「謎の食中毒」増殖中…短時間で発症・回復、年間100件超
食後短時間で一過性の下痢や嘔吐の症状を呈し、原因物質が特定できない食中毒がここ数年、首都圏や瀬戸内海沿岸、北陸地方などで相次ぎ、地元の保健所が「再発防止策の取りようがない」と対応に苦慮している。
関係自治体は「広範囲で発生している」として全国規模の調査を国に要請。厚生労働省が国立機関に研究分析を依頼し、事例収集を進めている。
厚労省などによると、原因物質が特定できない食中毒には、〈1〉主症状が下痢や嘔吐〈2〉食後、発症まで平均4、5時間程度と短い〈3〉軽症で回復も早い――という共通点がある。保健所などが残飯や吐しゃ物を検査しても原因となる細菌や毒素などが検出されず、原因が特定されていない。食中毒と断定されるには至らなかった有症苦情事案にも同様ケースがあるという。
岡山県の倉敷市保健所が中心となり、昨夏、瀬戸内海沿岸27府県市に、原因不明の食中毒や苦情事案についてアンケートをしたところ、回答した21自治体のうち20自治体が「あり」とした。06年度29件、07年度87件、08年度は夏までで32件。2年半の合計では広島県51件、兵庫県27件などが多かった。
さらに同保健所が今年初め、瀬戸内地区を除いた全国の都道府県や政令市など97自治体に聞いた結果、回答した70自治体のうち54自治体が「あり」とした。集計すると、04年度27件、05年度40件、06年度71件、07年度89件と増え、08年度は112件に。地域別の最近3年間の合計では、東京都52件、千葉県41件、福井県33件などが多かった。
調査を担当する同保健所の吉岡明彦参事は「患者数は1件につき数人から数十人。年間数百人以上になるのでは」と指摘。「既に知られている細菌は体内に入って増殖するまでの時間がもう少し長い。未知の物質が原因の可能性がある」として調査を継続する予定だ。
ここ2年間で約10件の同様事案が発生した石川県なども昨年末に厚労省に原因の特定を要請。今年2月の首都圏の自治体担当者会議でも話題に上ったという。
現在では主要な食中毒の原因物質も、過去にさかのぼると「原因不明」とされた時代がある。昨年の食中毒のうち患者数が最も多いノロウイルスも、遺伝子検査が確立し、国が原因物質に追加したのは1997年のことだった。
厚労省から要請を受け、自治体への助言に取り組む国立医薬品食品衛生研究所の小西良子・衛生微生物部長は「各地の事例が同一現象とはまだ言えない。さらに事例を収集・解析する必要がある」と話す。厚労省は「近年まれにみる発見につながる可能性もあるが、まだ情報不足」とする。
もしかしたら本当に未知の食中毒なのかも。短時間で軽症ということは毒素型の食中毒で軽いやつなんでしょうかね?だとすれば細菌が見つからなくても不思議ではないか。
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2009年07月02日
2009年07月01日
脳内の長期記憶のメカニズムを映像撮影することに成功
◇国際研究チーム、脳内の「記憶」の映像撮影に成功
脳内の「記憶」を映像として撮影することに成功していたことが18日、カナダにあるモントリオール神経学研究所(MontrealNeurological Institute)の発表により明らかとなった。
モントリオール神経学研究所研究を中心とするグループは、脳内の神経シナプスで記憶が形成される際に新しいタンパク質が形成され、それによってシナプス同士の結合が強化され記憶が形成されることに注目。
その上で蛍光タンパク質(fluorescent protein)を使い、神経シナプス内の新しいタンパク質の形成を映像化する試みに着手し、見事に成功した。
研究グループでは、脳内の長期記憶を映像として撮影することができたのは今回の実験が史上初、とした上で、長期記憶の形成過程を映像としてトラッキングしていくことにより、長期記憶が脳内でどのように形成されるか、より詳細に把握することができるようになるだろうと述べている。
形成過程を映像化。記憶を映像化するわけではありませんけれど、これでも十分凄いことです。
