員になることを希望した24人の研修が始まった。来年2月まで続く計約30回の講座を通じ、「傾聴」「受容」「共感」といった相談員としての基本姿勢を学ぶ。

 「人は一人では生きていけない。誰かに支えられてこそ、生きていけるのだと思います。相談を受けることで、『あなたは一人じゃないんだ』というメッセージを伝え続けていきたい」。中道さんが語った。

 維持・賛助会員への加入や一般寄付も常時受け付けている。事務局は電話078・371・4405(兼ファクス)。



 こういう、社会的に役立つボランティア活動をされている方、ほんとお疲れ様です。そして、ありがとうございます。

 電話というコミュニケーションツール1つで、今まで何人の人を救ってきたのか、想像もつきません。

 国が補助金を出してでも、より拡大して活動してもらいたいところです。日本はボランティア概念がなかなか根付きませんけれど、頑張って下さい。

関連
医学処:徳島県いのちの電話、ボランティア数が足りず相談員募集
医学処:「いのちの電話」の相談員と寄付が不足しており苦境に立たされている。
医学処:いのちの電話で相談員不足。かかってきた電話の4%しか話を聞けない状態
posted by さじ at 23:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神

富士市立中央病院の産婦人科医が慈恵大に引き上げる。

産婦人科、閉鎖の危機 富士市立中央病院

 富士市立中央病院(同市高島町、山田治男院長)に医師を派遣している東京慈恵会医科大(東京都)が、産婦人科の医師を来年3月末で大学に引き揚げる方針を病院に伝えたことが、12日までに分かった。産婦人科が実質的に閉鎖になれば地域の産科医療に及ぶ影響は甚大。病院や市は大学に方針転換を要請するとともに、科の存続へ対応に追われている。

 同科は38床を備え、医師4人が所属する。18年度で554件の分娩を扱い、通常分娩とともに、主に異常が見つかった場合のハイリスク分娩の受け皿として、地域の産科医療の「最後のとりで」の役割を担ってきた。

 産婦人科の2次救急でも専門医が当直体制を組み、同年度、入院と外来878人の救急患者を受け入れてきた。

 大学の方針は今月に入り教授から病院に伝えられた。大学側の医師確保が難しい事情を説明し、病院の産婦人科医全員を本年度末で引き揚げる考えが伝えられたという。病院は市に伝えるとともに11日、院内連絡会で職員らにも伝達した。

 異常分娩の対応や当直を担う同科の運営は、最低でも医師4人の体制が必要という。病院や市は直ちに大学に方針の見直しを求め、1人でも引き揚げを少なくしてもらえるよう要請を重ねている。また、広く医師確保の可能性を探り、仮に4人体制の維持がかなわない場合も現行機能を存続できるよう診療体制の模索も始めた。

 従来から病院長とともに医師の確保に奔走してきた鈴木尚市長は「大学の方針を深刻に受け止めている。地域の産科医療にとって、中央病院の産婦人科は何としても欠かせない。状況は厳しいが、手がないとは思っていない。既に対策に動いている。存続のために最大限の努力をするつもり」と話している。 



 まぁ今はもうないと信じたいところですけど、

 昔は一般病院に大学病院から派遣される際に、教授らにお金がね、いったものです。結構な額で。勿論一部だと信じたいところですけどね。

 今はないでしょうねえ、さすがに。産婦人科医の不足は全国的なものですし、本当に大学側も深刻な事態なのでしょう。しかし引き上げられてしまっては、一般病院はどうしたらいいのか。お金を払っても医者が来るわけではありませんし・・・。

医師引き揚げ 

 平成16年度に導入された新医師臨床研修制度で、新人医師の研修先病院は、医師本人と病院双方の希望をマッチングして決める方式となった。同制度導入前は卒業生の大半は出身大学に残り、大学医局から地方の関連病院に派遣されていたが、導入後は医局に残る研修医が減少。このため人手不足に陥った大学病院も多く、関連病院から医師を引き揚げる動きが目立ってきている。
posted by さじ at 22:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児

