2017年05月16日

インターネットの情報量の多さよ

最近はネットも発展しており、情報量がブログ開設当時より飛躍的に高まり
一方でフェイクニュースなんて騒がれるような偽情報もございます。

実際のところ、ネットの医学情報というのは「まあそう、そうなんだけど、でも実際は違うんよ」というような、痒いところに手が届かないものが多く、いっぽうでおどろおどろしさだけ強調されてしまい、役に立つものがたたなくなるというところが、悩みどころですね。

要は信頼度の高い医者になんでも相談すればいいんですけれど、実際のところヤブといいますか、実力が伴っていない医師が数多く存在するので、簡単に開業医にかかれないというのも実情でございましょう。

そういう意味でクオリティの高い医師を推薦するようなサービスができてもいいんですけど、なかなか難しいですよね。マスコミがよくやる「この病院が凄い」なんてのはただの広告で、実力伴いませんし。

そんなこんなで、ありがたいことに未だに毎日数千人が訪れてくれているようで。これまでと違い例えば論文ベースで新たな知見を紹介などできれば、日本のメディアより先がけて情報を提供できるとは思うんですが、専門分野のジャンルが異なるので悩ましいところですね。

まあそんな感じでこれからもできれば続けていきたいとは思っています。皆様の健康の祈りながら。

さじ
posted by さじ at 11:44| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月07日

医療情報を一本化して管理することのできる時代。

医療記録を一括管理してくれる「Picnic Health」

 米国の医療機関のサイトやアプリで利用できるサービスの中に、「患者ポータル」というものがある。これは、インターネットを介して、安全な方法で患者個人の健康情報を公開する機能のことで、ユーザー名とパスワードを入力するだけの手間で、自分に関する医療情報に時間を問わずアクセスできるのが特長だ。

 とは言え、これらのデータはそれぞれの病院が別々に作成したものであるため、患者が自分の健康状態についての全ての記録を一括管理するのは容易ではない。特に難病を患っており、複数の病院に通っている人にとっては、自分の健康状態がどのような経路を辿ったかを整理・把握するのはかなり大変な作業だそうだ。

 今回ご紹介する「PicnicHealth」は、バラバラになっている患者の医療記録を入手して一本化し、利用者が見やすい形に整理してくれるサービスだ。また継続利用すれば、病院に通うごとにリアルタイムで更新作業も行ってくれる。2014年3月にサンフランシスコでロンチ。7月にはY Combinatorより120万ドル(約1億2000万円)の投資獲得に成功している。



 実際日本で、色々な科を受診している場合、なにはともあれ必須なのが「お薬手帳」だと思います。よく「朝のむ白い小さい粒で…」と言われ、病状からアタリをつけにいっても「いえ、なんか4mmぐらいで」と言われても、だいたい分からないことが多い。まあ実際、薬の名前なんて分からないことがほとんどだと思う。

 そしてただ薬の名前だけでなく、その人の病気・病名が何であって、どのくらい治療して、というのがわかるだけですごく有益だし、あとよくあるのが採血とかレントゲンとか、頭部CT・MRI画像なんてのも共有できれば最高に便利。患者さんも1ヶ月前に呼吸器内科で採血してその次に初診でかかった腎臓内科でまた採血なんてことになったら、不利益極まりないし。CTなんかも、それぞれの病院で「残しておきたい」ものだし。

 個人情報云々あるけれども、それは患者側の意見なんだろか。「採血データや画像データぐらい医療機関内で共有してくれて構いませんよ」って人、結構多いんじゃないだろか。そういうサービスは、ベンチャーにとって案外宝物かも。
posted by さじ at 00:29| Comment(1) | NEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月24日

第100回〜第108回医師国家試験 大学別総合ランキング

 国家試験おつかれさまでした。
 そして新6年生の皆さん、医師国家試験へ向けて1年間頑張って下さい。


 そこで今回は、
 第100回から第108回までの医師国家試験を振り返り、
 どの大学医学部が合格率が高いのかをまとめてみました。


 といっても、厳密に全部のデータをまとめて細かく分析、というわけではなくて
 まあ大体このぐらいの指標か、程度にみていただければと思います。
 目的、というわけではないんですが、あまり合格率の芳しくない大学の人に、
 「だいたいこのぐらいのポジションなんだ。今年は(自分は)頑張ろう」ぐらいに思っていただければ幸い。
 (第1位から第60位ぐらいまではそんなに差はないです。ただ数値つけただけです)