どんな人であれ、記憶力は良くなりたいと願っています。しかし人によって記憶の仕方が違うという謎もありますからね。映像記憶、画像記憶などの特殊能力もありますし(羨ましい限りです)
関連
医学処:テトリスをプレイするとPTSDの治療として効果がある。
医学処:脳活動をみるだけで、何を考えているのかを知ることが出来る
医学処:凹んだ顔を凸面の顔として知覚してしまうホロウマスク錯視。
脳内の「記憶」を映像として撮影することに成功していたことが18日、カナダにあるモントリオール神経学研究所(MontrealNeurological Institute)の発表により明らかとなった。
モントリオール神経学研究所研究を中心とするグループは、脳内の神経シナプスで記憶が形成される際に新しいタンパク質が形成され、それによってシナプス同士の結合が強化され記憶が形成されることに注目。
その上で蛍光タンパク質(fluorescent protein)を使い、神経シナプス内の新しいタンパク質の形成を映像化する試みに着手し、見事に成功した。
研究グループでは、脳内の長期記憶を映像として撮影することができたのは今回の実験が史上初、とした上で、長期記憶の形成過程を映像としてトラッキングしていくことにより、長期記憶が脳内でどのように形成されるか、より詳細に把握することができるようになるだろうと述べている。
形成過程を映像化。記憶を映像化するわけではありませんけれど、これでも十分凄いことです。
どんな人であれ、記憶力は良くなりたいと願っています。しかし人によって記憶の仕方が違うという謎もありますからね。映像記憶、画像記憶などの特殊能力もありますし(羨ましい限りです)
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2009年06月30日
脳卒中で手足が麻痺した男性がボトックス療法で歩けるようになる
脳卒中で手足が麻痺した豪男性、ボトックス注射で歩けるように
20年以上前に脳卒中に見舞われ四肢が麻痺し歩けなくなっていたオーストラリア人男性が、しわ取り効果で知られるボトックス注射を受けたところ再び自分の足で歩けるようになった。
この男性はラッセル・マカフィー(Russell McPhee)さん(49)。23年前に脳卒中になった際、2度と退院できないだろうと医師から言われ、車いす生活を強いられていた。
ところがビクトリア州のセントジョン・オブ・ゴッド病院(St. John of God Hospital)の医療チームがボトックスを注射する治療を始めたところ、マカフィーさんは18か月後には杖をつきながら自力で100メートルほど移動できるようになり、自宅の周囲も歩き回れるようになったという。
ボトックスはボツリヌス菌毒素から抽出された成分で、しわ取りなどに効果があるとされ、ハリウッドのセレブリティーたちの間でも人気が高い。ボトックスの注入により筋肉に収縮させる信号を送っている神経伝達物質の放出が止まるため、顔に注射した場合はしわを作るのを防ぐ。
ボトックスは、脳損傷や多発性硬化症、脊髄損傷、脳卒中などで手足が麻痺した患者の治療にも役立つとされている。
同病院の理学療法士、バレンティナ・マリク(Valentina Maric)氏は、マカフィーさんが歩けなかったのは、脳が出す信号によって筋肉が絶えず痙攣していたためだと説明する。ボトックスによりこの痙攣を止めたところ、足の筋肉の収縮が23年ぶりに止まり、歩行に必要なその他の筋肉が強化されたという。
一般的に、ボトックス注射の治療効果が現れるのは発症のすぐ後に処方された場合だが、発症から長年経った人にこれほど高い効果が得られたケースは今回が初めてだという。
マカフィーさんがめざましい回復を遂げたのは、筋肉の強さと強い意思が決めてとなったと、担当医の1人、ネイサン・ジョンズ(Nathan Johns)氏は強調する。通常、筋肉は長い間使わないでいると劣化してしまうが、マカフィーさんは脳卒中で倒れる前、サッカー、クリケット、バスケットボール、テニスなど、あらゆるスポーツを愛するスポーツマンだった。そのため筋肉が衰えておらず、治療を受けると急速に回復したという。