神戸大学医学部が遺伝子組み換え大腸菌を一般排水に捨てる

遺伝子組み換え大腸菌、実験室流しに捨てる…神戸大

 神戸大医学研究科(神戸市中央区)の久野高義教授の研究室(分子薬理・薬理ゲノム学)が、実験に使った遺伝子組み換え大腸菌や酵母を実験室の流しに捨てて処分し続けていたことが10日、複数の同研究室関係者の証言でわかった。

 遺伝子を組み換えた生物は、遺伝子組み換え生物等規制法で、熱や薬品で死滅させて廃棄すると定められている。同教授が文部科学省の調査に事実を隠ぺいしたとの証言もあり、同省は「早急に詳細な調査をする」という。

 関係者によると、久野教授らは、発がんのメカニズムなどの研究で、遺伝子を組み換えた大腸菌や酵母を使用。5年以上前から、菌の入った培養液を処理せず実験室内の流しに捨てた。菌を育てた寒天状の培地も一般廃棄物としてごみ箱に捨てていた

 加熱処理して菌を死滅させる機器は実験室に3台あるが、ほとんど使われていなかったという。医学研究科によると、捨てられたとされる菌の危険度は低いというが、排水は一般の下水道に直結しており、人の体内に入る可能性も否定できない

 文科省は、不適切な処理を伝える匿名の通報を受けて3日に、研究室を立ち入り調査。神戸大側は翌日、組み換え大腸菌の培養器を廊下に置いていた違法行為があったと発表したが、処理については「すべて適正と確認した。周囲の汚染はない」と説明していた

 久野教授は「手を抜くスタッフがいた可能性は否定できず責任は私にあるが、違法な処理や隠ぺいを指示したことはない」と話している。



 うそつきですな。

 しかし本当に怖い話です。こうやって、菌の遺伝子操作をしているという重要なことを忘れ、「妥協」や「怠慢」「慣れ」によって、バイオハザード、アウトブレイクは引き起こされるんでしょうね。

 人に感染してからでは遅く、未然に最善の予防策をとることが必要であるということを、神戸大学は深く認識してほしい。

関連:神戸大学医学部が遺伝子組み換え大腸菌を廊下で培養していた。
posted by さじ at 12:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大学

2008年04月12日

TOP絵

 タイトルバナーをランダム表示することができるようになりました。しかしページでエラーが発生しましたと言われる・・・。機能的には問題ないようなのですが…。javascriptの設定がどこかおかしいんでしょうかね…。

 何か不都合がございましたらご指摘いただければ幸いです。

 同時にTOP絵も募集しております。

 こちらの画像をもとに何か送って下さると管理人が小躍りして喜びます。

 メール:sajikagen1293@yahoo.co.jp
posted by さじ at 15:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2008年04月11日

新薬承認の期間を短縮するために体制を大幅に強化する。

新薬承認期間短縮へ体制強化・厚労省

 厚生労働省は新薬を患者に使えるようになるまでの期間を欧米並みに短くするため、2008年度に審査体制を大幅に強化する。

 審査員を07年度に比べて3割増やす。申請前に薬の成分の毒性などをあらかじめ評価し、審査期間を短くする「事前評価制度」の09年度導入に向けた準備も進める。

 新薬を安全で早く使えるようにして患者の選択肢を広げるほか、製薬会社の国際的な競争力を高める狙いがある。

 海外で承認された新薬が自国で使えるようになるまでの期間は日本
が約4年なのに対し、米国や英国は約1年半。比較的長いフランスでも約2年半だ。日本は承認に時間がかかり、欧米で広く使える薬が国内では使えない「ドラッグ・ラグ(薬の時間差)」の短縮が課題になっている。



 欧米では10年前から使われている非常にいい薬が、日本では承認されていないので使えない(その薬より副作用のある薬を使う)ことなど、ホント、ザラにあるんで。

 厚生労働省が本気で新薬承認期間を短縮できれば、混合診療も導入賛成ですよ。でも役人働かないんだもん。今の段階で混合診療導入したら、承認遅くなる気もしますし。

 まぁ頑張って短縮して下さいということです。現場で使えないんで。

関連
医学処:新薬の承認期間を短縮するために6大学が連携
医学処:日本人は新薬の国際共同臨床試験の対象とされていない
医学処:新薬承認期間を短縮するため、審査人員を大幅に増やす。
posted by さじ at 23:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