 各年度の医師国家試験の、大学別新卒の国家試験合格率を合計し、ポイントとして示し
 だいたい毎年どのぐらいの合格率なのかを示し、ランキング分けしました。

 (合格率総合計:pt  平均合格率:%)


第100回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第100回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第106回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第106回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第107回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第107回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第108回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編



第1位 自治医科大学  885.1pt 98.34%
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 もはや圧倒的。第101回医師国家試験以降、トップ10しか取っていないのは実力の証。

 どんなに落とされても89%、どんなに受かっても91%の医師国家試験において、平均98.3%という驚異的なスコアは凄まじい。

 地域を担う医師としてのモチベーションの成せる業か。

 第1位、おめでとうございます!



第2位 順天堂大学医学部  879.6pt 97.73%
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 今年見事に新卒100%合格を飾り、この9年間をみても全く折れることのない素晴らしいグラフ。

 大勢の良医を育ててきた名門。素晴らしい。



第3位 慶應義塾大学医学部  877.8pt 97.53%
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 波があるように見えて、その実、ほとんど上位に入っている、こんなに安定しているとは。



第4位 東京慈恵会医科大学  873.3pt 97.03%
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 悪くても45位…。医師国家試験は、アレなんですよね。たとえ45位でも、合格率は相当高くて。
 下位の大学がゴッソリ落ちるので、80%とか70%とかしますけども。
 慈恵の第104回の「45位」だって、93%ですからね。全国平均は常に越えてるわけです。



第5位 名古屋市立大学医学部  871.4pt 96.82%
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 100%合格を2度も取って、トップ5入り。



第6位 滋賀医科大学  871.3pt 96.81%
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 1位を3度も!
 第107,108回さえなければ!
 こう見ると下り坂ですが、来年は本来の実力を発揮してもらいたい!



第7位 筑波大学医学専門学群  870pt 96.67%
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 安定しすぎて横線ですね。優秀な人材が揃ってるのでしょう。



第8位 千葉大学医学部  869.4pt 96.6%
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 優秀なところはみんな曲線が緩やかです。



第9位 福島県立医科大学  868.3pt 96.48%
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 第106回医師国家試験の64位が悔やまれますが、それでも91.9%ですからね。



第10位 浜松医科大学  867.7pt 96.41%
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 地方国立はみんな結構安定してるなぁ。
 ベスト10でした。



第11位 岐阜大学医学部  866.3pt 96.26%
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 悪くなるイメージがないくらい、安定して推移してます。



第12位 神戸大学医学部  865.4pt 96.16%
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 全員合格などがないだけで、相当優秀。グラフの安定感はトップ10にも劣りません。



第13位 防衛医科大学校  864.7pt 96.08%
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 常勝将軍こと、防衛医大ですが、
 見て下さい、1位を4回も
 ただこの、また第106回、第106回かぁ。鬼門だったんでしょうか。
 65人中7人が不合格になった年でした。
 いやー、しかし今年見事に1位に返り咲いたわけですので、来年大いに期待したいところ。



第14位 東京医科歯科大学医学部  864.6pt 96.07%
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 サインカーブのようです。この波を把握すれば油断せずに上位を維持できる。



第15位 横浜市立大学医学部  864.2pt 96.02%
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 横市凄いよなぁ。ブレ要素がない。



第15位 産業医科大学  864.2pt 96.02%
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 何と、横市と同着。まさかポイント同じとは。



第17位 三重大学医学部  864.1pt 96.01%
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 横市、産業医大と0.1ポイント差。どことなくグラフも似てます。



第18位 札幌医科大学  863.8pt 95.98%
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 来年も、今年と同じ上位を維持してもらいたい。



第19位 大阪市立大学医学部  862.7pt 95.86%
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 市立のこの安定感は何なんだろう。教育が安定してるのでしょうか。
 学生をうまく勉強に繋げているのかもしれない。
 悪い時を知らない大学ですね、素晴らしい。



第20位 弘前大学医学部  862.6pt 95.84%
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 どことなーく下がり気味?でも優秀な成績が続いているので問題ないと思いますが。
 トップ20でした。



第21位 日本医科大学  862.2pt 95.8%
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 幅が広くなってきた。
 しかし第103回は、下位校が酷く落とした年でしたので、日医も「63位」ですが、それでも92.5%を維持しています。



第22位 山形大学医学部  861.4pt 95.71%
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 下がり気味だったグラフに改善の兆しが。まあ下がってるといっても1回あたりのパーセンテージは素晴らしいものですが。