精神的に何度も追い込まれたマカフィーさんを励ましリハビリを受けるよう説得したのは、2年半前に再会した幼なじみの女性、ケリー(Kerry)さんだった。
マカフィーさんは激しい痛みと戦い続け、ようやく歩けるようになったのだと話す。「ボトックス注射を受けて、ベッドで寝ていて、ある朝突然歩けるようになったというわけではありません。懸命に努力しました」。ケリーさんの励ましと病院の医療チームの協力があれば、現在月3回受けているボトックス注射がなくても手足が動くようになる日が訪れると、マカフィーさんは信じている。
現在は病気に冒されなかった筋肉を鍛えていると言う。長年動かない筋肉の働きを補うためだ。「それが今の目標だ」とマカフィーさんは話す。さらにケリーさんとの結婚も計画しているという。
へえー。不思議。脳卒中で上位運動ニューロンが障害されていた状態では痙攣しているために、筋肉にボトックス療法を行って麻痺をとると歩けるようになるのか。
よほどの努力がないとできなそうですね。愛の力か。愛の力は偉大だなぁ。チーム医療に幼馴染の女性を入れた点も大きいかと。
関連
医学処:ボツリヌス毒素を無許可で販売。1億7000万円の売り上げ。
医学処:ボツリヌス療法の副作用の「誤嚥」に注意
医学処:無免許韓国人が出張整形と称しボトックス療法を行う
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この男性はラッセル・マカフィー(Russell McPhee)さん(49)。23年前に脳卒中になった際、2度と退院できないだろうと医師から言われ、車いす生活を強いられていた。
ところがビクトリア州のセントジョン・オブ・ゴッド病院(St. John of God Hospital)の医療チームがボトックスを注射する治療を始めたところ、マカフィーさんは18か月後には杖をつきながら自力で100メートルほど移動できるようになり、自宅の周囲も歩き回れるようになったという。
ボトックスはボツリヌス菌毒素から抽出された成分で、しわ取りなどに効果があるとされ、ハリウッドのセレブリティーたちの間でも人気が高い。ボトックスの注入により筋肉に収縮させる信号を送っている神経伝達物質の放出が止まるため、顔に注射した場合はしわを作るのを防ぐ。
ボトックスは、脳損傷や多発性硬化症、脊髄損傷、脳卒中などで手足が麻痺した患者の治療にも役立つとされている。
同病院の理学療法士、バレンティナ・マリク(Valentina Maric)氏は、マカフィーさんが歩けなかったのは、脳が出す信号によって筋肉が絶えず痙攣していたためだと説明する。ボトックスによりこの痙攣を止めたところ、足の筋肉の収縮が23年ぶりに止まり、歩行に必要なその他の筋肉が強化されたという。
一般的に、ボトックス注射の治療効果が現れるのは発症のすぐ後に処方された場合だが、発症から長年経った人にこれほど高い効果が得られたケースは今回が初めてだという。
マカフィーさんがめざましい回復を遂げたのは、筋肉の強さと強い意思が決めてとなったと、担当医の1人、ネイサン・ジョンズ(Nathan Johns)氏は強調する。通常、筋肉は長い間使わないでいると劣化してしまうが、マカフィーさんは脳卒中で倒れる前、サッカー、クリケット、バスケットボール、テニスなど、あらゆるスポーツを愛するスポーツマンだった。そのため筋肉が衰えておらず、治療を受けると急速に回復したという。
精神的に何度も追い込まれたマカフィーさんを励ましリハビリを受けるよう説得したのは、2年半前に再会した幼なじみの女性、ケリー(Kerry)さんだった。
マカフィーさんは激しい痛みと戦い続け、ようやく歩けるようになったのだと話す。「ボトックス注射を受けて、ベッドで寝ていて、ある朝突然歩けるようになったというわけではありません。懸命に努力しました」。ケリーさんの励ましと病院の医療チームの協力があれば、現在月3回受けているボトックス注射がなくても手足が動くようになる日が訪れると、マカフィーさんは信じている。
現在は病気に冒されなかった筋肉を鍛えていると言う。長年動かない筋肉の働きを補うためだ。「それが今の目標だ」とマカフィーさんは話す。さらにケリーさんとの結婚も計画しているという。