抗ヒスタミン薬を服用すると、蛇行運転が増加する。

抗ヒスタミン薬服用で蛇行運転増加・東北大が実験

 東北大サイクロトロン・RIセンターの田代学准教授らのグループは9日までに、「抗ヒスタミン薬を服用すると、偽薬の場合と眠気の強さはほぼ変わらないが、自動車を蛇行運転する頻度が増加する」との実験結果をまとめた。

 花粉症治療や風邪薬などに多用される抗ヒスタミン薬。副作用で運転能力低下などの影響が指摘されてきたが、実験で裏付けられた格好だ。

 実験では、成人男性14人が抗ヒスタミン薬「d―クロルフェニラミン」か偽薬を飲んで運転シミュレーターを操作。被験者によって飲む順番を変えたり、服用の間隔も1週間ほど空けた。

 その結果、各人の主観による眠気の強さはほとんど差がないが、約3分間の走行で車線をはみ出す平均回数は偽薬の「2.6」に対し、抗ヒスタミン薬は「6.4」だった。脳の働きも分析し、抗ヒスタミン薬を服用すると「視覚野」や「頭頂葉」といった情報処理をつかさどる部位の機能が抑制され、運転動作低下を招いたとみられる。



 よく花粉症の薬は眠くなる、といわれてきました。

 しかし抗ヒスタミン薬を飲んでも、眠気に関しては有意差は出なかったものの、運動能力に低下を認めたということです。ボンヤリするというよりも、情報処理が遅くなるという感じなんでしょうかね。

 なんにせよ、運転するときは注意して下さい。

関連
医学処:オリーブの葉に花粉症の症状を緩和する効果がある。
医学処:長時間キスすると花粉症が緩和されるらしい
posted by さじ at 23:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 耳鼻

日中韓が共同でアジア人向け人工関節を開発へ

日中韓大学連携、アジア人向け人工関節開発・3年で実用化狙う

 名古屋工業大学は中国の上海交通大学、韓国の世宗大学などと協力し、アジア人に適した人工関節を共同開発する。関節リウマチや変形性膝関節症などの治療に使う人工関節は高齢化で国内市場も伸びているが大半が欧州からの輸入に頼っている。約3年かけて技術を確立し、日本や中国で実用化を目指す。

 名工大内に5月、共同開発の拠点となる「先端ものづくりテクノ研究所」を開設する。3大学のほかに、名古屋大学、産業技術総合研究所、台湾の陽明大学なども加わる。工作機械メーカーや材料メーカーなど産業界にも参加を呼びかける。



 薬やこういった技術っていうのは、やはり最終的には遺伝子や体型の差で使えなかったりするものです。遺伝子が違えばもっている酵素の活性も違いますし、標準サイズの問題もありますし。

 高齢者になっても、自分の足で動けさえすれば、健康でいられる率は高くなると思います。何より足で歩くことって、生きるってことを実感できますしね。整形外科領域の発達で、高齢化社会を少しでも楽しいものにできれば、と思いますよ。

関連
医学処:移植するための骨を供給する「骨バンク」を知ろう
医学処:献体を用いた手術トレーニングについて、厚生労働省は
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2008年04月10日

武田が米医薬ミレニアム社を88億ドルで買収する。

武田、米医薬ミレニアム社を88億ドルで買収――ナスダック上場

 武田薬品工業(4502)は10日、約88億ドル(約8800億円)を投じて米ナスダック上場のバイオ医薬品会社ミレニアム・ファーマスーティカルズ(マサチューセッツ州)を買収すると発表した。同日付でミレニアム社と合意し、今後は5営業日以内にTOB(株式公開買い付け)を実施する。ミレニアムはガンと炎症疾患の遺伝子治療も含めて重点的に研究しており、武田は自社の研究開発能力と補完関係を築けると判断した。同社の買収案件としては最大規模となる。

 TOBの成立条件として、発行済み株式総数(約3億2000万株)の50%超の応募が必要と設定した。期間は、TOBの開始から20営業日。1株25ドルで買い付け、最終的には100%取得による完全子会社化を目指す。9日のナスダック市場での終値は16.35ドルだった。