第23位 奈良県立医科大学  860.6pt 95.62%
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第23位 名古屋大学医学部  860.6pt 95.62%
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 奈良県立医大、名古屋大と同着。



第25位 京都府立医科大学  858.5pt 95.39%
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第26位 東北大学医学部  857.7pt 95.3%
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第27位 福井大学医学部  857.1pt 95.23%
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第28位 新潟大学医学部  855.8pt 95.09%
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第29位 昭和大学医学部  855.4pt 95.04%
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第30位 秋田大学医学部  855.3pt 95.03%
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 アップダウン激しい。第102回、第105回を好成績でカバーした形。

 ここまで、上位30校ですが、
 同時に、平均で95%を勝ち取った大学でもあります。



第31位 鳥取大学医学部  854.9pt 94.99%
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 94.99%。まあそれでも平均よりはるかに上なんで優秀なんですけども。
 このへんは安心してみていられますね。


第32位 北海道大学医学部  854.8pt 94.98%
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第33位 埼玉医科大学  854pt 94.89%
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 悪い時はトコトン悪いですが、それ以外のところではかなりの成績をおさめています。
 このまま上位を勝ち取ってほしいところ。



第34位 広島大学医学部  853.4pt 94.82%
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 復調の兆し。ここ5年でみればそうとう良い成績。



第35位 山梨大学医学部  852.6pt 94.73%
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第36位 京都大学医学部  852.4pt 94.71%
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第37位 金沢大学医学部  852.1pt 94.68%
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 金沢大は、金沢医大とデッドヒートするようになりましたね。
 (今年は金沢大が42位、金沢医大が40位でした)



第38位 東京大学医学部  851.4pt 94.6%
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 多分、日本で一番医師国家試験のことを考えていない大学なんでしょうけれど
 歯牙にもかけてないというか。良い意味で。
 それでも平均すると94.6%もとってるんですね。凄いなぁ。



第39位 大阪大学医学部  851pt 94.56%
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第40位 日本大学医学部  848.9pt 94.32%
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 スコーンと・・・
 今年10人落としたのが痛かったなぁ。



第41位 佐賀大学医学部  848.4pt 94.27%
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 今年見事に1位になりましたけれど、グラフをみるとまだまだ変動しそうなので、
 来年も気合いいれて頑張っていただきたい。



第42位 岡山大学医学部  846.7pt 94.08%
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 中堅層で安定している。



第43位 大分大学医学部  845.4pt 93.93%
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 こうみると地方国立はだいたい安定してるんですね。



第44位 北里大学医学部  845.2pt 93.91%
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 大量に落とした第104回(85.3%)が響いてる。



第45位 信州大学医学部  844.9pt 93.88%
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 スラーッと下がりっぱなし。低迷期から脱却なるか



第46位 和歌山県立医科大学  843.6pt 93.73%
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第47位 香川大学医学部  843.3pt 93.7%
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第47位 旭川医科大学  843.3pt 93.7%
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 香川大と旭川医大が同着。
 こんなにもグラフが違うのに。
 旭川は来年上位をとったあとに維持してほしい。



第49位 愛媛大学医学部  840.7pt 93.41%
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 どうした愛媛。
 今年は上位層の出来が良い分、10人落としというある意味平均的な成績でも順位はかなり下がりますね。



第50位 東京医科大学  839.8pt 93.31%
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 第100回から上昇傾向。
 総合順位では50位ですけど、かなり良い感じで向上してるんじゃないでしょうか。
 ここ数年凄いです。



第50位 徳島大学医学部  839.8pt 93.31%
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 東京医大と同着。
 下降傾向を止められるか。



第52位 熊本大学医学部  839.7pt 93.3%
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 同じ国立でも、かなりブレてますね。
 


第53位 東京女子医科大学  839.6pt 93.29%
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 だいたい平均安定。これぐらいブレずにいけるなら、それは優秀の証。



第54位 九州大学医学部  839.2pt 93.24%
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第55位 群馬大学医学部  839pt 93.22%
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第56位 富山大学医学部  838.6pt 93.18%
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 右肩下がり。こりゃマズい。
 今年の90人中79人合格で87.8%というのも響いとる。
 逆に右肩下がりで総合56位で93%を維持しとるというのは・・・これから先のランキングが不安。



第57位 藤田保健衛生大学医学部  837.7pt 93.08%
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 挽回の兆し。
 ここ4回めちゃくちゃ良い。
 問題点を改善して結果に反映させているという点は素晴らしいと思う。