へえー。不思議。脳卒中で上位運動ニューロンが障害されていた状態では痙攣しているために、筋肉にボトックス療法を行って麻痺をとると歩けるようになるのか。
よほどの努力がないとできなそうですね。愛の力か。愛の力は偉大だなぁ。チーム医療に幼馴染の女性を入れた点も大きいかと。
関連
医学処:ボツリヌス毒素を無許可で販売。1億7000万円の売り上げ。
医学処:ボツリヌス療法の副作用の「誤嚥」に注意
医学処:無免許韓国人が出張整形と称しボトックス療法を行う
アンダーヘアーをケアしている女性
「アンダーヘアのケアしてる女性と寝たい」が5割超
ドイツの消費者研究協会がこんな調査を行ったところ、約半数の女性がケアをしていることが明らかになった。この割合は過去に比べて飛躍的に伸びているそうだ。
背景にはフィットネスブームが広がっていることなどが考えられるとのことだが、医学的見地からみてもケアすることは良いことらしい。「アンダーヘアは少なければ少ないほど、衛生的である」ある皮膚科医は語る。
男性陣はこの傾向をどう見ているのか? 同調査では、7割以上が「アンダーヘアのケアをしている女性が望ましい」、20代の男性の半数以上が「ケアをしている女性と寝たい」との結果が出ており、ドイツでモテ女になるためにはもはやケアは不可欠といえそうだ。
となると、気になるのはヘアスタイルだ。ドイツの大衆紙によると、永久脱毛のハリウッドスタイル、細長いライン状にカットしたブラジリアンカット、ビキニを着たときにはみでない程度にするビキニカット、個人の好みに応じて好きな形にするフリースタイルの4つのスタイルがあるとのこと。
ブラジリアンカットって言うんだ…。
でも常に剃った状態にしないと変ですし、ちくちくしそうですし、面倒ですよね。
手術前に剃毛するのは感染症予防ですが、剃る際にかみそりを使うと傷が出来て逆によろしくない、とのことで、最近ではクリームによる脱毛が主流だとか。
ドイツの消費者研究協会がこんな調査を行ったところ、約半数の女性がケアをしていることが明らかになった。この割合は過去に比べて飛躍的に伸びているそうだ。
背景にはフィットネスブームが広がっていることなどが考えられるとのことだが、医学的見地からみてもケアすることは良いことらしい。「アンダーヘアは少なければ少ないほど、衛生的である」ある皮膚科医は語る。
男性陣はこの傾向をどう見ているのか? 同調査では、7割以上が「アンダーヘアのケアをしている女性が望ましい」、20代の男性の半数以上が「ケアをしている女性と寝たい」との結果が出ており、ドイツでモテ女になるためにはもはやケアは不可欠といえそうだ。
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ブラジリアンカットって言うんだ…。
でも常に剃った状態にしないと変ですし、ちくちくしそうですし、面倒ですよね。
手術前に剃毛するのは感染症予防ですが、剃る際にかみそりを使うと傷が出来て逆によろしくない、とのことで、最近ではクリームによる脱毛が主流だとか。
2009年06月29日
マルチビタミンを摂取している女性は寿命が延びるかも
マルチビタミンで寿命が延びる可能性
マルチビタミンは、染色体の末端部分であるテロメアの短縮予防に有用であり、結果として女性の寿命が延びる可能性があることが、新しい研究によって明らかにされた。
テロメアは染色体を損傷から保護している。細胞が分裂するとテロメアがわずかに短縮することから、米国立環境衛生科学研究所(NIEHS)のHonglei Chen博士らは、この短縮を予防すれば、新しい細胞を保護することができ、加齢の影響が低減する可能性があると推測した。
米国立衛生研究所(NIH)の資金援助を受けて実施した今回の研究で、同氏らは、乳癌患者で姉妹には癌が認められない女性を対象とした姉妹研究の被験者586人のデータを分析。研究の一部として、被験者に12年間のビタミンサプリメントの使用状況を尋ねた。また、血液検体を採取し、 DNA検査も実施した。
研究の結果、マルチビタミンを1日1回摂取していた女性は摂取していない女性に比べて、白血球テロメア長が平均 5.1%長かった。これは、約9.8年の加齢によるテロメア長短縮に相当するという。Chen氏は「食事によるビタミンCやEの摂取も、より長いテロメア長と関連していた」としている。