 武田薬品工業、絶好調。

 製薬会社も色々と大変なことが多いと思いますけれど、薬の開発は何万人もの人を助けることができる可能性が秘められているので、頑張ってもらいたいところです。

関連
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posted by さじ at 22:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

ツツガムシ病の調査で和歌山県医学研究奨励賞を受賞

健やかわかやま:県医学研究奨励賞 「ツツガムシ病」調査で知事表彰

 07年度の「県医学研究奨励賞」の受賞者に、田辺市医師会恙虫(つつがむし)病調査班(9人、代表者・玉置幸子医師)が選ばれ、県庁で表彰式があった。

 同調査班は、89年に紀南地方におけるツツガムシ病の第1例を確定。06年までに県全体の9割に当たる94例を診断した。ツツガムシ病に関する学会報告や講演活動などを精力的に行い、広く一般市民に啓発したことなどが評価された。

 賞は、医学に関する調査や研究を通じ、県民の保健医療の向上に努めた個人や団体に贈られる。70年に創設され、06年度までに39人と14団体が表彰された。



 ツツガムシというダニによって、ツツガムシリケッチア(orientia tsutsugamusi)に感染することで、ツツガムシ病になります。

 症状としては高熱、全身性の紅斑・丘疹状の発疹、筋肉痛、リンパ節腫脹などで、酷い場合にはDICで死に至ることも。中でも「発熱、刺し口、発疹」は、主要3徴候とよばれます。

 年間何百人かが感染する病気ですので、ダニに刺されたぐらいだと安易に考えず、症状が出たら病院へ。

関連:耳の中に大量のダニが生息していて騒音と痒みに悩まされる。
posted by さじ at 21:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感染

ギャンブル依存症は、心の病か

「ギャンブル依存症は心の病」 法律家らが対策会議設立へ

 パチンコやスロットをせずにはいられない、その元手に消費者金融やヤミ金から借金を重ねる。こんな「ギャンブル依存症」を心の病として治療することで借金苦を減らそうと、多重債務問題に取り組む法律家や市民団体のメンバーらが近く「依存症問題対策全国会議」を発足させる。

 秋田県仙北市で5日に開かれた「全国クレジット・サラ金問題対策協議会」が、「多重債務の原因としてのギャンブル依存問題に取り組む宣言」を決議。その中で「依存問題へ対処せずに債務整理だけしても、再びギャンブルが始まる。その結果、ヤミ金に手を出したり犯罪に走ったり命を絶ったりするなど深刻な事態になりかねない」として新組織の立ち上げを決めた。

 「依存者」は、国内に200万人はいるとみられ、厚労省もすでに調査に乗り出しているが、新組織では「ギャンブル依存症」を精神障害と認めて保険診療の対象とするよう同省に働きかける。

 メンバーの一人で、ギャンブル依存症専門のリハビリ施設「ワンデーポート」(横浜市)を運営するNPO法人理事長の稲村厚さん(48)は、00年の開設からこれまでに約260人の「病的ギャンブラー」を受け入れてきた。開店から閉店までパチンコ店に入り浸り、その後深夜までポーカーなど賭博。その元手は日雇い労働で稼ぎ、寝床はカプセルホテルやネットカフェ。それでもギャンブルをやめられない――そんな状態だった人も少なくないという。

 施設では、アルコールや薬物の依存症と同じ社会復帰プログラムを使い、集団生活でお互いの体験を語り合いながら、約1年かけてギャンブル依存症を回復していくが、稲村さんは「ギャンブルをやめられない本人の罪悪感は深い。病気だから治療、回復できるとわかれば、社会復帰への一歩をつかめる」と話している。



 うーむ。

 アルコールや薬物、たばこなどの物質による依存は確かに病気というか、病態が存在するものだとは思いますが、ギャンブルねー。

 つまりこう、自身のお金をかけることで、勝負の感覚をリアルに味わい、その結果としてお手軽にスリル体験ができるんでしょうけれど、それを果たして病気としていいものかどうか。

 「ギャンブルは儲からん」という当たり前の概念が分かっていれば、そこまでのめりこむことはないと思うんですけれど、それでものめりこんでしまうあたりが、病的なのかな・・・。
posted by さじ at 07:44 | Comment(2) | TrackBack(0) | 精神