第58位 関西医科大学  836.8pt 92.98%
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第59位 島根大学医学部  835.4pt 92.82%
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第60位 長崎大学医学部  834.6pt 92.73%
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第61位 鹿児島大学医学部  834.5pt 92.72%
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第62位 大阪医科大学  833.2pt 92.58%
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 貯金に助けられてる印象。
 安定重視の改善(基礎力向上)があると良いですね。
 上位をとる実力はあるのだから。



第63位 宮崎大学医学部  831.4pt 92.38%
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第64位 獨協医科大学  828.2pt 92.02%
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 全体的に低くなってきました。
 40位以上を1度しか取っていない。
 それでも平均92%はあるんですよねぇ。



第65位 山口大学医学部  827.2pt 91.91%
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第66位 琉球大学医学部  826.3pt 91.81%
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 ぽーんと上昇。
 良かったの、今回だけですね。
 ・・・しかし第108回新卒編のタレコミにあった「引っかからないように20人留年させている」というのを見ると、
 決して全体の教育が抜本的に改善したわけではなさそうなので、
 来年受験される新6年の方、要注意です。



第67位 久留米大学医学部  825.9pt 91.77%
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第68位 杏林大学医学部  823.6pt 91.51%
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 前半と後半の乖離が激しいです。正直来年も心配。



第69位 兵庫医科大学  822.8pt 91.42%
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 このあたりから、順位ごとの平均合格率がみるみる下がってきます。
 逆に言えば、上位はどこも優秀といいますか。第10位〜50位ぐらいは大体安泰です。



第70位 東邦大学医学部  820.7pt 91.19%
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 低め安定。良いのか悪いのか。



第71位 聖マリアンナ医科大学  815.8pt 90.64%
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 第100回の貯金があってかろうじて71位、という状況。



第72位 東海大学医学部  815.2pt 90.58%
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 第102、103回の「底の底」が勿体ない。



第73位 高知大学医学部  814pt 90.44%
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 40位以上を一度も取っていない・・・。
 他の地方国立との差は何なのだろうか。

 そして、ここまでが平均90%の壁
 思ったより後ろ、という印象。
 大体の学校が92-95%に固まってて、下位の大学がゴッソリ平均を下げてるんですね。
 「全体の上位9割が合格」といっても、それぞれの大学から1割落ちているわけではなく
 「落ちる大学から沢山落ちる」という、危機意識があると良いですね。



第74位 岩手医科大学  800.3pt 88.92%
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 一気に88%に落ちて、岩手医大。
 低めで推移していれば、合格率もそれは低かろう。



第75位 愛知医科大学  798.4pt 88.71%
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第76位 近畿大学医学部  794.2pt 88.24%
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 昔たまたま良かったところから、その「たまたま」すらなくなってしまった。
 今年も79位でしたが、最下位でないにもかかわらず76.2%という数値。
 うーむ。



第77位 金沢医科大学  774.4pt 86.04%
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 数年前の最下位争いからは脱出しつつある印象だし、
 金沢大に負けじと頑張る姿は立派だから、
 来年ももっと頑張ってほしい。



第78位 川崎医科大学  773.2pt 85.91%
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 これは厳しい。
 多分、大学入学して、プロ意識を育てるというか、医者になるという過程で、どこかで「やんなきゃな」と思うと思うんですけど、そのあたりの教育が出来ていないのでは。
 「大学1年だしいいか」が「大学5年だしいいか」になってはいないか。
 何か、他の大学と違ってボタンの掛け違えがありそう。



第79位 福岡大学医学部  766.1pt 85.12%
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 上昇する要素がみられないんですけれども
 だいたいどこの大学も、受験があるとはいえ、能力的にはそんな変わらんと思うんです。
 「頑張った年」というのが無く、最下位争いをし続けるという状況に、何故大学が危機感を抱かないのか不思議。




第80位 帝京大学医学部  755pt 83.89%
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 ただグラフでみると第79位の福岡大学医学部と似たようなもんなんですけれど、
 全年度平均で83.89%しか合格していないっていうのは、異常事態。
 医師になってみんな同じ研修医というスタートラインに立つのに、
 この大学だけ、圧倒的に「医学の知識・考える力・実習の経験」が足りないということだもの。
 そんな医者、嫌じゃないですか。
 79位と80位の間に相当な差があるというのも、問題だし、
 これに加えて大量留年もさせているわけでしょう。
 国家試験を受けるのは卒業した人だけかもしれないけれど、
 そこに辿り着くまでの6年間、それぞれの年度がいけないのではないですか。