同氏は「マルチビタミンを摂取する女性のほうが、白血球テロメアが長いという疫学的エビデンス(根拠)が 示されたのは今回が初めて。ただし、ビタミンがテロメア長を維持し、実際に寿命を延ばすかどうかは不明である。健康なライフスタイルによる可能性も排除できない。マルチビタミンの使用が加齢の過程を遅らせると結論づけるのは時期尚早である」としている。
米エール大学医学部予防研究センター所長のDavid Katz博士は「ビタミン摂取の価値については様々な意見があり、確固たるエビデンスが得られるまで、摂取するかどうかは個人の選択である」としている。 同氏はまた、今回の研究はビタミンの使用を割り付けて行ったものではなく、観察的なものである点も指摘している。
取らんよりは取ったほうがいいということですかね。取れば取るほど劇的に効果があるというわけではないでしょうけれど。
水溶性ビタミンなら過剰症は考えにくいので、まぁサプリで取っても構わんとは思います。ビタミンD,Aなどは脂溶性なので気をつけてくださいね。
◆ビタミンA過剰症◆
食欲不振,皮膚落屑,脱毛,皮膚乾燥,骨・関節痛,肝脾腫,皮膚色素沈着,胎児奇形,脳圧亢進. 急性中毒:仮性脳腫瘍:髄液圧の異常をきたし、嘔気,嘔吐,頭痛,泉門開大等慢性中毒:易刺激性,骨痛,手掌・踵の落屑等
◆ビタミンD過剰症・ビタミンD中毒◆
ほとんどが医原性、高カルシウム血症と類似の症状。 筋緊張低下,嘔気,食欲不振,易刺激性,腹痛,脱水,便秘,下痢,多飲 ・多尿等。かゆみ,腎石灰化症,異所性石灰化,腎不全,尿路結石.高血圧症の悪化
参考:J-medical
関連
医学処:老化防止クリームに含まれる抗酸化物質には効果が無い。
医学処:ビタミンB3が特定酵素に結合することを妨げれば老化防止に繋がる
医学処:ビタミンA,Eなどの抗酸化サプリメントは死亡率を高める可能性もある
マルチビタミンは、染色体の末端部分であるテロメアの短縮予防に有用であり、結果として女性の寿命が延びる可能性があることが、新しい研究によって明らかにされた。
テロメアは染色体を損傷から保護している。細胞が分裂するとテロメアがわずかに短縮することから、米国立環境衛生科学研究所(NIEHS)のHonglei Chen博士らは、この短縮を予防すれば、新しい細胞を保護することができ、加齢の影響が低減する可能性があると推測した。
米国立衛生研究所(NIH)の資金援助を受けて実施した今回の研究で、同氏らは、乳癌患者で姉妹には癌が認められない女性を対象とした姉妹研究の被験者586人のデータを分析。研究の一部として、被験者に12年間のビタミンサプリメントの使用状況を尋ねた。また、血液検体を採取し、 DNA検査も実施した。
研究の結果、マルチビタミンを1日1回摂取していた女性は摂取していない女性に比べて、白血球テロメア長が平均 5.1%長かった。これは、約9.8年の加齢によるテロメア長短縮に相当するという。Chen氏は「食事によるビタミンCやEの摂取も、より長いテロメア長と関連していた」としている。
同氏は「マルチビタミンを摂取する女性のほうが、白血球テロメアが長いという疫学的エビデンス(根拠)が 示されたのは今回が初めて。ただし、ビタミンがテロメア長を維持し、実際に寿命を延ばすかどうかは不明である。健康なライフスタイルによる可能性も排除できない。マルチビタミンの使用が加齢の過程を遅らせると結論づけるのは時期尚早である」としている。
米エール大学医学部予防研究センター所長のDavid Katz博士は「ビタミン摂取の価値については様々な意見があり、確固たるエビデンスが得られるまで、摂取するかどうかは個人の選択である」としている。 同氏はまた、今回の研究はビタミンの使用を割り付けて行ったものではなく、観察的なものである点も指摘している。
取らんよりは取ったほうがいいということですかね。取れば取るほど劇的に効果があるというわけではないでしょうけれど。
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