2008年04月09日

変異型ヤコブ病で2人が死亡する。

変異型ヤコブ病で2人死亡 スペイン

 スペイン北部で昨年12月と今年2月、牛海綿状脳症(BSE)の牛の脳などを食べて感染するといわれる変異型クロイツフェルト・ヤコブ病で2人が死亡した。地元自治体が7日、明らかにした。

 死亡したのは40歳と51歳の患者で、いずれも北部のカスティーリャ・イ・レオン州に住んでいた。同国でこれまでに報告された変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の死者は、2005年に首都マドリードで死亡した26歳の女性のみ。

 記者会見した同州の農業局長によると、今回の2人が感染したのは2001年より前と見られる。現在は当時に比べて畜産品に対する規制がはるかに厳しくなっているため、牛肉を食べても安全だと強調し、平静を呼びかけた

 スペインではBSEが初めて見つかった2000年以来、これまでに700件以上の症例が報告されている。



 さすがにもうないでしょうね。次に、騒動後の牛肉による感染が明らかになったら、それこそ壊滅的な打撃を受けるのは畜産業界ですから。

 とはいうものの、異常プリオンについては未だに未知数なところもありますしね。たんぱく質が何故ここまで…。硬膜移植などの、医原性のものでなければ大丈夫だとは思いますが、、、

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posted by さじ at 22:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感染

国家公務員の長期病欠の63%はうつ病や統合失調症など。

長期病欠の63%は心の病 国家公務員実態調査

 2006年度に病気やけがで1カ月以上休んだ国家公務員は6105人に上り、このうち63%はうつ病や統合失調症など「心の病」が原因だったことが9日、人事院の実態調査で分かった。

 長期病欠の理由で心の病が占める割合は、01年度の前回調査(34%)に比べ大幅増となった。人事院は「国会対応などによる恒常的な長時間勤務や職場でのストレスの増加が主な要因」とみて、同日までに各府省に対し、超過勤務の縮減など職場環境の改善を求める通知を出した。

 06年度に病気やけがで1カ月以上休んだ職員は、全体の2%に当たる6105人(男性4702人、女性1403人)。前回に比べ割合はわずかに高くなっているが、全体の職員数が前回調査より少ないため486人減った。

 原因別では、心の病が前回に比べ1631人増の3849人。次いで「がんなどの腫瘍や白血病」が604人、「心筋梗塞など循環器系疾患」が317人などで、心の病のほかはいずれも減少した。



 国家公務員、いえ、公務員も、大変なところは大変でしょうねぇ…。

 一部のバカな、私腹を肥やす系の公務員のせいでイメージは最悪に近いものになっていますけれど。

 国家公務員の給料(給料とは言わないですけど)、上げてもいいと思うんですよね。ただし、天下りやら、不正やらはなくして、クリーンな方向で。タクシー券問題とか、わけのわからん保養施設とかやめるかわりに、給料をアップするのは構わないと思います。

 でも実際はいかにしてお金もらうかとか考えてる人がいるので、難しいんでしょうけれど。公務員ももっともっと内部告発とかして、今の医療関係者みたいにクリーン路線にもっていけばいいのに。そしたら誰も叩きませんよ。

 おそらくこのニュースも、「詐病だろ」とか「心の病なんぞ甘え」とかいう意見が一般の方から吹き出ると思うんですけど、そういうわけではないと思いますので。イメージって本当に大事。
posted by さじ at 22:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神

看護師の8割が、忙しすぎて辞めたい思ったことがある。

看護師:「辞めたい」8割以上 「忙しすぎる」など

 県医療労働組合連合会(県医労連、寺田泉委員長)は、看護師や看護助手ら県内の組合員約2300人を対象に職場に関するアンケートを実施し、8日、結果を公表した。多少なりとも仕事を「辞めたい」と思ったことがある人が8割を超えた。

 連合会は「看護師不足は一刻の猶予もならない」として、県に看護師増に向けた取り組みを要請した。

 昨年9〜11月、初めて実施し、742人が回答した。「職場を辞めたいと思っているか」との問いには「いつも」18・6%▽「時々」31・2%▽「たまに」32・3%で、計約82%が「思ったことがある」と答えた。