 こういう自大学の毎年の順位というのは、卒業した人たちにはあまり意味がなくて
 これから受験する人たちにこそ意味があると思うんです。
 学校全体の順位は、大学の教育に携わる人が考えるべきですが、
 受験するそれぞれの人たちは、「このままだったらマズいのかな」と思って、
 頑張って下さい。


第100回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第100回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
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第105回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第106回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第106回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第107回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第107回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第108回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
posted by さじ at 02:31| Comment(9) | 大学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月22日

第108回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編

 医師の登竜門


 第108回医師国家試験学校別ランキング


 大学というのは学問を学ぶところです。
 医学を学び、医師として臨床で働くためには、当然この医師国家試験を通り抜けないといけません。
 難しい試験です。医学を学び、それを応用する。
 情報処理能力と、判断力、そして学生実習の経験が求められます。


 新卒編は、「現役医学部6年生のみを対象としたランキング」です。
 医師になるために努力している大学はどこなのか。
 全国の医学部生が共通して試験を受けるわけですので、「医学の教育」という意味でもランキングに反映されると思います。


 なお、表の見方として、「出願数 受験数 合格数」となっております。

 「出願数ー受験数」は、留年した人の値としてみて下さい。ランキングにも若干反映しています。



第1位



 防衛医科大学校  64  63  63  100.0% 


 山梨大学医学部  85  85  85  100.0% 


 佐賀大学医学部  86  85  85  100.0% 


 福島県立医科大学  90  90  90  100.0% 


 順天堂大学医学部  90  90  90  100.0% 


 なんと、5校が100%という快挙。

 第103回医師国家試験の、「4校1位」を、凌駕する出来。

 1位常連の防衛医大は貫禄です。成績上位常連の福島県立医大、順天堂大学、山梨、佐賀も、ここ数年、1位を取ったことはありませんでした。見事全員合格で100%達成。学年全員祝福されるというのは、たいへん素晴らしいことです。おめでとうございます!




第6位


 自治医科大学  111  107  106  99.1%


 常勝将軍の自治です。1人落ち…あれ、留年4人?自治が育成枠で失敗したというのか?まあそれでも100人以上医者にしているのは立派。ついつい期待してしまいますが、自治医の絶大な力は健在でしたね。おめでとうございます!




第7位


 札幌医科大学  103  103  102  99.0% 


 合格の割合でいうと、自治医のほうが上なのですが、留年等を加味すると、札幌医大は全員受験で102人合格です、素晴らしい7位です。おめでとうございます!




第8位


 広島大学医学部  101  100  99  99.0% 


 第100回の悪夢から8年…その後飛ぶ鳥を落とす勢いを続ける広島大学が8位。

 受験数が少ないだけで1人落ちなのには変わりません。この受験数が少ないというのもポイントで、留年を行い続けるといずれ澱のようにたまってしまうものですが、広島大にはそれがない。それは、素晴らしいことです。名誉の8位、おめでとうございます!




第9位


 浜松医科大学  102  100  99  99.0% 


 上位常連校。今年もBEST13返り咲き。やぁ、見事なもんです。一度崩してもすぐに立て直す姿勢、自信。おめでとうございます。




第10位


 筑波大学医学専門学群  96  93  92  98.9% 


 第100回から、30位以下を1度しかとったことのない筑波が、今年も第10位。すごいよなぁー。この安定感は一体何なんだろう。優秀極まりない。おめでとうございます!



第11位

 琉球大学医学部  88  88  87  98.9% 

 翻って、大躍進を遂げたのが琉球大学。これまで40位以下しか取ったことのない大学が、まさかの全員受験、1人落ちという快挙。留年0でこれは凄い。来年も、このままの好成績を期待したい。おめでとうございます!



第12位

 東京医科歯科大学医学部  84  84  83  98.8% 

 こちらも留年0で1人以外全員合格。素晴らしい。おめでとうございます!



第13位

 大阪市立大学医学部  83  83  82  98.8% 

 大阪市立も、実はかなりの実力の持ち主で、安定して好成績を毎年出し続けています。今年も全員受験して、1人落ちのみ。おめでとうございます!



 ここまで何がすごいかって、13位までは「1人以上落ちていない」んですよ。難化したと言われている第108回の医師国家試験で、おおよそ100人が受験して、合格率が大体9割の試験だから要するに10人前後落ちる試験にもかかわらず、0もしくは1人しか落ちていない

 余程、土台(教育)がしっかりしていないと、だめです。

 もしかすると学生実習のやり方とかも、うまいんじゃないでしょうか。 



 14位以下です。ここから2人落ち以上になります。


14  秋田大学医学部  114  114  112  98.2% 
15  慶應義塾大学医学部  103  103  101  98.1% 
15  日本医科大学  103  103  101  98.1% 
17 兵庫医科大学 105 101 99 98.0%
18  藤田保健衛生大学医学部  105  99  97  98.0%  
19  山形大学医学部  103  94  92  97.9% 
20  岐阜大学医学部  86  83  81  97.6% 
21  名古屋市立大学医学部  79  79  77  97.5% 
22 東京医科大学 116 114 111 97.4%
23  横浜市立大学医学部  77  77  75  97.4%  
24  京都大学医学部  111  110  107  97.3% 
25  三重大学医学部  109  109  106  97.2% 


---公立大学平均の壁--- 計  698  697  677  97.1% 


26  埼玉医科大学  104  104  101  97.1% 
27  東京慈恵会医科大学  101  101  98  97.0% 
28  長崎大学医学部  98  98  95  96.9% 
29  北里大学医学部  104  96  93  96.9% 
30 産業医科大学 95 92 89 96.7%
31  京都府立医科大学  90  90  87  96.7%  
32  千葉大学医学部  102  102  98  96.1% 
33  東北大学医学部  100  100  96  96.0% 
34  鹿児島大学医学部  102  97  93  95.9% 
35 大分大学医学部 95 95 91 95.8%
35 東京女子医科大学 95 95 91 95.8%
37  神戸大学医学部  96  95  91  95.8% 
38  北海道大学医学部  89  89  85  95.5% 
39 鳥取大学医学部 84 84 80 95.2%
40 金沢医科大学 110 104 99 95.2%
41  熊本大学医学部  103  103  98  95.1% 
42  金沢大学医学部  101  101  96  95.0% 
43 新潟大学医学部 100 99 94 94.9%
44 昭和大学医学部 130 118 112 94.9%
 

---国立大学平均の壁--- 計  4164  4123  3909  94.8% 


45  奈良県立医科大学  96  95  90  94.7% 
46  名古屋大学医学部  104  101  95  94.1% 


---全国平均の壁---  7921  7749  7275  93.9% 


47  福井大学医学部  96  96  90  93.8% 
48  弘前大学医学部  111  110  103  93.6% 
49  大阪大学医学部  103  103  96  93.2% 
50  愛知医科大学  108  101  94  93.1% 
51  関西医科大学  98  96  89  92.7% 
52  滋賀医科大学  95  95  88  92.6% 
53  和歌山県立医科大学  80  80  74  92.5% 


---私立大学平均の壁--- 計  3016  2887  2670  92.5% 


54 山口大学医学部 92 92 85 92.4%
55  岡山大学医学部  105  105  97  92.4% 
56  九州大学医学部  90  90  83  92.2% 
56  宮崎大学医学部  90  90  83  92.2% 
58  久留米大学医学部  97  90  83  92.2% 
59 香川大学医学部 88 88 81 92.0%
60  群馬大学医学部  100  100  92  92.0% 
60  徳島大学医学部  100  100  92  92.0%  
62  旭川医科大学  100  98  90  91.8% 
63  聖マリアンナ医科大学  103  98  90  91.8% 
64  岩手医科大学  96  84  77  91.7% 
65  東京大学医学部  107  107  98  91.6% 
66  獨協医科大学  104  104  95  91.3% 
67 東邦大学医学部 91 91 83 91.2%
68 東海大学医学部 109 102 93 91.2%  
69  川崎医科大学  121  97  88  90.7% 
70  日本大学医学部  108  106  96  90.6% 
71  信州大学医学部  96  95  86  90.5% 
72  島根大学医学部  94  94  85  90.4% 
73  愛媛大学医学部  101  99  89  89.9% 
73  高知大学医学部  101  99  89  89.9% 
75  富山大学医学部  92  90  79  87.8% 
76 大阪医科大学 96 95 83 87.4%
77  杏林大学医学部  92  87  76  87.4% 
78  福岡大学医学部  99  99  84  84.8% 
79  近畿大学医学部  107  101  77  76.2% 