 看護師が退職していく理由(複数回答)は(1)仕事が忙しすぎる(2)看護の研究会などの大半が勤務時間外で半強制的(3)賃金・手当が低い(4)休暇を取りにくい(5)残業が多すぎる−−の順だった。

 この結果を受け、寺田委員長らは同日、県庁で看護師不足の実態調査や問題解決の早急な対応を求めた。また看護職員の法的な保護の確立を国に強く求めるよう要請した。



 看護師のやることは「看護」ですけど、まぁ単に患者さんについてまわってるとか身の回りの世話をするとかではなく、もう患者さんの見てないところでめちゃくちゃ仕事してるわけです。

 総合病院クラスになってくると、看護師どうしで対応・対策を練ったり、改善を模索したり、やるべきことはヤマのようにあります。実際の勤務時間を越えてやることが多いでしょうね。

 更に寿退社とか、ドロップアウトとかでやめていく人が多い上に、そのやめた穴を他の人で埋めなければいけないというね。

 以前は医者のほうが上みたいなノリがあったかもしれませんが、今は市中総合病院や大学病院などでは完全なチーム医療で、お互いに仕事を円滑に進めるようにやっていると思います。医者も、看護師がいないと全く機能しなくなりますからね。

 看護師の待遇を改善するには、まぁ、あれなんですけどね。医者の過労問題と一緒で、国が病院を保護する姿勢でないとね。要するに医療費をなんとかしろという話で…

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posted by さじ at 21:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS

心停止で倒れている人をみつけたら、とにかく胸を押して下さい。

心停止、とにかく胸押して 救急医ら調査、指針見直しへ

 心停止状態で倒れている成人を助けるには、胸を押し続けて圧迫するだけでも、人工呼吸を加えた方法と同じ蘇生効果があることが、日本の二つのグループの調査でわかった。調査を受けて米心臓協会(AHA)は、この「圧迫」を蘇生法として市民に勧める見解を発表。日本でも指針が見直される見通しだ。

 心臓発作などで倒れた場合、命を大きく左右するのは早期の心肺蘇生。蘇生法は、胸の真ん中を押す「胸骨圧迫」と人工呼吸を交互に行うのが原則で、海外でも同じ。ただ、第一発見者の多くはたまたま居合わせた人。他人に口をあわせる人工呼吸に抵抗感があるのが課題だった

 ところが京都大の石見拓・助教や大阪府の救急医らの調査で、人工呼吸を省いても効果が変わらないことがわかった。調査対象は、98〜03年に心臓病で心停止して倒れたが、近くに人がいた大阪府民の事例約4900件。倒れて1年後に、後遺症なく社会復帰できた率を調べた。

 すると、倒れて15分以内に救急隊が到着したケースでは、居合わせた人から基本蘇生法を受けた場合の「後遺症なし復帰率」は4.1%。胸骨圧迫のみは4.3%で、ほぼ同じ効果がみられた。首都圏の医師らの調査でも同様の傾向だった。

 日本救急医療財団心肺蘇生法委員長の坂本哲也・帝京大教授は「手法の難しい人工呼吸を無理にするより、圧迫だけでもたくさんの人に取り組んでもらえれば、より多くの命を救える」と話す。



 呼吸も大事ですけど、何よりも命が大事なので。一番優先すべきなのは、血液を酸素化することよりも、脳に血流を送ることなのです。

 確かに口をつけることは抵抗があるでしょう。そういう場合には、しなくてもいいから、ガンガン圧迫してくれ、と。それだけでだいぶ違うみたいです。ほんの少しの勇気があれば、助かる命もあるんですよね。人の命を救うのは医者だけじゃなく、人、なのです。



 人工呼吸の手技は仕方ないとして、口をつけることに抵抗があるんでしたら、なんかよくティッシュを該当で配ってるじゃないですか。人工呼吸用の、「フェイスシールド」っていう、空気だけ通すフィルターみたいのがあるんですけど、あれを入れて配ったらどうでしょうかね。もしくはコンドーム無料配布みたいにして、財布の中に忍ばせてもらうとか。

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posted by さじ at 00:11 | Comment(1) | TrackBack(0) | 救急
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