 相変わらず公立大学は合格割合がすごいですね。
 697人中677人合格って。

 さて…。


第80位


帝京大学医学部  115  109  74  67.9%
 

 第106回医師国家試験では川崎医大の79.3%に「ウソだろ…」と思い、
 第107回医師国家試験では金沢医大の74.0%に「まさかその下をいくとは…」と思い、
 第108回の今回、帝京大学の67.9%に戦慄が走りました。



 今年の試験は合格者の人数が増えたみたいですね。
 毎年大体90%前後で7600人前後合格するという試験(なので逆に言うと下位1割に入らなきゃ受かる試験)なのですが、今年は7800人程度とったようです。研修医育成予算おりたんですかね。


 今回不合格になったみなさん、残念でした。
 しかし再度1年間、復習に復習を重ねることは、医師として活躍するうえで重要な基礎を養ってくれます。
 医師国家試験の勉強で得た知識は、臨床においても無駄ではありません。
 上にも書きましたが、逆に、1割は必ず落ちる試験なのです。
 特に国試浪人になると、「現役より圧倒的に合格率が落ちる」と言われています。
 無理せず計画だてて、コンスタントにやれば、来年はきっと実りをあげることでしょう。


 合格したみなさん、おめでとうございます。
 小学校受験、中学校受験、高校受験、大学受験、そしてようやく卒業とともに、医師国家試験の合格。
 ようやくスタートラインです。
 さまざまな道があり、選ぶのは各人の自由。
 しかし何れも、自信を持って選んでみてください。
posted by さじ at 23:22| Comment(8) | 大学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月02日

進行性家族性肝内胆汁うっ滞症2型をフェニルブチレートで治療する

小児の遺伝性肝臓病、治療に道 既存の薬剤、有効性確認

 子どもが発症する遺伝性肝臓病の治療に、既存の薬剤が有効であることを臨床研究で確認したと東京大などのチームが13日発表した。これまで肝移植しか治療法がなかった先天性の病気の治療に道を開くと期待される。

 肝臓病は「進行性家族性肝内胆汁うっ滞症2型」で、治療しないと思春期前に肝不全になり死亡する。海外の調査では数万〜数十万人に1人の割合で見つかる希少疾患だという。

 チームが有効性を確認したのは、体内のアンモニアが分解できない病気を治療する薬で、既に使われている。



 フェニルブチレートが効果ありだとのこと。

 もともと、肝細胞毛細胆管側膜に発現するBile Salt Export Pump(BSEP)の遺伝子変異が原因となっている疾患で、フェニルブチレートがBSEPの細胞膜発現量を増加させるようです。

11 :名無しのひみつ:2014/02/25(火) 00:56:16.99
BSEPという胆汁酸を排泄するトランスポーターは健常人はちゃんと
膜に挟まって機能しているんだけど、今回の患者さんはBSEPが
膜に挟まらず仕事もせずにそのへんをふよふよしてるわけ。
で、胆汁が溜まって肝機能が悪化。

この治療法はふよふよしているのをちゃんとした場所に戻してあげること。
しかも、既存薬で大した副作用もなく、安い。

何らかの理由で内在化したトランスポーターを膜に局在化する治療法は
世界初では?
posted by さじ at 09:55| Comment(1) | 小児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

コルチゾールが高くなると、危険を回避する行動が多くなる

金融危機の悪化、トレーダーのストレスに関連も=研究

 ストレスホルモンの1種であるコルチゾールの分泌レベルが継続的に高くなると、リスクを回避する行動が促される可能性があるとの研究結果が、米国科学アカデミー(PNAS)ジャーナルに掲載された。

 同研究では、ロンドンのトレーダーを対象に実施した過去の調査結果と、コルチゾールが行動に及ぼす影響に関する研究室での実験結果を合わせて分析。ストレスによってトレーダーの警戒感が増し、金融市場の状況を悪化させる可能性があることが示唆された。これまでの経済・金融モデルでは主に、トレーダーのリスク志向は市場の動向に影響されないとされているが、この想定を覆す結果が得られた。

「この研究で明らかになったのは、ほとんど認識されていないストレスレベルの変化が、リスクを取る行動に実際に影響を及ぼすということだ」とし、トレーダーだけでなく中銀当局者など金融業界の誰もこのことを理解していないのは恐ろしいと語った。



 これ関連の話は以前から指摘されていましたが、金融の世界ではある程度ためらわずにぶっ込むぐらいのほうが成功するんでしょうねぇ。

 逆に車の運転とかは、安全運転に越したことはないので、良さそう。

 確か唾液か何かからコルチゾールを簡単に測れたような?それで適正見るとか、面白いかもしれない。
posted by さじ at 09:50| Comment(0) | 内分 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人の肺を再生医療で形作ることに成功する。

米研究チームが世界初のヒト肺の作製に成功

 米テキサス大学医学部ガルベストン校の研究チームが、世界初となるヒト肺の作製に成功した。

 UTMBの研究員ジョアン・ニコルズ氏によると、研究チームはまず、外傷により死亡した2人の子どもの肺から始めたという。この子供たちの肺は損傷が大きすぎて移植は無理だったが、健全な組織が多少残っていた。
彼らは2つの肺の1つからほぼすべての組織を取り除き、コラーゲンとエラスチンの足場だけを残した。

 そして、もう1つの肺から細胞を取り出し、それをその足場に付着させた。こうして作製した構造体を大きなチャンバーに入った「粉末フルーツジュースに似た」液体に浸し、細胞はその液体から栄養分を吸収して成長した。そして約4週間後、ついに人工ヒト肺が完成した。

 ニコルズ氏によると、この人工ヒト肺は本物に比べ、ピンク色がやや濃く、柔らかめで、密度が低いが、見た目はそっくりだという。ただ同氏は、これらの肺の移植を試す準備が整うまでにさらに12年を要するとの見方を示した。同研究チームは、この人工ヒト肺をまず豚で試すとしている。



 まだまだ時間はかかりそうですが、いずれは可能なのでしょうね。十数年前から人工気管支などの軟骨再生は可能のようですが、肺胞等となるとなかなか。いろんな分泌物も出してるし、そのあたり難しそうだなぁ。

 しかし人工臓器というと機械のほうが先にできるイメージでしたけれど、肺はどうなんでしょうかね。
posted by さじ at 09:35| Comment(0) | 呼吸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月31日

明日、ママがいないクレーム騒動

いろいろと言われているようですが

正直、児童施設の職員のキャラ設定とかは、批判するのはお門違いだと思う。それは、学校の先生が暴力的とか、医師があくどいとか、政治家が利権重視だとか、そういうキャラクター設定のドラマや小説には、なんのクレームもないでしょう。たぶん、特定の何かを指すわけではないし、総数が多いからだと思うんだけども。

 でも、「ポスト」はまずいよね。だって、ごくごく少数だもの。特定の何かをいじったら、それはいくらお芝居だから、とか、フィクションだ、といっても、通用しない。実際にこうのとりのゆりかごで保護された子供たちだけが対象になってしまうから。

しかも、それに対してフィクションだといっても、それは実際の子供たちにとっては関係ないからね。茶化したいから茶化すんであって、それの延長にいじめがあるわけで。

 例えば「福島で育ったから原発ちゃんってあだながついた子供が主役のドラマ」で、非難がこないわけがないですよね。でも今回の問題は、やっている程度が同じ。ただこうのとりのゆりかごのほうが、より少数というだけでさ。それに気づかないで「構わないだろう」と思う人がいたら、それはその人の程度の問題・成熟度合いの問題なんだと思う。

 更に原発ちゃんよりポストがまずい理由として、そもそもが「こうのとりのゆりかご」という正式名称である点が挙げられる。赤ちゃんポストという偏見に満ちたレッテルを貼ったのは、他ならぬマスコミなのに、なぜそのマスコミが「ポスト」をあだ名として付けた上で、ドラマを擁護できるのだろうか。そこに正当な理由はなく、ただキャッチーだからだろう。見事に話題はかっさらっている。しかしそれでほくそえむドラマ関係者は、フィクションではなく現実に生きている子供らに弁解できるのかね?

 日テレ側の対応に問題があるのは「ドラマを最後まで見てほしい」という態度だろう。ドラマを最後まで見て、たとえポストと名づけられた子供らの活躍・感動を感じたとしよう。で、それが一体現実にいる子供たちにとって何がどうプラスになるというのだろう。親のいない子供たちが、そのドラマを見て勇気づけられるというのだろうか。そもそも「フィクションだから(笑)」という言い逃れをしているのに?ドラマを最後まで見ることとは関係ないんだと思うわ。

 テレビがつまんなくなる、とか言って擁護している芸能人は、ちゃんとここのところを見極めしないといけないよ。テレビ側の人間だから擁護したい気持ちは分かるが、ポストはさすがにあかん、ときっちりやるべきだし、そうでないと子供たちがテレビみれなくなるよ。今回のことを認めてしまうのはさすがにいただけない。
posted by さじ at 00:25| Comment(3) | NEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする